しばたミュージアム設立推進市民会議の発会式が、先日に有り、当商店街も賛同し会員になり、理事長と私が参加して参りました。
他商店街の参列者もあるかと見たのですが、商店街で参加したのは我々だけ。
設立発起人には当市の文化を伝承する団体の代表・会長の名が数多く記されている。
趣意書には、今日までの経緯が語られていて、当郷土研究会は、市内の歴史・文化推進団体とともに、昭和47年より市立博物館設立について、新発田市長及び市議会への要望をしてまいりました。しかし、半世紀に近い歳月が経とうとしておりますが未だ実現には至っておりません。
このようななか、平成22年8月、市総合政策部が発表した『県立新発田病院跡地活用整備計画』によりますと、「博物館などの複合・生涯学習施設の整備は平成29年以後実施する中長期計画の中に入る」ことが明記されています。平成30年の今年こそ「しばたミュージアム(仮称)」の実現に向けたステップの時機到来と考えられる訳です。
私たちがめざす博物館とはと有り、歴史・美術・民族を中核とした文化遺産の収集に努め、適切な環境で管理できる。
市の文化活動の拠点であり、文化都市新発田の基盤をつくる。
未来を創造するこどもたちの思いを育て、豊な感性と情緒を育成する。
地域活性化・地域創生の核となる博物館にして、元気な新発田をつくりますとある。
新発田の図書館は昨年新しい場所に移り、旧図書館は7月に「歴史図書館」としてオープンする。
歴史図書館7月7日オープン予定
私は我が町の歴史・文化を伝える役割の図書館が出来て良かったと思っていたが、このミュージアム構想の事務局長に、以前お話を聞いた時、今の規模ではぜんぜん足りないんだそうだ。
長い歴史のもとに築かれた人々の営みの証しとして残された膨大な数の歴史・美術・民族等の文化遺産を適切に保存・管理できる博物館等の施設が当市にないため、老朽化、散逸したものが個人所有も含め多数存在するのだと言う。
祖先が残した文化遺産から過去を知り現在を考え、そして、未来へメッセージを発信します。博物館はその仲立ちの機能を持ち、過去・現在・未来を結ぶ懸け橋の役割を果たします。現在を生きる私達の代で祖先から受け継いできた遺産を失うことは決して許される事ではありません。
したがって、文化都市新発田を担うに相応しいスケールをもった博物館と豊富な宝物を生かす人材の育成と確保こそが大切になる。
発会式が終われば懇親会があり、8人ほどずつテーブルに別れ、お酌をすれば、隣席者は北方文化博物館の副館長、清水園々長。8代目文吉さんの話で盛り上がる。
同期の某県議も同席で久々の歓談。時々の、機微に触れれば話題も盛り上がる。大分腰が悪そうだが聞けば運動はサイクリングをしてると云う。
挨拶で、この事柄は50億円は掛かるだろうの発言。
そんな金、何処にある?市だけで賄えるのか?
それらを賄う制度が国や県に有るのか?
それをひも解く、知恵を導くのも県議の仕事なのだろう。