田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

殺し屋チャーリーと6人の悪党(Kill Me Three Times)

2022年01月29日 18時52分35秒 | 日記

Amazon.co.jp | KILL ME THREE TIMES DVD・ブルーレイ - Alice Braga, Simon Pegg,  Teresa Palmer, Kriv Stenders, Bryan Brown, Sullivan Stapleton, Callan  Mulvey, Luke Hemsworth, Steve LeMarquand

Is 'Kill Me Three Times' on Netflix? Where to Watch the Movie - New On  Netflix USA

Kill Me Three Times (2014) - IMDb

 「宇宙人ポール」「ショーン・オブ・ザ・デッド」のサイモン・ペッグ主演、平和な街で起きた人妻暗殺計画が思わぬ方向へ転がっていく姿を描いたクライムコメディ。海辺の街イーグルズ・ネストでバーを経営するジャックは、妻アリスがガソリンスタンド勤務の男ディランと不倫していることに気づき、殺し屋チャーリーに妻の殺害を依頼する。一方、莫大な借金に苦しむ歯科医ネイサンと妻ルーシーも、その借金を帳消しにするためにアリスを殺そうとしていた。また、警官のブルースはネイサンたちの計画を知り、彼らから金を脅し取ろうとする。共演に「300 スリーハンドレッド 帝国の進撃」のサリバン・ステイプルトン、「エリジウム」のアリシー・ブラガ、「ウォーム・ボディーズ」のテリーサ・パーマー。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2015/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」(15年5月16日~6月26日)上映作品。(映画.comより)

 

 

<2020年10月16日 録画鑑賞>

 コメディなのかなんなのか、よくわからない話でした。結局、大した話でもないのに登場人物が多いうえに、みんなが悪人、しかもアホときているから、ややこしいだけで話に収拾がついてないと思う。カネと見るやハエのように寄って来るわりにはツメが甘い奴が多くて、「そんなに人を殺しちゃダメだろ」みたいな。その割にはちゃっかり不倫だけはしていたり。

 個人的には、この結末は嫌いかも。

 

 

<ここからネタバレ>

 どうせなら全員死んでもよかったかも。異様に生命力の強い女だけが、男も金も手にして生き延びる、なんて、気分の悪い結末。本当にいそうで怖い(笑)。でも、うまく生きてゆくんだろうな。子供も宿してるし、自覚してるかどうかはわからないけれど、思いのままだね。結局、どこを狙った映画だっのかな、とちょっと思いました。

 

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ディーン、君がいた瞬間(とき)(Life)

2022年01月28日 16時22分44秒 | 日記

デイン・デハーン&ロバート・パティンソン出演『ディーン、君がいた瞬間(とき)』本編映像 - YouTube

特別映像】ロバート・パティンソン、デイン・デハーンとの“化学反応”は…『ディーン、君がいた瞬間』 | cinemacafe.net

特別映像】デイン・デハーン、J・ディーンになりきる“理由ある反抗”シーン解禁 | cinemacafe.net

 アメイジング・スパイダーマン2」「クロニクル」などで注目される俳優デイン・デハーンが死の直前のジェームズ・ディーンを演じ、LIFE誌の天才写真家デニス・ストックとの2週間にわたる旅と友情を描いたドラマ。1955年、マグナム・フォトに所属する気鋭の写真家ストックは、世界を驚かせる写真を撮りたいと熱望していた。そんな折、パーティで出会った無名の新人俳優ディーンにスター性を見出したストックは、LIFE誌に掲載するため密着取材を開始。ディーンを追ってロサンゼルスやニューヨーク、故郷のインディアナまで旅を続けるうち、互いの才能に感化されるようになっていく。ストック役に「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソン。ロック写真家としても知られる「コントロール」のアントン・コービン監督がメガホンをとり、ディーンが一番輝いていた瞬間を写真家ストックの視点からリアルに描き出す。(映画.comより)

 

 

<2020年10月15日 録画鑑賞>

 主演は若い美青年たち、なかでも繊細なデイン・デハーンが大好きだった私は、わりと期待大で鑑賞しました。実際にはジェームズ・ディーンの作品は、リアルタイムには見てなくて、後から「エデンの東」を見たくらいです。個人的には、写真で見る限り、それほどハンサムだとは思っていませんでした。

