地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

先人が教える、「川のそばや崖の下」・・・。

2007-03-27 | Weblog
能登の日曜日は、「どこでも」「いつでも」地震は起こりうることを教えています。
M6.9の震度6強。
被災された方、今も余震にさらされている皆さんには心よりお見舞申し上げます。

先の見えない地震の怖さは、体験した者にはよく分かります。

もう40年以上も前になりましたが、松代町(現在は長野市)を中心に、北信濃を震撼させたのが「松代群発地震」です。
1年半もの長きにわたって、有感地震(震度5と4だけでも62回)が昼夜分かたず続きました。
ゴーッという地鳴り音が、今でも私の記憶に残っています。

当時の中村兼治郎町長は、「学問が欲しい!」とマスコミに訴えました。
地震予知の貧弱さを嘆いたもので、まさに名言。
あれから大きく進んだ地震予知ですが、短くて何百年という地球年齢での「くしゃみ」を、事前に言い当てることは永遠のテーマかもしれません・・・・。

松代町に近い我が家も激動しました。

夜は、老朽母屋を避けて鉄骨の狭い倉庫で寝りました。
軟弱な地盤ゆえか床下には地割れ(小さな断層)が走り、裏山からは落石の危険がありました。
毎日が恐怖でそれもエンドレス・・・。

地震が終息した後、父は一念発起。
「百年の計」で新たな土地に家を造りました。

自然災害に絶対という対策はあり得ませんが、「より安全」を求めることはできます。
より安全を図ることは、政治であり、行政の役割です。
しかし、そこにも限界があります。
昔から言われるのは「川のそばや崖の下・・・」。

「人口の縮小」→「中山間地の過疎の進行」→「インフラ維持の困難」を考えた時、自らリスクを軽減する努力(判断)もまた必要だと思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

交番は、もっともっとギンギラギン・・・・。

2007-03-24 | Weblog
土曜日の3月24日。

近くにある保育園では卒園式です。
お父さん、お母さんと一緒に向かう「成長した」園児が、誇らしげに見えます。
朝の内は顔を出していた太陽が段々雲に隠れ、夕方にはついに小雨になりました。
北信濃の明日は雨でしょうか・・・。

同僚の見舞などで、一日車を走らせました。

ところで、何時も気になっているのが交番です。
途中2つの交番の前を通りましたが、注意していないと見逃しますね・・・。
一般の民家と変わらない外観。
玄関の赤色灯も、昼間のせいか消灯したままです。

実は、ここが気になっています・・・。

一目で交番と分かる「ギンギラギン」さが必要です。
常日頃交番の存在をアピールする(脳裏に焼き付ける)、
イザという時は駆け込める、
それが重要だと思っているからです。

セブンイレブンやローソンのように全国何処に行っても直ぐ分かる、そんな交番(警察施設)であるべきだと思います。

日常に溶け込む「市民」警察の理念も結構。
人手不足で、何時も警察官が対応できるかどうか保障できないのも現実です。
110で、短時間にパトカーが駆けつけてくれるのも、ありがたい日本のシステムだと感謝しています。

がやはり、(交番に限らず)警察施設は一目瞭然、誰にも分かるようにするべきです。
抑止効果も期待できるでしょう。

あまりに日常に溶け込んで、目立たない交番に疑問を抱いています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

荒砥(あらと)城、一度はお勧めします。

2007-03-21 | Weblog
後輩のY君から、
「先日、荒砥城に行ってきました・・・」と報告がありました。
私が職場だよりの中で、荒砥城を紹介していたからです。

ドライブを兼ねた、ミニ旅が楽しみになりました。
で、訪れた地で必ずチェックするのは「山城」「歴史(民俗)博物館」そして夜の「居酒屋」です・・・。

山城に興味を持つようになったきっかけは、千曲市は旧上山田町にある荒砥城(戦国期、地方豪族の山田氏が築いたもの)でした。
  http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/Shiro/TokaiKoshin/Nagano/Arato/



