暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

戦国自衛隊1549

2006年06月30日 23時10分12秒 | 邦画>★
2005年/邦/手塚昌明監督/江口洋介 鹿賀丈史
2006年6月30日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
自衛隊の富士駐屯所。電波実験中に、1部隊まるまる消滅!戦国時代へと飛ばされた。
過去に干渉したために歪が現れてきた現代、戦国自衛隊を連れ戻すべく、精鋭部隊を過去へと送り込む。
戦国時代に辿り着いた鈴木京香、江口洋介らが目にしたのは、織田信長になりきりハッスルする自衛官鹿賀丈史だった!


半村良の千葉真一版「戦国自衛隊」は、訳もなく戦国時代にスリップした。
自衛官は現地の女とイイ仲になるし、褌イッチョで戦国武将と漢を語り合った。鈴木ヒロミツは山を駆け回り、薬師丸ひろ子は少年歩兵として5秒の出演(このシーンのためだけに劇場に詰め掛けたバカは数知れず)。現代で消えた亭主の帰りを待つ夫人は、合戦ロケをぼんやりと眺める。
それでいいじゃないの。
戦国に舞台を移すまでに、ぐだぐだと科学的言い訳みたいなことして。退屈ですわ。しかも科学的なことを言っているようで科学的突っ込みどころは満載だし。
何で蜂須賀小六の息子が豊臣秀吉なのさ。そしてこの小僧の学芸会ぶり…。最近の日本映画って、こういう小僧がやたら出てこないか?気の所為かい。

「ああ~、あの戦国自衛隊は良かったよなあ~」としか思えなかった。えっ、ハリウッドリメイクですか?よせよ~。
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ウォーターワールド Waterworld

2006年06月29日 23時18分51秒 | 洋画>★★
1995年/米/ケビン・レイノルズ監督/ケビン・コスナー デニス・ホッパー
2006年6月29日 テレ東木曜洋画劇場

【あらすじ】
環境破壊により、陸地が水没してしまった未来の地球。
独り生きるケビン・コスナーは、<ミュータント>と呼ばれる半魚人。とあるコロニーで知り合った女と少女を、成り行きでかくまうことに。
少女は<ドライランド>と呼ばれる伝説の陸地を記した刺青を背中に持ち、海賊に狙われていた。
果たして<ドライランド>は実在するのか!?


そういえば、超有名俳優の割にケビン・コスナーさんは我が「暇人映画」にご登場稀少である。唯一「ラスト・ギャンブラー」で見た限りか。古過ぎるよ。
この「ウォーターワールド」、悪評ばかりは散々聞いていた。悪評が高いと見たくなるってのもイイ癖だ。
広い海、青い空、独特のセットにコント仕様の耳鰓。
コスナーさんは半魚人。何故人間は半魚人を迫害するのか?半魚人仲間は何処に巣食っているのか?
きっと両極の氷が全部溶けたって、何千メートルも水位は上がらない。
人間が殆ど水対応の進化を遂げていないのに、元々海にいる魚がモンスター化。んなアホな。
ドライランドに辿り着いた(あっとネタバレか)ご一行様、私はこのシーンに「天地創造」のノアの箱舟が陸地に辿り着いたシーンを見た。
そうかー、きっとこの作品は、「聖書」っぽいことをやりたかったんだな。
因みに海賊たちを見ては、漫画「ワンピース」を思い出しておりました。「ビッケ」ではナイ。
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マッカーサー MacArthur

2006年06月27日 22時37分29秒 | 洋画>★★
1977年/米/ジョセフ・サージェント監督/グレゴリー・ペック ディック・オニール
2006年6月27日 テレ東午後のロードショー〔グレゴリー・ペック没後3周年〕

【あらすじ】
第二次大戦の英雄マッカーサー元帥。フィリピン撤退からポツダム宣言、そして朝鮮戦争と、平和を夢見る男の半生を描く!

