眼科医の庭木に咲ける黄の花を「土佐水木」と知る八十路の春に
土佐水木の花はゆらゆら風に揺れ金の小鈴の鳴るが如しも
彼岸花うめに桜に土佐水木 花は葉を見ず葉は花を見ず
太極拳の練習の後、二人の友と近くの眼科医の前を通った時、黄色の花を付けている庭木を見付けて「トサミズキ」と教えてもらいました。この歳になって初めて知った木の名であり、その可憐な花に感動しました。俯いて咲く黄色の小花が数個ずつ集って、鈴のような花がぶら下がってあちこちに咲いているさまは本当に綺麗でした。さらにこの木は、梅や桜や彼岸花と同じように花の終わった後に葉が出て来るという珍しい木であることも知りました。