 しかし、思っていたよりスロウな展開で、やや冗長な感じがしました。若い二人が主演だし、他ならぬジェームズ・ディーンの話となれば、普通ではない才能がぶつかり合うような、言ってみれば大人を見返すような話か、と思っていたのだけれど、ややもすれば、ディーンがただのけだるい若者にしか見えないような話だった。彼は成功したからいいけれど、一歩間違えば「勘違いしているだけの若者」か「ヘリクツこねてるだけの若者」に見えてしまうような。もっとも、そのギリギリのところで一歩間違わない、というのが才能なんだろうけれど。ジョエル・エドガートンやベン・キングスレーが出てました。

 しかしなぁ・・・仕事とは、その種類を問わず、なぜこうもストレスフルなのか。生きてゆくためとはいえ。なんか、深く考えてしまいました。

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ギフト(2000) (The Gift)

2022年01月27日 16時18分07秒 | 日記

The Gift (2000) (Film) - TV Tropes

John Sant on Twitter: "📷 Cate Blanchett as Charlotte Gray in espionage  biopic 'Charlotte Gray' (2001) dir. Gillian Armstrong #CateBlanchett  https://t.co/6gf3uPr2kO" / Twitter

ギフト(2000)の画像一覧 | 映画ポップコーン

 人の運命を読み取る能力を持っていたアニーは、夫の死後、子供を抱えながら占いの仕事で生計を立てていた。彼女は夫ドニーの暴力に悩むバレリーに離婚を勧めるが、それが原因で彼から逆恨みされることに。そんな折、町の名士の娘ジェシカが行方不明になり、アニーは捜査の協力を依頼される。彼女の透視能力によってジェシカの遺体が発見され、その後、ドニーが容疑者として逮捕されるが……。殺人事件の真相、そしてそれに巻き込まれた薄幸のヒロインを描くサイキック・スリラー。(映画.comより)

 

 

<2020年9月21日 録画鑑賞>

 古い映画ですみません。公開当時、あんまりみんなが「駄作だ、駄作だ」と言うものですから、結局見ないできてしまった作品でした。しかし、いま改めて見ると、すごいオールスターですね!しかも、「駄作だ」というイメージが先行していたからかもしれませんが、まぁまぁ普通の映画だと思いました。

 主人公はケイト・ブランシェット。ちょっと予知能力があるのですね。夫は昨年亡くなって、3人の息子を女手一つで育てています。で、能力を生かして占いの家を営んでいるのですが、やっぱりこういうところに相談に来る人たちって、暴力夫がいるとか、なんらか問題を抱かえていて、もちろんそんな男とは別れた方がいいのは当たり前なんですが、女性のほうが依存していたり、経済的に自立できなかったりすることもありますよね。すると、夫の逆恨みを買うだけの結果になったりするわけです。

 この映画では、ジョヴァンニ・リビジ演じる精神的に不安定な男性が出て来たり(彼も過去に問題を抱かえている)、まぁ小さな田舎町、いろんな人がいるわけです。これだけならよくあることなのですが、ある日女性(ケイティ・ホームズ)の失踪事件が起き、占い師ケイトがケイティの死体を予見した(そして事実はその通りだった)ことで、話は急展開します。

 しかし、これだけいろんなものが見えるのも、つらいでしょうね。おおかた、いいものは見えないし。この映画のキアヌは乱暴で粗野な男。当時は新鮮だったでしょうね。今は「ネオン・デーモン」を経ているので驚かないのだ(笑)。個人的には、ケイティ・ホームズの婚約者がウェイン氏だったのがウケました。「ダークナイト」かっ!