マッカーサーって、戦後日本に大いなる秩序をもたらした<日本の>英雄だとばかり思っていた。アメリカにとっても英雄的存在だったのだなあ。勉強になりました。
「I shall return」「老兵は死なず、ただ去りゆくのみ」等の名言を遺したのもマッカーサー。きっとこの作品を見なかったら、そんなことは知らずに過ごしたことだろう。
「誰よりも平和を願っているのは、軍人である」なるほど。
朝鮮戦争。「M★A★S★H」だけで済ませてはならない。ただ、あの戦争の理不尽さを感覚的に理解しようとしたら「M★A★S★H」も必要不可欠だけども。
まんまと「マッカーサーかっこいい!」と唸ってしまった。グレゴリー・ペックがはまり役だったのかどうか、知る由もない。
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マッケンナの黄金 Mackenna's Gold

2006年06月26日 22時49分04秒 | 洋画>★★
1969年/米/J・リー・トンプソン監督/グレゴリー・ペック オマー・シャリフ
2006年6月26日 テレ東午後のロードショー〔グレゴリー・ペック 没後3周年〕

【あらすじ】
マッケンナ(グレゴリー・ペック)は保安官。アパッチ族の秘宝であり、聖域である幻の金脈を記した地図を、燃やしてしまう。
金脈を探る悪漢コロラド一味に捕まり、案内をさせられるマッケンナ。その莫大な富を夢見て、仲間は増えたり減ったり。
そして遂に辿り着いた金の谷。探索チーム、アパッチ族、そして谷の意思や如何に!?


マッケンナが保安官である必要性は、余り感じられなかったなあ。
壮大なモニュメントバレーをバックに、スタジオ合成で駆け回るグレゴリー・ペックたち。あの当時、劇場で見ていたならば相当な感動を得られたことだろう。
この路線を拡大し、迫力に磨きをかけたのがスピルバーグの「インディ・ジョーンズ」といったところか。
しかし実際あの金鉱が発掘されてしまったら、金相場の大暴落は間違いない。埋まって良かったよ。
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トリック劇場版

2006年06月25日 22時58分29秒 | 邦画>★★
2002年/邦/堤幸彦監督/仲間由紀恵 阿部寛
2006年6月25日 テレ朝日曜洋画劇場特別企画

【あらすじ】
300年に一度、神の審判が下されるという伝説のある糸節村。
仲間はとある村人によって<神004号>として雇われ、阿部は超常現象のルポをするために赴いた。
神様対決、謎の老婆、謎の少女、徳川の埋蔵金、そして二人の関係に進展は…!?


見たことある女がいたので脳味噌データベースをほじくり返していたら、以前のチネ・パラ前座後松だった。しかし出演者クレジットには居らず…???勘違い思い違い記憶違いかな?(2009年11月22日注釈:あれはどっちも、ふせえりだったのです。いたいけな視聴者をまどわせやがって、ふせえりコノヤロー!)
「トリック」というドラマはレギュラー版を見たことがなく、先日再放送された「特別編」という2時間枠モノだけサラリと見たのみ。なかなか面白い演出と雰囲気を味わえた。根強いファンがいるというのも頷ける。
しかし、惜しい事に「それだけ」感は否めない。
もっとしっかりとしたシナリオプロットをもって、「なるほど!」とグウの音も出ないくらいのストーリーを構築した上であの演出ならば。私もレギュラードラマを借りようという気になったものを。
仲間由紀恵の喋り方も、嫌なんだよ。何故そう喋らせる。
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GO!GO!ガジェット INSPECTOR GADGET

2006年06月24日 22時52分33秒 | 洋画>★★
1999年/米/デヴィッド・ケロッグ監督/マシュー・ブロデリック ミシェル・トラクテンバーグ
2006年6月23日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
警官に憧れる警備員のマシュー。サイボーグ研究をしているミシェルのために、泥棒を派手に追跡して爆発!
ミシェルの研究成果である、全身改造人間<ガジェット>として復活を果たした!ミシェルの技術を盗まんとする悪玉トリオと、いざ対決!


以前から気になっていたタイトルだったので、放送していただいて有難い。
が、オープニングタイトルを見て悪い予感。ディズニー!糞ディズニー製かよ。
と、案の定の展開が続く…。
ところがである。
偽ガジェット!コイツはイイ!糞ディズニー作品なんぞに参加させられちまったスタッフの鬱憤が、コイツに詰め込まれたようなバカっぷり。あたかも糞ディズニーに牙を向く、ジョン・ランディスの「ビバリーヒルズ・コップ3」。うっかり笑ってしまった。イカンイカン。
ガジェット(偽含む)役のマシュー・ブロデリック、「ケーブル・ガイ」の時はこんなこと思いもしなかったが、今をときめく林家たい平くんの前座の頃に良く似ている。そんなんだから余計に、笑点やNHKラジオに出ているディズニー的<善いたい平くん>と、テリー伊藤のノッてけラジオに出て毒を吐く<本当のたい平キャップ>を見比べさせられている気がしてなあ。
真っ白くてわざとらしい歯並びの偽ガジェットの方が、よりたい平くんに似ていたということも、念のため付け加えておこう。
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さらば愛しき女よ Farewell, My Lovely

