京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の取り締まり」

2017-04-18 09:40:53 | 時計修理

4月18日火曜日。京都大学の正門を通るとその先の吉田神社は今日がお祭り。
明日は下弦の月。左側のお月様の顔が見える日です。上弦の月は右、下弦は左。

写真は有明海の風景。お天気がよかったので道々にバーベキューをやっておる風景やら道にはオートバイツーリングの集団が目立ちました。実にうらやましい。
遊んでいる人を横目に見ながら仕事先に向かうのが時計師なのだね~。

この美しい海が時計替わりで満潮干潮でおおよその時間がわかる。
海のそばで育った人ならお月様の動きに敏感、満潮の時に釣竿をたらしても魚はつれない。

春の交通安全週間も出張中のあわただしく15日で終わりました。
京都でもネズミ捕りの風景が見られました。風物詩です。
取り締まりの個所は全国いつも同じスピードが出やすい箇所でやることに決まっている。捕まるのはたいていよそさんだ。
京都では祟りの名所でやる!
千本通り出世稲荷跡の南が有名。秀吉ゆかりのお稲荷様の祟りなのじゃ~。事故多発地点なので普段でも気を付けたい。
また、堀川通りでは災火天満宮付近で取り締まり。ここも死亡事故など起きていますので祟りに気を付けましょう。ゆっくり走ることだ。

父親が警察官だったので春秋・暮の安全週間に敏感なのだ。
田舎の駐在所勤務だったのでこの期間父親は取り締まりで忙しい。
ところが駐在所は無人になるのだ。
夜間工事の音がうるさい苦情やら免許証切り替えの問い合わせ、紛失、拾得物などやたらと近所の人がやって来る。その受付をやるのが私たち家族。
この期間花見の酔っ払いも多くうんざり春の交通安全週間。酔っ払いが家のなかでごろごろと寝ていたことが懐かしい。
 田舎で家族と一緒に住んでいる駐在所は最近少なくなりましたね~。

警察官の世界と時計師の世界は違う。
時計業界の特徴は「義理と人情」の世界なのだ。
義理(我を美しくすることわり)人情(他人にやさしく)の意味があります。
外部要因が人情、内部要因が義理。これに縛られているので自分勝手に仕事を放りだすわけにはいかない。また応援を頼まれると断れない。

これは他人から押し付けられるものではなく自然とこの世界にいると身に着くようです。
一般に知られている義理と人情の意味とはちょっと違う?
初心者にポンと時計を置かれて治せるわけがないのです。誰かが自分の時間を犠牲にして教えてくれないと念力でも使えないとなんともならない。
時計を前にしてドラえもんの「タイム風呂敷」があったら~!となんども思った。
今でも写真のGUCCIを前にして思った。
ウラブタを閉める工具がリングが邪魔で使えない!
こんな時にドラえもんがやって来てタイム風呂敷を出してくれるとありがたい!
夢を見てもしょうがないのでプライヤーの先端を駒に挟んで使う閉められます。
最近出張が多くドラえもん代わりに使われていますね~。
そういうことで明日の水曜日は営業!

ただし6時から別のところで活躍していますので早めにお越しくだされ~。








コメント
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