田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ヤマドンガ(Yamadonga)

2023年11月04日 18時24分47秒 | 日記

Yamadonga (2007) - Movie | Reviews, Cast & Release Date - BookMyShow

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yamadonga | pigmediacraft

 「RRR」や「バーフバリ」2部作を大ヒットさせたS・S・ラージャマウリ監督が、「RRR」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.を主演に2007年に発表した監督第6作。主人公の泥棒ラジャが現世と地獄を往来して活躍する姿を描く。

ある富豪からの依頼で盗みの仕事をしていた泥棒のラジャは、悪漢に襲われていた女性マヒを助ける。マヒは幼い頃に両親を亡くし、財産を狙う親族に虐げられていた。一方、ラジャは依頼主が報酬を支払う直前に死んでしまい、閻魔大王を恨んで悪態をつくが、それを聞いた閻魔大王によって地獄に落とされてしまう。しかしラジャは持ち前の話術で地獄の民の人気者になり、閻魔から地獄の王の座を奪う。再び現世に戻ったラジャはマヒと再会し、彼女を親族から救おうとするが……。

原案・共同脚本はラージャマウリ監督の父でもあるK・V・ビジャエーンドラ・プラサード。音楽もラージャマウリ作品の常連で「RRR」なども手がけているM・M・キーラバー二。(映画.comより)

 

 

<2023年10月21日 劇場鑑賞>

 大阪は心斎橋のイオンシネマで、「熱風!南インド映画の世界」が開催されていました。上映された作品は4つ。今回はその中でも「RRR」が大ヒットしたNTR  Jr.主演の2007年作品(当時彼は二十歳前後だったと思われる)を鑑賞しました。

 みっちり3時間ある「ザ・インド映画」だったにもかかわらず、この日はハプニングに見舞われました。上映開始から間もなくして画面が乱れ始め、例えるなら古いVHSビデオのような、横縞が頻繁に入るような画面のブレです。見づらいほど頻回に乱れるなぁと思ったところで、完全に画面は映らなくなり、音声だけが流れるようになってしまいました。しかしそのまま進行してゆきます。何人かの観客が知らせに走りました。スタッフは、すぐに詫びた上で画面を5分ほど戻しましたが、画面のブレは収まらず、再び中止に。結局、不具合をチェックしたうえでの上映再開と言うことで、20分~30分ほどは遅れてしまったでしょうか。それでも、上映不可にならずに鑑賞できただけ、ラッキーだったかもしれません。私と娘は、続けて「ザ・クリエイター」を見るべくチケットを買ってあったのですが、大幅に食い込んで見ることができなくなってしまい、払い戻してもらいました。しかし、近所でも上映されている映画なら、地元で見直すこともできます。メインのインド映画の方を見れてラッキーだったと思うことにしました。

 さて、映画はがんばっている(そして本当にダンスがうまい)Jrを堪能できる仕上がりでした。インド映画にしてはセクシーな歌詞やダンスが多い感じで、20歳そこそこのJrには不似合いでは?と思わないでもなかったのですが、どこまでもJrをカッコよく撮るラージャマウリ監督の手腕が光っていました。特に虎からJrに変身する場面がカッコいいと思いました。

 インドでは彼は有名な俳優NTRの孫であることは周知の事実だからか、「ははは」と笑っただけで「NTRみたいな笑い方をするな」と言われてみたり、おじいさまがCGで現れ共演したり。結構インドって、やりたい放題なんだな、と思いました。

 話のメインは、Jrとエンマ大王との共演です。インドではエンマ大王の立ち位置が日本とは違うんですね。まるでゼウスのように、一番上で威張っていました。他の神様は遠慮するという。でも、奥様には頭が上がらないという、そのへんのおじさんより普通のおじさんでした。そんなエンマ大王が、自分に対して悪態をついたJrをムカついたから地獄に呼び寄せる、という話でした。しかし、元々盗人だったJrは、地獄でも口八丁手八丁で他の人々を手なづけ、大王の地位を脅かしてしまうのです。2枚目の写真を見てください。地獄と言っても、こんなに派手派手、豪華絢爛です。面食らいますよね。で、現実世界に返されても、大王とバトル。大王が地上に降りて来るって何よ(笑)。

 とまぁ、お気楽に見れる映画なのですが、とにかくみっちり3時間。疲れていると苦痛かも。でも、重責に負けずに確かなダンス技術を披露するJrは、「RRR」とはまた違った魅力でした。また女性陣も美しい。見れてよかった作品でした。

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