暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

劇場版銀魂/新訳紅桜篇

2020年12月31日 21時55分33秒 | 邦画>★★
2010年/邦アニメ/高松信司監督/杉田智和 阪口大助 釘宮理恵 石田彰 青山穣 子安武人 根本圭子 大西健晴
2020年12月27日 テレ東 銀魂 THE FINAL公開記念

【あらすじ】
辻斬りが桂小太郎(石田)を斬った。桂のツレ・エリザベスは萬屋を頼り、萬屋には刀鍛冶の村田兄妹(大西・根本)が依頼をする。それは兄鉄矢が打った、妖刀紅桜を取り返してほしいというものだった。紅桜を盗んだのは鬼兵隊で、岡田似蔵(青山)がそいつでもって辻斬りをしていた。
紅桜は、ディープラーニングで強くなり続けるハイテク刀だったのである。
一度は深傷を負わされた銀時(杉田)だったが、師の言葉とか仲間がどうとかなんかいろいろあって、ふたたび戦場に出る。岡田は岡田で、紅桜に肉体を乗っ取られ制御不能。神楽(釘宮)、新八(阪口)、エリザベスらは鬼兵隊の空中軍艦へ乗り込んだ。果たして銀さんは、紅桜と岡田に勝利し、鬼兵隊を止めることができるのか…!?


あーこれ、実写でやってたやつでしょ。
ってもう、制作の経緯がさっぱりわからなくて誰が何をどうしたかったのか?原作もアニメもほぼスルーしてて、先日まで放送されてた「ポロリ篇」が面白かったから観てたのに、コレ凄げーシリアスじゃんか。こんなもん銀魂に求められてたんだ。意外とみんな真面目ですね。作品にもキャラにも思い入れがないし、意味なく登場されても嬉しくも何ともない。だからこそ、こんな劇場版なぞ一見さんは観ないから、余計な世界観やあらすじは要らないのだと冒頭釘を刺してくれていたりもする。ゴメンね、銀さん。途中で寝ちゃって。
やっぱジャンプはなー。銀魂はもっと骨のある子だと思ってたけど、結局ジャンプなんだよなー。好きなほうだけど、所詮ジャンプ。
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新解釈・三國志

2020年12月30日 16時54分17秒 | 邦画>★★★★
2020年/邦/福田雄一監督/大泉洋 橋本さとし 高橋努 ムロツヨシ 岩田剛典 小栗旬 岡田健史 佐藤二朗 山田孝之 城田優 渡辺直美 阿部進之介 磯村勇斗 賀来賢人 矢本悠馬 橋本環奈 広瀬すず 西田敏行
TOHOシネマズ池袋

【あらすじ】
あの三国志を、バカバカしくパロディ化。桃園の誓いから、赤壁の戦いまで。

今まで、方向性はヨシとしながらもモチーフがちょっとアレなものばかりで、<イマイチ惜しい監督>と認定していた福田雄一。しかし今回は三国志!劉備が大泉洋!ということで大いに期待した。たまたま大泉洋好きの友人がどっか行こうと言い出したため、じゃあというので一緒に観に行くことになった。
外出自粛が呼びかけられるさなかであるにも関わらず、劇場内満員御礼。こんな状況久しぶりですわ。みなさん、ビルとテッドも観に行ってあげてください。無理か。
で、お馴染みの福田演出、福田脚本、福田組俳優の面々、それを引っ張る大泉洋、そして三国志。
なかなかに面白かった。関羽と張飛はもうちょっと若い俳優使ってほしかったが、まあ別にいいか。ドニー様の関羽より関羽っぽかったし。呂布、趙雲、いい配役でした。劉備、諸葛亮、周瑜、黄巾党の人、いい演出でした。福田雄一は「スパマロット」を日本版に持ち込むくらいだから、モンティパイソンが好きなのでしょう。「ホーリーグレイル」のニオイがした。あとチャウ・シンチー。そういえば、コミックを映画化しようとするのもシンちゃんぽい。<好きな監督>に昇格した。
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華麗なるギャツビー The Great Gatsby

