地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

青雲の志

2010-08-31 | Weblog
平城遷都1300年祭 の奈良へ、いつものようにいきなりのドライブ・・・。
平城宮跡へはこれで4度目になりますが、1300年祭が始まってからは初めて。
復元なった大極殿へも入ってみました。



で、
《将来の発掘のために保存されてきた広大なエリア》
にあらためて驚嘆。



・・・これをもたらした先人の賢察と熱意に敬意です。
(明治39年「平城宮祉保存会」。大正11年に47㌶の広大な土地が「史跡名勝天然記念物保護法」によって史跡に指定)

次は、平城京歴史館では復元された遣唐使船・・・。




↑ この小さな船に《青雲の志》を秘めて大陸を目指したのですね。
八木荘司さんの歴史小説『青雲の大和』を思い浮かべました。
新しい国家をつくるために、隋や唐に渡った青年たち。
それこそ命がけ!

それにつけても民主党の代表選出劇。
発せられる
「命がけで・・・」
の、
言葉の何とも空疎なこと 



(ところで、論争を巻き起こした彼 ↓ 。やっぱり・・・です)

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そのエネルギーを誘発させる過程・・・。

2010-08-27 | この「国」のこと


菅・小沢が激突!!

《「菅VS小沢」多数派工作が激化=グループ会合相次ぐ―民主代表選》   (8月27日asahi.com)
「民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)は26日、小沢一郎前幹事長の出馬表明で、菅直人首相と小沢氏による一騎打ちの構図が事実上決まった。これを受け、菅、小沢両陣営の多数派工作が激化。首相と小沢氏もそれぞれ、若手議員らと接触するなど支持獲得に動いた。首相と小沢氏は30日にも、記者会見して正式に出馬を表明、基本政策を発表する考えだ」


小沢一郎さんの出馬は意外でした。
“強いリーダーシップ“に期待が集まって組閣したとしても、「政治と金」で十字砲火を浴びて一層の混迷に陥るのは必至・・・。

が、
政局のすべての根源は「ネジレ国会」。
仮に、
挙党一致でスムーズに民主党代表を選出したところで、
その先の展開が見えてこない 
衆議院で、三分の二を確保できるパートナーは出てきそうもありません。

「ネジレ」を解消する連立組み直しや、政界再編。
それを融合させるには膨大なエネルギーが必要で、
「菅・小沢戦争」は そのエネルギーを誘発させる過程・・・ と思えば、
納得できます。
菅さんが勝っても、
小沢さんが勝っても、
民主党のウエイトは弱まり ガラガラポンに行き着く のでしょう。

まあ、
「ネジレ」がある限り、
日本の政局は安定しない。
かといって、
「大連立」で以前の一党長期政権に戻るのも問題ですし・・・。
試行錯誤ですね。
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「市民の声を聞く場を設けるが、最終的に原案を変えない」

2010-08-25 | Weblog
29日告示の飯山市長選に立候補予定の2人のインタビュー記事が今朝の地元紙、信濃毎日新聞に掲載されましたが、その中に「やっぱり~」と共鳴したところがありました。
中央官僚出身ですがEさんの、
「・・・市は市民の声を聞く場を設けるが、最終的に原案を変えないという指摘が複数あった。現在の市政や市役所は、住民と一緒に何かをつくり上げることが不得手な印象」
というくだりです。

情報公開と住民参加が謳われ対話集会や検討会、審議会は数多く設けられますが、果たして「万機」は主人公の「公論」で決しているのか?
ともすればセレモニーや“ガス抜き”と化していないだろうか、という疑問があります。



一つの例として、この「まち」の 市民会館建設問題 。
 先の市長選挙の結果から判断すれば、
必要性そのものに否定的、懐疑的な声が多かったわけですが、
中心市街地の活性化や合併特例債の活用が絡んで再開発方式による建設に舵取りされ、
肝心の核店舗・イトーヨーカドーの移転が難しくなると、
立地条件がさらに悪くなっても隣接地にプランが変更される 
そんな流れに異議が出るのは、検討委員会としては当然かもしれません。

