京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「ネコのテレ笑い」

2023-07-10 11:25:12 | 時計修理

「とーちゃん、阪神勝ったのにすっきりしないね~。お天気といっしょだにゃん!」ヒット5本では面白くないコタローです。ヤクルトの皆さんに申し訳ないよね~ここは愛想笑いするしかない。

引越しゴミの整理で午前中があっという間にすぎてしまいました。コタローが登って壊したすだれ、衝立がボロボロになって痛ましい。花ゴザも捨てた。田舎の夏用に買って来た花ござ。子供のころ長崎地方では夜ゴザを敷いて寝る習慣がありました。この地方は日陰に入ると空気が乾燥していたのでゴザは寝具アイテムのひとつでした。ノスタルジーで京都から南島原へネットで買った花ござを入れてきた。ところが数日経つとカビが出てきたのには驚きました。これでは蒸し暑い京都と同じベタベタではないか!50年ぶりに長崎で生活することになって「地球温暖化」のことをすっかり忘れていました。周辺の家屋を見ると殆どがエアコンを備えてあり、やはり皆さん夜は蒸し暑いのだ!結果ムダ使いしてしまったゴザをやむなく捨てました。

「とーちゃん、今日は納豆の日だよ~。」昔高島炭鉱に住んでいたころ納豆売りのおじさんがラッパを吹いて町内のかまぼこ長屋を回っていました。私はそれについていって迷子になったことがある。昭和30年代炭鉱産業の最盛期なので壮大な長屋がずらりと並んでいた頃です。最初は何人かいた子供が気がついたときは私一人になっていました。暗くなって炭鉱のボタ山で見つかった。それ以降納豆は食られない、もちろんアレルギーもあるが納豆のラッパに釣られ夕焼けの道を永遠にさまよう迷子の思い出の影響が多い。

京都の西陣地区では夕方になると豆腐売りのラッパが響いていました。豆腐売りのラッパの音が聞こえてくるとチェロの練習も一休み。チェロの騒音に邪魔され周辺でラッパの音が聞こえなくなる営業妨害をしてしまうので申し訳ない。岡山では引越し当時チェロの練習の音を火災警報器を間違えて隣の人が飛び出したことがある。事情を話してテレ笑いするしかなかった。

この大雨では納豆売り、豆腐屋さんが残っていたとしても商売上ったりでしょう。チェロの練習もすぐに指板がベトベトになるのであきらめています。楽器が膠でくっついているだけなので湿気が多いと練習は中止です。「チェロ弾き殺すニャ~刃物は要らぬ、雨の10日も降ればいい」なのだ。午後もごみ出し作業を頑張りますね~。

 

 

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