2020年12月29日 21時22分32秒 | 洋画>★★
2013年/米・豪/バズ・ラーマン監督/レオナルド・ディカプリオ トビー・マグワイア キャリー・マリガン ジョエル・エドガートン エリザベス・デビッキ ジェイソン・クラーク アイラ・フィッシャー
2020年12月24日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ニック・キャラウェイ(マグワイア)は精神科の治療として、過去のぶっ飛んだ出来事を文章に起こすことになった。そのぶっ飛んだ出来事とは、1922年に出会った男、隣人となったジェイ・ギャツビー氏(ディカプー)のこと。ニックの従兄妹デイジー(マリガン)と、彼女が嫁いだ大富豪トム・ブキャナン氏(エドガートン)、気の狂ったような連日のパーリー、成り上がりと愛憎、そして太く短かった生涯。
謎多き男ギャツビーの、華麗なる人生とは…!?


5度目の映画化となる、米文学の傑作…なんだそうな。へー。同名の邦題としては3度目で、たぶんロバート・レッドフォード様のやつが有名なんじゃないかと思う。俺もディカプーなんかじゃなくて、レッドフォード様のほうが観たい!
で、2000年にひっそりと、トビー・スティーブンスとかいうブリテン俳優でテレビ映画が制作されたらしい。かわいそうに、ディカプーにあとだしされたら、ジャパンじゃ一生地上波放送されないよ。
内容は…あまりにもカテゴリの違う人種たちによるすったもんだなので、まったく面白くもなんともありませんでした。あんなパーティーにも、あんな豪邸にも、あんな恋愛にも、ディカプーにも、何一つ興味なし。勝手にやってなさい。
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ワンダーウーマン Wonder Woman

2020年12月27日 21時12分01秒 | 洋画>★★
2017年/米/パティ・ジェンキンス監督/ガル・ガドット クリス・パイン エレナ・アナヤ ダニー・ヒューストン デヴィッド・シューリス
2020年12月26日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
ゼウスの娘でアマゾン族の王女ダイアナ(ガドット)が、第一次世界大戦のヨーロッパ戦線で大暴れ!善悪と人間について考える!?

めんどくさいから、あらすじはテキトーに。まあ今作は、今風美女ガル・ガドット(この名前からして既にヒーローキャラ然としてる)を堪能するべきものであって…。
新作が公開中だけど、見に行こうかどうか迷うなあ。や、なんつーか、すごくDCだったから…。
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ビルとテッドの時空旅行/音楽で世界を救え! Bill & Ted Face the Music

2020年12月26日 12時42分39秒 | 洋画>★★★
2020年/米/ディーン・パリソット監督/キアヌ・リーヴス アレックス・ウィンター ブリジット・ランディ=ペイン サマラ・ウィーヴィング クリステン・シャール エリン・ヘイズ ジェイマ・メイズ ウィリアム・サドラー アンソニー・キャリガン & ジミ・ヘンドリクス ルイ・アームストロング アマデウス・モーツァルト キット・カディ
TOHOシネマズ池袋

【あらすじ】
前作から29年、世界を救ったワイルド・スタリオンズはロックスター!…の栄光はるか彼方、駄作メーカーと成り果て、今やヒモ同然。ビル(ウィンター)とテッド(リーヴス)は相変わらず脳天気にじゃれ合っているが、嫁たち(ヘイズ&メイズ)と親父さんは不安だった。しかし彼らの娘たち(ウィーヴィング&ランディ=ペイン)だけは、パパたちのロックを尊敬していたのでした。
そんな夫婦の危機迫るある昼下がり、ルーファスの娘(シャール)がタイムポッドでやって来た。またしても未来に連れて行かれたビルとテッド。今度は時空の歪みがどうしたこうしたで、残り77分とちょっと過ぎに、二人が決まった場所で伝説の曲を演奏しなきゃ世界が崩壊するらしい!?ふたたび世界の平和はビルとテッドと…死神(サドラー)に託された?でも曲なんか書けないぜ?書けなきゃ書いた俺らからちょうだいすればよくね?テッドマジ天才!エクセレント!
というわけで、未来の自分たちに会いに行く旅行は始まった。一方娘たちは、サイコーのバンドを結成してパパたちを迎えるべく、偉大なアーティストたちを集めるタイムトラベルを開始した。更に未来では、ビルとテッドを暗殺するロボット(キャリガン)が出動する。果たしてワイルド・スタリオンズは、曲を手に入れ世界を救うことができるのか…!?