《長野市民会館建設地に否定的な意見》    (8月25日信毎web)
「長野市民会館の建て替え候補地を、権堂地区内のイトーヨーカドー長野店敷地から長野大通り東側(東街区)に変更した同市の方針案について、建て替え計画を話し合ってきた市の建設検討委員会からも厳しい意見が相次いでいる。24日の会合でも「基本構想に盛った理念が実現できない」などと否定的な意見が大勢を占めた。9月16日の次回会合で、委員会としての意見をまとめることを決めた」



まったく同じ問題でありながら、手法が異なるのが東信は佐久市の例。
市長選の公約に基づき、議会の反対はありながらも市長の舵取りは住民投票で賛否を問う方向で進んでいます。

《文化会館建設で住民投票条例案提出へ》   (8月25日信毎web)
「佐久市の柳田清二市長は24日、市役所で記者会見し、市総合文化会館建設への賛否を問う住民投票条例案を31日招集する市議会臨時会に提出すると発表した。11月実施を目指す。市によると、条例案が成立すれば、市町村合併以外の政策を問う県内初の住民投票となる見通しだ。柳田市長は「行政が多額の費用を投入し、将来も負担が見込まれる。市民の意見が二分されており、(直接)意見を求めたい」と述べた」


中央から地方への分権、さらに地域への分権。
で、
最も肝心なのはその地方や地域で住民の声が より 反映されるシステムや実態がともなっているか、どうか?
セレモニーや“ガス抜き”がまかり通っていないか?!

「住民の声」は千差万別で捉えどころが難しいことは確かですし、都市規模が大きくなればなるほど一つの声に収斂されにくくなるわけですが、「市は市民の声を聞く場を設けるが、最終的に原案を変えない」という指摘には、行政にあたる者は謙虚に耳を傾ける必要があるはずです。
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男性の生涯未婚率が全国平均で15%を超えている・・・。

2010-08-24 | Weblog
Honkawa Data Tribune 《社会実情データー図録》 。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/index.html

制作者はそのプロフィールによるとアルファ社会科学(株)主席研究員や立教大学兼任講師などを務める本川裕さん。
「図録そのものを営利利用する場合以外は、転載・リンクはフリーとしております」
とされていますので、最近気になる未婚率のデーター(2005年/2010年6月24日収録)を参照させていただきます。

年齢別にみた未婚率です。
全国平均では
●男性→31歳が50.1%でそれ以降は下落
●女性→28歳が52.3%でそれ以降は下落
つまり、
男性は31歳が女性は28歳が「潮時」ということでしょうか。



長野県の場合は男性31歳の未婚率が48.4%(全国平均50.1%)。
女性28歳の未婚率が48.9%(全国平均52.3%)。
一方、
「生涯未婚率」とされる50歳の未婚率では、
長野県の男性は全国平均15.4%のところ15.1%、
女性は全国平均6.8%のところ5.8%となっています。
いずれも全国平均より低い(結婚している割合が多い)からと喜んでいられる状況ではありません。

女性についてみれば、若年の未婚率も生涯未婚率も東京都は他の道府県を圧倒していて、制作者の本川さんの見解によれば東京は女性にとって、
「結婚しなくても不都合のない自由な土地だともいえるし」
「東京で暮らしているといつの間にか婚期を逃す非人間的都市(東京砂漠)であるともいえる」。

で、
最も問題なのは結婚したくとも相手に恵まれない、
出会いの場所もない・・・というケース。
見合い話を持ち込んでくれる親戚のおばさんも、お世話好きな近所のおばさんもいませんし、地域で若者たちが集う場は地方でもなくなりました。
少子高齢化の中で、男性の生涯未婚率が全国平均で15%を超えているのは深刻です。

婚活といっても敷居が高い 
気恥ずかしくて、集まりにくい!
同じ地域に住む(出身の)未婚男女のキッカケづくりとして、同級会を活用するのは一法だと思っています。
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ぐるっと飯山・・・。

2010-08-23 | Weblog
・・・というわけで、昨日の日曜日は上信越道・飯山豊田ICから飯山辺りをフラフラ。
「高橋まゆみ人形館」(飯山市飯山2941-1)はぜひ観たいと思っていますが、
ここは次の機会に83歳の義父も誘いたいところ。
写真はパンフからですが、それぞれの表情、しぐさ、服装・・・。
まるで昭和にタイムスリップしたようです。



まずは市街を抜けて戸狩方面へ。
戸狩スキー場から、眼下を流れる千曲川を一望・・・。
武田信玄の侵攻を防ぎ止めた、上杉謙信勢力下の飯山です。



道端に繁茂する葛(クズ)。
この花がいい匂いを醸しているんですね。
香水にしたらどうでしょう?



