田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アラビアンナイト 三千年の願い(Three Thousand Years of Longing)

2023年02月28日 15時53分15秒 | 日記

映画『アラビアンナイト 三千年の願い』物語結末ネタバレと海外の感想まとめ -

愛と狂気と欲に満ちた魅惑のファンタジー『アラビアンナイト 三千年の願い』 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

Three Thousand Years of Longing | Spectrum On Demand

 古今東西の物語や神話を研究するアリシアは、講演のためトルコの都市イスタンブールを訪れていた。ホテルに着いた彼女がバザールで手に入れた美しいガラス瓶を取り出すと、中から巨大な魔人が突然姿を現す。ジンと名乗るその魔神は、瓶から出してもらったお礼に彼女の願いを3つ叶えると申し出る。だがアリシアは、願い事の物語にはハッピーエンドがないことを理由に申し出を断る。そんな彼女の考えを変えようと、ジンは3000年にもわたる自分の物語を語り始める。(movie walker pressより)

 

 

<2023年2月23日 劇場鑑賞>

 始まりは斬新でした。名声を確立し、経済的にも余裕のある研究者のアリシアは、学界に出席するためイスタンブールを訪れていました。しかし、冒頭から空港で小人さんの幻影を見たり、学界で発表中にも古代人の幻影を見たりと、なかなかに不穏な雰囲気が流れます。瀟洒なホテルに一人で宿泊するアリシアはしかし、賢く現実的なものの考え方をする人なので、「そんなはずはないわ」と思い、地元でショッピングに出かけます。そこで美しいブルーのガラス瓶に出会い、一目惚れ。早速購入します。少し汚れていたので、洗うことにしました。しかし、ゴシゴシこすったその瞬間、ビンは割れ、巨人が姿を現すのです。これがイドリス・エルバ演じるジンです。

 例によって「私を自由にしてくれたお礼に三つの願いをかなえよう」と言われるのですが、アリシアは、そんな話にハッピーエンドはないこと、今の自分は自分に満足しているから願い事などないことなどを伝えます。困ったジンは、三千年にも及ぶ自身の身の上話を始めるのでした。

 とまぁ、こういう展開です。どこまでもクールで現実的な女性学者と、何でもできるけど少しセンチメンタルな魔人との会話は斬新でおもしろく、主に魔人ばかりがおしゃべりする展開もおもしろいと思いました。例によって、優秀な女性が生涯独身でいると余計なことを言う、うるさ型のおばさんがちゃんと近所に居たり。

 しかし、魔人の話が主に男女の恋愛話に終始し、もちろん国の勃興も話としては加わっているのですが、「ランプの精って、こんなに自らが恋愛を繰り広げたっけ?」と、その”男としての普通さ”に少々面食らいました。大変な年月がかかっているだけで、話は普通だと言うか。

そして迎えた大団円。

 

<ここからネタバレ>

 個人的には、彼女のクールさ、孤独はアリだと思っていました。共感していました。しかし、最後には、結局今までの振りは何だったのかと思うほど、彼女があっさりジンに惚れ、「願いはあなたのためにするわ」みたいな展開になってハッピーエンド。二人はおててつないで腕を組み、永遠の愛に生きるのでした、みたいな感じでした。あまりの肩透かしに、結局どうなったのかを覚えてなくて、あとからネタバレ確認したほどです。結局”夢見る乙女”ばりに淋しかったのかよ!と思いました(表現乱暴でごめんなさい)。個人的には最初からすべて彼女の幻影だったのではないか、ジンが語った話も自分が研究でどこかで聞いた(書いた)話なんじゃないか、とひそかに思っています。

<ネタバレ終わり>

 

 ジンをイドリス・エルバみたいなチャーミングな男性にしたところもミソかもしれません。女性なら、やっぱり心動かされる存在ですからね。これが「マッド・マックス」のジョージ・ミラー監督なのかぁ。もっとぶっ飛んでてもよかったかもしれませんね。

 

 

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別れる決心(헤어질 결심)

