ダックのパパママストア

商店街に有る、パパママストア。
  何を売る店? 今日は、何をお探しですか....? 商店街で起こる色々なこと。

門付け

2009-08-29 21:25:53 | 社会

お祭りになると風物詩の一つとして、門付けがやって来たものだ。
職人町の獅子保存会の様に、みこし巡幸の先触れに、各町内に設置された御旅所で、伝統芸の獅子舞を披露する。
締太鼓、笛の音が祭りの喧騒を和らげる。いよいよ祭りが始まる。

そんな格式のある芸能とは違い、戸々の家々を着物の裾を、高く端折って、一人で獅子頭と笛を持って訪れる。
「コンチワー」その風情を見て、何か芸をやるのかと思い気や、お金を差し出すと、そのまま居なくなる。芸の一字も無い。

それではまずいのか獅子頭を、差し出した御仁の頭上で、獅子頭の口をガタガタ言わせる。お祓いの意味なのだろうか?それで去って行く。「オイ、芸は無いのか!」と言ったら、横笛をピーと鳴らした。

祭りとは関係なく、出雲大社のお札を、売りに来る、やからが居る。
何でこんな遠い所まで来るのか、それだけでも、うさん臭い。
聞く所によると、某旅館で、夜な夜なスタンプを押して、作って入るらしい。

私は、こう云う連中は「うちは結構です。」と、みんな断る。形の整わないものはイヤなのだ。
このご時世、トンと門付けも、この方、見かけなく成っていたが、派手な衣装で「コンチワー」と威勢の良い声が、飛び込んできた。

見ると見覚えの有る顔。「オー、久しぶりだネー」新しく、娘らしき子が赤色の、しま模様のもんぺ姿でくっついて来た。

もう何十年前だろう、商店街も景気の良い頃、両親らしき人が、三味線と締太鼓、笛で、鳴り物を入りで、彼が獅子頭を持って、口上を陳べていた事を、思い出す。
このご一行は、一様門付け芸の形に成っていた。

御両親の行く末を聞くのも厚かましく、今は両親の顔はなく、「そう言ってくれると嬉しいです」「お兄さんもお元気で」とコイン一つで、娘が口上を陳べて行ったが、なにか目付け役の様な人と、三人連れだった。

桟敷席で、祭りを見て来たという、二人連れがやってきた。
勝手に店に来て、一人が話し始めた。酩酊状態で、何を言っているのかよく解らないが、祭りだから、あいづちを打ち、聞いていたが、これから新道へ飲みに行くと言う。どうも県北の方の住人らしい、一人は薄いよれよれの烏帽子をかぶっている。
よく喋る奴は、ハネトの花笠を持っている。
急に口上を陳べ始めた。そして祝儀をくれと云う。

ひっぱたいてやろうと思いましたが、私も歳がいったと云うか、若い時なら、「ナニオ!素面(しらふ)で出直して来い!」と怒鳴ったでしょうね。私の一番嫌いなタイプですからネ。私はヘンな正義感に燃えて?こう云う、いい加減な奴が許せんのですヨ。
ところが、こんなバカ相手にしてられないと、コイン一枚くれてやりました。

年々お祭りの有り様も変わるのでしょうが、私も随分変わったんですネー。

今日がお祭りの最終日です。しばらくすると町内の台輪が戻って来ます。
店内は若い人達で、今は賑やかですが、それも出迎えが終われば、元に戻ります。

さて、明日は投票日、世の中はどう変わるのでしょう。

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心の甲子園

2009-08-23 18:37:23 | 社会

商店街は、普段から日曜日は人通りが無く、開店休業ですわ。
近くの同業は日曜は休みで、シャッターは閉まっている。
昨日、近くの商店主が来て、「明日はみんなTV見物(高校野球)で、また人が来ネデ」と、油を売って行ったが、大当たり、本当に、わをかけて、今日は誰も来ませんネー。

私も、TVで高校野球見物です。
イヤハヤ、大したもんです!!
郷土の代表が、決勝戦進出ですゾッ。県高校野球始まって以来の出来事。監督もインタビューで言っていましたが、120点どころか200点の出来と評価。

