田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ガール・オン・ザ・トレイン(The Girl on the Train)

2022年04月30日 15時12分07秒 | 日記

映画『The Girl on The train』Netflix | 高見恭子オフィシャルブログ「ここで待っています」Powered by Ameba

ガール・オン・ザ・トレイン : 作品情報 - 映画.com

Let's Talk About the Real Twist at the End of The Girl on the Train 

 「プラダを着た悪魔」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラント主演で、世界中でベストセラーとなった同名のミステリー小説を映画化。監督は、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」のテイト・テイラー。夫と離婚したレイチェルは、毎朝通勤電車の窓から見える、見ず知らずの「理想の夫婦」の姿に、別れた夫との幸せだった日々を重ねていた。ある朝、通勤電車の窓からレイチェルの目に飛び込んできたのは、「理想の夫婦」の妻の不倫現場だった。そして、その女性は間もなく死体となって発見され、唯一の目撃者として、レイチェルに周囲から疑惑の目が向けられてしまう。主人公レイチェルをブラントが演じ、「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソン、「マグニフィセント・セブン」のヘイリー・ベネット、「ドラキュラZERO」のルーク・エバンスらが出演。(映画.comより)

 

 

<2021年1月14日 録画鑑賞>

 今度インドでリメイクされると聞いて(そして今ではNetflix公開済み)慌てて鑑賞しました。結論から言うと「すべてが怖すぎる」。最初は、すべて主人公の妄想かと思いました。でも多分、違うんでしょうね。

 毎日乗る電車から、そんなに丸見えの家がいくつも建っていて、しかもどの人も見られているのが平気っていうのも変だと思ったし、どんな理由があるにせよ、離婚した元夫につきまとうなんて、やっぱダメだと思うし。確かに元夫は悪い奴なんだけど。こんな変な男に3人もの女が取り憑かれる(?)なんてバカみたいだし。まぁ実際、社会的に成功しているこういう奴、居そうだけど。ちょっと「ガス燈」みたいな話だと思いました(古い)。主人公のエミリー・ブラントはアル中だったけど、それも元夫がそうさせたのかも、とも思いました。

 刑事役でアリソン・ジャネイが出てました!「アイ、トーニャ」で品のない母親をやってオスカー獲った人ね。あと、リッチなご婦人役でリサ・クドローが!何気にルーク・エヴァンスも出ていてびっくり。あと、映画の中で、かかりつけの精神科医(男性)が、若い女性患者の家まで、一人で訪ねて来てくれるシーンがあるのですが(しかも何度も)、これって、アメリカでは普通なのかしら、とちょっと思いました。なんか噂されたりしないのかな。

 でも、短く仕上がってて見やすく、よくできた映画でした。

 

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KKKをぶっ飛ばせ!(Death Ranch)

2022年04月29日 13時19分18秒 | 日記

Death Ranch (2020) - IMDb

Death Ranch. Written and Directed by Charlie Steeds ( @DarkTempleFilms )  Arrives on DVD this October | Movie Review: Fighting the KKK Kannibals of “Death Ranch” | Movie Nation

 

 白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」に復讐する黒人の姉弟の姿を、凄惨なバイオレンス描写満載で描いたリベンジホラー。1971年のアメリカ・テネシー州。無実の罪で投獄されていたブランドンは脱走し、姉のアンジェラに助けを求める。アンジェラは兄のクラレンスとともにブランドンのもとに駆け付け、彼を郊外の廃牧場にかくまう。しかし、その地域は白人至上主義団体「KKK」が活発に活動しており、特に黒人を捕らえてはその肉を食べることを趣味とする、異常な一派の拠点になっていた。3人は捕らわれてしまい、クラレンスが食われてしまう。監視の隙をつき、監禁されているアンジェラを救出することに成功したブランドンは、姉とともに復讐を開始する。(映画.comより)

 

 

<2022年4月28日 劇場鑑賞>

 R15+で、近所のシネコンでも夜だけの上映だった。あんまり知らなかったんだけど、都会のプライベートシアターで上映されている作品で、しかも時期もずれることなく田舎で上映されていると知って、俄然奮起。とにかく見ておかないともったいないという”貧乏根性”で駆け付けました。わざわざ夜にバスに乗ってね(笑)。