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ブラックボックス 音声分析捜査(Boite noire)

2022年01月25日 16時26分44秒 | 日記

Black Box (Boîte noire) - Cineuropa

Boîte noire : critique parano activity

Critique cinéma de «Boîte noire»: complot et grésillement | Le Devoir

 「イヴ・サンローラン」のピエール・ニネ主演で、旅客機墜落事故の真相究明にあたる音声分析官が航空機業界の闇を暴くサスペンススリラー。ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落し、乗客乗務員316人全員が死亡。さらに、事故機のフライトレコーダー、通称「ブラックボックス」を開いた航空事故調査局の音声分析官ポロックが、謎の失踪を遂げる。ポロックから調査を引き継いだマチューは「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表。乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明したことで、マチューの分析は高く評価される。ポロックに代わる責任者としてさらなる調査を続けるマチューは、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞く。しかし、その音がブラックボックスに残された音と違う事実にマチューは愕然とする。監督は「パーフェクトマン 完全犯罪」のヤン・ゴズラン。(映画.comより)

 

 

 

<2022年1月23日 劇場鑑賞>

 この映画、あんまり知らなかったんだけど、珍し気な映画が田舎で上映されているから、見なきゃもったいないと思って鑑賞。よかった!!とても見ごたえのある映画でした。と同時に怖かった~、本当に怖かった。

 表題のブラックボックスとは、新聞でもよく見る、航空機墜落事故があったときに、残骸と共に残されているはずの録音機です。これは義務付けられているはずで、何かあったときに再生できるようになっています。事故の原因を突き止めるためには、なくてはならないものだと思いますが、コックピットでのパイロットの軽口まで入っているので、「うっかりモノも言えないなぁ」なんて思ったりもします。

 さて、主人公は、プロの音声分析捜査官マチューです。人一倍いい耳を持ち、正確に、冷静に音声を分析してゆく姿はまさにプロ。演じるのは「イヴ、サンローラン」で主人公を演じたピエール・ニネ。かの映画では、今までどこにいたのかと思うほどの美青年でしたが、今回は細身の体に神経質そうな眼鏡、いかにも職業ヲタクっぽい雰囲気で、”優秀過ぎて一般世間では疎まれる”感じを体現していて白眉でした。

 ある時、完璧に安全なはずの最新型航空機が墜落、乗客・乗員全員が死亡してしまいます。回収されたブラックボックス。しかし、その気難しさも手伝ってか、優秀なはずのマチューは最初から外され、回収・分析の後、ベテランだった上司が行方不明に。普段から気ままな男だったとはいえ、このタイミングでこの長さの不在は明らかに普通ではありません。上司がいなくなったことで、新たに分析を始めるマチュー。一見解決の糸口が見えたかのようでしたが・・・。

 話は二転三転、本当に予想不能でした。それは私が素人だからかもしれませんが、率直な感想を書くと「そんなことがあるなんて・・・」。これで解決か、と思うたび否定する事実が現れ、よく見て考えながら鑑賞してないと、話についてゆけなくなります。ただ、素人ながら、どうかなと思うところもありました。例えば、失踪した上司のドライブレコーダーがそのまま残されていて簡単にマチューの手に入ったり、マチューのワイフの男友達が、ついポロッと失言したり。そんなご都合主義な展開もなきにしもあらずだとは思いますが、それでもラストにかけては、怒涛・衝撃の展開でした。あ~ドキドキした!内容は全然違うのですが、真剣に耳を使っている姿に「サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ」を思い出したりもしました。

 上映時間は宣伝も入れて2時間20分。それでも、2時間50分の「ハウス・オブ・グッチ」とぶっ続けで見た私でも、疲労感を感じないほど見ごたえのある映画でした。おススメです。

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ハウス・オブ・グッチ(House of Gucci)

2022年01月24日 19時06分00秒 | 日記

𝙠𝙞𝙧𝙤𝙘𝙠𝙮𝙤𝙪 on Twitter: "リドリー・スコット監督新作『House of Gucci』の最新ポスター が公開。サラ・ゲイ・フォーデン原作『ザ・ハウス・オブ・グッチ』の映画化作品。レディー・ガガ/アダム・ドライバー/ジャレッド・レト/ジェレミー・アイアンズ/アル  ...