2006年06月23日 23時16分01秒 | 洋画>★
1975年/米/ディック・リチャーズ監督/ロバート・ミッチャム シャーロット・ランプリング シルベスター・スタローン
2006年6月22日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
私立探偵のロバート・ミッチャム。大男に頼まれて女を探すが、どうも巧い事かわされているのか実体が掴めない。
別件の依頼も絡み、スタに殺されそうになったり大物の美人妻とお知り合いになったりと徐々に確信に近づいてゆくが…。


こーゆうの、ハードボイルドっつーんですかいね。
なんかよーわからんが、第2の依頼人が来たあたりからノリきれなくなった。大男が探す女の正体なんて、直ぐに見当付いちゃったし。
あっと、スタはパシリのチンピラで、大した役じゃありませんので悪しからず。
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サハラに舞う羽根 The Four Feathers

2006年06月22日 22時54分34秒 | 洋画>★
2002年/米・英/シェカール・カプール監督/ヒース・レジャー ケイト・ハドソン
2006年6月22日 テレ東木曜洋画劇場

【あらすじ】
英国陸軍士官学校で友情を温めていた、主人公ハリーたち。ハリーは派手に婚約発表をしたが、直後にスーダン侵攻の前線へ赴任することになった。
女との一番いい時間が惜しくなったのか家庭を持つことで保守的になったのか、ハリーは軍を除隊。しかし友ら、そして婚約者は、そんなハリーに怒りと失望を表す<白い羽根>を贈った。
スーダンで窮地に立たされるイギリス軍。女を失って本来の人間性を取り戻したハリーは、イギリスを、朋友を救う為に戦場へ向かう!


ああ、これはダメだ。相性が悪すぎる。
大体において歴史的背景を、私が知らないという点において不利。
これが<朝鮮出兵に行った秀吉軍を、後から無名の武将が追いかけていった>とかいう内容だったら…まだ…ダメか。
もう主人公の心理なんかも全然読めなくて、英雄なんだかチキンなんだか。当然感情移入も無理。
2時間長かったわ。
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ブラック・ウィドー BLACK WIDOW

2006年06月21日 22時45分53秒 | 洋画>★★
1986年/米/ボブ・ラフェルソン監督/デブラ・ウィンガー テレサ・ラッセル
2006年6月21日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
金持ちのジジイが急死する事件を不審に感じた、司法省の切れ者デブラ。彼女は死んだジジイ共の妻が、同一人物であることを見破った。
ハワイへ飛んだ悪女テレサを追い、何食わぬ顔で彼女に近づくデブラ。果たして魔性のテレサを追い詰めることが出来るのか!?


昨日の放送といい、特集タイトルこそないがどうやら今週の午後ローは〔悪女特集〕のようだ。あ、でも月曜は「クイック&デッド」か。〔戦う女特集〕か?
まあどうでもいいことです。
ブラックウィドーと言えば、今プレイ中のゲーム「女神異聞録~ペルソナ」にそんな名前の悪魔が出てくる。魔性の女を毒蜘蛛に投影して表現した、そんな妖怪(…?)だったのだなあ。また一つ勉強になってしまった。
肝心の内容は、もう忘れそうな程退屈なものでした。
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悪女の構図 BURIED ALIVE

2006年06月20日 23時13分26秒 | 洋画>★★★
1989年/米/フランク・ダラボン監督/ティム・マシスン ジェニファー・ジェイソン・リー
2006年6月20日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
田舎町で工務店を営むマシスン。その美貌の妻ジェニファーは、田舎が肌に合わず亭主にも飽き飽きしていた。
不倫中の医者と共謀し、ジェニファーはマシスンを毒殺。しかし色々な偶然が重なり、マシスンは生き返った!


この作品、内容はチープ極まりないのだけれど、意外によく出来たプロット。
しかもサスペンスでありながら、ゾンビホラーのような趣き。ちとやり過ぎの感はあるが、勧善懲悪の爽快感も楽しめる。欲を言えばもう少しお色気が欲しいところだが、まヨシとしよう。
この作品を観て思い出したのは、インチキゾンビホラーの「魔性のしたたり/屍ガールズ」というB級作品。
しかし、あれだけ仮死状態が続いて、何の障害もなく復活できた主人公。頑健過ぎ!
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