リフトは、出番を待って静かに眠っています。



ススキの柔らかな穂は風になびいて、高原はすでに初秋の光景。



なべくら高原では「森の家」に寄ってみました。
玄関わきにはオニヤンマ?




ブナ林の一角には洒落たコテージも10棟。
今度は娘たちを誘って、一泊するもいいかもしれません。

高原から下って千曲川沿いに県境方面へ。
ゴムボートで水遊び、楽しそうです。
千曲川はその昔、越後と北信濃を結ぶ重要な運搬ルートでした。



 藤沢地区で見つけた「エコパーク寒川」の看板。
なに?それ!



岳北行政組合の、24時間燃焼タイプのごみ焼却施設です。
総論賛成各論反対で建設が難航する公共施設ですが、ここも紆余曲折はあったものの最後は地元地区の誘致でまとまったという、最近ではごく稀なケース。
一度見てみたかった立地条件ですが、
紆余曲折ぶりを感じさせることもなく、
静寂のうちに、
自然の景観としっくり溶け込んでいました。



屋外に公開表示されている環境負荷の数値も、なかなか見事ですね。

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「ただ酒は飲むな!」

2010-08-22 | Weblog

昔、京大の総長が卒業式で  「ただ酒は飲むな」 とエリート集団に諭したといいます。
社会では飲ニュケーションはつきもので、「ただ酒」には上司や先輩からの奢りもあれば、組織や地域での懇親会や慰労会もありますが諭の本意は勿論、接待。
エリートとして歩むだろう彼らには「ただ酒」がついて回るはずです。
そして、
やがては「ただ酒」が人の心を歪ませてしまう 

東大とも接待とも関係のない至近な話です。
最近、この「地区」の住民組織役員会で飲ニュケーションを巡り論議が交わされました。



役員会や行事の後の懇親会・慰労会への予算行使を是とするか、否とするか?!
飲ニュケーションが住民活動の核に据えられてきた歩みからすれば、「飲ニュケーションは必要不可欠」で役員や参加者の懇親会・慰労会には「ある程度の支出は認めるべきだ」・・・を予想しましたが、展開は、「飲むときは自己負担」「貴重な予算はもっと別なところに」「ある程度―はあれもこれもとなし崩しにつながる」「役員だけが飲んでいるというのは不信感を生む」などの意見が大勢を占めました。
飲ニュケーションは大いに結構。でも、飲むならすべて自己負担!!
いささか驚きの結論です。
農村型社会においてもその土壌が、リーダー世代の意識が変わってきていることを感じました。

地域を支えるさまざまな団体活動は、多少の役員手当が支給されるものはあっても、基本的には無償ボランティア・・・。
どんなものでもかなりの時間を費やしますし、中には毎日のように任務がある重い役割もありますが、各種各級役員に相応の報酬や手当を払う予算的なゆとりは地域にはありません。
で、
こんな ↓ ニュースを見ると温度差を感じますね。
選挙という厳しいハードルをくぐった「代表者」とはいえ、地域を支える多くの無償ボランティア的「代表者」との違いが明白です。
ちなみに福岡県の政務調査費は月額50万円。

《福岡・県議6人、政調費でゴルフや飲酒》    (8月21日読売新聞)
「福岡県議会の自民党議員6人が、政策の調査研究のために支給される政務調査費を使い、ゴルフ中心で飲酒も伴う党県議団の「夏季研修会」に参加していたことがわかった。党県議団は「全くの懇親の場だった」と不適切支出だったことを認め、全額を返納させる方針」


 ゴルフ中心の懇親会であっても、党の「夏季研修会」は情報交換の場・・・。
一部に政務調査費をあてても当然というのが議員判断でしょうが、何事も政(まつりごと)につなげようと思えば理屈はつきます。
マスコミの指摘がなければそのまま通ってしまう現実こそが、問題。