ハウス・オブ・グッチ』日本版ティザーボスター&新場面写真6点が解禁! | Fan's Voice〈ファンズボイス〉

Jared Leto Looks Unrecognizable in 'House of Gucci' Character Poster

 巨匠リドリー・スコット監督が、ファッションブランド「GUCCI(グッチ)」の創業者一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。サラ・ゲイ・フォーデンのノンフィクション小説「ハウス・オブ・グッチ」を原作に、グッチ一族の確執と3代目社長マウリツィオ・グッチ暗殺事件を描き出す。1995年3月27日、GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオが、ミラノの街で銃弾に倒れた。犯人の特定が難航する中、犯行を指示した驚きの黒幕が明かされる。マウリツィオの妻で、グッチ家の崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニを「アリー スター誕生」のレディー・ガガ、夫マウリツィオ・グッチを「マリッジ・ストーリー」のアダム・ドライバーが演じ、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レトが共演。(映画.comより)

 

 

 

<2022年1月23日 劇場鑑賞>

 おもしろかったです。幼い頃から貧乏育ちの私には、ブランド物そのものが縁遠いのですが、この映画は別にグッチのことをよく知らなくても「有名ブランドだから、一族もお金持ちよな」くらいの知識があれば充分。ブランド物を知らなくても、見分けられなくても、別に問題はありません。メインは夫婦の軌跡の物語だと思います。

 主演はレディー・ガガ。彼女は、主演を張った「アリー スター誕生」以前でも、ちょい役で結構出てましたよね。その特異な容貌で、出て来ると必ず印象に残るわけですが、今回は本当にハマっていました。これは、ガガでなければ出せなかった存在感じゃないでしょうか。

 冒頭、父親のトラック会社に出勤するガガが映ります。粗野な男たちがはやし立てるなか、体にピッタリ沿ったむっちりワンピースを着こなし、ハイヒールで歩くガガ。小さなトラック会社のシケた(?)事務所で働くのに、何もそんな恰好で来なくても、と思いました。しかも父親の会社だし(笑)。でも、たぶんこれは彼女の自己主張。自分の魅力をわかってアピール、「今になにかしでかすからね」ってことだったのかもしれません。

 そしてその時は、やって来ました。友人と一緒に行ったパーティで、グッチ家の御曹司マウリツィオと出会うのです。彼は地味な青年で、普段は弁護士になるべく勉強しています。実はグッチ家を継ぐ意思もありません。でも、背も高く見栄えのするお坊ちゃまをガガは見逃さなかった。そして、積極的にアタック。二人は次第に恋に落ちます。マウリツィオの父ロドルフォは「お金目当てだ」と難色を示しますが、マウリツィオがグッチ家から出てゆくことで二人は結婚。当初はそれなりに幸せに暮らしていました。

 しかし、実はグッチ家には跡取りがいません。ロドルフォの兄アルドにも息子(ジャレッド・レト!)はいますが、これがどうしようもないバカで、悪い人ではないのでしょうが、とても会社を任せられるような器ではありません。ロドルフォの一人息子マウリツィオしかいないのです。アルドは一族企業を任せたいと、積極的にマウリツィオに接触してきます。これに乗ったのがレディー・ガガ。どんどん夫を後押しします。

 でもね、なかなかに難しい。企業をはじめ、今でもそうですが、社会全体がまだまだ男社会。ましてや教養もない階級の出。アグレッシブになればなるほど嫌がられ、煙たがられるだけです。確かに、彼女自身にも独善的なところはありました。富を手放したくないという欲も。そして、もちろん企業のほうもね。名門と言ったって、現実にはお金がモノをいう世界。常に裏で駆け引きが行われています。疲れますね。素人にはウンザリ、「大変だなぁ」と思います。

 彼女は自分で主体的に何かを興すべきだったかもしれませんね。いつもアグレッシブだし、それだけの才能もあったんじゃないかと思います。しかし、いかんせんグッチの名声と富に溺れてしまった。途中からは占い師を信じ、最後は気持ちの離れた男(夫)に愛を乞うような女になってしまったのがとても残念でした。自分の足で立てたのに。

 上映時間は宣伝も入れて実に2時間50分。長丁場でした。でも、そんなに長くは感じられないほど、魅せます。おもしろいです。水分を控えて、どうぞチャレンジを。

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