2023年02月25日 13時11分48秒 | 日記

영화 [헤어질 결심] 국내 1차 예고편: 박찬욱 감독: 탕웨이, 박해일, 이정현: 2022.06: Decision To Leave -  YouTube

헤어질 결심> 전 세계 192개국 판매 완료! 박찬욱 감독의 수사멜로극, 세계 관객 만나러 간다! | Newsroom | CJ ENM

영화 [헤어질 결심 Decision To Leave] 칸 영화제 예고편 trailer (ENG): 박찬욱 감독: 탕웨이, 박해일,  이정현: 2022.06 - YouTube

 「オールド・ボーイ」「お嬢さん」のパク・チャヌク監督が、殺人事件を追う刑事とその容疑者である被害者の妻が対峙しながらもひかれあう姿を描いたサスペンスドラマ。

男性が山頂から転落死する事件が発生。事故ではなく殺人の可能性が高いと考える刑事ヘジュンは、被害者の妻であるミステリアスな女性ソレを疑うが、彼女にはアリバイがあった。取り調べを進めるうちに、いつしかヘジュンはソレにひかれ、ソレもまたヘジュンに特別な感情を抱くように。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに見えたが……。

「殺人の追憶」のパク・ヘイルがヘジュン、「ラスト、コーション」のタン・ウェイがソレを演じ、「新感染半島 ファイナル・ステージ」のイ・ジョンヒョン、「コインロッカーの女」のコ・ギョンピョが共演。2022年・第75回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。(映画.comより)

 

 

<2023年2月19日 劇場鑑賞>

 パク・チャヌク監督の作品はいくつか見ました。「オールド・ボーイ」「親切なクムジャさん」「JSA」は好きな作品です。意外なところで「イノセント・ガーデン」なんかも彼だったのですね。しかし「お嬢さん」はちょっと引きました。主演二人が惹かれあうのはわかるのですが、その他の要素があんまり理解できず「変な映画だなぁ」と思ったのを覚えています(ファンの方、すみません)。

 真面目一筋の刑事が、容疑者となった美しい人妻の虜になってしまう、という珍しくもない話なのですが、とにかく女性がミステリアスなのと、事件が入り組んでて、刑事さんもなかなかそのトリックに気付けなかったりするのとで、話が一気に展開する場面は、本当にドキドキしました。私もそこまで予想しなかった!と思いました。こんなアリバイ作りできる人って、尊敬します。

 しかし、この映画はこれ以上書くと何を書いてもネタバレになるような気がするので、ここで女優さんの話を。美しい人妻を演じるのは「ラスト・コーション」のタン・ウェイ。トニー・レオンとタン・ウェイがエロチックに絡むこの映画、私も見たのですが、今回の女優さんがタン・ウェイだと気が付きませんでした。何年も経ってるとは言え、まるで別人のよう。まぁ女優ですから、役に合わせて七変化なんでしょうけど、今回のほうが地味な感じがしました。もちろん、充分美しいのですが。

 

 

<ここからネタバレ>

 上手にアリバイを作ってありましたが、山から滑落して亡くなった男性は、妻(タン・ウェイ)に突き落とされていました。彼女には、刑事さんを自分側に取り込む(惑わせる?)意図が最初からあったのでしょうが、多分そのうち自分も好意を抱いたのです。それで、トリックを見破られた後(刑事さんは彼女を見逃し、自分は転居した)、二度目の夫と共に刑事さんの近くに越して来るのです。なんでそんなことするんでしょうね。見逃してもらったのだから、もうおとなしくしてればいいのに。刑事さんへの想いは心に秘めておけばいいのです。相手にも好意があったのはわかっているのですから、美しい想い出として取っておけばいいのでは、と私は思いました。でも、彼女は越してきました。で、今度の夫も良くない人だったのでしょうね。人の恨みを買い、殺されてしまうのです。今度は直接手を下していない彼女も、夫の死体を少しアレンジし、通報。かわいそうな刑事さんは、同じ女性の二度目の殺人(今回は殺してないが)を担当することになってしまうのです。さすがに「ふざけているのか」と彼女に対して怒りをあらわにします。でも、やっぱり特別感情を完全に封じ込めることはできないのです。