議員活動も確かに多忙ですが、その多くは後援会や所属組織に関わる活動で、いわば次のための選挙活動とも言えます。
先進地の視察や研修も結構ですが、後援会や党派や「地元」の域を超えて広く住民の声を聞こうとする姿勢はあまり見られません。

この「まち」の県議選挙区は定数10。
人口からするとそうなるのですが、全員の名前は浮かびませんし、顔を合わせることもない。
住民参加型の政が進むほど、市町村から国まで、議員の定数や処遇やあり方が厳しく問われてきます。

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愛称「イナバウアー」

2010-08-19 | この「地区」のこと
サルスベリって、幹がスベスベしていて猿も滑ってしまうから“猿滑り”?
わが家にも中木がありますが、ようやくあの木肌が出始めました。

ウイッキペディアによれば中国南部原産のミソハギ科の落葉中高木。
比較的長い間紅色の花が咲いていることから、別名・百日紅(ヒャクジッコウ)とも・・・。
ワタクシメ、
最近にしてようやく、
サルスベリを百日紅と漢字で読み書きできるようになりました 
花言葉は「雄弁」「愛敬」「潔白」。
「雄弁」のイメージは浮かんできませんが、「愛敬」は感じますね。

昨日は、Kさんから「今がピークだよ」と電話をいただき近くにあるサルスベリ苑に行ってきました。
今年は一段と紅色が鮮やか!!








このサルスベリ苑・・・。
地元の造園業Iさんが、十数年にわたってコツコツと手掛けてきたもので、山の中腹に広がる遊休農地、というよりは荒廃農地を活かして数百本のサルスベリが植えられています。
集落と山との中間、このままでは原野と化してしまう荒廃農地の活かし方として、特化した花木を植えるのも将来への投資です。


ところで、花木の漢字表記は難しい。
アジサイ→紫陽花
ヒマワリ→向日葵
タンポポ→蒲公英
コスモス→秋桜
スミレ→菫
ツツジ→躑躅
・・と何とか読むことはできても、ほとんど書けません。



↑ サルスベリ苑で見かけた一句です。
「鳩憩ふ イナバウワーの 百日紅」 
なぜイナバウアーなの?

 多分、枝先に咲く大きな花房の重みで枝がしだれる様を詠まれたのでしょう・・・。
確かに、
弓なりに枝垂れた先に紅色の花房がついているカタチは、
トリノで金メダルに輝いた荒川静香のイメージかも。

サルスベリ→猿滑り?→別名・百日紅→ 愛称・イナバウアー  なんてのも粋ですね。
え、
中国皇室ともゆかりがある百日紅なら、
愛妾・イナバウアーの方がもっと粋?!
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マニフェストの内容全てに賛同しているわけではなく、個々の政策を全て白紙委任しているわけでもない。

2010-08-11 | この「国」のこと
お盆はもうすぐ。
この辺りでは おやき をつくってご先祖さまを迎えします。
(我が家ではもうつくらなくなりましたが・・・)
蒸(ふ)かしたおやきです。
最近はいろいろなおやきが販売されています。
それぞれ個性や工夫があって、食べ比べるのも楽しい。
↓ 筍を輪切りにしたおやきもありますよ。



参院選が終わって、知事選が終わって、来年の県議選とこの「まち」の市議選まで選挙はひとまずお休みです。
選挙につきものなのが公約。
膏薬(こうやく)ではありません。

でも、
かつては選挙「膏薬」(こうやく)でしたね。
もう20年以上も前のこの「まち」の激烈市長選挙・・・。
当選したT候補のトップ公約には、周辺部から中心市街地につながる“夢のモノレール”がありましたっけ 
が、
選挙後話題にもならず、
議会にもマスコミにも追及されることもなく、
公約はデッカイことをぶち上げた方が・・・勝ちだったのかも。

そんな膏薬的公約に、「具体的な施策」「実施期限」「数値目標」を盛り込んで約束をより明確にしたものがマニフェスト。
今やすっかり常態化し、7月参院選で大躍進したみんなの党はアジェンダ(行動計画)なんて新しいものを持ち出しました。
色あせた民主党のマニフェスト  と、一味違う新鮮味を狙ったのでしょうか。

