午後の1時を廻り、店前の歩道に出れば、商店街のシャッターは、半分以上が閉まっている。人影はポツリで、自動車だけが走りすぎてゆく。
やれ構造改革だ、やれ欧米の理屈だと、かつて日本流で、日本経済が活況を呈した時、日本は良くなるのだと、外圧やら、三文学者に乗せられ、欧米並みにと、鼻高々これくらいは良いだろうと、訳も分からず、欧米流に舵を切った為政者ども。
その挙句の果てが、大多数の中流階級を、一部の金満家と大多数の貧困者に。全国にぺんぺん草の生える商店街と、失業者の上昇を招き、自由競争だわやと、長距離バスの大惨事を起こし、シェアが全てと、安売りを叫んで、デフレも止まらず、税収入も上がらない。
西洋かぶれのスットコドッコイ共が、物事の道理を選ばず、卓上の薄っぺらな計算で招いた挙句の果てである。
こんどは、皇室問題で、女性宮家創設を軸に、政府が論点を公表したと新聞紙面を賑わしている。
男女平等の世界で女性天皇が何故悪いと云う論点である。
日本の文化をないがしろにし、平等に名を借りた西洋かぶれのスットコドッコイ共がまた顔を出す。
どうして、道理を選ばず、そんな薄っぺらな計算しか出来ないのかネー。
TVを見ていると生物学を知らずに論じている知識人の多さにビックリする。
私も学者じゃないが、女系天皇に反対です。
代々続く天皇家の生業は、天皇の子であれば女性でも構わないと云う論点である。これは結婚が前提であり、子が生まれればDNAの形が変わり有史以来続いてきた血統が途絶えることになる。
皇室とはもともと代々男系で継承されてきており、一度たりとも例外は存在しない。天皇の正統性は歴史と伝統によってのみ保証される。もし女系天皇が即位すれば、神武天皇以来男系で連綿と継承されてきたとされる、男系による皇統(神武天皇のY染色体の継承)は断絶する。
歴史において、8人(10代)の女性天皇は、皇位についてからも、譲位した後であれ全て独身であった。(ウィキペディア)
(修羅の群れ)で、西欧の王家がその家系をいくらさかのぼっても、神話には通じない。
単なる武力的支配者に過ぎない。対する皇室は日本の神話にたどり着く。
日本に皇室が存する限り、日本は神の国なのですと、アイデンティティーは続くと紹介したが、西欧に無い伝統文化を、日本はかなぐり捨てる必要は何も無い。
後継問題で、旧皇族の男系男子子孫の復帰を主張している、櫻井よしこ女史のコラムの一篇をご紹介。
「 官邸でヒアリング『女性宮家』への私の問題意識 」