 未解決事件に未練を持ち、ずっと部屋に写真を貼る刑事さんの習性を知っていた彼女は、最後には死体が出ない方法で自殺(満潮時に砂に埋もれる)。永遠に未解決事件とすることで、彼の記憶にとどまり続けることを選んだのです。究極の選択とは思いますが、個人的には、最後までクールだった彼女がそこまでして彼の記憶に残りたいと願った気持ちが見えなかったように思います。生きる目的を得ることがとうとうできなくて、もうどうでもよかったとか。で、同じ死ぬなら彼の記憶に、ということだったとか?深読みしすぎ?考え方、性格悪い?

<ネタバレ終わり>

 

 良くも悪くも「韓国映画だなぁ」って感じでした。欲を言えば、少し長かったように思います。もう少し見やすい長さでもよかったかも。

 

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エゴイスト

2023年02月23日 16時55分07秒 | 日記

映画『エゴイスト』2023年公開決定 - ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

鈴木亮平と宮沢氷魚がふざけ合う映画『エゴイスト』本編映像&好きなシーンを発表 | ORICON NEWS

映画『エゴイスト』LGBTQ+インクルーシヴ・ディレクターが思い巡らす、これからのゲイの描かれ方(斉藤博昭) - 個人 - Yahoo!ニュース

 14 歳で⺟を失い、⽥舎町でゲイである⾃分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、仕事が終われば気の置けない友人たちと気ままな時間を過ごしている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである⺟を⽀えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。

自分を守る鎧のようにハイブランドの服に身を包み、気ままながらもどこか虚勢を張って生きている浩輔と、最初は戸惑いながらも浩輔から差し伸べられた救いの手をとった、自分の美しさに無頓着で健気な龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の⺟も交えながら満ち⾜りた時間を重ねていく。亡き⺟への想いを抱えた浩輔にとって、⺟に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし彼らの前に突然、思いもよらない運命が押し寄せる――。(公式ウェブサイトより)

 

 

<2023年2月19日 劇場鑑賞>

 結構入ってましたね。さすがです。しかしながら、私はもっと意外な展開なんだと思ってました。某新聞のコラムに「この映画の成功は、鈴木亮平を実在の人物として描き切ったこと」なんて書いてあったものですから、「ビューティフル・マインド」系か、あるいは夢系か、といろいろ夢想していたのですが、全然そんなことはなく、普通のゲイムービーでした。ひょっとすると、私が何かを見落としているのかもしれませんが。

 俳優さんたちはよかったです。主演の鈴木亮平はもちろん、相手役の宮沢氷魚、その母親役の阿川佐和子さんも。細かいことを言えば、鈴木氏の働く会社の「いいよ、いいよ~」のカメラマンも、よかったと思います。みんな、素敵でした。宮沢君を買う中高年の男性たちもみんな素朴だったし、偉そうにいう奴や暴力を振るう奴もいなくて(実際にはいるのかもしれないけれど、映画では描かれなかった)、宮沢君の生い立ちは悲しかったけれど、でもお母さんいい人だったし、映画全般、安心して見れる感じの仕上がりでした。

 それにしても、鈴木氏の愛情はすごいなと思いました。私、とてもじゃないけど、あんなに尽くせないです。あの献身愛ってなんなのだろうって。相手のお母さんに対してもあれだけのことができるって、すごすぎます。鈴木亮平、優し過ぎでした。

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アントマン&ワスプ クアントマニア(Ant-Man and the Wasp: Quantumania)

2023年02月22日 14時30分50秒 | 日記

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Six 'Ant-Man & the Wasp: Quantumania' Character Posters Released as Film  Kicks Off Marvel's Phase 5!: Photo 4882116 | Ant-Man, Evangeline Lilly,  Jonathan Majors, Kathryn Newton, Marvel, Michael Douglas, Michelle  Pfeiffer, Movies,

First Ant-Man And The Wasp: Quantumania Poster Reveals Kang's New Look

 「アベンジャーズ」をはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を構成する人気作品のひとつ、「アントマン」のシリーズ第3弾。未知の量子世界に入り込んだアントマンやワスプが、アベンジャーズの新たな脅威となる存在、カーンと遭遇する。

