物置の横で「チ~、チ~」と鳴き声が聞こえ覗いて見れば、スズメの雛がうずくまってました。
あ~、巣から落ちたんだと瞬間に思いました。
病気や怪我で飛べない様子でもなさそうでしたので拾い上げてみました。
手のひらに乗せるとちょこんと座って警戒心無し。
まだ口ばしが黄色です。
もう立派にスズメの服装を着てます。
逃げることなく週末青年の顔をうかがってます。
何を思っていることやら。
きっと巣から落ちたか、親鳥が巣立ちを促して上手く飛べなく地上に降りたと思いました。
野鳥を飼うことは違法と言う事は知っていたので何とか草むらに返しました。
よく慣れた雛か?
こちらをじ~と見ていて逃げようとしません。
困ったな~ぁ。
飼う訳にも行かないし、このままではカラスや猫に襲われてしまうと思い、
ケースの中に草むらを作り玄関前へ移動してやりました。
案の定、親鳥のスズメが至近距離で「ピーピー」と力強く鳴き、
早くこちらに飛んで来なさいと呼んでいる様でした。
人間がそばに居ては親鳥も来れないと思い部屋に入り観察となりました。
40分位したらやっと雛がケースから出て、飛びながら、歩きながらでついて行きました。
これって良い事をしたのか、雛を見つけてもそのままにしておいた方が良かったかは解りませんが、
無事親鳥の元に帰ったと思えば、「舌きりスズメ」の物語風になったのかな。
翌朝玄関を開けて見渡しましたが「つづら」は置いては有りませんでした。
童話はうまく表現していますね。