ダックのパパママストア

商店街に有る、パパママストア。
  何を売る店? 今日は、何をお探しですか....? 商店街で起こる色々なこと。

往く歳 

2020-01-30 14:36:42 | 社会

中央図書館へ行けば、本棚がテープで封鎖され、本を手に取る事が出来ない。
受付に聞けば、資料に記載されている本がきちんとあるのか?返却されているか?蔵書の点検期間にあたり、今月の21~29日は、館は開いているが、各階の本棚が、点検の為休館扱いで、目の前の書籍は手にする事が出来ません。

なるほど年に一度のこんな点検があるのか。それも大事なことだろうが、点検が終了した本棚からでも解放は出来ないのか?30日の日は休館日で合わせて10日間、本を手に取る事が出来ないとは。もう少し市民への利便性を考えられないのかネ。

そう云えばあんな詩があったよナと、確かめようと図書館へ立ち寄ったのだが後日になる。

本を他の所で手に取れば、市民や当市にゆかりのある小学生以上の方の作品を掲載しています。毎年6月に作品を募集し10月に発刊していますと云うシールが裏表紙に貼られている地元の文芸誌に、詩のページがあり、K・H氏の作品が載っている。

       『忘れ物』

     またあいましたね
     もう会えないものと
     思っていたのに
   
     もう
     あれから何年経ったのだろう
     春・夏・秋・冬
     いろいろに
     季節が移り変わって行く

     もう忘れた
     忘れたと思っていたことを
     ふと思い出すことがある

     時の重い扉を開き
     心の痛みを
     かきむしる

     どうでもよかったこと
     何も形をなさなかった
     ものとして

     ぽーんと
     どこかの片隅に
     置き去りにしているようだ

 

昔から知っている方の作品で、想いが何か通ずる所がある。

記憶の忘れ物みたいなことを書きたいと思って書きました。何かを思い出そうとしてもすぐには出てこない。でもそれはそれでよかったと納得する自分あると・・。

お互い同年代で、そう云う気持ちは、確かに響くものがある。

家内が「今日は何の日か分かる?」と私に聞いて来る。え~と1月の26日は・・なんだったっけ?

「お母さんの命日よ」。「仏壇にお参りしてきたら」。

あッ!そうか、そう云えば自宅には数日間行っていないナー。池のヒブナにエサをやり、空き家になった自宅の仏間に入り、線香を焚き、両手を合わせれば、おりんのやさしい音色が響く。

母が亡くなって今年で21年が経つ。

過ぎ行く歳と共に、仏壇に手を合わせれば、父、母に包まれ育てられていたのだろう。そんな思いが深まってくる。

それを、あたり前と思っていたのか、有り難いこととは思わなかったのか?

仏壇を前に、頭を下げる時を、自然と重ねれば重ねるほど、その忘れ物が想い出されて来るのです。

 

 

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ダムを奏でる

2020-01-20 15:59:17 | 社会

2001年の長野県知事・田中康夫氏の「脱ダム宣言」を受け、各地にダム計画の中断・見直しの機運が盛り上がり、ダム建設の批判的関心が高まり流れたとき、広く市民に、もっとダムの多様性を知ってもらうと、2002年に内の倉ダムの流域の住民が中心となって、ダムの構造特性を活かしたダムコンサートを企画し、官民連携を基軸に運営を行なうこととなりましたと、主催者代表 若月 学氏は挨拶で今までの経緯を語られていました。

何度か、度毎の記事などに触れ、一度ダム内でのコンサートを聴いてみたいものだなと思っていたことがありました。

昨年は台風の影響を受け、ダムのコンサートは中止になりましたが、その出場予定者や、東京芸術大大学院生の音響研究の発表を合わせた、ダムを体感できるコンサートが企画され聴くことが出来ました。

地元新聞によれば、内の倉ダム(新発田市小戸)内部にある大きな空洞に響き渡る音響空間を再現したコンサートが18・19の両日、新発田市中央町3の市役所ヨリネスしばたで開かれる。
主宰する東京芸術大大学院生の田中 克さん(25)は「ふだん音楽を聴く空間を見つめ直す機会になれば」と期待する。

内の倉ダムは内部に大きな空洞ががある「中空重力式コンクリート」と呼ばれる構造。
一般のホールで500ヘルツの音が2秒前後響くところ、ダム内では22秒も残響が続くという。市民団体「ダムを奏でる会」などが、その音のシャワーを体感してもらおうと18年前からコンサートを開いてきた。

今回のコンサートは、2017年から同ダムで音響測定や音楽の録音などを続けてきた田中さんが、ダム内の特殊な響きを感じてもらおうと企画した。
ダム内で測定した音響を基にパソコンでシュミレーションし、五つのスピーカーを使って再現する。