なんかこっそり制作されて、ひっそり公開されてて超焦った。危うく見逃すところだったぜ。
未来がしょぼいし、時空概念がいい加減なので真面目な人は真剣に観て考え過ぎて怒らないように。キアヌがちゃんとテッドで、死神を律儀にウィリアム・サドラーがやってて嬉しかった。フリーザみたいなダサい暗殺ロボも、「ビルとテッド」らしくて良かったDEATH。
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グレムリン Gremlins

2020年12月24日 21時01分31秒 | 洋画>★★★
1984年/米/ジョー・ダンテ監督/ザック・ギャリガン フィービー・ケイツ ホイト・アクストン フランシス・リー・マッケイン ケイ・ルーク ディック・ミラー グリン・ターマン
2020年12月8日 フジミッドナイト・アート・シアター

3周目

やっぱクリスマスといえば、グレムリンだよネー!
てんで、深夜放送されてて録画してあったのを、満を辞して観戦。そしたらなんと、字幕版だった。字幕で観るの初めて!なんかちょっと、印象が違う…と感じてしまったのは、「2」の記憶とパチの記憶が混じっているからだと思う。
ギズモを見ると、かつての同僚だったおじいちゃんを思い出すなあ。ヨーダがそうであったように、モグワイのモデルも東洋のおじいちゃんだったに違いない。
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スカイスクレイパー Skyscraper

2020年12月20日 21時30分36秒 | 洋画>★★

2018年/米・中/ローソン・マーシャル・サーバー監督/ドウェイン・ジョンソン ネーヴ・キャンベル マッケンナ・ロバーツ ノア・コットレル チン・ハン バイロン・マン ハンナ・クィンリヴァン パブロ・シュレイヴァー エイドリアン・ホームズ ノア・テイラー ローランド・ムーラー
2020年12月19日 フジ土曜プレミアム

【あらすじ】
かつてFBIだったウィル・ソーヤー(ロック様)は、10年前の事件で左脚膝下を失った。だが看護師サラ(キャンベル)と出会い、ちゃっかり結婚。男女の双子(ロバーツ&コットレル)をもうけて、今は香港で民間警備会社を経営している。でその香港といえば、世界最高層のハイテクビルヂング<ザ・パーク>が竣工したばかり。FBI時代の同僚ベン(シュレイヴァー)の計らいもあって、ソーヤーさん一家は同ビルの最初の居住者、そしてウィルは警備システム主任として就職するはずだった。
しかしベンが何故か裏切り、96階で侵入者一味による放火。ウィルのデバイス端末を奪った一味によって、消火システムはストップ。ビルに取り残された家族を救うため、ウィルは巨大クレーンを使いタワーに乗り込んだ。
高さ!火事場!強盗団!果たしてウィルは、家族を助けることができるのか…!?


おいおい、ちとやり過ぎなんでねーの…?
21世紀の「タワーリング・インフェルノ」を狙ったんだろうけど、やり過ぎで恐怖が伝わってこない。ロック様だもんだから、片脚義足+腕や肩に負傷を負わせて、ようやくギリギリってことですか?「高いよー!怖いよー!熱いよー!」といって泣きじゃくり、腰を抜かすくらいが正常な反応なんだろうけど…ま、そんなこと言ってたらシナリオが成立しないか。これは、劇場3D上映で楽しむのが正しい作品か。
バイロンさんがあんま活躍してないのが、なんかかわいそうだった。

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僕はイエス様が嫌い

2020年12月16日 21時08分47秒 | 邦画>★★
2019年/邦/奥山大史監督/佐藤結良 大熊理樹 チャド・マレーン
2020年12月15日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
星野由来(佐藤)は小学5年生。家庭の都合で、父母と共に父方の祖母と暮らすため東京から引っ越してきた。町は雪の積もる過疎地、学校は基督教を教育母体としていて馴染み難かった。
お祈りって、何だろう。教壇で独り手を組むと、身長10センチメートルのイエス様(マレーン)が現れた!イエス様は、お願いを叶えてくれるという。友達が欲しい…和馬(大熊)と友達になった。お金が欲しい…死んだおじいちゃんのヘソクリ千円を貰った。
だがイエス様は、叶えてはいけない願い事まで、律義に叶えてしまった…。


