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ウルトラマンサーガ

2014年03月01日 23時28分02秒 | 邦画>★★
2012年/邦/おかひでき監督/DAIGO 杉浦太陽 つるの剛士 秋元才加 宮澤佐江 佐藤すみれ 高村竜馬 &黒部進 森次晃嗣 団時朗 高峰圭二 真夏竜 (声)東国原英夫
2014年1月~2月 テレ東新ウルトラマン列伝

【あらすじ】
バット星人(声:東国原)によって、殆どの動物たちが姿を消してしまった地球。辛うじて地球に留まっていた少年少女たちは、地球防衛隊<チームU>として共同生活を送っていた。そんな彼女たちを援護するように、ウルトラマンダイナ=アスカ・シン(つるの)は現れた。
しばらく後。別宇宙のウルトラマンゼロは、ダイナの声に導かれ、くだんの無人地球に降り立った。またアスカが英雄として歴史の教科書にも載る世界で、スーパーGUTS新人隊員として敵を殲滅中のタイガ・ノゾム(DAIGO)は、バット星人の円盤に捕えられやはり無人地球へ。タイガはタケル少年(高村)を助けるため自己を犠牲にし、その姿に打たれたゼロは彼と一体化することでタイガを救出する。ゼロの存在を拒否し、タケルと共に怪獣の攻撃から逃げ惑うタイガを救ったのは、これも別宇宙からやってきたウルトラマンコスモス=ハルノ・ムサシ(杉浦)であった。
なんだかんだあって、遂にゼットンが誕生した。ゼロ、コスモスに加え、ゼットン封印のためにその身を犠牲にしていたダイナも復活。3体で辛くもゼットンを撃破する。しかしそれは、幼体にすぎなかった。完全変態を遂げたハイパーゼットン。そのスピードとパワーに為す術もないウルトラマンたち。そしてダイナ復活のために奔走し、マシンの墜落で意識を失っていたアンナ(秋元)もまた、心停止に陥ってしまう。
だがウルトラマンは諦めなかった。3体の意識が融合し、ウルトラマンは合体して<ウルトラマンサーガ>となった。光の国から先輩たちも駆けつけ、バット星人の召喚獣に相対する。本当の戦いは、これからだ!!!


つるのと杉浦がそこそこ名の売れた俳優…というかタレントになって、これ幸いと利用。ついでにAKB48のなんかよく知らない女の子たちをゲストに迎えて、集客を図る。バット星人の声は東国原英夫なのだが、東さんって<そのまんま東>というタレント名は捨てたんだろうか。起用の意味も不明。人類が消えた地球という舞台設定は、うまくこじつけはしたが要するにエキストラを雇う金を節約しただけのことだ。しかしビルの谷間で仰ぎ見るウルトラマンダイナの雄姿は、単純にカッコ良かった。
今回はゼットンが登場。ゼットンといえば後のウルトラシリーズでも何度か登場する、<ウルトラマンを倒した怪獣>としてつとに有名である。ゼロたちを助けに来た先輩ウルトラマンたち…ことに黒部進が、勇ましいことを言いつつもゼットンの姿を見止めてすくみ上る、という粋な演出はありません。それにしても、ウルトラマン俳優たちは皆ご存命なのだ。さすがウルトラ戦士。頼もしいことです。いつも通り篠田三郎と長野博は欠席なのだが、篠田さんはタロウを大事に思うあまり<老いた東光太郎>になれないんだとか。長野は、事務所の規制かもな。ティガよかったのに。
ところで、バット星人は地球上の生き物を吸い上げてゼットンを作り出した。その目的は?…地球人を殲滅すること…であるはずもない。数名になってしまった地球人なんて、殲滅する意味がない。また地球を乗っ取るつもりなのであれば、そんな無力な数名なんてうっちゃっといて、思う存分バットパラダイスを築き上げればいいだけの話なのである。
ウルトラマンもウルトラマンで、ゼットンを殺したら地球人のみなさんが元に戻るという確証もない、ひょっとしたら戻るはずのものにトドメを刺すことになりかねないのであるが、そこに何の迷いもなかった。考えてみれば酷いハナシである…。
しかしさすが<怪獣>と<ウルトラヒーロー>の造形に精力を集中しているだけあって、ロボの造形はヒドイものだった。そう!ウルティメイトフォースゼロの2体(ジャンボット&ジャンナイン)もヒドイんだよ! 苦手ジャンルなら無理して使用しなければいいのに。ねえ。

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