それにしても、みんなの党の公務員人件費削減計画は強烈。
○国家公務員を10万人削減(道州制導入と地方出先機関の廃止など。現在31万人)。
○給与法の抜本改正により「年功序列賃金」を見直し。給与カットを可能に。
○公務員に原則、労働基本権を与え、代わりに身分保障をはずし民間並みのリストラを実施。
○公務員給与を2割カット、ボーナスを3割カット。幹部職員は即時実施。
○地方公務員も、民間並みの給与水準、リストラを実施できる制度に改め、地方自治体主導の人件費削減を後押し。
・・・などですが、
このアジェンダ、
11名の少数野党では実現できないのは明白。
実現性はあるのか、
実現するためにどうするのか、
その現実的手法が問われてきます。

マニフェストもアジェンダも貼って剥がす膏薬の類?
・・・というつもりはありませんが、1票を投じてもマニフェストの内容全てに賛同しているわけではなく、個々の政策を全て白紙委任しているわけでもない。
だから、
一つひとつの政策は世論を糧として党内、与野党間で十分熟成させることこそが政治家の仕事だと思います。
民主党の誇大マニフェストの修正は責められて当然ですが、
菅首相のこの ↓ 姿勢は、
マニフェストの持つ限界や、
国会の政党勢力の現状からすれば当然で、
責任ある態度だと評価したいのです。

《首相、政権公約一部見直しを表明 野党の協力期待》     (8月10日信毎web)
「菅直人首相は10日午後、先の臨時国会閉会を受け、官邸で記者会見した。政権交代を果たした昨年の衆院選での民主党マニフェスト(政権公約)に関し「いろいろな制約の中で実行が難しいもの、修正が必要なものはきちんと説明し理解を得たい」と述べ、一部見直す考えを表明した。
「ねじれ国会」での対応については「丁寧な議論に与党が臨むことで、国民のための政策実現につながる法案は野党と合意できるとの感触を先の臨時国会で強く受けた」と述べ、野党の協力に重ねて期待感を示した」

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初々しい蓮の実のホルダーが姿を現します。

2010-08-10 | Weblog




花びらが落ちると、初々しい蓮の実のホルダーが姿を現します。
近くのハス田は花のピークが過ぎました。


低調 だった長野県知事選・・・。
3人の候補者は、
「田中県政」を巡っても、
政党色においてもはっきりとした違いが出ていたにもかかわらず低調だったのは、
長野県政は県民にとって遠い存在に戻ってしまっているということ 
リニアのコースも浅川ダムも全体の争点にはなりえません。

他国から取り寄せた“劇薬”の副作用に耐えかねて、
地元木曽の漢方薬に切り替えてみたが、
これは一時の処方箋。
その漢方薬も製造中止となり、
代わる3つの候補薬を比べてみたが、
いずれも効きそうな効能書きだがどこか信じきれない。
副作用はなさそうだが、効きそうにもない?
“劇薬”を知ってしまった身は直感的に物足りなさを感じているーそんな構図が浮かびます。

5千票余りの僅少差で当選した阿部守一さん。
「田中県政」の副知事でしたから、“劇薬”の効果も副作用も十分承知のはずです。
今度はトップ。
県政改革や無駄排除に向かっては“阿部印の劇薬”も使うべしーだと思います。

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「どうしたら争いがなくなるのでしょうか?」

2010-08-06 | Weblog
・・・なんて、
いつしか、
考えることもなくなっていました。

戦後65年を迎えた今日の広島平和記念式典。
「どうしたら争いがなくなるのでしょうか?」
子ども代表のメッセージに、
大切なものを失ってしまっている自分を知らされた思いです。
現実論ばかりで、子どもの頃は抱いていた一番の原点を見失っていました。



今朝の地元紙の《おくやみ》には、旧知のNさんの名前。
80歳。
半年ほど前に会ったときはお元気そうでしたのに。
国鉄OB。 
労働運動の闘士で、地域でも一貫して社会党を支えてきた人です 
選挙といえばポスターを貼り、
チラシを配り、
演説会を設営し、
電話で支持を訴える。
保守色が強い農村社会でその歩みは不動でした。
Nさんのような人たちによって、社会党や55年体制は支えられてきたのです。