異世界に迷い込んだ少年の、チート能力で不幸を招くおハナシ。
というわけではないが、何が言いたかったのかのよく分からない。監督は当時まだ22歳という、青学を出たての新鋭だったとか。青学は何を考えているか分からないが、寒そうなロケーションで半ズボンの10歳少年二人の交流を描いているから、単に少年が好きなだけなのかもしれないな。
事故のシーンはズバッとしてて良かったが、タイトルで予想できるシナリオはいただけないゾ。(観る分には楽で良かったけど)
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ブラック・ダイヤモンド Cradle 2 the Grave

2020年12月14日 22時18分09秒 | 洋画>★★★
2003年/米/アンジェイ・バートコウィアク監督/ジェット・リー DMX ペイジー・ハード ガブリエル・ユニオン アンソニー・アンダーソン ドラッグ・オン トム・アーノルド マーク・ダカスコス
2020年12月14日 テレ東午後のロードショー

2周目

前回観戦から14年と8ヶ月。
とか細かい数字はどうでもいいが、あの頃ジェット様のハリウッド作品はテレ東でよく放送されていたなあ。今回は久々にご尊顔を拝見となったが、思ってた以上に男前だった。カワイコチャン系で、香港の中村繁之と言われたのも納得だ(嘘)。
そして敵対するのが…マーク・ダカスコス!お馴染みアメリカの渡辺裕之である。最近見ないよね。共闘するのがDMX率いるブラック強盗団で、ホワイトの出る幕があまりないというカラード礼賛作品となっております。なんしか<バートコウィアク監督によるヒップ・ホップ・カンフー三部作>たらいうのに括られてるそうな。なんじゃそりゃ。
強盗団の構成が地味にバランス良く、ジェット様のサブに置いておくのが惜しい気がした。キャラバランスはいいのに、配役が惜しすぎる。いや、サブだからいいのか。
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ミッション:8ミニッツ Source Code

2020年12月09日 22時14分22秒 | 洋画>★★
2011年/米・仏/ダンカン・ジョーンズ監督/ジェイク・ギレンホール ミシェル・モナハン ヴェラ・ファーミガ ジェフリー・ライト
2020年12月9日 テレ東午後のロードショー〔水曜は美女に迫る危機〕

【あらすじ】
アフガン帰りの大尉コルター・スティーブンス(ギレンホール)は、見知らぬ列車の中見知らぬ女(モナハン)の前で見知らぬ自分自身となって訳も分からず目が覚めた。そして列車は爆破により大破、自身を含む乗客乗員全員死亡という事故に見舞われる。
だがそれは、過去の話だった!? 改めて目覚めたコルターは、爆破テロの犯人を割り出す使命を負っていると知らされる。
コルターに指示を与えているのは、<包囲された城>という組織、グッドウィンという名のオペレーター(ファーミガ)、ラトレッジ博士(ライト)という責任者らしきオッサンだった。コルターは実際に起こった列車爆破事件の乗客<ショーン>の死亡8分前の意識にリンクし、量子力学のパラボリンク理論たらいうシステムでパラレルワールドを体験しているらしい?テロリストを割り出すことで、反抗声明の出されている予告からシカゴを救おうというミッションなのだ。だからとっとと行ってこいっつって、コルターは強制的に(僕だけがいない街で言うところの)<リバイバル>を反復させられた。
俺もう死ぬのは嫌だよう! と涙目になっているコルターに突き付けられる、残酷な事実。果たして彼はミッションを遂行し、未来をも変え得ることができるのか…!?


「僕だけがいない街」「デジャヴ」やら「オールユーニードイズキル」っつーか「Re:ゼロ」なんかを思い出す作品。
絶対難しくて挫折すると思ってたけど、容姿をギレンホールに固定してくれてたお陰でオタク向けのラインにギリ収まる。
逆転して過去を書き換えるまでやっちゃうのは、想定外でした。意識転送先の同伴者が、好みのフリー女子で良かったね。
何気なく過ごしている日常も、コルターみたいな誰かが上書きして守ってくれてるのかも? なんてな。
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