名人駒

2024-04-13 00:00:50 | しょうぎ
名人戦、第一局が終了した。途中、Youtubeのコメントを見ていたら、駒の話で「名人が『玉』を持って指している。上位者は『王』を使うのが通常なのに名人が譲ったのかな」というのがあった。

実は、「名人駒の秘密」という話がある。名人戦七番勝負の第一局目に必ず使わる駒がある。それが「名人駒」。「王」がなく、「玉」が2枚あるわけだ。

つまり、投稿者は盤面にある二枚の玉の一枚を見て、もう一枚は「王」と脳内で決めつけてしまったわけだ。世界には色々なことがあるわけだ。

この駒だが1949年に栃木県の愛棋家から将棋連盟に寄贈された。彫師は奥野一香氏で書体は「宗歩好」。奥野氏のオリジナル書体だ。黄楊赤征盛上駒で文字が太い。一年に1回しか使われないのだが、やや色が濃くなっていてカメラ画像は読取にくい。


さて、3月30日出題作の解答。








今週の問題。



解ったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2024-04-13 10:36:47
最終手1二金の11手詰み
隅の攻防面白い
Unknown (おおた葉一郎)
2024-04-13 21:28:19
坂本様、
正解です。
いつもありがとうございます。
Unknown (さわやか風太郎)
2024-04-14 19:53:08
1二金まで11手詰。
影の香に力あり。
Unknown (おおた葉一郎)
2024-04-15 14:02:02
さわやか風太郎さま
正解です。題して「黒幕と裏金」

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