「アベンジャーズ エンドゲーム」では量子世界を使ったタイムスリップの可能性に気づき、アベンジャーズとサノスの最終決戦に向けて重要な役割を果たしたアントマンことスコット・ラング。ある時、実験中の事故によりホープや娘のキャシーらとともに量子世界に引きずり込まれてしまったスコットは、誰も到達したことがなかった想像を超えたその世界で、あのサノスをも超越する、すべてを征服するという謎の男カーンと出会う。

体長1.5センチの世界最小のヒーロー、アントマンことスコット・ラング役にポール・ラッド、アントマンのパートナーとして戦うワスプことホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリーをはじめ、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファーらおなじみのキャストが集結。スコットの愛娘で大人に成長したキャシー役を「ザ・スイッチ」「名探偵ピカチュウ」のキャスリン・ニュートン、謎の男カーンを「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」のジョナサン・メジャースが演じる。シリーズ前2作「アントマン」「アントマン&ワスプ」を手がけたペイトン・リードが今作でもメガホンをとった。(映画.comより)

 

 

<2023年2月19日 劇場鑑賞>

 日本では連日、すごい広告が打たれてますよね、この作品。力が入っているなぁと思うわけですが、実際の映画を見てみると、設定こそ複雑で、マルチバースだの、時間の壁を超えるだの、想像できない背景が次々登場するわけですが、メインのお話はなんてことない、普通の家族愛の物語です。すこぶる普遍の物語。映像がたいそうだってだけです。でも、次のMCUにつながる最初の映画ですから、理解できてない部分で「しっかり把握」しておかなければならない背景は多々あったのでしょうね。アホな私は、次の作品を見る都度、ちょっとずつ理解していくようにします。わからなかったから楽しめなかった部分は諦めるとして。

 サノスの指パッチンのせいで、娘キャシーの成長を5年見逃したことを根に持っているアントマン。キャシーは今はすっかり成長し、学問を収めた上、自身の信条に基づいた社会行動まで起こすようになっています。それゆえ、冒頭は留置所まで娘を迎えに行くアントマンの姿からです。もう静かに暮らしていきたいと思っているアントマンはキャシーが心配でなりません。しかし、才能のあるキャシーに目を付けたピム博士までが協力しているのですから、どうにもなりません。しかしながら、今回はキャシーが作った量子世界の探査機のために、皆が量子世界に囚われることになるのです。

 この量子世界は、しかしながら、さながら最近見たアニメ「ストレンジ・ワールド もう一つの世界」みたいな完全なる別世界で、しかもいろんな形の住人がそれなりに存在しているという、驚きの世界です。アントマンも「量子世界にこんなに住民がいたのか・・・」とつぶやきます。ここを支配していたのがカーンです。口調は穏やかで態度も紳士的ですが、やってることは植民地支配です。今回は、彼とアントマンが戦うハメになるのですね。

 

<ここからネタバレ>

 彼は、自分を量子世界に追放した者たちに復讐するため、過去に量子世界に取り残されていた科学者、ピム夫人(ミシェル・ファイファー。相変わらずきれいね)を利用したことがあり、知らずに機器を作ってしまったことを理解したピム夫人がそのコアを破壊した、ってこともあったようです。カーンは「アントマン1」のヴィラン(死んだはず)をなんと頭(と意識)だけで蘇らせ、自分の戦闘員として使っていたりします。とにかく、強い。自分をいっぱい再生させることができたりするので、最終的にはマルチバースや時間軸を破壊しようと思っているのかもしれません。まぁそうなると、自分はどうやって生きるのか、とも思うのですが。自分が存在する時空だけ置いとくのかな。

<ネタバレおわり>

 

