ブクログより
海釣りに行ったまま帰らぬ夫をあきらめ、再婚した相手もまた妻を亡くした資産家。
かなり年齢差のため、財産目当てなど陰口をたたかれながらも、本人たちは気ままにそれなりの生活を楽しんでいた。
同い年の小姑、同い年の兄嫁と気がかり気遣いはあるけれど、お金が潤沢にあるとそういうことも気にならないんだな。
年の離れた夫の個人秘書的な役割もやはりお金があると何でもないんだな。
でもそんな生活に不穏な出来事が持ち上がる。
これはお金では解決できそうもない。
平穏な生活が乱される、落ち着いてきた気持ちをかき回される。
いろいろな手がかり、伝手をたどって調べていくうちに、とんでもない事実を突きつけられる。
桐野夏生は悪い人間をかくのがうまい。
保身、自分勝手、自己中心、単なるわがまま、法に触れるばかりが悪いとは限らない、いろんな悪い奴が出てくる。
この小説には善人なんて一人もいない。
そんな話だけど一気に読んでしまう。
とめどなく囁く / 桐野夏生
今年も無事おしょらいさんをお迎えしております。
昨年はコロナ禍で、三密を避けてお帰り下さいなど、ふざけて言っていましたが、当然すぐに治まるだろうと思ってのこと。
まさか今年も同じ状況だとは・・・
若い人たちは今年も帰省を取りやめ、おかげでにぎやかにお迎えされて、おしょらいさんは喜んでおられることでしょう。
何も新しいことはしません。他の家のやり方は知りません。
何十年、代々されてきたことを受け継いでするだけです(うそ! 少しずつ簡素化してます)
さぁ~ お昼の準備をしようかな。