お盆はもうすぐ。
この辺りでは
おやき をつくってご先祖さまを迎えします。
(我が家ではもうつくらなくなりましたが・・・)
蒸(ふ)かしたおやきです。
最近はいろいろなおやきが販売されています。
それぞれ個性や工夫があって、食べ比べるのも楽しい。
↓ 筍を輪切りにしたおやきもありますよ。
参院選が終わって、知事選が終わって、来年の県議選とこの「まち」の市議選まで選挙はひとまずお休みです。
選挙につきものなのが公約。
膏薬(こうやく)ではありません。
でも、
かつては選挙「膏薬」(こうやく)でしたね。
もう20年以上も前のこの「まち」の激烈市長選挙・・・。
当選したT候補のトップ公約には、周辺部から中心市街地につながる“夢のモノレール”がありましたっけ
が、
選挙後話題にもならず、
議会にもマスコミにも追及されることもなく、
公約はデッカイことをぶち上げた方が・・・勝ちだったのかも。
そんな膏薬的公約に、「具体的な施策」「実施期限」「数値目標」を盛り込んで約束をより明確にしたものがマニフェスト。
今やすっかり常態化し、7月参院選で大躍進したみんなの党はアジェンダ(行動計画)なんて新しいものを持ち出しました。
色あせた民主党のマニフェスト
と、一味違う新鮮味を狙ったのでしょうか。
それにしても、みんなの党の公務員人件費削減計画は強烈。
○国家公務員を10万人削減(道州制導入と地方出先機関の廃止など。現在31万人)。
○給与法の抜本改正により「年功序列賃金」を見直し。給与カットを可能に。
○公務員に原則、労働基本権を与え、代わりに身分保障をはずし民間並みのリストラを実施。
○公務員給与を2割カット、ボーナスを3割カット。幹部職員は即時実施。
○地方公務員も、民間並みの給与水準、リストラを実施できる制度に改め、地方自治体主導の人件費削減を後押し。
・・・などですが、
このアジェンダ、
11名の少数野党では実現できないのは明白。
実現性はあるのか、
実現するためにどうするのか、
その現実的手法が問われてきます。
マニフェストもアジェンダも貼って剥がす膏薬の類?
・・・というつもりはありませんが、1票を投じてもマニフェストの内容全てに賛同しているわけではなく、個々の政策を全て白紙委任しているわけでもない。
だから、
一つひとつの政策は世論を糧として党内、与野党間で十分熟成させることこそが政治家の仕事だと思います。
民主党の誇大マニフェストの修正は責められて当然ですが、
菅首相のこの ↓ 姿勢は、
マニフェストの持つ限界や、
国会の政党勢力の現状からすれば当然で、
責任ある態度だと評価したいのです。
《首相、政権公約一部見直しを表明 野党の協力期待》 (8月10日信毎web)
「菅直人首相は10日午後、先の臨時国会閉会を受け、官邸で記者会見した。政権交代を果たした昨年の衆院選での民主党マニフェスト(政権公約)に関し「いろいろな制約の中で実行が難しいもの、修正が必要なものはきちんと説明し理解を得たい」と述べ、一部見直す考えを表明した。
「ねじれ国会」での対応については「丁寧な議論に与党が臨むことで、国民のための政策実現につながる法案は野党と合意できるとの感触を先の臨時国会で強く受けた」と述べ、野党の協力に重ねて期待感を示した」