花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

タイキンギク

2008-12-04 | 山野草
山野草
大金菊では有りません
    
 友人のところに用事が有り普段行かない場所を自転車で通過した。南に面した低山の岩がかったところに黄色い花がしだれている。「あれ~?」と思って止まって見るとこの花が咲いていた。
タイキンギク・(キク科キオン属=セネシオ属・セネシオと言う花は園芸店で見たことがある)
漢字で書くと大金菊と書きたくなるがそうではない。花を見ると堆み重なったようになっている。なので「堆金菊・タイキンギク」なのです。音で聞くととてもおめでたい感じがする花ですね。たいきんなんて持った事がないのでこの花を持つと幸せになりそうな~んて!
 多年生の草で10月から3月まで海岸近くの崖や林縁に花を咲かせると図鑑には有ります。でもここは海岸には近くありません。花散策仲間も山で見かけていますので高知県の中央部では海岸部でなくても咲くと思われます。これを撮影したのが11月18日で満開のもありますが下のようにまったく咲いていないのもあります。
 
    
ということは冬の真っ只中雪の時期にも咲くということです。別名「雪見菊・ユキミギク」とも言われるゆえんです。みてわかるようにツルの様に細い茎が伸びているのでつる植物かと思いますが違います。巻きひげはありません。他の植物にもたれかかっています。茎は5メートルも伸びるとも言われますので崖などにこれが咲いているのをみるとつる植物と思うのでしょうね。

    
この花は南から分布してきていて台湾・ヒマラヤでは山の中で咲いているとのこと。高知でも山で咲いておかしくはないですね。でも、多く咲くのは海岸沿い。冬に海岸沿いを飾る鮮やかな花の代表選手です。黄色が土佐弁でいうところの「もぶれつく」ので黄色く輝いて海の青と対比するとそれはそれは綺麗です。
    
日本では絶滅危惧種(絶滅危惧Ⅱ類VU)になっています。分布は、本州(紀伊半島南部)、四国では徳島、高知に限られています。南から渡ってきたのに不思議な事に九州・琉球列島にはないそうです。

12月13日に植物観察会があって「海辺の植物観察会」となっています。なので素晴らしい花束状態のを見られるのだろうと今からわくわくして待っています。
詳しいこと掲示板に有りますのでどうぞご覧ください。   
    
コメント
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