市民後見人養成実務講座(7日目)

2月2日(土) 市民後見人養成実務講座(7日目)

 市民後見人養成実務講座も、今日含め、実質残り3日となりました。

 実務講座7日目となる今日は午前中、大阪家裁・内本京亮書記官より家裁提出書類についての実務講義

 後見人選任に際しての後見人候補者照会書、財産目録、収支報告書の書式記載、後見職務の判断に関わる家裁への連絡記載等の具体的事務について説明がありました。

 午後からは、井上計雄弁護士から本人死亡の際の後見人の事務についてケース事例の講義がありました。

 成年後見人は被後見人がご存命の間の後見職務を行いますが、ご本人死亡と同時に後見職務は終了し、速やかに相続人に引き継がなければなりません。

 しかし、身寄りがない場合は、死亡届出や葬儀の手配が必要になり、相続人調査と相続人が確定するまでの間は相続財産管理人選任申立を家裁に行なわなければなりません。

 財産を引き継ぐ際も、相続人が複数おられる場合、誰に引き継ぐのかを相続人全員の同意を得ておかないと後日紛争の元にもなるとのことです。

 死後の争いを生まないための事務手続きも大変です。

 その後、大阪社会福祉士会盛田朝美さんから、後見人就任時の手続き、財産目録作成について事例を基にグループ演習を行いました。

 2月は、今日と16日(土)が実務講座にあたっており、いずれもボーダレスアート教室「わんだーぼっくす」と重なります。

 今日も、わんだーぼっくす の方は講師の方にお任せせざるを得ませんでした。残念です!

 

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