私も高校生の時、此れに勝てば、甲子園に行けると云う、母校の試合が有った。
顔なじみの、同期のピッチャーは、肩に痛め止めの、注射を打っての連投だった。
当時は、母校の応援と云えば、野球部の試合で、他のスポーツクラブには悪いが、野球の試合しか見た事が無く、よく応援歌を歌った。

母校先輩諸氏の剣道、柔道の輝かしい伝統は有った。最近は後輩諸君が、初の花園への出場を果たしている。

当時の全国といえば、野球部の連中に聞きはしないが、我々も、同するものを描けたのは、甲子園だった。
母校は適わなかったが、同市内の高校が、甲子園出場を数度果たしている。

甲子園出場を果たした、市内高校野球部監督(当時)の安田辰昭氏の手記に「心の甲子園」が有る。
読んだ訳じゃないが、名門校と云えども、毎回甲子園に行ける訳でもない。
まして野球後進県などと揶揄される、県内一般校では、日々の練習の場が、甲子園でも有り、俺も何時かはと、垣間見る、夢の一瞬が、甲子園なのだろう。

そして、多くの若人は、甲子園を現実に見る事はない。
それを安田先生は、『甲子園は、君達の心の中にある』と、それが青春と云うものだ。

憧れを思い、汗も涙も流す。みんながみんな、甲子園に行けるわけではない。だけど
一人ひとりの“心の中に有る甲子園”には行ける!「いいか夢ではない、道は開かれる、若人よ励む事を忘れるなかれ!」そんな事を、云いたかったのではなかろうか。

それが、何と決勝戦、進出である。

心の中どころではない。  堂々と、全国1位を決する場に居るのだ。
全国4041校の頂点を目指す。もう野球後進県などと言わせない。

アッパレ若人、アッパレ日本文理高校野球部諸君!!

やっと、やっと真夏の熱い陽射しが、郷土に戻って来た。

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サマー・サンバ

2009-08-18 11:04:52 | Modern Jazz

若い頃、ラジオのジャズ番組を聞く様になり、毎週楽しみにしていたが、オープニングで流れて来る曲名が分からない。
番組内でかかる曲目は、解説者の紹介が有り解りますが、番組冒頭に耳にする曲は、TVと違い、テロップや曲名の紹介が無く、番組のテーマソングが数秒間流れてゆくわけです。

電子オルガンの奏でる、この軽快な音楽は何と云う曲名なのだろう?と、当時は、ハガキを出して、放送局に尋ねる等の芸も無く、色々探しもしましたが解らず、あの曲は?と、ズート思い続けるわけです。

だいぶ以前の放送で、NHKのある一日を追った、TVのドキュメント番組があった。
早朝、担当者が人影の無い部屋で、国際航空、鉄道、等々...「NHKですが何か変わった事は有りましたでしょうか?」と何箇所も,、電話をかけ続ける様子から始まった。
毎日繰り返される光景なのだろう、陽が差し始め、局入りする人々が徐々に増えて来る。

時季が同じく、大相撲中継と、国会中継が重なる事がある。どちらかの中継放送をすれば、どちらかの中継は無くなる。すると電話が鳴る。「なんでこんなくだらぬ国会中継をやってるんだ!大相撲に早く切り替えろボケ!」国会中継が途中で終わり、大相撲放送が始まると、局内の電話が一斉に鳴り響く、「そら来た」とスタッフの声が、TVの画面から聞こえてくる。
「誰が国会中継をやめろと言った、国会中継に戻せバカヤロー!」何本もの丁寧なスタッフの応対が聞こえて来る。
電話をして来るみなさん、ガラが悪いと云うか、品性が無いですネー。

NHKの色々の部署の一日の様子が、時間と共に流れて行くのだが、見ていると、集まる情報量と云うか、持っている情報量の多さを感じてしまう。何か巨大な化け物?情報の宝庫、何でも解る大百科事典、恐るべしNHK。番組を見ていて、そんな思いがしましたネ。

