京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「ネコの音楽時間」

2023-06-06 09:04:33 | 時計修理

今日も雨だ、退屈ニャンコだね~。雨のおかげでシロアリの飛翔は無いありがたい日。ここ数日満月の夜も影響したのかコロニー移動は収まっています。気温30度前後になるとまた再開するのでしょう。今や亜熱帯気候の九州北部、アマゾン川流域の生き物はここでも生息できるのだ。そのうちにうちのコタローがジャガーに変身するかも?

先日、日曜日の大掃除の日、借りている駐車場周りの枯れた梅の木を伐採した。もちろん空き地の管理者は私ではないのだが以前キャンプ場で倒木による死亡事故もあったことで近所の皆さんに手伝ってもらい危ない木を伐採した。木の内部はシロアリの被害で内部が空洞になっていて危ない状態でした。何とか危険な通路側だけでも伐採する大掛かりの作業になりました。始めてみるとシロアリが梅の木の内部をほとんど食い尽くしているのでノコギリを使わなくても簡単に折れるほど被害はすごい状態でこのあたりから大量のコロニー移動が起きていたのか?それでもシロアリは益虫だという。もしこの虫がいなかったら森が倒木だらけになって大雨で一斉に流れ出して大きな被害が出るという。空き家が増えると様々なトラブルの連鎖が起きる現実を垣間見た感じでした。

今日6月6日は音楽の日。京都では旧暦の水無月六日、この日に6歳の子供は芸事初めになり何かひとつ楽器を覚える風習があります。私は68歳、チェロのほかに都会では出来ない大音量の楽器トランペットかホルンか金管楽器をやってみたい。近所の「マリンパーク・アリエ」で快適な練習が出来る。京都では賀茂川沿いで金管楽器の練習をやっている人が多い。ただし皆さん上手な人ばかりで初心者はデビューするのに度胸がいる。ここ有家町では公園に人がいないので下手でも大丈夫なのだ。

チェロのサン・サーンス「白鳥」のD音失敗人生、トランペットのマーラー大地の歌の失敗人生?金管楽器のトラップのようなボレロ人生?失敗の連鎖でボレロが次第にボロボロになっていく音楽、チェロはピチカートだけなので笑いをこらえるのがつらい時間になる。どうせ一回限りの人生なのだ、派手な失敗をしても「ドクター・レクター」に肝臓を食べられても68歳になると後で笑い話になる。時折思い出して笑いをこらえるのも大変なのだ。

いつも無口な男の子のコタロー、そろそろテノールのババロッティ風の「誰も寝てはならぬ」トゥーランドット・カラフ役が似合うと思うよ~!明け方の4時に「誰も寝てはならぬ」と枕を引っかいて騒ぎ出すコタロー、抱っこしてなだめる親ばかなとーちゃんなのだ。

 

コメント
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