ハンゲショウ

山野草

今日は夏至から１１日目、半夏生（ハンゲショウ）と雑節で言われる日である。田仕事をひとまず終えて一休みする目安となっていたらしい。このころに咲くのが「ハンゲショウ」。散歩コースのなかにある湿地には大群落がある。

　　　

他の草の中にあるから目立ちにくいが肉眼でみると一面べったりとそれは見事なもの。毎年楽しみにしている。

　　　　　　　

葉の全部が白くならず白粉を半分しか塗っていない様な状態に見える。お化粧を半分しかしていない様に見えるから半化粧とも片方が白いから片白草とも言われる。確かに初めてみると不思議な葉だと思う。花を楽しむのではなく葉の白さを季節到来と感じてもうすぐ夏ですよと心に告げる植物。白い葉が涼しげに風にそよそよゆれ湿地にあるのは好ましい。特に今日のような梅雨の晴れ間に見ると夏近しと実感する。

　　　　　　　

いつまでも白いわけではなく１月もすれば元通りではないが緑になる。

　　　

ドクダミ科の植物で日本ではハンゲショウ属・ドクダミ属。２属２種．覚えるのは簡単だった。
ドクダミも目立つがこの葉はもっと目立つ。