幻のブランドうなぎ「共水うなぎ」を食べに、『鰻処 うな正』へ行きました。
お店の場所は、浜松市北区三方原467-4です。駐車場は10台位止める広さがあった。
浜松市内に有りがちな、看板がド~ンと大きく鰻屋で~す、と言った感じではなく、
うなぎを食べる食堂風と言った感じ。
店内は、テーブル席とお座敷が二部屋とけして大きくない店舗です。
入って直ぐに感じたことは、何処の鰻屋へ行っても、駐車場あたりから蒲焼きの臭いがして、
店内に入れば更に強く感じるのが普通ですが、ここはほのかに白焼きの臭いを感じるくらい。
メニュー表はただ目を通す程度。実はネットで事前に食べるメニューは決めていたから。
本日のうなぎと言う事で、割いたうなぎをテーブルまで見せに来てくださった。
「これが共水うなぎ31ヶ月もん」と説明を受けました。
こんなうなぎ屋さんは初めての経験です。
かぶとの近くの首の部分をワイン煮にした、にごごりと湯葉とみかんソース掛け。
重を開けた感じは一般的、吸い物は肝吸い、漬物は9種類を組み合わせてあって芸術的だ。
普通ならば重の蓋を開ければ瞬間に鰻屋の臭いと証する、
しょう油と砂糖の焦げた甘たる~い、蒲焼の臭いがするが(鰻屋の先入観の臭い)、
ここではほのかに蒲焼きの臭いがする程度。
食べてみて、醤油と砂糖のタレ味がきて、それから脂ぎって身が崩れるようなうなぎを食べる触感からは逆で、
先ず、身の締りを感じながら、うなぎの身を食べている歯ごたえで、
それから甘みの少ない生醤油の様な味が後から追ってくるといった感じでした。
デザートは抹茶入り豆乳プリン風にみかんソース添え。
各テーブルに置かれたペッパーミルの山椒までもが、大井川上流で栽培された物。
香りが高くついつい多目にかけてしまいました。
あ~ぁ、とことんこだわっているなとかんじた。
この箸置きのうなぎが可愛い。お土産にと1ヶ500円で販売されていました。
細かい所に目を配れば、陶器に絵にオブジェまで見てるだけで楽しい。
ビールはベルギー産、シメイ・レッド、シメイ・ホワイト、シメイ・ブルー、そしてえびすビール。
日本酒も地酒が取り揃えてあった。当然それに合うぐい呑みも取り揃えてあった。
呑めない週末青年でも、ベルギーのビールが呑みたかった。(車だからNG)
以前ドイツ旅行をした時の黒ビールの美味しさが甦った様な感じでした。
とにかく店内には色々と有り、タブレットで調べながら、うなずきながら、時間を費やし勉強しました。
と言うのも、入店して会計までが約1時間30分かかった。
当然、これだけこだわっているお店だから、客の注文を受けてからうなぎをさばいてくれるから、
これくらいは時間を要するだろうなと、察しがつく。
カロリー過多にならない程度にリピーターになりたいな。