 結論から言うと「あまりにB級映画」。これほどベタベタなB級映画って、久しぶりかも。俳優さんも、誰も知らないし、自分が無知なだけだろうけれど、監督も知らない人。KKKの人たちも、白装束は着てるけどみんなチョロい。そもそも、KKKの人たちって、カニバリズムだったの?紹介によると実話とか。まぁ、一部そういう人たちもいたのかもしれませんね。

 主人公は(多分)無実の罪で服役中の黒人青年。でも、何らかの方法で脱獄して兄・姉に助けを求めて逃亡中。兄たちは、祖父が亡くなってからほったらかしになってるというボロ小屋が安全だから、ここで2週間ほどほとぼりを覚まそうと言います。本当に、いつ倒れるかと思うほどのボロ小屋で、こんな建物、私だったら入りません。でも、一応祖父の小屋ですよね。そんなのすぐに察知がついて逮捕されるんじゃないんですか?と思いました。舞台はマーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺された1968年から3年後の1971年。しかもKKKの本拠地テネシー州。なんと監督はイギリス人だというのに、わざわざテネシーでロケをしたとか。凝り性なのね。

 ともかく、夜な夜なKKKが集会を開いて黒人をなぶり殺しにしているような地域に、知らずに(?)やって来た黒人ファミリーが襲われる、しかし、こちらも本気で反撃する。そんな話です。映像はかなりのグロさ。血が飛ぶのは当然として、首をちぎる、腸を引っ張り出して本人に喰わす、キン○マを握りつぶして顔に塗る(私、永らく生きてきたけど、それの中身があんなに白いって知らなかった)、そしてKKKメンバーによる黒人限定カニバリズム。しかし人肉って、おいしいのかな。人なんて雑食性だし、おいしくないと思うんだけど。いや、食したことないから知らないけどね。ライターでじわじわタマを炙る、というのもありました。怖すぎる。

 大仰な音楽やスローな展開、銃弾の無駄遣いなど、素人っぽさ満載だったけど、監督が狙ってB級感出したのだったら、かなりのやり手だね。短くて見やすい長さではあったけど、これが都会のプライベートシアターで昼間にかかってるってことが驚き。へぇ~。でも、おススメしません。

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(The Power of the Dog)

2022年04月25日 18時13分35秒 | 日記

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 「ピアノ・レッスン」で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したジェーン・カンピオン監督が、ベネディクト・カンバーバッチを主演に迎え、1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、無慈悲な牧場主と彼を取り巻く人々との緊迫した関係を描いた人間ドラマ。大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズと出会う。ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れる。そのことをよく思わないフィルは、2人やローズの連れ子のピーターに対して冷酷な仕打ちをする。しかし、そんなフィルの態度にも次第に変化が生じる。カンバーバッチがフィル、実生活でもカップルのキルステン・ダンストとジェシー・プレモンスがローズとジョージをそれぞれ演じ、ピーター役はコディ・スミット=マクフィーが務めた。2021年・第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。2022年・第94回アカデミー賞では作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優、脚色などの主要部門ほか計11部門で12ノミネートとなり、同年度の最多ノミネート作品に。ジェーン・カンピオン監督が、女性では史上3人目となるアカデミー監督賞を受賞した。Netflixで2021年12月1日から配信。それに先立つ11月19日から一部劇場で公開。(映画.comより)

 

 

<2022年4月24日 Netflix鑑賞>

 アカデミー賞を賑わせたNetflixの話題作、やっと見た!自分でも「遅いわ!」と思っています(笑)。近所の映画館でも1週間だけ上映されていたことがあって、そのポスターの雰囲気から、監督がジェーン・カンピオンだと知った時はちょっと驚きでした。カンピオン監督は、私は「ピアノ・レッスン」からしか知らないけれど、良くも悪くも「女性の・・・」と言われ続けて来た監督だと思うし、それは自分でもわかっているのだと思います。そして今、あえてNetflixで公開、でもオスカーにノミネートされてしまう、というやっぱり目立った結果になってしまって、これは確信犯だったのか、自然の成り行きだったのか、さすがと言うべきか。

