8月31日(金) 週末は、曇り空が続くようです。
「考え方」や「思い」を、YESかNOか?白か黒か?の二者択一ではなく、数値化する、レベルを数字で表す ・・・。
もっと、多用すべき手法かもしれません。
『私』という人間はonry oneではありますが、
「国民・県民・市民・区民」
「納税者」
「兼業農家」
「団塊世代」
「男」
「50代」
「日本人」
「父親」
「運転者」
「後援会員」
etsと、いろいろな“切り口”をもっているわけですね。
それぞれに立場や「顔」があって、巧みに使い分けてる・・・。
「運転者」としては、高速道の整備はもっと進めてほしいし、バイパスも作ってほしい。
だけど、「納税者」としては ”無駄な公共事業はやめろ!” に拍手してしまう・・・。
そこには矛盾もあり、ベクトルの違う ”いくつかの要素の絡みあい” もあるわけですが、現実には、「賛成か」「反対か」の二者択一を迫られます。
面白かったのは、田中康夫さんの長野県知事時代です。
あの頃“流行”した言葉は「是々非々」
ご存知のとおり、「良いことは良い、悪いことは悪いと、事に応じて判断する」という意味です。
出直し知事選で田中さんが圧勝した後の、県議選。
立候補者の多くは、田中知事に「是々非々」のスタンス・・・。
これを、 ゼーゼー、ヒーヒー、マントヒヒ なんて揶揄した人もいました。
(品性を疑う話です )
(マントヒヒ)
やがて、「是々非々」は「是非非非」となり、「非非非非」となる県議。
片や、→「是是是非」→「是是是是」となる県議・・・。
次第に二極化されましたね。
「是々非々」のスタンスを貫くのも難しいわけです。
が、ファジーなものを表現する言葉として「是々非々」は “あり” ですね。
二者択一では表しきれないものを数値化する、レベルを数字で表す
もっと、多用されてもいいような気がします。
例えば、
「テロ対策特措法」の延長 「非非非非」・賛成率 0% ⇒周辺アジア諸国の反応は気がかりですが、ここは決断!
「穴あきダム」浅川ダム建設 「是是非非」・賛成率50% ⇒内水氾濫に効果はあるの?
朝青龍モンゴル帰国 「是是是是」・支持率100% ⇒それが一番!
安倍改造内閣評価 「是非非非」・支持率25% ⇒替わるものがみえない中では、ちょっとお手並み拝見。
みたいなものです。
その点、アンケートはよくできています・・・。
「評価する」が「是是是是」 で、
「どちらかといえば評価する」が「是是是非」 で、
「どちらかといえば評価しない」が「是非非非」 で、
「評価しない」が「非非非非」 。
「分からない」のが「是是非非」 でしょうか?
当選したら “全てを委任された” ?
いやいや
世情や個別の課題について 「感度のよいアンテナ」 を張っていないと、政治は民意を誤ることになりますよ!