唯識に学ぶ・誓喚の折々の記

私は、私の幸せを求めて、何故苦悩するのでしょうか。私の心の奥深くに潜む明と闇を読み解きたいと思っています。

東北地方太平洋沖地震発生に係る宗務総長声明

2011-03-13 18:43:02 | 生きることの意味
2011.03.12 更新 東北地方太平洋沖地震発生に係る宗務総長声明

今、いのちがあなたを生きている
=東北地方太平洋沖地震の被災者の皆様と共に=

去る3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により被災された皆様には、衷心よりお見舞い申し上げます。
今、私たちは自然の猛威の前で、決して自分の思い通りにはならないいのちの尊さを知りました。当に私がいのちを生きているのではなく、いのちが私を生きているのであります。そして、すべてのいのちが無数のつながりの中に存することを憶わずにはおれません。
真宗大谷派は、3月19日から予定しておりました宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要を、この震災を共に悼む法要として、一部予定を変更し厳修いたします。
今こそ「今、いのちがあなたを生きている」のテーマのもと、謹んで被災者の皆様と共にあることを憶念してまいりたいと思います。

  2011年3月12日

     各 位

真宗大谷派宗務総長 安 原   晃

真宗大谷派宗務総長名で今回の未曾有の大地震に対するコメントが発長されていました。くしくも本年は宗祖親鸞聖人の七百五十回御遠忌の節目の年にあたっております。各地の御門徒さんにとっては待ちに待った御遠忌となっていましょうし、今回被災に遇われた東北地方の御門徒さんにとっても指折り数えた御遠忌法要であったと思われます。今は途方もない絶望感の中で明日をも知れぬ命の行方を見つめられておられることでありましょう。衷心よりお見舞い申し上げます。蓮如上人が「されば朝には紅顔ありて夕べには白骨となれる身なり」と身命の事実を教えてくださっていますが、何が起こるかわからない、なにが起こっても不思議でない状況の中で、命の事実とどう向き合っていったらいいのかを教えられました。私は団参の一員として3月21日、御遠忌法要にあわさせていただきますが、大多数の犠牲者の命の尊さの意味を身に引きあて、生きていることの意味を尋ねて行く歩みとさせていただきたいと思います。        

誓喚         


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