この技術は日本オーディオ協会(東京)が昨年、学生の製作する音楽録音コンテストで最優秀賞に選んだ。
会場では、ダム内で録音された音楽を聴いてもらうとともに、訪れた人が楽器を演奏したり、歌ったりした音をマイクで拾い、ダム内と同じような音響を体験できる。田中さんは「特殊な響きを体験することで、空間が音楽という文化を形作っている大きな要素であることを実感してほしい」と話している。
18日が午前10時~午後4時、19日が午前10時~同11時。同日午後1時半からはギターとボーカルのデュオやハーモニカ、オカリナなどの演奏を、ダム内の音響で楽しむ。
内の倉ダムの響き再現、あすから新発田でコンサートと見出しがあった。

そんな記事を見て出張・内の倉ダム・コンサートに出掛けてまいりました。

第1部は、内の倉ダム内部には巨大空間が存在する。全ての壁面がコンクリートむき出しで、この空間は高さ・幅とも約40メートル奥行約10メートルにもおよび、極端に長い残響を有している。

音響測定の結果が125Hz~8000Hzまで残響時間44.5(秒)~2.1(秒)と表ににして語られていたが、コンサートホールや教会と比較しても残響時間が非常に長い。

参考数値の500Hzで空席時の値は、有名なサントリーホール:2.6秒、東京カテドラル聖マリア大聖堂:7.2秒、それが内の倉ダム:21.7秒

マイクを使い発声やら柏手を打ってみせて、圧倒的な長さの残響音を聴かせたり、普通の会話は3m以上離れると残響に会話が消され成立は難しいと、そんな体験を学術的に語られて面白かったですネ。

こんなエピソードがありました。
ハードオフコーポレーションが当市が発祥の地と知って、即刻買物に出掛け、ダム内での意思の疎通、この空間で連絡を計るのに、また音の種類として、ハンドベルを買って来たと。

今回、作曲を担当したのは音楽学部音楽環境創造科所属、 増田 義基さん、田中さんの1年後輩。音域ごとの残響時間を考慮したパート編成が組まれた。

ダム愛好家の東京芸術大学学生が中心となり、内の倉ダムに特化したコンテンツを制作する有志企画で、内の倉ダム内部の残響が、いかに特殊かつ可能性を秘めたものであるか解説と演奏を行ないながら紹介いただいた。ダムを楽器として「鳴らす」のは、おそらく世界初ー!?

第2部は残響を利用しての米倉太鼓・ハーモニカ演奏・ダム音響概説・女性ボーカルとアコーステックギター演奏、最後はオカリナのグループ演奏でございました。

下記は、2019年8月に田中氏とその指導教官の亀川 徹教授を中心とした合計23名のメンバーが、測定や音楽作品の制作・録音のために合宿をした時のものです。

絶滅種の側から / かさねぎリストバンド Recording Live at 内の倉ダム 第4-5ホロー   

 

ダムの中のコンサートに行ってきたろ~第16回内の倉ダムコンサート~

 

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雑煮合戦

2020-01-15 14:46:23 | 商店街

 

歳をとると日々の、余り代わり映えのしない生活に、何か味付けをと、手軽に出かけられる地元の催し物が目に留まる様になる。

「今年も行って見る?」と言われていた「城下町しばた全国雑煮合戦」に、日曜日出かけて参りました。

十時から三時までの、売りきれ御免の催しで、今年は暖冬で雪も無く、10時頃に出掛ければ、もう人出も近年一番多い様な感じがします。

市庁舎前の道路を通行止めにし、庁舎の催し広場から駐車場まで一帯に、13の物販ブースに43の屋台が並ぶ。

パンフを見れば第16回目とある。最初は城址前公園で、長靴で雪を踏みしめの参加だったが、今は吹雪いても屋根があり、飲食スペースも整備されているとは云え、この人出では、歩道やチョトした空きスペースで、座って頂く人や、歩道に立ったままやら、次の屋台を前に並びながら味わう人とか、この混雑では、食べ方にとやかく言う人などは、いませんネ。

さて、私達が最初に頂いたのが、五泉市の「五泉の恵み!プリプリ大えびと鶏団子のさといも麺ホワイトあんかけ雑煮らーめん」雑煮の名前が長いデスネ。

説明も長いので省略ですが、さといも麺はサスガ美味しかったですよ。

 

次は、「日本海あんこう肝雑煮」あんこうの肝に魅かれて頂くがチョッと味がイマイチか。

3番目はJA北越後女性部の「かあちゃんの北越後雑煮」野菜のおいしさがたっぷり詰まった雑煮です。昔ながらの”おふくろの味”でこころからも温かくなること間違いなし!!と、雑煮のPR欄にありましたが、雑煮と云えばこの味ですよネ。

