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地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

暗がりの中のオアシス・・・。

2011-09-10 | この「地区」のこと
マイカーなくして生活できない地方の暮らし・・・。
が、
誰しも心配するのは運転できなくなった以降のこと。
「一人住まい高齢者」や「高齢者夫婦」の世帯が増えていくことは明らかで、
通院や、
買い物をどうするかは深刻な課題です。

公共交通機関と同様、
近くの商店やスーパーもどんどん消えている 

ここをどうするか?
政治も、
経済も試行錯誤の過程にあります。

《過疎の町がコンビニ経営 買い物難民対策に宅配も 広島》    (8月12日asahi.com)
「コンビニエンスストア大手のローソンが12日、過疎に悩む広島県神石(じんせき)高原町にオープンする。「買い物難民」対策として町などが出資する第三セクターが経営する初の試みで、ローソン側も過疎地展開のモデルにしたいと応じた。町はローソンを拠点に商工会や地域と連携し、注文を受けて弁当や総菜などを宅配するサービスも計画している」


宅配はすでに広くおこなわれている方法ですが、
そこにコンビニが乗りだし、
しかも三セク。
先駆的な試みだと思います。

この「地区」でも、商店は遠からず“絶滅”する恐れがあります。
それとは逆に、域内には幹線沿いに4つのコンビニ。
コンビニというと若者・・・というイメージですが、ほとんどの日用品は品揃えされていますし、商品管理された弁当や総菜も豊富。
しかも「一人向け少量」が用意されているのは高齢者向きでもありますから、多少価格は高くても一人住まいの義父は、もっぱらコンビニ利用です。

コンビニ・・・。
24時間営業で、振込や商品・チケットの受け取りもできますから、役所や銀行などの機能まであわせ持つ総合機関。
いつでもそこに人がいて対応してもらえるというのは、安心・安全面でも貢献です。
地方では 暗がりの中のオアシス ですね。

       

「・・・ オープンするのは「ローソン神石高原町店」(約160平方メートル)。同町坂瀬川の道の駅「さんわ182ステーション」内にできる。町が57%出資する第三セクターが経営し、売り上げはローソンと分ける」

道の駅やコンビニを核としたまちづくりは、地方のモデルプランだと思います。
縮小する地方では、
住民の暮らしをサポートする意味で、
行政も関わってある程度のエリア毎に暗がりの中のオアシスを作るのはまさに福祉政策。

「・・・町内では以前、他のコンビニに出店を断られたといい、町は今回ローソンに打診。ローソン側には、通常は採算がとれにくい過疎地でも町が関わるなら出店しやすいとの事情のほか、高齢の客層を開拓したい意図もあるという。広報担当者は「買い物難民の増加は今後全国的な問題になる。神石高原町への出店でノウハウを蓄積したい」と話している」

コンビニとタクシーの活用  こそ、
これからの地方に欠かせない要素だと思うこの頃です。 
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