今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

震えるくらいの景色 明神平

2014年01月24日 | 「山」のひきだし
先週に引き続き樹氷を見に行ってきました。
予報ではちょろっとお日様マークが出ていたので、期待大!

林道の手前で駐車してどんより曇り空の中を歩き始める。上で晴れてくれたらいいんだから、なんて言いながら・・・
この時点で結構雪は深いです。下は凍結の模様。そしてこの林道が結構きつい・・・

何回か渡渉を繰り返し、川沿いを歩きます。渡渉では以前冷たい目にあってますので慎重に足を置く場所を選びます。今日は冷たいでは済まないだろうなぁ。


渡渉が終わったところで、アイゼン装着。

風はあまりありませんが、雪がちらついてきました。雪が柔らかくてあまりアイゼンがききません。
ちらほら樹氷が出てきましたが、足元に気が抜けなくてあまり余裕がありません。


雪中行軍。


尻尾が長い。

晴れていたら、ここから薊岳がよく見えます、とかここが水場です、とか地元のルネさんが説明してくださいますが、まったく視界はきかず、水場も滝も雪に埋まってかろうじて窺うことができるのみ。


樹氷の中を黙々と。


♪吹雪・吹雪氷の世界~♪


幹にまでびっしりついてます。


到着~ 明神平というだけあって、広いです。


モノトーンの世界。


幻想的です。北欧の童話に出てきそうな景色。

風がよけられそうな小屋の脇でランチです。手が冷たくてお箸がうまく使えません。温かいスープを作ったのに、あっという間に冷めてしまいました。。。悲しい。
こういう状況では金属製より樹脂製がよいと、また勉強させていただきました。

寒いけどみんな元気!!
おなかがいっぱいになると、さあ遊ぶぞ~と持参したスノーシューを履いたりそりを持って、真っ白い雪原を思い思いに歩き回るのでした。帰り支度をしていたルネさんあっけにとられていました。


ご自慢の道具。

去年から言っているにも関わらず、まだ雪上歩行道具を購入していない私。今日は乱丸さんのワカンをお借りしての、雪上訓練。
ワカンなら持っていくよ~と他にも声をかけてくださったり、丁寧に使い方を教えてくださったり、本当に親切な人ばかりです。ありがたいことです。


一瞬、霧が払われると景色が一変します。

名残惜しいけれど、帰りも長いということでぼちぼち帰ります。
とうとう青空はのぞかなかったけれど、素晴らしい景色を堪能いたしました。
これで三度目だという乱丸さんに言わせると、気象条件は今回がいちばんましだとか。とにかく寒いところだということです。

帰りはワカンを履いたまま降りました。両側の爪が大きいのでアイゼンより効く感じがします。
シリセードも渡渉も履いたままで、なんでもできちゃうんだな。


かなり降りてきたところで、おっ?!


青空やん。もうちょっと早くに出てよ~  やっぱりきれい。

曇ってても、雪の中でも楽しいことにはあんまり関係ない。みんな最後まで元気で明るくてやかましくて・・・

今まで綿向山の樹氷で十分だと思っていましたが、う~ん上には上が。
まさに「鈴鹿の中の蛙」世間知らずでございました。早起きした甲斐がありました。


平成26年1月22日(水)曇り雪
奈良県東吉野村 明神平 1323m


























コメント (8)
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