さて、今度は何処に並ぶ、昨年優勝した所は長蛇の列。

そこに家内が並んで、その順番待ちの間に、家内がTVを見ていて気になったとか、胎内市からの参加の「まるごと蟹味噌雑煮」座る所も見当たらず、立ったまま頂くのだが、チョト蟹を食べるのが片手では食べにくいですネ。

 

家内の勘違いかTVで見た印象と違うとかで、食べにくいのか私がみんな頂くことに。カニが小さいので身が少々ですが外子がドッサリ入っていました。なんだかんだ言ってもカニは味わいがあります。

他は、仲良くか?ただ食い意地が張っているせいか?一つのお椀を、二人で半々づつ味わっている。

 

さらに、家内が並んでいる間にゲットして来たのが、新潟市から参加の「安兵衛ラーメン雑煮」毎年ご好評いただいています。味噌とんこつ味の安兵衛ラーメン雑煮です。今年もご賞味くださいと、代わり映えのしない雑煮のPRだが、何か魅かれて手に取る。

お餅と麺類の組み合わせはは案外、相性がいいもんですね、長年生きて来たが初めての味わいか?

審査員の厳正なる審査と、お客様の投票で、何んと!これが今年の優勝で、第十六代 征夷大将軍に選ばれる。

ラストになりました昨年優勝した、当市に餅の工場のある所の出品、「これいいわ~(令和)!すき焼き風鴨ネギ雑煮」

Negicco監修!鴨肉と焼ねぎ串が甘辛いすき焼き風のだしに相性ぴったりの令和記念雑煮です。トッピングの温泉卵を溶かせば、まろやかな味わいになりますとPR。

これは二人で2つ頼んで味わう。

もう売り切れ寸前で、チョトチョト看板に比べ具材がやや少なくないかい?

2時間近く掛けていただいて参りましたが、日本最大級の雑煮イベント!美味しかったデスネー。

NHKも関東甲信越の地域のニュースに取り上げ、何度もニュースの時間に郷土の盛り上がりが流れ、故郷のPRになりました。

♪♪ 寒空に ぬくもりを 探し続けていた 

今年も素敵な 笑顔に

出会えてよかったなー

 

 

 

 

 

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松の内

2020-01-07 18:01:59 | 社会

新年最初の行事「お正月」。日本では1月1日から3日まで「3が日」、1月7日までを「松の内」といい、その期間がお正月とされています。

お正月といえば、門松などを飾り付け、大みそかの年越しそばから始まり、除夜の鐘、初詣、餅つき、初日の出、おせち料理、お年玉などイベントが盛りだくさん。

しかし、アメリカなどでは日本のように「盛大」に新年を祝うことはしないそうだ。なぜならお正月よりもクリスマスの方が重要視されているからなのだろう、そんな話題がネットに載っていたが、今日お茶飲みが来て、「もうお正月も終わりだで」と言って帰っていたが、年末は孫たちに「何が食べたいと」家内が聞いていて、コタツとテーブルをくっつけて、すき焼きパーティで、年越しそばも用意するのだが、もう腹がいっぱいと、今回も余り、年が明けても年越し用のそばを私が毎年いただいている。

今回は、昨年飼い始めたモモちゃんと云うポメラニアン犬も連れて来て、狭い部屋をグルグル走り回る。

白い犬で、スピッツに似ています。我が部屋に久々の犬の登場である。一番なれたのかナ、私の膝の上に居る時間が多い様な気がしますネ。

今年の年賀状は、当業界関係各社からが激減してしまい、業界の厳しさが感じられる。

年賀状の宛て名書きを家内に任せていて、家内が〇〇さんの所出さなかったかも?と言いだす。

エッ?私も今年の年末は色々あって、ハテあったかなかったか?つい確認を怠っていて、大変失礼をしてしまったが、気が廻らなかった。

今年も色々な年賀状を頂いたが、同期のお一人から、年賀状の余白に、思いを寄せたか、細かい字でこんな年賀状が届く。

”人類が4万年前、洞窟内の壁面に、その当時の人類がイメージし描いたとき、そこには、もう一つの世界が出来た。

それは現実とは違う虚構という世界、現実は神話によって解釈され、意味が与えられ、現実と虚構は一体化する。それは、壁面に描くには顔料、ノミ、、タイマツなどの明り、それを作るには技術が必要である。

描くことで、技術の産物ができた。以後、人類は虚構の世界をも技術によって作り出したと考えている。”

また、御年長の高校の国語の先生だった方からは、

謹んで新春のお慶びを申しあげますの印刷された文字の後に、達筆でエ~ト?

道 なお遠く 九十の坂

と・・・・読むのかナ。文字を見て時の行くあり様を思うので御座います。

 

 

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