徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

念仏踊のはなし。

2019-08-14 20:13:20 | 歴史
 台風10号の接近で阿波踊りがあと2日間を残し中止になった。山鹿灯籠おどりも15日は中止となり、16日の千人灯籠おどりが催行されるかどうかが心配だ。
 こうした盆踊り系のまつりの原点は「念仏踊(ねんぶつおどり)」にあるといわれる。文化デジタルライブラリーの「念仏踊」の項には次のように説明されている。

 念仏踊は平安時代に始まったといわれる。お盆や仏事のときに念仏などを唱えながら、鉦太鼓を打ち鳴らし踊る。もともとは宗教行事だったが、室町時代には娯楽としての意味合いが強くなった。念仏を唱える間に恋の小歌などを交え、それに合わせて踊るようになった。出雲の阿国はこうした娯楽としての念仏踊をかぶき踊りのなかで踊ったようだ。


阿国歌舞伎で念仏踊りをしている。(国女歌舞伎絵詞より)

▼阿国歌舞伎における念仏踊の詞章

 かぶき踊りを現代風にアレンジした「阿国歌舞伎夢華」(2012年日本舞踊協会公演)における念仏踊


 阿国歌舞伎からずっと時代が下り、江戸後期になると歌比丘尼らの門付芸として念仏踊が行われた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。