2005年の夏、我が家の水槽に数個のクボガイが投入された。
言うところの「苔取り貝」である。
その中に一個、貝殻に小さなキクスズメを付けている印象的な個体がいて、この手の貝としては例外的に個体識別されて、意識的に観察されることになる。
こちらは2007年10月の画像。
キクスズメが成長して目立つようになってきた。
この頃、みーばい亭名物「地味~な住人シリーズ」に初登場。
そして2010年4月。
キクスズメがピークの頃。
重そうだ。
2011年10月。
長年連れ添ったキクスズメが脱落。
おそらく寿命だったのだろう。
着生痕が生々しい。
2014年1月。
お正月サービスのワカメを食す。
やっぱり苔より海藻の方がお好きなようで(笑)
さらに一年が過ぎた2015年1月。
えぐれていた着生痕もすっかり盛り上がり、キクスズメに着生されていたころの倍くらいに成長している。
そして2016年7月。
貝は死して殻を残す。
11年にも及ぶ苔取り業務、ご苦労様でした。