風呂上がりに、着替えをしていると、居間のTVから、あのメロディが流れて来た。

急いでTVの前へ、「曲名は何と言ってた?」解らなかったの答え。
ウクレレの演奏が終わったが、曲名のテロップは、最後には出てこない。

よしNHKに電話ダッ!「ミュージック○○番組お願いします」「ハイ、ミュージック○○です」と、夜警のオッサンの様な声。「たった今、ウクレレで演奏した曲名は何ですか?」「少々お待ち下さい」何か、台本で探している様な雰囲気。「エート、これはサマーサンバですね」「有難う御座いました。」思い続けてきた謎が、解けた一瞬だった。

私は、解らない事を解決するのに、実はNHKを2度利用している。
今みたいにPCが普及していない頃、この人の描く、挿絵の一コマの、間が素晴らしく、ほのぼのとしたマンガで、出来れば当店で使う、包装袋などに使用して見たいと云う夢が有り、マンガ家の住所録など調べもしたが、少年雑誌に載るマンガ家と、ジャンルが違うのか見つからなかった。

NHKの番組で「みんなのうた」と云う番組がある。
歌詞のテロップのイラストに、彼のキャラクターが使われていた。
早速、NHK「みんなのうた」にTEL。プロデュースした会社を紹介してもらい、思いを伝えると、電話を紹介してもらい、佃公彦氏本人とつながった。一言三言の会話だけだがその後、担当者と変わり、それ以来、夢が適い、お付き合いが始まるわけです。
毎年送られてくるキャラクターガイドブックには、国内の主な契約先クライアント及びライセンシーと云うことで、㈱のマークは無いが、当店の名が、名の有る大手企業名と並んで、場違いにも、印刷されているわけです。

二十数年間、著作権料を払い続けて来たが、残念ながら経済状況は厳しく、昨年契約を解除致しました。
長きに渡り、思いが適い、作品も描いてもらい、良い道楽をさせていただいた訳です。
印刷物の残も有り、捨てるのもナンだし...、使っても良いかなー?
此れも、NHKが在ってのお蔭ですネ。

ジャズの演奏には、色々な楽器が、チャレンジしている。
ビブラフォン、アコーデオン、尺八、etc.そんな中で、オルガンの演奏では、ワルター・ワンダレイの「サマー・サンバ」が№1でしょう。
お聞き下され、ボサ・ノヴァのリズムに乗った傑作です。

     1966年5月録音 『サマー・サンバ』 3'04

      http://www.youtube.com/watch?v=sbHkgWD3gk4

あたらしくはこちら

   https://www.youtube.com/watch?v=DWdNiGS1Qtw

https://www.youtube.com/watch?v=bCf9cXTk3NA

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帰郷

2009-08-13 14:01:02 | 社会

土曜の夜中に、孫一行がやって来た。「寝てて良いよ」と言われても、午前1時を過ぎれば、もう着いてもいい頃と思い、中々寝られない。
息子と末娘も一緒に乗って来る。
子供達はチャッカリしていて、電車代を浮かせる為か、娘夫婦の家に行き、夫婦が帰郷する時に付いて来る。

息子も免許は持っても、ペーパードライバーでは、婿殿と交代で運転出来るほどの腕も無く、ほとんどお客様状態。
婿殿は、夜中一人で走り続け、大変で御座います。
夜中に着いた孫は、起こされ機嫌が悪い。ダックは久しぶりのご対面で、一生懸命シッポを振ってお出向かい。
久々に我が家も全員が揃った。

この間、息子が帰って来たとき、焼肉パーティおごるよと言っていたが、段取りが合わず、まだ実現していない。家内が私に「言ってみようか?」とニヤニヤしながら聞いて来る。
私は知らなかったが、娘の話では、息子も給料カットで不景気風を、食らって居る様だ。
始めは、金が無いと言ってた様だが、「焼き肉屋は?」と度々、ちゃちゃを入れられては、観念したか、行ってもイイヨの返事。

その前に、チラシを見て懐かしいのか、郷土の味、ナポリタン大盛りが食べたいと、妹にも何か食うようにと、私もチラシを見て、カレーのナポリタンとはめずらしい、私も一つと、家内達が大型店へ買い物に行ったついでに、買ってきた物を、食べてからの出陣となった。息子の奴、チョトセコイか?

