Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

燃えたぎる掃除機

2024-07-21 | 生活
六月にヴュルツブルクに二泊した。四人用の部屋で寝室二つでベット三つで四人が宿泊できた。下に比較的若いオーナーが住んでいて、子供がまだ小さかった。喧しいこともなく、先方にとっては我々二人は手間が掛からず静かな宿泊客だったろう。気が付いたのは電子レンジがないことぐらいだったか。だから一番の問題は冷凍室がなかった事か。もう一つは天井裏にバスがおいてあるのでシャワーを浴び難かったことである。広々していて気持ちよかったので、それぐらいは我慢できた。

そこから市街地までもそれほど遠くはなかった。翌日の試飲へのアクセスもアウトバーンを使うことで悪くなかった。ワイン産地に囲まれるようなところなら更によかったろう。

今回ミュンヘンからヴュルツブルクへは敢えて北回りのA3を利用した。それ程自宅から遠いところでなくても方向から通らないところはある。抑々527kmあるマイン河がどの辺りから流れているのかも知らなかった。フレンキッシェシュヴァイツなどは何度か行っていても方向が異なるからだ。

今回初めて見た光景はアウトバーンの休憩所から見た街の全景だ。小さな街であり、左奥に城郭まで見えている。マインの河幅も狭く、くねくねしている。ワイン地所も山の上まで広がっていて、地形も土壌も単純である。

暑い週末である。走り終わって肉屋から戻って来て、車内に掃除機をかけた。四半世紀以前に部屋で使っていたフィリップスのHR6400Bという製品で、電気入力940Wと書いてある — プラグインの充電は8Aぐらいか。谷に下りて来てワイン地所のところで車内の足拭きマット叩いておいたので、砂や枯葉などを吸い上げた。5セントを吸い込んでしまったが、掃除機のゴミバックを新しくしてあったので直ぐに取り出せた。フィルター類も新しくなっている。運転席から逆時計回りに掃除していく。トランクをその儘しておいて最後の助手席を吸い込んでいるときに焼けた匂いがして、見ると煙を吐いていた。近所の人は、掃除するのを暑い今日にするべきじゃなかったねいうが、そうじゃなくて焼けたと汗みどろで掃除する。

トランクルームは改めてとして、これで次には椅子類の皮革にクリームを塗って、その他の場所も拭き掃除しようと思う。気が付いたのはドアの合わせのところなどの汚れで、一度綺麗に拭ってみようかと思う。パッキングのゴムなどが傷むかもしれないが、薬品で拭うことでの様子を見てみたい。こうなれば新車では手控えるようなことを試してみたい。遮音にも関係するところで、今後の参考になるかもしれない。窓ガラスも八月の終わり頃にガラスクリーナーで拭いておこう。

最も関心があるのは最終的には車の電子関連インターフェースからエンジンデータなどを取れるかどうかも試してみたいのだが、PCの方に不必要なソフトウェア―を入れないと使い切れない。ボードコムピュターでは読めるようにしたのだが、それだけではダイナミックスな関連した情報はみれない。

新車になると処理する情報量が軽く百倍以上で恐らく千倍に近くなっているので到底古いPCぐらいでは読み切れない筈だ。エンジニアも必要な情報だけを読み込んで仕事をしているのだと思う。



参照:
脱スクラップ盗難車 2024-07-20 | 生活
エマニュエル夫人の家 2024-06-20 | アウトドーア・環境
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脱スクラップ盗難車

2024-07-20 | 生活
摂氏30度に至ろうかという快晴。シャツを回収序にボールダーへ。いつものように一時間足らずの挑戦であるが、運動量は多かった。なによりもまだ午前中の空気が残る中で準備体操が出来たのは良かった。身体が積極的になってきている。少々課題を外していても手が出るのがいい。でも少し身体が重い。

ガレージに行くと前夜目張りを剥がしていたところも綺麗になっていた。一部鱗が落ちそうなところは指にボンドをつけて張り付けておく。陽射しの中で見ると遠目には目立たなくなった。少なくとも廃車スクラッププレス場から盗んで偽番号つけて走っている様には思われないだろう。更に回りの汚れを拭き取ると、まだ何もしていない鱗の部分が逆に目立つ。先ずは此の侭で様子を見る。

心理的な影響で車の走りもよくなったかに思える。速やかに走る感じで気持ちがよい。以前は坂を上るのも何時動かなくなるか心配だったが、調子が良い感じがする。

時間がある時に車の内側を徹底的に掃除をしよう。ルツェルンに出かける前に完璧にしておきたい。クーラーの効きは悪くはない。以前の車は冷却ガスなどがよく抜けたが今の車では一度ぐらいしか問題にならなかった。冷却液ぐらいはしれているが、ミラノに行くまでは順調に効いて欲しい。

買い物から帰宅しようと車を走らせると、対向車に目が行った。どうやら発注した車と同じフロントのようで、ラジエターの黒と車体の白のコントラストがとても良かった。擦れ違うとスターションワゴンだと分かった — 新モデルは幅が広がっているので若干食み出してくる感じがあった。それでもフロントは全く同じ筈で、初めて明るい配色のを見たがとても良かった。恐らく発注した車も黒とのコントラストが効いて間違いないだろう。リアーは既に見ているので全く問題がない。

森の中でKIAの隣に停めたのだが、背後の排気管が左右についていてそれもフェイクかと思って、地面から写真を撮ると二つ消音器が付いていた。その様な価格にして半分もしない車でも真面にと思うのにメルセデスがと思うが、株式過半数を買収したスポーツモデル子会社AMGがデザインしている。本来はテュ―ニング会社なのだが、BMWにおけるアルピナほど売れる製品は出していない。今回もエンジンまで手を入れている本物ならば違うのだろうが、デザインだけのAMGモデルを売り筋としているのは余程利潤が出るに違いない。それにしても高額な金額だけを取ってYouTubeを観ていると極東のロシア人朝鮮族にも笑われるようなものを販促するのには呆れる。抑々黒自体が不況対策であり、それを更に黒のフロントグリルと合わさせて、更に追加料金で黒枠のナイトラインというの迄売りつけている。余りにも節操がない。好みの問題ではない。

オプション等はネットにある動画や取扱説明書などを見て、必要ならば変更も辞さない気持ちで研究している。あれだけ複雑なシステムになると航空機と同じでじっくり準備しておかないと廃車迄全然使いこなせない。

ぶら下がるような動きが多かったので肩が痛い。鉄棒しているのと同じなので慣れさせて筋肉をつけないとまた関節を裂傷させる。



参照:
滴ることない炎に点火 2024-07-18 | 雑感
今回の脱落と修理 2018-10-08 | 生活
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カイザー音響への道程

2024-07-19 | 文化一般
承前)モーツァルトフェストの演奏会、カイザーザールではサイドの一列目も空いていた。しかし舞台を高く組んでいるのは知っていたので、後ろの席にした。サイドであるから安い。三ランク目の席であったが、音響を知るためには十分だと考えていた。

当夜演奏された曲は、ヴェーバーの交響曲二番ハ長調から始まるプログラムで、冒頭からバロック楽団の面目躍如であった。ベートーヴェンの交響曲四番と同時代の交響曲とはされながらその曲はモーツァルトの協奏交響曲以上にバロック的な楽器の受け渡しなどがある。この曲を生で聴くのは初めてだったろう。

二楽章の緩徐楽章に数年後の「魔弾の射手」の萌芽があるとされているが、そのメヌエットや終楽章のユーモア感覚がハイドンだとされるように、その響きが浪漫的だとされたのはあまり正確ではない。

そのように断定可能なのは、昨今では決定的な名演とされているバーゼルの室内合奏団をエンゲルが指揮しての上演ではバロック楽器と奏法で激しく荒れ気味に演奏された。つまり、そこでのドイツ浪漫派の萌芽とするその意味合いの認識を新たに得た。

つまりここでもその楽器間の絡み合いはよりバロックのコンツェルタントであって、その妙こそが核心にある。実はその方向でこそシューマンの作品などが評価されるのは、20世紀に実は創作としても試みられて再認識されていた。

当夜の演奏会ではフィンランドのあまり知られていないバロック管弦楽団が演奏して、ヤンネ・ニソーネン指揮でディナー付きのゆえか休憩なしで集中して三曲のみが演奏された。しかしその楽団の名前を何処かで見た覚えがあった。なんと今年のハイデルベルクの音楽祭に出ていたのだ。

ヴェーバー演奏でもとても積極的なプレーが見られて、音楽的なダイナミックスやパウゼの息など思う通りに決まっていた。この曲における協奏的なプレーの面白さとテュッティの受け応えなど、正しく聴きどころはそこにしかない。二曲目のホルンなど必ずしも超一流の演奏が披露される訳ではない。しかし音楽的な演奏における感興とかその歴史的な位置づけとかが示される演奏で、決して大きな管弦楽団を指揮者が指導するような演奏実践ではこういう曲の本質は示されない。

この指揮者とここで弾いている音楽家たちがどうもタピオラシムフォニエッタで仕事をしているようで、共同体のような関係なのかもしれない。それほどアーティキュレ―ションなども共有されているので、実演での指揮の意思がとても演奏に活きていた。

一曲目で若干雑な印象得たのも仕方がないのかもしれない。それはプログラムが進むにつれて、そのアンサムブルのあり方などを観察するとより感じられた事であり、この演奏団体のものになってきていることがよく知れたのだ。(続く)
Tapiola Sinfonietta: Beethoven Symphony No. 4 | Musicus Fest 2016 Finale Concert

Ludwig van Beethoven: Coriolan Overture - Shaw: Watermark




参照:
すっきり爽やかな泡もの 2024-07-16 | ワイン
週末の小片付けもの 2024-07-15 | 音
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滴ることない炎に点火

2024-07-18 | 雑感
蝋燭点火スティックが使えた。蝋燭も完璧だが蚊取り線香も着火した。リンの匂いもガスも無しに火を使られのも有り難い。高級レストランなどでは見ることが多いが、意外にスマートに点くことは少ない。今回の商品は10ユーロ程だった。何よりも気に入ったのがUSB充電である。匂いがないのでワインを開けて一服の感興を削がない。

翌朝ガレージに行くとなるほど錆の表面が綺麗になっていた。やはりネット情報で作った酢と食用油の混合ではこうはならなかった。油っぽくなくても綺麗な鉄っぽい表面が出て来た。先ずは一っ走りしようと思うと、後部のトランクの横が錆びていて落とすのを忘れていたのを発見。帰って来てから新たにブラシ掛けをする事にした。

戻って来て、先ずはブラシを取りに行って、ごしごしすると瘡蓋も落ちた。先ずはそこに紙やすりを掛けて、錆取り剤を塗布して、12時間待つ。それほど大きくはないが、半日ずらして、塗るしかない。

さて、予定通り、目張りを貼る。指でテープが切れるので貼りやすい。しかし細かく張るのは面倒なので適当に貼る。その間に下塗り剤の容器の缶を逆さにして置く。開けると結構グレーの色が回っていた。ブラシを突っ込んで掻きまわすとそれなりの感じになった。コロナ期間中の悪い方のマスクをかけようとするとゴムが切れたので、新たに取りに行く。こういう機会に早めに使ってしまいたい。

愈々下塗りである。流石に薬品を12時間で表面が塗りやすくて薄く塗っても余り下地が出ない。縁を上手く塗れるかどうかであるが、あまり気にせずに広めに塗っておく。前回は手を入れてあることが知られたくなかったので下地をタップリ塗る必要があったが、今回は手入れを見せることが目的なので、最低限の塗り方で、ピグメントを塗布して、最後のラッカーで表面を整えるだけである。

なるほど瘡蓋が鱗上に下がっているところが面倒なのだが、廃車迄の間なので出来る限りボンドとラッカーの上塗りで誤魔化したい。そこ迄捲っていくと限界が無くなる。目張りの効果は大雑把に面で塗れることで、ブラシ一気塗りの効果があって表面を均す必要もなかった。

半日経過以降に塗り残り片付け、先ずは下塗りは一先ず終了である。材料はまだあるのでブラシも残りは小さな歯ブラシでも使えそう。スプレーは水曜日までに到着の予定だが、遅れるならば水曜日には塗れない。塗れて仕舞えば木曜日には普通に走れるようになるか。どうせ目張りはビニール袋も使って違う貼り方になるので、そこからは改めて遣り直しになるかもしれない。

ここ迄仕事をすると右肩が痛くなった。肘にも走りに続いて負担が掛かっている。力を掛けるのは鉄ブラシと紙ヤスリだけであるが、二時間ほどの作業で疲れた。肉屋の序に床屋の予約を取った。来週までで夏休みそうだったので、火曜日の予約とした。手持ちの現金で夏迄の洗濯代もそれで支払えるか。

塗り残しも就寝前に済ませた。水曜日にスプレーが配送されれば、色はと不可能である。最後のラッカー迄の何時間空けるかである。



参照:
機会均等への社会的判断 2024-07-17 | マスメディア批評
週末の小片付けもの 2024-07-15 | 音
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機会均等への社会的判断

2024-07-17 | マスメディア批評
一走りから帰宅への車中。SWR交響楽団の次期音楽監督ロート氏との契約の履行の決定が報じられた。そして文化局長のアンケ・マイ女史が答える。まず最初に、フランスで報じられた事件のようなことはSWR内部では断じて許されない。現在までには問題がなかったとの調査結果 — 嘗て長らく合弁前のSWF交響楽団時の見解は以下の決定過程に繋がるかもしれない。同時にその役割と昨日から楽団との信頼関係なくしては任務が履行されえない。そこから防止策として、指揮者・楽団、客演ソリスツなどに適用される基準が設定された。それを話すマイ女史も楽団のマネージャーと共に自ら監視する責任を負う。

今回の判断には公共放送局として、ケルンでは顧みられなかった、多様化の中での差別のない機会均等の権利を尊重するという社会的な使命がある。つまり本人も過去の誤りを認めていて、そして新たに適用される基準に同意していることから、もう一度機会を与えられてしかるべきだという判断。また同時に芸術創造の場、つまり感情的な親近感などの無いところでは仕事が実らないという特殊性もあって、お互いの信頼感を構築する為には基準の中で試してみるしかないというのである。

こうした判断に至る経過には既に言及した様に過去の楽団からの楽員などの支持も少なくはなかったということで、即ち楽団内にも批判もある一方今後音楽をする環境にはあるということらしい。そしてその決断が社会的に批判を受けてということになるかもしれないが、前任者の時と同じく、楽団と指揮者が何を芸術的に示せるかというSWRの主張となる。

指揮者ロートへの個人的批判点が今回のことでより明白化されることで、音楽的にも明晰化されるのではないかと期待する。舞台上や裏そして会場の受け止められ方は分からないが、最終的には芸術的な評価の如何でしかない。

スチールブラシでゴリゴリやった。昔何かに使ったことがあると思うが自分で購入して使うのは初めてだった。銀色の固い方でごしごしやったが、思っていた様に表面の痘痕が落ちるほどの効果はなかった。だから紙やすりで擦る必要はあった。回りの鱗が少し落ちる感じは悪くない。二種類の柔らかい方を使う必要は無く、やすりで表面を滑らかにするだけで十分だった。

そこで走りに行く予定だったが、まだ陽が高く摂氏30度に近かったので、断念して錆落としの薬品をピンセルで塗ることにした。念のために両方の後輪タイヤには布を掛けて保護した。

細いピンセルを使ったので最小量を満遍なく塗布するに終ったが、少なくとも削った錆の粉などはこれで綺麗に落ちる筈だ。12時間待つので、朝一番に車を動かして走ることで、又一日車を停めておくことが可能となる。上手く行くとその間に塗料も配達されてスプレー塗布も可能となるかもしれない。

念のために下塗りの材料を再検査すると3CM以上の量があり、下に溜まっているピグメントを掻きまわして溶かすと、先ずは一通りは塗れるような気がした。錆び落とした場所も深くはなく薄く濃く塗ることが重要である。痘痕を如何に平らに塗るかだけである。大きな刷毛で塗ってから、クレディットカードのようなものをヘラにして表面を平らにするしかない。



参照:
SWR hält an François-Xavier Roth fest, Anke Mai, 16.07.2024 vom SWR2
隈も何もない浅墓さ 2024-05-25 | SNS・BLOG研究
週末の小片付けもの 2024-07-15 | 音
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すっきり爽やかな泡もの

2024-07-16 | ワイン
ヴュルツブルクのレジデンツでゼクトが振舞われた。演奏会後のディナーにも合わせたものなのだろうが、フランケンヴァインの各町のヴァインプレンツィンが集っていて、正装で聴衆を迎い入れて、グラスが手渡された。

毎年のように最後にやっているのかどうかは知らないが、ワイン業界にも重要なイヴェントになっているのはよく分かった。最終演奏会だったのだ。

そこで供されたものも決して悪いものではなくて、催し物の前にはアルコールを飲まない私でもあるが、軽くすっきり感は暑い日にも全くなんともなく清涼感もあった。十二分な宣伝が出来た筈である。

会場への人がいない大階段とそのフレスコ画を幾らか撮影できたのは良かった。ここだけはザルツブルクよりも価値があるかもしれない。

レジデンスの前に広場を大駐車場として開放しているのも観光地としては大きな加点である。街自体の通行量も知れていて、飲むワインには事欠かず、それなりの美味いものもある。

今回ビュルガーシュピタルで食したのは、フランケンの名物料理のブラウツィッペルである。何か長いものだという感じはしたが、皆目分からないので訊ねてみた。ソーセージの酢っぱく湯がいたものだということで食した。見た目からすると熱くないヴァイスヴルストのようでもあるが、実質的にはブラートヴルストの焼いていないものとなる。その酸味が爽やかでつけ合わされている野菜も気持ちよい。勿論酸味の効いたワインに完璧である。ジルファーナ―で十分である。

その名前の由来は長いものはペニスとも称されて、ブラウは鱒を同じように煮たフォレレブラウから来ているとも書いてある。なるほど基本的な味筋も似ていて青っぽい感じもそのものである。やはり旅行に行って土地のものに巡り合えるのは醍醐味である。

翌日マイン上流のゾンマーハウゼンに出かけた節にも醸造所のおばさんにそのことを話すとそれはと笑っていたので、やはり地元の人にとっては、こちらでのザウマーゲンとかその手の密かな料理にもなっているのだろう。

特にワイン処での食事の質は、その産地でのワインの質を反映する。それがは最も敏感に反映するのは地元の蔵出しワイン酒場のであったり、それ以上に少し手の込んだ食事を出しているレストランであったりする。それはフランスでも同じで、ボルドーでもサンテミリオンとメドックでは料理の質や出しているものも違っている。

こちらワイン街道でもこの四半世紀でリースリングの質が向上したことから、嘗ての様に塩辛くしてワインをがぶがぶ飲ませるような料理は殆ど無くなった。それからすればフランケンもまだこれからで、ワインの質も料理の質も徐々に上がっていくものと思われる。



参照:
視覚を超えるバロック音響 2024-07-14 | 音
フランケン葡萄処漫遊記 2024-06-21 | 試飲百景
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週末の小片付けもの

2024-07-15 | 
手が空いているときに片付けもの。ヴュルツブルクのそれも片付けたいが、嘗てそこからの放送も非圧縮でそれをDATで録音していた。そのプレーヤーの開閉窓のゴムが伸びて来て異音を出すが、再生中には問題がない。夏の間にと思っているカセットデッキ同様に修理していない。

それを再生しようと思ってモーツァルトフェストの過去の録音を探した。クーベリック指揮他があるのだが、一度ケースごと落として中身と一致しないものがあって、そこにはザルツブルクでのドホナーニ指揮の「コシファンテュッテ」が入っていた。それは所定のところに戻すと、そこに入っているものがまた異なった。これは片っ端から頭出しする仕事もしたくないので、ちょこちょこと音出しをする。

放送もPCM36kHzサムプリングレートだったので、録音もそれに合わせてあって、現在のハイレゾからするとCDにも満たないのだが、新車にも搭載されている圧縮AAC音声のデジタルラディオDABよりはいい。逆にDABで問題なく入信可能ならばPCで録音するのと同じように走行中に録音可能か。

DSRを録音している期間はその放送が終るまでの90年代の中盤である。BR関連は当時のものもあるがそれ以前のアーカイヴからの放送を録音している。ベルリンからはアバド時代で丁度下手な演奏が耳についた時期である。どうしても生で聴く機会を作ろうとも思わせなかった。録音してあるヒンデミートなどでもCD化されたもののように編集が出来ていない生なので繰り返すには聴くには絶えないものが多い。

しかし久しぶりに音出しすると、そのデジタルの水準に拘わらずにしっかりした音が出て気持ち良い。所謂スタディオクオリティーでなくてもBGM程度に流しておくにはこれで十分であり、逆にPCオーディオでのハイレゾにはない音の落ち着きがある。DACは同じものを通していて、DSD化されることで余計にそのように感じるのだろう。

オーディオ趣味の発想からすると、こうしたバランスの取れた音響が家庭での音楽鑑賞として求められるものなのだろう。そうした市場も今や留意するほどもでもなく収縮して仕舞っているのだろう。

土曜日は20時過ぎには起きていられなくなった。アルコールも少し入っていたがやはりここ暫くの天候に合わせるだけで疲れが溜まっていたのだろう。24時過ぎに完全に起き上がって、再び就寝した。それでもぐっすりと眠れた。朝晩が冷えるぐらいの方がやはり気持ちが良い。

週明けから暑くなりそうで、そして直ぐに雷雨に見舞われるらしい。夕方までに走っておかないと時間がないかもしれない。錆取りブラシが配送されるので、急いで錆を落として、軽くヤスリがけして、錆落としを塗布しておけば、翌日火曜日には下地塗りが可能となる。それも12時間ぐらいすれば乾くだろう。

その様子で目張りなどの準備を考えればよいだろう。もし下塗りの材料が足りなければ材料を取り寄せたりで、もう一週間ほど時間が掛かるかもしれない。足りると思うのだが、缶の半分以下になっているのでなんとも分からない。前回は厚塗りしたようだが今回は最早色目に拘らず薄く塗れる。



参照:
手作業での車の塗装 2017-09-01 | 生活
視覚を超えるバロック音響 2024-07-14 | 音
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視覚を超えるバロック音響

2024-07-14 | 
6月のヴュルツブルク訪問。コロナ前からそこで開かれるモーツァルトフェストは何度も入場券を準備していた。主な理由は適当な距離でワイン祭りを逃れれるからに過ぎなかった。丁度その時期に開かれる音楽祭であることには変わりない。

クーベリックやデーヴィスが振っていたころにも出かけてみたいと思っていた。現在の音楽ホールでモーツァルトが真面に演奏されることは稀になったから、シュヴェツィンゲンをはじめこうしたところで演奏される機会は貴重である。ご近所のシュヴェツィンゲンに関しては、室内楽なら全く問題がないのだが、協奏曲から交響曲となるとそれほど適当な演奏会場ではない。

その点、ヴュルツブルクのレジデンツの広場は、モーツァルトとの直接の関係は薄くともその素晴らしい音響はザルツブルクと同じ設計者のバロックの司教区として特別な意味を持つ。時代性である。

その建物自体は見学を二度ほどしているので馴染みである。しかし、そのカイザーザールの音響を確かめるのは今回が初めてだった。勿論中継映像か録音などでも何度も聴いていて、マイクを通した音には馴染みがある。そしてそこの音響は想定を可也上回っていた。

こうしたバロックの大広間での演奏会には接することがあってもその視覚的な華麗さを超えて音響的に本当に満足できる会場は未だ嘗て経験したことがなかった。しかしそこは偶然にか聴覚が視覚を越えていた。

実は今まで購入しながらお流れになって払い戻したり再投資したりしていた席は殆どが次の間のヴァイスアーザールだった。価格のこともあるが、本会場は常連さんに売れて仕舞って中々入手が難しいということがあった。今回はガラと謳ったディナーが付き券があまり売れていなかったようで、比較的安くていい席が空いていたことが購買に繋がった。40ユーロだった。その前提としてワイン祭りの日程があるものだから必ずしもそれを目指してとはならない。

それでも初モーツァルトフェスト訪問は、先ずそれを確認しただけでも大成功だった。そして、あまり人気の無かった最終日のフィンランドのバロック管弦楽団の演奏はその殆ど無名の指揮者と共に想定を遥かに上回る質であった。コロナ期間中に購入しながら無聴衆などで生中継されたものなどよりも音楽的に遥かに充実していた。

今回の一連の旅行は先ずはミュンヘンのレジデンツの演奏会場の音響を確認する件があって、その演奏会内容が指揮者交代によって殆ど無意味になって仕舞ったことから、どうしても意気消沈することが多かったのだが、ヴュルツブルクでの音響の体験とその演奏内容はそれらを補って十分なものであった。

今後もワイン祭りが開かれる度に出かける可能性の一つとして間違いなく上がってくるモーツァルトフェストである。中々今回の様に価値のある演奏会はないに違いないのだが、その特別な音響であるからこそ、芸術音楽的に意味を放つ演奏会が今後も催される可能性が存在し得るのを確認したことになる。(続く



参照:
フランケン葡萄処漫遊記 2024-06-21 | 試飲百景
飽和するぬるま湯環境 2024-06-19 | 音
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白板で束縛される

2024-07-13 | 雑感
錆落としの液が届いた。思ったよりも小瓶だった。説明書を見ると、先ずブラシと紙やすりで掃除して、ピンセルで塗って、12時間とある。ブラシが届くのが月曜日となると、早くても下地を塗るのは火曜日以降となる。下地を乾かして仕舞えばラッカーを塗るのは何時でもいい。まだ大分剥がしたがまだそことは別に瘡蓋が被ったところはあるが、それは今回はやらない。最後までもってくれると思う。月曜のあとの水曜日にはまた車を動かせるだろう。下地の残りを刷毛一本でざっくりと塗り了えれれば先ずは成功だろう。

久しぶりにモニターの後ろ側の壁を整理した。白板を置いてから四半世紀になるが、その後のPCをドッキングステーション化したので、大きなモニターの後ろ側に隠される形になっていて、長く有効利用が出来ていなかった。今回、白板の下縁をモニターの上に下まで上げたので、ピンボート以外にもボードとしても使えるようになった。これでYouTube配信が可能になるか ― 実はもっと大きな白板が架かってはいる。机の前なので主に電話時などのメモに使いやすい。元々はその為に設置したのだった。

就寝前に蚊が飛んできたので、金鳥を燻した。神経ガスで睡眠の質が変わる。涼し目だったので寝室を閉め切れたのも違うだろう。就寝前の目薬で全20回程は点している。二滴づつで40液ぐらいか。どうも眼精疲労に効果が出てきた感じである。眼の隈も質が変わってきている。全体の六分の一ぐらいの消費なので、半分ぐらい即ち月末ぐらいには結論が出せるかと思う。決して重篤な訳ではなかったが少しでも健康に感じるようになるのは素晴らしいことだ。

彼の楽聖ベートーヴェンでも晩年の弦楽四重奏曲イ短調作品132の緩徐楽章において、「聖なる回復への神への感謝」と題してリディア音階で印象深い音楽を書いている。如何に肉体的な束縛から人も逃げられないかが芸術音楽によって語られることになる。

新車のヴィデオなどを観ていたら気になることが出て来た。トランクの自動開閉の件で、それがついていない仕様の試乗ヴィデオで初めて観たからだ。発注した車にもついていると思い込んでいたからだ。そのオプションはつけていないことが分かった。理由は宣伝文句が両手が塞がっても足のキックで開けれるとあったからだ。そのようなものは必要がないが、閉める時に腕を使わないでいいのは嬉しい。そしてその開閉と先日言及したキーの代わりにアップルウォッチが使える機構も同じオプションに含まれていた。全部合わせて税抜きで1500ユーロなので可也高価である。

そしてこうしてその価値があるかどうかを再吟味できた。どうしても必要ならばまだ発注は可能だ。しかし、断念も可能である。トランクルームは手動としても、開閉をどうするか。スマートフォーンなどにコードを入れることは安全性を強化はしないだろう。コードを読み取る可能性は増える。そこから推測すると、鍵がなくてもコードを盗んで車を盗めるということは、鍵がなくても動かせるということでもある。コードを盗むシステムは比較的容易に入手可能と書いてあった。本鍵を持参していて、そのコードを読み取って、アプリケーションで肩代わりすることはそれほど難しくない。本鍵がなければ動かないこ方が安全である。

車のデザインモデルによってはそれらを全てパックにして比較的安く提供している。しかし敢えてそれを選定しなかった。その結果がどうなるか。お仕着せは嫌いなので、こちらの思う通りにオーダーできることに価値を見出す。必要のない機能はつけたくない。



参照:
使い切るべきその価値 2024-07-06 | テクニック
漆黒でも冴えない星 2024-07-11 | 雑感
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ボックスボイテル手入れ

2024-07-12 | 生活
インキンタムシのスプレーを使った。保存期限2004年8月になっているので使ってみた。何か突然痒みを感じたからだ。こういう時には触る前にと、薬箱に使っていない薬があったのを思い出した。パンツも脱がないと塗布できないので面倒なのだが、掻いたり触れたりする前に判断よく塗布しないと意味がない。包装を開けて、塗布すると気持ちよく沁みた。しかし痛くはない。これが可能なのも早期発見と治療のお陰である。

それにしてもサウナでどこかに座ったり、誰かの履物を使った覚えもない。カンディダは菌であるからどかかについていたのだろう。なぜスプレーがあるかというとその当時に酷いことになっていたからだ。肥満で尿に糖が出ていた疑いに気が付いた時だった。

そのように日和見感染などの兆候ともなる。確かにここ一週間ほどで体重増加していていて、体格も大きくなってきている。脂肪は増えている感じはないのだが、活性化してきている。それと関係があるのかどうか。アルコール量も増えていない分、甘いものの消費は増えているかもしれない。

暑い時でもそれなりに運動が出来ている事は特記したが、先日走って急坂を下りてくると物凄い速度で二台の自転車が上がって来た。二人共奥さんみたいな人なので、電気マウンテンバイクだと気が付いたが、初めて確信した。以前免停になったら欲しいと思っていたのだが、価格以前にまだまだ普及していなかった。そして今、坂を走るのに慣れるとあまり欲しいとは思わなくなった。アウトバーンでの二輪車もそうなのだが、態々金を掛けてという気にはならない。結局遊びでそういうことをしようとは思わないのだ。

次の旅行の為の準備である。ルツェルン音楽祭である。前回バーゼルに出かけた時にはスイスフランを持って行くのを忘れた。よって手元に20フランケンあるので、初日はそれで用を為す。確か会場のKKLは駐車料金もカードが使えたと思う。休憩がなければコーヒーも一度ぐらいしかサローンで飲まないので、プログラムぐらいだろうか。初日に殆ど要らなければ換金の必要もなくなる。

さて車の塗装の誤魔化しである。色々考えていても埒が明かないので、先ずはラッカーのスプレーを発注20ユーロ、それに錆落としのスティールブラシと錆落としの薬品を発注した。双方の間に前回使った紙やすりを使えば下塗りの準備は出来る筈。一か所大きく浮いているところの鱗を前回の様に接着剤で張り着けてみるかどうか。前回はその縁をラッカーの仕上げて抑え込んだ。しかしその下地が錆びているので、結局浮いてきた。しかし数か月ぐらいならばなんとかならないか?先ずは下の錆を削ってそこに接着剤を埋め込んでテープで押さえておこうかとも思う。くっつくかどうか?結局錆落としが工具でないと手間が掛かる。

目張りは最後に使うのだが、アマゾンで一挙に先日の踵上げの内底のLサイズも発注した。やはり必要な10㎜上げにして、問題の靴での収まりを試してみる。因みに10㎜のMを普段の靴に敷いてみると大きさは合うのだが、踵が浮き過ぎるのが分かった。要するに必要無い。

もう一つ電子ライターも発注した。USBで充電できるもので、それを使えば蝋燭もワインの香りに影響することなく点火できて、金鳥も面倒がらずに着火できるようになる。タバコのみではないので、人がおいていったようなマッチが底をついてきていたのだ。



参照:
踵を上げて、前を見る 2024-07-07 | 生活
セカンドでも駄目? 2024-07-05 | 生活
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漆黒でも冴えない星

2024-07-11 | 雑感
就寝が遅くなった。涼しく湿気もあって朝寝するかと思っていたら、蚊が飛んできた。就寝前にも特別に蚊取り線香を焚いていたのだが、取り分け大きく元気そうなのがやって来る。動きがいいので吸い付いてじっとすることもなく方々にアタックしてくる。仕方がないので、線香に火を灯した。こちらが燻される感じでないとこうした元気な蚊にも効かない。神経に来るのでこちらも堪えるので嫌だが仕方がない。毎晩のように一匹の蚊に悩まされるわけにはいかない。折角金鳥の貯えがあるのだからここぞという時に使う。

新シーズンのフランクフルトの買い物は結構な額になった。それでもまずは一安心で、あとになればなるほどお得な席は無くなる。ミュンヘンとかの招待券や戻り券のようなものはあまり戻ってこない。

NASに記録してあった記憶にないエンゲル指揮のファイルを朝から開いていた。あまり時間がなかったので音出しできていなかったが、頭出しすると2016年2月のベルリンのコミッシェオパーでのオペレッタ指揮だと分かった。なるほどミュンヘンデビューも予定より早く他の指揮者に代わってレハールを振ったので、違和感はなかったが、そのオッフェンバックを振る背景は分からなかった。ネット検索をしてもその批評などはとてもいいもので、実際に音出ししてもアンサンブルもあそこの座付き楽団にしてはペトレンコが振ったレハール以上のもので驚いた。コンサート形式という利点があったのだろう。実際に昨年も飛行場のあの条件の悪いところで同じ楽団と素晴らしい音楽をなしていた。

2016年を調べると、ベルリンでセミナーをしているサイトが出て来た。ザクセンアンハルトの催し物だったようであるが、若い指揮者を集めて新しい音楽へのアプローチを教授していたようだ。その中には日本で有名な京都の交響楽団の音楽監督になった沖澤もいる。沖澤のプロフィールにはエンゲルのセミナー参加とあったので驚かなかったが、もしこれだけなら最重要の音楽劇場に関しては習えていないのだろう。そもそもムーティの日本でのセミナー以外のどこでオペラ指揮の勉強をしたのだろうか。ペトレンコ指揮「スペードの女王」のアシスタントとしても真面に活躍できたとは誰も思っていない。

オッフェンバックに関して一寸したプロジェクトの話しがあって、その方の以前から知り合いの専門家とコレスポンデンツしたことがある。上の音源は2020年にコロナ期間ということもあって、大晦日に特別にアーカイヴからベルリンの放送局から年忘れとして流された良質の録音である。そこでもフランスでもドイツでもなしというユダヤ人にはあり勝ちな話しなのだが、同時にオペレッタというフレンチカンカンで有名なオペラコミークとの間にもある。また作品自体がズボン役がホモセクシャルからヘテロセクシャルへと扱われているという前支配人バリコスキー好みの典型的な催し物となっていたようだ。

知る限りエンゲルは両点にも関わらないのだが、どういう関心からというのはこちらもそういうプロジェクトが身近にあったことでもその時代の趨勢が知れるというものだ。

ボールダーに向かう時に我が市内でボンネットに星がついているのを初めて見て、発注したモデルと同じ車種だと初めて確認した。黒塗りだったが、あまり冴えなかった。縮小色で小さく見えてしょぼしょぼするので、試乗車のシルヴァーよりも悪かった。やっぱり星無しの方がデザイン的にも優れていそうだ — 抑々塗料で何が儲かる、なにを推せば最も利益率が良いかで売りの趨勢が決まる。



参照:
オーディオ的考察の叩き台 2024-04-27 | 音
しっかりと押さえた 2024-07-10 | 生活
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しっかりと押さえた

2024-07-10 | 生活
これだけの気温変化があると辛い。前日に運動していても代謝が今一つの様な感じがする。久しぶりに熱気を感じる。午後になっても仕事が手に着かないので、15時過ぎから買い物ついでにボールダーに出かけることにした。摂氏30度を超えると適当な洋服がないので、裸で出かけて、運動の帰りに買い物もしてしまうということだ。

その前に月曜日から再開したクリーニング屋に白いシャツを出してこないと汚れが益々落ちなくなる。内側に折って乾き切らないようにしておいたのだが、余計に汗臭くなっていた。

今回は前回力が出なかったクラフトプローベのところから始めた。通して解決できなかったが、ポイントは掴めた。次回は通せるかもしれない。それよりも15時40分ぐらいに靴を履き替えて、どうしても急いて準備運動なしでやって仕舞った。気が付いてやり直したが遅かったかもしれない。少なくとも首と肩だけは解しておくべきだった。

二つ目の課題は、ロッホムスターでカンテラインは腰かけてのそれが解決できなかった。まだ何となく勘が戻っていない。十年前に解決していたものなので記憶に薄い。身体はまあまあ動く。最近は若干食事量も上げて筋力をつけるようにしているので悪くはないと思う。無駄な脂肪が取れて同時にまた大きくなってきている。

週に一度でもまだ機会があれば続けると力になるだろう。上半身に力が入るようになってきたのが大きい。しかし、帰りに無理して靴を履こうとしたら肩が抜けそうになった。やはり柔軟体操が足りなかった。膝もガクガクした。

その勢いで夜中まで起きて、フランクフルトの来シーズンのオペラの席を確保した。前日まであやふやだったのだが、ティテュス・エンゲルがライマン作曲新制作「ランヴィジーブル」を振る。今年亡くなったところなのでそれとは関係がなかったのだろう。メーテルリンクの原作だ。初演がベルリンで2017年の第三回目なのでレフナーという人の演出によるが間違いなく決定的な公演となるのだろう。

先ずは初日の比較的良さそうな席を一つと同じ価格帯でもう少しいい席の楽日とを押さえた。新制作初日は定期会員がいるのでそのクラスで最もいい席の入手は中々難しい。同じ席は音楽監督のグックアイス指揮の初日もデビューになるのかジャコーの指揮の初日も同じように出ているので同じ人が座るのだろう。

その点、再演の「ジャンヌダルク」と「選ばれし乙女」のタブル公演の方は初日も一番いいい席が、最終日も下のクラスの一番いい席が残っていたので押さえた。全部で計四枚を購入した。

1月のハノーファーは世界初演で一枚購入したが、そちらは価格もクラスで一番いい席で三分の一以下だが、交通費宿泊費が嵩む。それゆえにバーデンバーデンとかフランクフルトは通っても駐車場込みで40ユーロぐらいなので二回行ってもまだ安い。やはり近場で指揮してもらう機会があれば何を差し置いてもという気持ちになるのは当然だろう。そして歴史的な公演に立ちあえる機会が加味されている。



参照:
我について来る認識 2024-06-28 | アウトドーア・環境
詰将棋のような遊び 2024-06-07 | アウトドーア・環境
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目覚良いブルーマンディ

2024-07-09 | 
久しぶりに気持ちよく目が覚めた。特段これといった原因はない筈だが、月曜日に目覚めが良かったのは記憶にない。なるほど天候は晴れて、そして清々しかった。心理的に取り分け清々しい背景もなかった。ベットでのタブレットの使用も少なかったとはいえ全く使ていない訳でもなかった。ベットに入ったのが若干早かったのと、珍しく日曜日に飲酒しなかったことが大きいかもしれない。ワインの瓶をと取って来ていなかったからだ。やはり地下に入れておくと態々取りに行くには口実が要る。

タブレットで見ていたのはハイデルベルクの秋の音楽祭の売り出しがあったからだ。小さな秋のアルテアウラでの九つほどの催し物で、こじんまりとしたものだが、今迄の常連がついてきているので、それなりの集客力がある。先ずは定期会員を集っていて安く出ていたのだが、もう一つ行くとしてもポルノピアニストの妹のリサイタルぐらいで、お姉さんを見に行くのでもなく芸術的な価値は皆無だった。その他も有名なピアノトリオとかサローン以上の価値はなかった。正直プログラミングに全く芸術的なコンセプトを見出せない。

それでも初日にフランソワ・ルル―のオーボエリサイタルは興味を引いた。最近は奥さんのリサ・バティシュヴィリとミュンヘンからベルリンに移ったのだが、ハイデルベルクには初登場となる。友人らとは何度も話題になる演奏家なのだが、実は生で聴いた記憶がない。少なくともソナタ演奏は聴いていない。そこでこの機会に小さな会場で是非ということになった。レパートリーによってはやはり現在の第一人者という印象はある。ある程度の年齢なので、技術的に頂点にはいないのだろうが、少なくともソロリサイタルをやっているうちにということである。

入場料も最高額が52ユーロで、最低が20ユーロなので、それだけのギャラを取っているということでしかないだろう。適当な価格でと思っていたが、開始時刻を過ぎてから出て来たのは限られた自由席枠だけで、大して良い席はなかった。完売しそうで、如何にこの音楽祭が十年以上の時を経て定着してきていることも分かる。大学での開催乍その客層はそれほど若くと高年齢でもなく、ハイデルベルクの通常の聴衆という感じはある。様々な催しものではやはりマンハイムのそれとは異なって、若干インテリ層は多いかという程度で、姉妹都市のケムブリッジなどの聴衆ともに通っている。勿論予算の中で一番よさそうな席で手を打っておいた。それで充分だと思う。

フランス物プログラムで、殆ど聴いたことのない作品も入っているので楽しみである。九月の末はそこからフランクフルトでのバムベルク交響楽団、クロンベルクでの演奏会と三つほどが続いて、秋のシーズンに入る。今秋は車のことがあるので出来る限り出かけないようにしてあるのだが、なんとか最後まで無事走って欲しいと思うのみである。

目覚めがいいことと、眼精疲労とは関係性がある。目覚めがいいという時はやはり眼の調子もよい。明日あたりから夏日和となるので、そろそろ髪結いの夏休みを聴いておいて、一番都合の良い時に散髪としたい。そこで寝具も夏物とすれば、盛夏もそれで無事終えれるか。



参照:
しっとりとした旧市街風景 2024-03-17 | アウトドーア・環境
声が聞こえる大きな手 2024-04-13 | 音
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推挙の為の整理整頓

2024-07-08 | 文化一般
引き続き塗装の準備をしている。塗料はアマゾンでも買える。スプレーが仕上げの艶だしと二本で15ユーロで、送料も5ユーロだから20ユーロで仕上げられる。スプレーを使いたいと考えたが、目張りが大変なことも思い出して考えている。因みに筆塗り用も3ユーロ程高くなるだけだ。

前回の2018年にはスプレーは失敗が怖くて使えなかった。しかし今回は目的も少し違う。極端な話、絵心ある人なら車にアートしてもいいのだ。それでも今の儘放ったらからしにしているように見えるよりは真面な運転手と思われる。

目張りもテープを張ると下が剥げれると元の木阿弥なので、目張りテープを探す。150メートルが12ユーロ程で適当なものがある。室内でも使いたいところはあるのだが、これまた形状が様々で中々難しい。

先ず錆を落とすには紙やすりを使っていたが、油と酢を調合して数時間つけておくと落ちると書いてある。これも試してみると下塗りをしやすくなるかもしれない。

年間のオペラアワードへの推挙を投稿した。結構考えた。先ず新制作で最も印象が強かったのはベルリンのテムペルホーフ飛行場でのヘンツェ作曲「メデューサの筏」である。演出・音楽ともその特別なロケーションを含めて印象に残るだけでなく、その聴衆への働きかけからすればこの制作以上の音楽劇場を経験したことがない。主催のコーミッシェオパーの常連さんの層はよく分からないのだが、現在のベルリン市民の大きな一角に訴えかけたものは大きかったと思う。音楽劇場がこれほどに強い社会性を担えるかどうかの疑いに結論を出して貰えるものだった。ゆえに演出家クラッツァーと指揮者エンゲルの二人は頂点であった。その効果の強さと社会的な広がりは、ペトレンコ指揮のシュテルツェル演出「エレクトラ」などが到底及ぶものではなかった。

勿論音楽祭としてバーデンバーデンの復活祭をそこに加えることも忘れてはいない。そこで年間最高の女性歌手はエレクトラを歌ったシュテムメ以外の誰でもないだろう。男声もフォークトで誰も異論はないだろう。

その点でもニューカムマーとしては、シュトラスブルクでファッジョーリの相手役を歌ったノナーエで、マオイのカナワを引き継ぐとてもいい素材だと認識した。即ち珍しい作品の再演としてその制作の「ポリフェーモ」は外せなかった。そしてそのサンダル映画仕掛けの落ちにした舞台衣裳デザインのアンネマリー・ウッズも推挙した。

また新リリースメディアとしてニールセン作曲「マスカラーデ」のエンゲル指揮クラッツァー演出のフランクフルトでの制作、そして劇場としてシュトッツガルトを推挙。

名前等を確認するためにプログラムを出して調べたが、まだまだプログラムが整理されずに机上に積まれている。これも今のうちに片づけておかないと新シーズンが始まって収拾がつかなくなる。もう少し書き留めておかないといけない件もあってそこでやっと整理整頓となる。



参照:
セカンドでも駄目? 2024-07-05 | 生活
生きているだけでいい? 2023-10-04 | 文学・思想
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踵を上げて、前を見る

2024-07-07 | 生活
アパートメントの管理組合総会であった。数人の参加者でも無事成立した。ヨーロッパカップの前でも用を為した。毎年出かける訳ではないのだが、リフォームを計画しないといけないので、外装のそれなどとのざっくりした進行状況を知っておきたかった。保存建造物となっている外壁や門なども6万5千ユーロ程の見積もりが出ていて、先ずは2万ユーロから初めて二三年かけるという感じである。こちらもその間にリフォーム二軒分を進めればよい。

今回はお湯のメーターが壊れていたことで、推測値で二年間金を取られていたことと、そのメーターが壊れていたのを知ったのが二週間前で、バルブが締まらないので交換できなかったことに関して、清算とバルブ修理を含めてメーター交換の手配をして欲しいとしてきた。つまりバルブ修理の費用もそこから清算して貰えばいいということでもある。メーターを交換しない限り何にもならないからだ。

他所のオタクで床の話しが話題になっていたが、調べると色々な方法があるようだ。現在は絨毯を使っていて、それがボロボロになっているが、次回も下階との防音などを考えればより厚い絨毯を使いたい。最初は傷み方が分からなかったが25年程使ってみて、同じ程度の耐久力があれば素材に拘ったものにしてもよいと思う。

場所によっては組板を敷いてもいいと思っている。主に音響的な面で試してみたい。一番いいのは敷く絨毯の量で残響を調整可能なことである。バスやバルコニーなどは其の儘タイルでもいい。二軒の街道側は事務や公式な空間にして、スクエアー側はよりインティームな空間にしたい。音響に関しても公式側は若干響き音出しも出来るぐらいにしたい。遮音処置をするのも悪くはないかもしれない。インティームの方は抑えてより落ち着ける空間にする。インテリア―も対照的にすると同じ屋根裏部屋も異なった雰囲気が出される。両軒をコネクテッドするかどうか?

例の金脈から様々なファイルをダウンロードしているのだが、ティテュス・エンゲルの指揮の先生でもあるクルティック指揮のヘンツェ作曲「レクイエム」があった。年齢的にはそれほど上の人ではない筈だがザッハリッヒでスタイリッシュな指揮なので、思っていたよりも上の世代の感じがする。劇場でも振っていたようだが、一寸固いかもしれない。

靴を磨いて、先日購入の中敷きを入れてみた。先ず靴クリームは新たに買って使っていたボルドー色で丁度良かった。中敷きの高さ10㎜は不自然さの無いギリギリで、Mサイズ中敷きでは若干支えが弱くなる感じがした。念のためにより大きい靴に入れてみると、明らかにLサイズでないとダメなことが分かった。5㎜でLサイズを試てもみようかとも思う。

これも本格的に使うまでには時間があるので、時間を掛けてベストなものを探せたらよい。踝が当たらないだけで旅行で可也歩けるようになるとも思う。



参照:
夏至の週末のお愉しみ 2024-06-23 | 料理
位相が発現するトリオ 2024-07-04 | 音
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