 主演はベネディクト・カンパーバッチ。個人的には、偏屈者をやらせたらこれ以上ハマる人はない、というくらいハマる俳優だと思うのだけれど、今回も、出てきただけで異様な雰囲気を醸し出し、さすがの存在感でした。

 彼と弟(ジェシー・プレモンズ)は、わりと裕福な大牧場主。たくさんの若い男たちも雇っているし、自分たちも優秀な大学を卒業しています。しかし、家長であるバッチさんは、いつも居丈高で”強い男”、そのため弟もいつもはおとなしく過ごしています。そんな中、遊牧に行った先に入ったダイナーで、ある未亡人と知り合うのです。これがキルスティン・ダンスト。中性的な瘦せ型の息子コディ・スミット=マクフィーがいます。恋に落ちた弟とキルスティンは結婚。店を売って牧場に越してきます。

 これが気に入らないバッチさん。じりじりと義妹やその息子をいたぶり、ある意味、ねちこいいじめを繰り返します。しかし、マッチョなバッチさんにも秘密はあるし、女性的に見えたガリガリ息子にも魂胆があるのです。後半の展開は静かながらも魅せましたね。個人的には、西部劇だとは思わずに見ていました。個人個人の感情の綾が描かれた普通の(?)話で、西部劇である必要と言えば、バッチさんが”強くあること”を自分に強いていたことくらいでしょうか。でも、それは普通の家庭でもあることだし・・・。

 難を言えば、ちょっと長いと感じました。映画がわりと起伏に乏しいと思ったからそう感じたのかもしれませんが。でも、見応えのある映画でした。おススメです。

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カモン カモン(C'mon C'mon)

2022年04月24日 16時44分31秒 | 日記

ホアキン・フェニックス主演&A24製作『C'mon C'mon』予告編第二弾が米公開 ─「何があなたを幸せにするのか」 | THE RIVER

How Joaquin Phoenix Handles Parenting in 'C'mon C'mon' - The New York Times

Gaby Hoffman Joaquin Phoenix veered off course in 'C'mon C'mon' - Variety

 「20センチュリー・ウーマン」「人生はビギナーズ」のマイク・ミルズ監督が、ホアキン・フェニックスを主演に、突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄っていく主人公と甥っ子の日々を、美しいモノクロームの映像とともに描いたヒューマンドラマ。ニューヨークでひとり暮らしをしていたラジオジャーナリストのジョニーは、妹から頼まれて9歳の甥ジェシーの面倒を数日間みることになり、ロサンゼルスの妹の家で甥っ子との共同生活が始まる。好奇心旺盛なジェシーは、疑問に思うことを次々とストレートに投げかけてきてジョニーを困らせるが、その一方でジョニーの仕事や録音機材にも興味を示してくる。それをきっかけに次第に距離を縮めていく2人。仕事のためニューヨークに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが……。「ジョーカー」での怪演でアカデミー主演男優賞を受賞したフェニックスが、一転して子どもに振り回される役どころを軽やかに演じた。ジェシー役は新星ウッディ・ノーマン。(映画.comより)

 

 

<2022年4月24日 劇場鑑賞>

 ホアキン、「ジョーカー」でよっぽど疲れたのではないでしょうか(笑)。次に選んだ今作では、ちょっと個性的な子供に振り回される(そして妹の言いなりになっている)優しすぎる兄を演じて出色でした。ちょっと優しすぎるんじゃないかなぁ。

 ホアキンの妹(演じるはギャビー・ホフマン)は、才能はあるけれど手のかかる(要するにちょっと病んでる)音楽家の夫の元に行くため、ホアキンに息子を預かって欲しいと言います。結婚したこともない兄なのに、イヤと言えないんですね。どうも母親に溺愛されたことで、「母は一生私を理解しようとしなかった」と考えている妹に、負い目を感じているようです。かわいそうに。そんなこと、ホアキンのせいではないし、母と娘なんてどうせわかりあえないものなのに。さっさと諦めずに、最後まで母を求めた姿勢は尊敬するけど。ま、描かれないだけで、他に確執があったのかもしれませんけど。

