北淡震災記念公園

2024-03-14 00:00:10 | たび
決して観光地ではないが、地震の記憶ということで、淡路島北部では、はっきりした形で断層のずれが地表に残ったということで、保存施設ができている。



1995年1月17日、六甲山から淡路につながる断層の下、つまり明石海峡の地下16キロを震源として直下型地震が発生。震度7、死者6000人以上の大災害となったが、淡路北部の地表に現れた野島断層が、そのままの形で保存されている。



野島断層は1~2mの横ずれと、1mの縦ずれが同時に起きている。2000年間眠っていた断層だそうだ。六甲山(海抜931m)はもともと海中にあり、南から北へ押し込まれて1000mも持ち上がったようだ。一回の地震で1mずつ高くなるとすると今までに1000回の大地震があり、それが2000年に一回の割だとすると、200万年ということになり、だいたい理解できることになる。地球の歴史からすると、それでも2000分の1。



しかし、本当に大きな地震、よく起きていると思う。阪神淡路大震災の時は村山富市内閣、東日本大震災の時は菅直人内閣と政治的バランスが変った時に震災が起きているのは単に偶然だろうが、そろそろそういう時期になっていているような気もする。