飲食店街にある、焼き肉○○苑は、昔は角の店で、若い時は人数が集まると、2階の広間で宴会、家族で行く時は、1階の小上がりと、行った事が有ったが、今は場所も移転して綺麗なたたずまい。新しい店は初めて。日曜日のこの界隈は、あまり人通りも無いのだが、各フロアーは家族連れで満員です。「すごく混んでいるねーたいしたもんだ」
玄関先には、入荷した本日の、肉のブイNoが、ズラリとボードに書かれている。
「好きなもの頼んでいいよ」と息子の声、その代わり彗星並みの周期にしてくれと...。
恐る恐る頼んだが、イヤー美味しいかったデスー。昔に比べて肉も柔らかな様に思いました。

息子に初めて、おごってもらいました!。なんだか、嬉しいモンデスナー!!。

その息子も、お盆休みは無く、今度、友達の結婚式が11月で、その時来ますと月曜日に帰って行った。
家内が、帰りがけに部屋に落としていった、焼き肉屋のレシートを見つけ、それを見ると、生ビール5.ウーロン茶2.オレンジジュース.カルビ3.ホルモン3.上タン塩2.海鮮盛り.骨付カルビ2.ハラミ3.ジューシートマト冷麺.合計¥18,780
丁度、往復の汽車賃位か、あいつもお金を払うとは、大人に成ったもんだ。

昨日は、娘夫婦が、婿殿の実家に向けて出発しました。孫とはハイタッチでお別れです。

今日は、朝4時に起き、新○市に有る先祖の墓掃除です。降っていた雨も、出かける時は上がって、家内と末娘と私とダックと、何時もの顔ぶれで、ご先祖様に手を合わせて参りました。


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大商談&大感謝祭

2009-08-07 12:57:14 | 商店街

昨日は、当業界の「2009年夏 大商談&大感謝祭」が某社主催で開催され、卸団地にある会場まで行って参りました。
今は県内の卸業社も無くなり、会場を借りて催し物をやるのは、此処1社になりました。

昔から勤めている懐かしい顔にも、何人かお会いするのだが「まだ居たね」などと、つい軽口が出てしまう。
全盛期には200人程の社員が居たそうだが、今は40人位と、当業界の厳しさが伝わって来る。

縮小ムードで、関連商材も少なく、新たな提案が有るのだが、只、置いておいて売れてゆく消耗品は無くなり、ホビー的に組み立てる要素が加わり、お客様に参加を呼びかけ、副材を販売する提案だ。

この取り組みに、成功しているお店の紹介も有るのだが、今までコツコツと物を作り上げる事などは、一度も無かったが、ヒマで持て余す時間が有れば、やって見るほかないか!

デモね、面倒くさいと云うか、センスの問題とか、歳のせいと云うか、気合がネー。

今回は、歴史的な新製品が出ると云う事で、発売前に出かけて来たのだが、何か参加する同業者が少ないですネー。

○○町の同業者に会い、「○○さん」と声を掛けたら「知っている人に会えて良かったー」などと、おっしゃる。
後、数名の顔見知りの方々を、離れていて、お見かけしたが、声は掛けなかった。

チョとビックリしたのは、同じ制服のOLさんがドヤドヤと会場にやって来た事だ。
今までこんな事は見た事が無い。噂ではチョイチョイ聞くが、県内チェーン某店の従業員の方々だそうだ。業界の講演会も有るのだが、その席上ざっと数えると20名程の女性軍。
この人数から店舗数は20店は有る勘定、たいしたもんだですネ。

その講演会の出席者も某チェーン店が2/3を占める有様。
昔は、もっと多くの同業者が聴講して満員だったものだが、時代が変わった云うか、時の流れを感じる出来事で御座いました。

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