◇ リスクに慣れすぎた株式市場 = 日米の市場で、株価は大幅に上昇した。北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾)を太平洋に射ち込んでも、株価は下げなかった。ダウ平均は先々週から数えて9日の連騰。先週だけで471ドル値上がりし、連日のように史上最高値を更新した。日経平均も先週は635円の大幅高。終り値は2万円台にあと90円にまで迫っている。
ダウ平均の上昇は、大型ハリケーンが大都市を直撃しなかったこと。原油の国際価格が1バレル=50ドルに戻したこと。FRBによる利上げがやや遠のいたとみられることなど、いろいろな材料に支えられた。日経平均には特に上げ材料は見当たらず、ニューヨークに連動して円安となった影響が大きい。だが週末になって、北朝鮮がICBMを発射したにもかかわらず、日米の株価がともに上昇したのはやや不可解。
北朝鮮が9日の建国記念日に何もしなかったため、市場に安心感が広がったことは確かだろう。しかしICBMの発射でもリスク感が増大しなかったのは、市場がリスクに慣れたためとでも解釈するしかない。だが、こうしたリスク慣れは長く続くかどうか。反動が来ることも考えておく必要があるだろう。今週はまだ「鬼のいぬ間の洗濯」が続くのかどうか。
今週は20日に、8月の貿易統計と訪日外国人客数。㉑日に、7月の全産業活動指数。アメリカでは18日に、8月のNAHB住宅市場指数。19日に、8月の住宅着工戸数。20日に、8月の中古住宅販売。21日に、7月のFHFA住宅価格と8月のカンファレンス・ボード景気先行指数。なお24日はドイツ連邦議会選挙。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均の上昇は、大型ハリケーンが大都市を直撃しなかったこと。原油の国際価格が1バレル=50ドルに戻したこと。FRBによる利上げがやや遠のいたとみられることなど、いろいろな材料に支えられた。日経平均には特に上げ材料は見当たらず、ニューヨークに連動して円安となった影響が大きい。だが週末になって、北朝鮮がICBMを発射したにもかかわらず、日米の株価がともに上昇したのはやや不可解。
北朝鮮が9日の建国記念日に何もしなかったため、市場に安心感が広がったことは確かだろう。しかしICBMの発射でもリスク感が増大しなかったのは、市場がリスクに慣れたためとでも解釈するしかない。だが、こうしたリスク慣れは長く続くかどうか。反動が来ることも考えておく必要があるだろう。今週はまだ「鬼のいぬ間の洗濯」が続くのかどうか。
今週は20日に、8月の貿易統計と訪日外国人客数。㉑日に、7月の全産業活動指数。アメリカでは18日に、8月のNAHB住宅市場指数。19日に、8月の住宅着工戸数。20日に、8月の中古住宅販売。21日に、7月のFHFA住宅価格と8月のカンファレンス・ボード景気先行指数。なお24日はドイツ連邦議会選挙。
≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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