 ということで、とても聡明だが一風変わった男の子を預かって彷徨うことになります。大変です。ホアキンは自由業だったから良かったけれど、私みたいな勤め人だったら、絶対に不可能だったでしょう。ホアキン、偉いと思いました。アメリカでは、これほどまでに子供が尊重されるのかと思うほど子供の考えが絶対で、ホアキンは謝ってばかりです。妹には時として責められるし。ある意味、どうかとも思う展開でした。

 でも、ホアキンにインタビューされる子供たちは、とてもしっかりしていて賢い意見を言う子ばかりでした。主張がいちいちもっともで。自分はこの年齢でこれだけのことを答えただろうか、と考えてしまいました。モノクロの画面も、いい雰囲気でした。作品によって、ほんとにがらりと変わるホアキン、うまいと思いました。

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バーニング・ダウン 爆発都市(拆弾専家2 Shock Wave 2)

2022年04月22日 15時40分30秒 | 日記

香港映画『拆彈專家2』Shock Wave 2 あらすじ

アンディ・ラウ主演「SHOCK WAVE 2」が「2020年で見ごたえ最高の映画」と評判

バーニング・ダウン 爆発都市 の映画情報 - Yahoo!映画

 「イップ・マン 最終章」のハーマン・ヤウ監督と、香港のスター俳優アンディ・ラウがタッグを組んだアクション。同じくヤウ監督とラウ主演による「SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班」の設定、ストーリーをリセットし、さらにスケールアップしたドラマが展開する。爆弾処理班で数々の事件を解決してきたフォンは、爆発に巻き込まれ左足を失ってしまう。義足とは思えないほど身体機能が回復しながらも、上層部はフォンの現場復帰を認めず、仕事一筋で生きて来たフォンは自暴自棄になり、警察を辞めてしまう。姿をくらませたフォンが発見されたのは、テロ組織「復生会」によるホテル爆破事件の現場だった。重体の状態で発見されたフォンは容疑者として病院で尋問を受けるが、爆発の影響により過去の記憶を失っていた。(映画.comより)

 

 

<2022年4月17日 劇場鑑賞>

 続編だって、知らなかった・・・。でももう遅い(笑)。本当に原題が映るまで知らなかったのです。映画情報に疎くなっていた自分を反省。でも、前作見ていなくても、久しぶりのアンディ・ラウの映画、とてもとても楽しめました。

 まず冒頭。まだ映画が始まってすぐだったので、気が緩んでいた頃。いきなり、本当に地面が揺れたかと思うほどの大爆発。椅子から落ちるかと思いました。そして、爆弾処理班という設定からか、矢継ぎ早に展開される怒涛のアクション。数々の実績を残してきたエリートが片足を失った事件から、(義足でも)運動能力測定で遜色ないくらいの値を出すまで回復する超人力、そして検査もせずにそれを認めず障がい者扱いする警察上層部、とこの辺までが前半です。

 仕事一筋だったアンディは、自暴自棄になり、恋人とも別れ(彼女、若すぎる・笑)、仕事もやめて独自の道を歩み始めます。しかし、ホテルで大爆発が起きた時、不審な行動を取っていたうえ、吹っ飛ばされて記憶を失った姿で拘束されるのです。ここからラストにかけては、なかなかに意外な事実が明らかになっていきます。わりと長い映画でしたが、飽きさせません。まぁ、記憶の戻り具合とか、「安易でご都合主義だ」と言う意見もあるでしょうが。

 アンディ、すごいですね。いくつになっても攻めるアクション。もちろん、全部自分でってことはないのかもしれませんが、すごい意欲です。しかも、見かけも変わらない。なんでいつまでもこんなに若々しいのでしょうね。それを言うと、キアヌ・リーブスなんかもそうですが。トム・クルーズとか。やっぱり、男前なことが必須か?!

 ラウ・チンワンもいい味出してましたね。さすがです。この手の映画をもっと見ようと思いました。

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