 カーンは強いのです、とにかく。アントマン一人では太刀打ちできず、今回は家族愛とアリ部隊で歯向かいましたが、カーンがそんなに簡単にやられてるはずはないのです。今回もクレジットの後に「おまけ」のシーンがあるので、見逃さないでくださいね。そこで懐かしい”彼”を見れてうれしかったです。そうそう、キャシー役の女の子、見たことあるなぁと思ってたら「ザ・スィッチ」でヴィンス・ヴォーンと入れ替わっていた女子高校生でしたね!あの映画は本当におもしろかった。カーン役の俳優さんも「ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ」で見ました。今回と同じく、ひたすら穏やかな男性役だったと記憶しています。あの映画はあまりに淡々としていたので「男の人たち、のんびりし過ぎているよな。どうやって生活してるのかな」と思ったくらいです。そこ見る映画じゃないだろうけれど(笑)。

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バンバン!(Bang Bang)

2023年02月21日 17時58分33秒 | 日記

Bang Bang! - Wikipedia

BANG BANG poster | Behance

Bang Bang Movie 'Tu Meri' Song Review | PrasantNumerologyIn

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの共演で2010年に製作・公開されたハリウッドのアクションコメディ「ナイト&デイ」をインドでリメイク。

謎の怪盗ラージヴィールと、偶然彼に出会った地味なOLのハルリーンは、インドからイギリスに渡ったとされる伝説のダイヤ「コヒヌール」をめぐり、残忍な犯罪組織や国際警察を巻き込んだ争奪戦を繰り広げることに。そしてその過程で、ラージヴィールが抱く真の目的が明らかになっていく。

「WAR ウォー!!」「スーパー30 アーナンド先生の教室」のリティク・ローシャンが謎の怪盗ラージヴィール、「チェイス!」「命ある限り」のカトリーナ・カイフが地味なOLから華麗に変貌を遂げるヒロインのハルリーンに扮した。インド、タイ、ギリシャ、ドバイ、チェコなどで撮影が行われ、インド映画界きっての美男美女俳優2人が、世界を股にかけた冒険とアクション、ロマンスを繰り広げる。(映画.comより)

 

 

<2023年2月18日 劇場鑑賞>

 トム・クルーズとキャメロン・ディアスの「ナイト・アンド・デイ」が公開されたのが2010年。それをリメイクしたのはいいとして、その作品がインドで公開されたのが2014年。それが、今なぜ日本で公開?ひょっとして、同じリティク・ローシャン主演で、先日公開された「スーパー30 アーナンド先生の教室」がヒットしたからか。あるいはインド映画「RRR」が超絶ヒットしているからか。ともかく、ここでインド映画がまた一つ、公開されたわけです。しかしながら、過疎県和歌山では、23日の祭日が木曜日のため、金曜に始まった映画が水曜には終わると言う、な~んとたった6日間の上映なのでした。優しい!!(笑)しかも最初から夜上映。明るい時間の上映はなかったのでした。でも、見たければ行くしかない。がんばりました。

 映画は少し長かったです。3時間近くありました。トムちんの映画はこんなになかった。話は大まかなプロットはなぞってありましたが、華やかなダンスシーンはもちろん、インド映画の方が派手な演出でした。特にリティクが足にジェットスキー(?)をつけて海上で自由自在に飛び跳ね、相手をやっつけるシーンは、あり得なさ過ぎてウケまくりました。いくら映画だからって、何してもええんちゃうよ、と思いました(笑)。あと、これはキャメロン・ディアスにも言えることですが、キャッチコピーで「地味め女子の・・・」と書かれてあるのですが、カトリーナ・カイフが美人過ぎるのです。単調な毎日の銀行員という設定ではありますが、どこにいても目立つ美人で、地味めって「コラ~」って感じです。

 リティクの映画は「ウォー!!」を見たことがあるのですが、今回その長い手足を使ったキレのあるダンスに見とれました。「ウォー!!」のときは特にそんなこと思わなかったのですが。彼のダンスをもっと見たいと思いました。

 話全体はゆるいし、どぅってことのない話なので、本来なら「疲れていてあんまり頭を使いたくないときにどうぞ」と言うべき作品なのですが、いかんせん長いので、疲れてるときはもっと疲れてしまいます(笑)。主演が美男美女なので、目の保養とキレのあるダンスが見たい人にお勧めです。

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