各町内の道すがらに、その地域のゴミステーションが設けられている。
当町内も8ヶ所、その地域、地域の利便性を図るために、用意されていて、一番大きいのは昔、社の建てられていた場所の一角にある私の背丈よりも高い金網製のゴミステーションがある。
あとは、アパートとかの一角には金網で作られた利用者の為のゴミ箱が用意され、もっとモダンな造りの物もあれば、その用意のないアパートも中にはある。
据え置き型は場所もとるため、ここに置いても良いと云うスペースが必要になる。しかしそれが問題で、何処でもスペースがとれる訳ではなく、当町内会では、市が用意してくれた、ゴミ袋を入れるための、ビニールが巻かれた針金で作られた四方5㎝間隔の、約幅160x奥行90x高さ60㎝の折りたたみ式の柵が、道路や歩道の決められた箇所に用意されている。
回収ゴミを整理するだけならそれでもいいが、街中にカラスが多くなって、ゴミ袋をあさるので、その対策に、柵の上からネットをかぶせ、両脇から侵入を防ぐため、裾をブロックやレンガで押さえている。
その柵の出し入れや掃除を、お互い様と云う事で、その区域の方々に順番を決め、ゴミ当番をお願いしている。
当番は大方1年交代と云う所が多いのだが、その区域、区域によっては、1週間毎とか、1ヶ月毎とかの当番で、また当番の家の前に次から次と柵が移動する区域もある。
これらはその区域ごとの習わしとなっている。
地域の人口も減少して、更地も増えつつある現状に、そんなところに新しく家が建ち始め、新たに住民となられる方々も増えて来た。
結婚してお子さんが出来、ここに新居を構える方。旦那さんの定年で移住して、家を建てられる方とか、年齢層も様々だが、そんな新築になった道路上の一角に、その区域のゴミを回収する柵が用意されている。
新天地、住まれて気になるのだろう。町内会も、「注意・◎カラスがゴミ箱を荒らします。アミの裾を、丁寧にブロックで押さえて下さい。あとかたづけが大変です。御協力を願います。」そんな張り紙もしてるのだが、中には杖を突きつつゴミをお持ちになる御年長者は、膝を曲げ小さなブロックを持つのも難儀そうだ。
アミ(ネット)も柵に引っ掛かり、補修もしてはいるが、裂けている所とか、5㎝間隔の隙間は容易にカラスのくちばしが入る大きさで、内側からスチロールの板を貼っても、長年の劣化で十分ではない。
新しく来られた方々は、気になるのだろう。こまめに掃除などをしてくれている様だが、生ゴミが毎回、後から散らかってはたまったものではない。何とかならないかと相談に来られる。
他にもカラスがあさる頻度の高い所があり、私が町内の役を仰せつかって、最初の仕事が県の出先との交渉で、道路には、国道・県道・市道などの区割りが有る。
界隈の方々は御高齢の方々が多く、お互いゴミ当番も、年々難儀になってくる。そこで県道に面した歩道上にゴミステーション設置の要望が上がっていた。
県にお願いに行った答えは、ここは除雪の対象地域で除雪機械が入るため路上には物が置けないとの事。路上ではなく、邪魔にならないスペースを確保しなくてはならない。そんな事で地域の要望は、まだかなえられてはいない。
今回は市道で、町を歩けば車道でも、どぶ板のスペースを利用して若干道路にかかりながら、ゴミステーションの置かれている地域もある。
市には、ゴミステーション整備に対する助成事業があり、この事業は、地区のゴミステーションに、ゴミ収集ボックスを設置する団体に、予算の範囲内で補助金の交付を行うと共に、既存の収集ボックス長期使用の為の補修財等を助成することにより、カラス等によるゴミ散乱防止と、美しく清潔な環境の整備を促進することを目的としていますとあり、新設の場合の補助は、自治会・町内会が対象で、収集ボックス経費(付帯費用は対象外)5万円以上が対象で、交付対象経費の2分の1(上限は6万円で経費12万以上の物は補助金6万円で頭打ち)補助金の交付を受けようとする場合は、事前に申請が必要ですとある。
環境衛生課で、ごみステーション整備事業補助金交付申請書・整備事業実施計画書・整備事業収支予算書・設置場所位置図・見積書・収集ボックス構造図などを提出する。手続きの説明を、直接の担当者はいなかったのだが、丁寧に伺った。
だが、その前に維持管理課で、ここに置いても良しの「道路占用許可書」を申請してくださいとの事。
ひとつの事がらを頼むのに、実際の品物の大きさを見比べて、業者に見積書(有効期限:発行より30日)を依頼し、維持管理課で現状のお話をして、書類の提出と、10日過ぎても返答が無く、再び維持管理課へ。
2週間後、ようやく・道路占用許可書・道路占用料減免決定通知書を、送りますのTELが来る。
その書類を見れば、占用期間 許可日から令和9年3月31日まで(5年間)それを携え、環境整備課へ行けば、担当者がもう当年は予算が満杯との事。昨年度からの未処理の案件の、再度の申し込みが4月いっぴから有り、キャンセルが出ないとなどの対応だった。
エッ、一度行った申請を、新年度になったら、また仕直す?
申請の流れはこうだ。役所に申請をして、決定通知を受け、それから品物の購入、実績報告(写真添付)そして確定に成り、補助金の支払いとなる。
町内会の目的の一つは、住みやすい地域を、みんなで創り上げて行く事にある。
早く町内の改善を図りたいので、補助金は1~2年遅れてもかまいませんので、申請しますと言ったら、それは出来ませんと、勝手に用意されては補助金は出ないとの事。
えっ!と思う様な対応ですね。年間の予算額は?までの質問はしなかったが、結局、市会議員を頼まないといけないとか、そんな区割りがあるのか?ア~ダッ、コウ~ダッと言って結局何もしないんですヨと、そんな声が聞こえてくる。
書類を持参したのだが、提出出来ず、申請申し込み者の名前と、電話番号を伝えて終わりです。
これってオカシイと思いませんか?許可に成る申請をしてるのに受け付けないとはネ。
市会議員には、こういった部分の改善を提言してほしいですね。