竹下内閣の「ふるさと創生事業」の一環とも聞いていますが、
曲輪や柵や兵舎などが復元されていて、
視覚的にも感覚的にも当時をイメージさせてくれます。
NHK大河ドラマ『風林火山』のロケにも使われました。

全国には沢山の山城がありますが、いずれも「かなりの山頂にある」「訪れる人は限られる」「観光効果に薄い」などから整備はままなりません。
費用対投資効果・・・。
これには勝てないですね。

が、地域のアイデンティティーにも繋がる大切な歴史資産・・・。
案内板や登坂道など、地域の協力も得た中での(ある程度の)行政投資が必要だと思います。

近くの山頂には北に井上城、南に春山城があります。
「限られる訪問者」ではありますが、整備しないと登城はチョッときついですね・・・。

ちなみに、私の好きな山城は
①小谷城(浅井長政とお市)
②備中松山城(山頂の見事な石垣と天守)です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情報公開度でも、1位と2位ですね。

2007-03-18 | Weblog
続きの話になります。

『全国情報公開度ランキング』では、今回、長野県が第一位。

田中知事あってこそか、県議会の英断あってこそかは「鶏が先か卵が先か」みたいなものですが、相乗作用があったことは否定すべくもなく、いずれにしても一県民としては大いに評価したいところです。

第二位は宮城県。
となると、前県知事は田中康夫さんと浅野史郎さんとなり、何かと気になる組み合わせができてきます。

首都攻防東京都知事選。

もし、現職の石原慎太郎さんが敗れるとすれば、その分かれ目は「五輪招致」か「情報公開度」ではないかと思っています。
五輪招致反対+公開度の1位と2位。
ここでも「田中」「浅野」の共通項が見えてきます。

まさに薩長連合ですね。
その成否が首都の明日を決めるかもしれません・・・。
(坂本龍馬役は誰でしょう?)

財政不如意な地方から見れば、世界の東京が輝くのは大いに結構ですが、豪華な海外視察や接待は富を一極掌中しているがゆえの傲慢、放漫と写ります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜の都を制するのは 「宮城・長野連合軍」でしょうか?

2007-03-17 | Weblog
桜のつぼみの膨らみにあわせて、統一地方選が近づいています。

長野県議選も、東京都知事選も4月8日が投票日・・・。
何の繋がりもないようですが、私には前長野県知事「田中康夫」さんという共通項が見えてきます。

都知事選は、石原さんと浅野さんの事実上の一騎打ち。
果たして「宮城の使い古し」を、プライド高い都民が受け入れるでしょうか?
朝日の世論調査では、支持政党なし派でも石原有利・・・。
攻撃しては返り血を浴びて跳ね返されている小沢民主党にも、かつての勢いがありません。

唯一の秘策は「田中康夫」さんです。

本当は先陣を駆けたかった?田中さんが、大道に立って浅野さんを支援する。
薩長ならぬ宮城・長野連合の樹立です。
”地方から都に攻め上る”構図も悪くはありません。
第一、長野五輪の「ネガティブオルガナイザー」には、東京五輪を打ち砕くパワーがあります。

黒川さんのパフォーマンスにも吹き飛ばされず、強力な石原軍団に勝利するためにはこれしかないと思うのですが、いかがでしょうか小沢さん?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

侮れないぞ、ごみ処理負担金。

2007-03-13 | Weblog
早、3月も中旬。
真近に迫った花の季節が感じられる、今日この頃です。

そして、学生やサラリーマンの大移動が始まります。
経験上、引越しで大変なことの一つに、不要になったごみの処理があります。
できるだけ持ち帰ることが原則でしょうが、嵩張る粗大系などは当該地の清掃センターにお願いしたいところです。(土日ともなれば、受け入れてくれるところは少ない・・・)