《おくやみ》のこの「まち」欄には8名の掲載があり、Nさんを含めてその内3名が「元国鉄職員」。
戦後の復興を支えた国鉄には、多くの若者が集まっていたのですね。
83歳を迎えている義父も国鉄勤務でした。

そして、国鉄といえば労働運動・・・。
評価は別としても、運動を担ったリーダーたちは大変有能な人が多かったと思います。
労働組合というフィールドに、持てる能力と青春のエネルギーをぶっつけていった。
で、
OBとなっても持続しえたのは根底にある平和への強い思い!
多分、
Nさんもそんな一人だったはずです。
8:15には、ヒロシマとNさんに黙とうを捧げました。

戦後65年・・・。
高齢者の所在不明は数多 
昨年度の国民年金不納率は59.98%と過去最低 
急速に進む少子高齢社会は、
Nさんたちが活躍した頃の、
貧しいながらも右肩上がり社会では予測しえない、
新しい断面でしょうか。

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「こんなはずじゃなかった・・・」

2010-08-03 | Weblog
この日~月とミニ旅。
長女からプレゼントされたペアのギフト券に+αして、義父を交えた京都です。
といっても真夏の盛り。
これといって目的もなく、
納涼の鴨川で・・・程度の話。

途中、米原JCTから長浜まで足を延ばして二度目の長浜城。
秀吉が初めて国持ち大名となった地で、
有頂天ぶりが見えるようです。



が、暑い!
高齢の義父を同行していることから、~彦根城~安土城の城巡りはパスして早々に京都河原町のホテルへ。


(部屋から眼下に京都市役所)

そしてまちをブラブラ。
↓ ここはホテル斜め向かいの本能寺。


(あの舞台ですね)

地元紙にも連載されている堺屋太一さんの『三人の二代目』の今朝は、本能寺で織田信長を倒した明智光秀が、電光石火の如く弔い合戦に挑みくる秀吉を京で迎え撃とうとする場面。
「ときは今・・・」
と一念発起した光秀ですが、
娘を嫁がせた細川父子はじめあてにしていた味方が集まらない 
その上、毛利との戦いで身動きもままならないはずの秀吉が、すぐそこまで攻め上っている。
「こんなはずじゃなかった・・・」
光秀の焦燥と絶望はいかほどでしょうか。

いつの世、いつの場面でも決断し戦略・戦術を巡らすために重要なのは豊富で確かな情報。
表層的な戦話の展開よりも、
決断を迫られる武将たちが、
どんな情報網や宣伝力を駆使していたのか?
諜報合戦の内幕に興味が湧きます。

帰路は比叡山を経由して琵琶湖の西岸、光秀の本拠地・坂本へ。
山崎の戦いで敗れ、坂本目指して落ちのびる途中落ち武者狩りで命を落とした光秀。
「こんなはずじゃなかった・・・」
とうめきが聞こえてくるようです。

 京では夕刻に鴨川べりの先斗町界隈。
通りかかった瑞泉寺・・・。
光秀を破って天下を制した秀吉が、
その後、
謀叛の疑いから切腹を命じた甥の関白秀次と、
三条河原で斬首に処した妻子らが弔われていました。
偶然の出会いです。


(写真はブログ『京都をあるくアルバム』より転用)


これも地元紙、信濃毎日新聞連載の『真田三代』(火坂雅志作)の今朝は、

「・・・秀次にじっさい、謀叛のたくらみがあったか否かは定かでない。「わが子お拾に天下をゆずりたい」という老いた秀吉の凄まじいばかりの執念と、その秀吉を中心とする中央集権体制の維持をはかる石田三成ら奉行衆の思惑が、秀次に悲劇の道を歩ませた」。

 少しの時間差を置きながら、同時並行する戦国歴史小説『三人の二代目』と『真田三代』。
両方をみるのが日課です。
そして、今回はそれをなぞらえるようなミニ旅になりました。
武将たちが、
どれだけ豊富で確かな情報を集めることができたか?
電話も自動車もないこの時代、
その差が彼らの運命を大きく変えたはずです。

『真田三代』では、
信濃の山中にありながら、
巫女や猿飛佐助などを駆使する真田の諜報力が描かれていますが、
実際はどうだったのでしょう?!
”真田十勇士”には子供心を躍らせました。
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