解説
トム・クルーズ主演の人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作。盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが……。シリーズを通してさまざまなスタントに挑んできたクルーズが、今作でも、ヘリコプターを自ら操縦してアクロバット飛行にも挑戦するなど、数々の危険なスタントをこなした。前作に続いてクリストファー・マッカリーがメガホンをとり、シリーズで初めて2作連続の監督を務めた。共演はシリーズおなじみのサイモン・ペッグ、ビング・レイムス、前作から続けて登場するレベッカ・ファーガソンのほか、ウォーカー役で「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビルが初参戦した。(映画.comより)
私事で申し訳ないのですが、やっと台風の被害から電話線が復旧し、パソコンが使える運びとなしました。うちはネットを電話回線(ネッツ光?)に頼っているため、固定電話の線が切れるとパソコンが使えなかったのです。当然ですが、パソコン由来のwifiも飛ばなかったため、携帯も上限を気にしながら恐る恐る使うというハメに陥っていました。アナログな生活も、それはそれで味のあるものでしたが、普段どれだけ便利な生活を好き勝手に送っているかを思い知りました。
さて、映画です。ずいぶん前に見た「ミッション・インポッシブル」最新作。トムはとてもとても頑張っているのですが、正直そろそろやめたほうがいいんじゃないのかなぁ、というのが率直な感想です。もう話が最初から破綻している。これって、わざと?と勘繰りたくなるくらいあり得ない展開で(例えば、行き当たりばったりの行動をとるトムが、今どき信じられないようなセリフを女性にささやく。すると、美人女性は簡単に転ぶ、とかね。それもやり手のスマートな女性なのに)、いくらトムが男前で渋いおじさんだからって、それに口もうまいからって、それはないだろうって、半ば呆れてしまいました。まぁそれは私が人生を重ねたおばさんであるからそう思うのであって、若い子は納得するのかもしれませんが。
個人的には”スーパーマンより強いトムちん”とか”アジア人はどんな設定でもカンフー(拳法)が使えて強い”とかいう演出にウケました。まぁジャッキー・チェンみたいな大学教授も先だっての映画でいましたしね、そんなことも結構あるのかもしれませんが。
で、お話が全作品つながっているのは当然としても、トムの〇〇さんを出すのは禁じ手だろう、と思いました。もう次の手がなくなってしまいます。いないから想いを馳せれるってこともありますし。似たような設定で話のネタが尽きてくるのは仕方がありません。特殊任務の男たちが活躍する、似たような映画もいっぱいありますしね。でもトムは、本当に味のある俳優になったと思います。いい人感も滲み出てますし。だからこそ、この辺でぐっと違う映画にチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。
トムの次回作に期待します。