ところで、このごみの処理。

3月10日の週間ダイヤモンドには『全国市町村倒産危険度ランキング』が特集されていましたが、町村クラスでは、ごみ処理負担が大きく圧し掛かっているようです。
ダイオキシン規制や周辺住民への配慮などで、ごみ処理施設はイニシャル、ランニングともコストは膨らむばかり・・・。
一部事務方式や広域処理で効率的に、あるいは集約化によりごみ発電も進めたいところでしょうが、「他所のごみはダメ!」というケースが多く、現実はソロバン勘定だけでは通用しない難しさがあるようです。

周辺配慮も必要不可欠ですが、財政からの切り込みも入れないと「致命的なハコモノ」になる恐れもあるのですね。

貴方のところはどうでしょう?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅川ループ橋を通りました・・・。

2007-03-08 | Weblog
先日、長野市の浅川ループ橋を通って飯綱方面に行く機会がありました。

暖冬の今年は、雪もなく快適な走行でした。
昔の曲がりくねった細い道路と比べると、随分と便利になったものです。
で、浅川ダムはどの辺に建設されるのかな?と注目しましたが、案外、細く小さな川筋でした。

あの時・・・。
田中前長野県知事の「脱ダム宣言」には、爽快さを感じました。
確かに、奥山に踏み込めば土砂の堆積で何の役にもたたなくなってしまった砂防ダムは、幾らでも見られます。

しかし、現実問題とを秤にかければ理念は理念。
必要な、効果的なところではダムを造ればいいのであって、個別の判断として浅川はどうなのかが争点でした。

結果、村井現知事は「穴あきダム」を選択しました。
どこか、足して二で割ったような名裁定?!

実のところ賛否両論ともよく分からず、自分なりの結論も出せないというのが、流域でないところに住む一県民としての私です。

もっと正確に言えば、関心が薄いのです。

「県民参加で」「県民の声を聞く」ことは今や否定し難い施策の決定プロセスですが、利害や判断が全体と当該する一部とでは大きく異なる場合、「県民の声」とは何か?難しいところです・・・。

同じような課題に、ごみ処理施設などがあります。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅梅が咲いています。

2007-03-06 | Weblog
我が家の庭にある、年季物の紅梅が咲いています。
春夏秋冬。
季節の変化が、より強く感じられる北信濃・・・。
そこに住んでいることの幸せを感じています。

鹿児島は志布志市の選挙違反「捏造事件」。
検察の控訴断念ともなれば、捏造が確定します。
依然として買収が日本の何処かにはありえる?としても、小集落の、僅かな「票」の買収に190万円余ーは、常識の範囲を超えていませんか?

で、この事件は無罪をもって終わりではなく、マスコミは警察権力の負の部分(処分を含め)や、買収風土の現実などに鋭く切り込んでほしいものです。

さて、今年は参議院選挙もありますが、地方選挙のラッシュ。
私の周りでも春の県議選と、秋の市議選があります。

地方議会では何処でも議席数が減り(地域代表が崩壊)、歳費が縮減される(生活が大変)流れがあり、このままでは政治を志す人が限られ、強固な組織政党や宗教政党がますます有利になっていくと危惧しています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は、福寿草を植えました。

2007-03-04 | Weblog

昨日、ご近所の庭で福寿草を見つけました
春を感じさせてくれます・・・
 
そんな話をしたら、義兄がさっそく何株か届けに
これから毎年

わが家の庭でも可憐な黄色い花を見ることができると思うとうれしくなります

もう3月4日 

長野の県議選は投票日が4月8日ですから、あと1ヶ月余り
構図は村井知事の下で様変わりしているようです

1、2人区が多い選挙区では保守が有利で
自民党が前面に出て会派が統合され
安定与党が村井県政を支えることになるのでしょうが

田中政治” に鍛えられた長野県の有権者が、それをどう評価するでしょうか?

むしろ、その先に関心が移ります

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする