股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

怪物はささやく

2017年04月20日 00時11分28秒 | 映画評論カ行
製作年:2016年
製作国:アメリカ/スペイン
日本公開:2017年6月9日
監督:J・A・バヨナ
出演:ルイス・マクドゥーガル,シガーニー・ウィーヴァー,フェリシティ・ジョーンズ,リーアム・ニーソン
official site

13歳の少年コナーは、裏窓から教会の墓地が見える家で難病の母と暮らしている。ある晩、コナーの前に怪物が現われ、これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。
イギリスの作家パトリック・ネスによる世界的ベストセラーを、「永遠のこどもたち」のJ・A・バヨナ監督が実写映画化。孤独な少年と怪物による魂の駆け引きを幻想的な映像で描いたダークファンタジーで、スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で9部門を受賞した。「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のルイス・マクドゥーガルがコナー役で主演を務め、母親役を「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズ、祖母役を「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーバーが演じる。リーアム・ニーソンが怪物の声を担当し、モーションキャプチャーにも挑戦。

久しぶりの試写会。孤独な少年と怪物との駆け引きを描いたダークファンタジー。難病の母親と暮らす少年コナーは、母親が崖から落ちる悪夢に毎晩うなされる日々を送る。部屋でスケッチブックに絵を描いていると窓の外から大きな物音が…。そこにあったイチイの木が突然怪物に変身しコナーに迫ってこう告げる。「今からお前に3つの物語を話す。4つ目の物語はお前が話せ」というお話。怪物のCGは自然でした♪母親の病気、学校でのいじめ、祖母との関係、父親の存在…若干13歳のコナーにとっては抱えきれないほどの悩みを持っていた。人には言えない自分の本当の気持ち。きっと怪物はコナーに本当の気持ちを気付かせたかったのだろう。辛い環境から抜け出したい逃げたいと思う気持ちは誰もが持っているもの。でも逃げることのではなく、目の前の事実に向き合うことが大切さなのだと感じました。コナーの葛藤や苦悩が伝わる良質な作品だと思います。現実に向き合えたコナーはきっと立派な大人になれるでしょう。コナーが救われたことに安心しましたが最後の感動やオチが少々弱いかなと。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 涙するまで、生きる | トップ | 美女と野獣 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画評論カ行」カテゴリの最新記事