暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

招かれざる客 Guess Who's

2006年01月31日 23時28分53秒 | 洋画>★★
1967年/米/スタンリー・クレイマー監督/キャサリン・ホートン(ジョーイ) シドニー・ポワチエ(ジョン)
2006年1月31日 テレ東午後のロードショー〔キャサリン・ヘップバーン特集〕

【あらすじ】
黒人青年による白人娘の嫁取り物語。愛は人種差別を超えられるか!?

ほぼジョーイとジョン、互いの両親、神父さん、黒人メイドだけで繰り広げられる、それぞれの心を題材にした良質のシチュエーションドラマ。ちょっとコメディっぽい味付けがしてあったり長台詞があったりして、なんか三谷幸喜っぽい。
見始めの頃は私も「こんな白人バカ女が、黒人に惚れるもんかよ」とバカにしていたが、ストーリーが進むに連れ二人とも愛すべき存在に。素晴らしい二人だ、是非幸せな家庭を築いて欲しいと願うようになってしまった。これは脚本の為せる技なのか、はたまた役者陣の名演技の賜物か。
この二人には是非、「新婚さんいらっしゃい」にご出演願いたいものだ。
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去年の夏 突然に Suddenly Last Summer

2006年01月30日 23時51分32秒 | 洋画>★★
1959年/ジョセフ・L・マンキウィッツ監督/モンゴメリー・クリフト エリザベス・テイラー キャサリン・ヘプバーン
2006年1月30日 テレ東午後のロードショー〔キャサリン・ヘップバーン特集〕

【あらすじ】
脳外科医のモンゴメリー・クリフト。日夜ロボトミー研究に励む彼だが、研究費が足りない!
そこへ現れた金持ち未亡人キャサリン・ヘプバーン、援助をするから姪のエリザベス・テイラーをロボトミーしてくれと持ちかける。
キャサリンの息子セバスチャンを取り巻く、異常性愛と狂気の物語!


午後のロードショーにしては珍しい、モノクロ作品。
うう~ん、なんか感想が沸かない。
エリザベス・テイラーの豊満な乳、そしてその割に驚くほどの細い腰にばかり目が釘付けだったからなあ…。
キャサリン・ヘプバーンもリズ・テイラーも、なんかヒステリックで見てて辛かった。
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ロック☆スター Rock Star

2006年01月29日 14時13分31秒 | 洋画>★★★
2001年/米/スティーブン・ヘレク監督/マーク・ウォールバーグ ジェニファー・アニストン
2006年1月24日 日テレ映画天国チネ・パラ

【あらすじ】
トップロックバンド<スティール・ドラゴン>に夢中のマーク。コピーバンドで鍛えた喉を買われて、なんと棚からぼた餅、2代目ヴォーカルに大抜擢!
一躍ロックスターとなったマークだが、スターの道は夢の理想郷かどうか…。


ティム・バートン版「猿の惑星」での初拝見(んー、実はもっと前に「ブギー・ナイツ」で見ていたようだが、顔の記憶として残っているのはここから)以来、マーク・ウォールバーグは何を見ても<二枚目>というより<サル>という印象が拭えなかった。…が。
私が悪かった。
マーク、アンタはカッコいい!
ロンゲも、素肌に羽織る革ジャケもよく似合う!
俳優なんかしていちゃ勿体無い、ロック・ヴォーカリストで天下取りなさい!
…なんつってみたりして。いや、ほんとー良かったよ、マークのステージ。惚れ惚れさ。

作品のモチーフ上どうしても、「スティル・クレイジー」と比較して見ることになった。
どっちもイイ!
だけど大人のバカさ加減において、「スティル・クレイジー」の方が一枚上手だな。
エンドロールを見てなんとなく納得したのだが、ロックンロールとバカは客層が被るね。
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102(ワン・オー・ツー) 102 Dalmatians

2006年01月28日 23時01分01秒 | 洋画>★★
2000年/米/ケビン・リマ監督/グレン・クローズ アリス・エヴァンス
2006年1月28日 フジ 土曜プレミアムステージ

【あらすじ】
前作で犬虐待の罪により服役中になっていた邦ちゃん(クローズ)が、無事出所した。しかし抑え付けていたダルメシアン毛への偏愛が復活!再び犬狩りに走る。
ブチがないため狩られずに済んだオッドボールちゃんは、兄弟たちを救出することができるのか?


出演陣をチェックしていてビックリ、エリック・アイドルが出てるじゃありませんか!気が付かないなんて一生の不覚!一体誰だったの?…と思いきや、インコの吹き替え担当だったそうな。ホッと一安心。そういうことならインコの声を広川太一郎にやらせておきなさいよ、気が利かないなあ。
前作の主役、ジェフ・ダニエルズおじさんは出てこないし、やってることも前作と大差ない。ダル好き以外にはあまり意味のない作品なんじゃないでしょーか。
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軍事機密パトリオット TRAITOR'S HEART

2006年01月28日 16時20分39秒 | 洋画>★★
1998年/米/ダニー・ラーナー監督/ブライアン・ジェネス キンバリー・ケイツ
2006年1月21日 テレ朝シネマ・エクスプレス

【あらすじ】
5年以上前の記憶がないお父さん、ブライアン・ジェネス。ところが自分の他にも、<5年以上前の記憶がない男>が複数居る事が判明。しかもその一人と密会したら、何処からともなく現れた武力によって殺されかける。主人公の過去に隠された秘密とは…?

軍用ヘリに追われ、何かから脱走するような男たちを、スローで回し続けるシーンが冒頭しばらく続く…。ひょっとして、この映画ってずっとこの調子の「こういう映画」なのかな?と思ってしまった程だった。それはそれで、面白い趣向だと感心し始めた頃に普通の作品になり下がり残念(?。
内容は、つい先日見たばかりの「ロング・キス・グッドナイト」を思わせるようなプロット。実は家族も、精神科医もみんなグルだったというトリックがあって少々回りくどいのだが、そこそこ楽しめました。
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ジャック・フロスト Jack Frost

2006年01月28日 12時32分46秒 | 洋画>★★★
1998年/米/トロイ・ミラー監督/マイケル・キートン ケリー・プレストン
2006年1月27日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
愛する妻と11歳の息子を遺し、不慮の事故で死んでしまったバンドマンのジャック(キートン)。
1年後のクリスマス(直前)、雪ダルマとして一時的に帰還。息子との和解は成立するか…?


ジャック・フロストって雪だるまのお化けのことだからさ…てっきり私は、ホラーがくるもんだと思ってワクワクしていた訳よ。「パンプキン・ヘッド」みたいなね。
こんなほのぼの父子愛モノがくるとは…と思いきや、これが結構楽しかったんだなあ。
芸人のダンナを持つ身として、奥さんと、そしてミュージシャンのマイケル・キートンに共感することしきり。
因みに、マイケル・キートンはマキタスポーツに見えてしょーがありませんでした。いやマジで。
それにしても、ウェインズ・ワールドでもヒーローだったウェイン・グレツキー、本当にホッケー界のスーパースターなんだね。
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マイノリティ・リポート MINORITY REPORT

2006年01月27日 23時47分38秒 | 洋画>★★★
2002年/米/スティーブン・スピルバーグ監督/トム・クルーズ マックス・フォン・シドー
2006年1月27日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
近未来。超能力によって殺人を予知できるシステムが完成。
殺人取締り課主任のトムクルだが、ある日見知らぬ男を撃ち殺すの容疑で自らが追われる身に!?


な、長い…金曜<特別>ロードショーということでノーカット、拡大枠での放送だったが、まさか2時間45分もやってくれるとは。私しゃ疲れたよ。
内容は、うん、まあまあ面白かった。たかだか50年先があんなこと(殺人予知システムはともかくとしても、交通システム等のもろもろが)になるとは到底思わないが、SFサスペンスとして上手いこと作ったもんだと思う。トムクルも頑張った!
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評決のとき A Time to Kill

2006年01月26日 23時42分36秒 | 洋画>★★
1996年/米/ジョエル・シューマカー監督/マシュー・マコノヒー サミュエル・L・ジャクソン サンドラ・ブロック オリバー・プラット ドナルド&キーファーサザーランド親子
2006年1月26日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
黒人にむちゃくちゃするならず者白人青年二人組が、S・L・ジャクソンのチビ娘を強姦!逮捕された二人を、ジャクソンは撃ち殺す。
貧乏弁護士マコノヒーはサンドラ・ブロックの協力を得つつジャクソンと黒人たちの正義を守るべく奔走するが…。


法廷モノは苦手でねえ。KKKと黒人たちとの抗争は興味深かったが、やっぱりちょっとアレだった。
ちょっと気になる<ザ・キング>オリバー・プラットと、相変わらず男前なドナルド・サザーランドの存在で見られた感じ。おっと、サザーランドジュニアも悪役で登場。へええ~、さすが似てる。けど親父の方がまだまだカッコいいぜ!

作品としては問題提起もしっかりしてるし、決して駄作ではないのだが。スンマセン、私にはやっぱり荷が重過ぎる。
そういえば、ミッキーマウスは結局誰だったんだろう???
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愛しのローズマリー SHALLOW HAL

2006年01月25日 23時50分51秒 | 洋画>★★★
2001年/米/(ピーター&ボビー)ファレリー兄弟監督/ジャック・ブラック グウィネス・パルトロウ
2006年1月25日 テレ東午後のロードショー〔ブロンドの誘惑スペシャル〕

【あらすじ】
面食いのハル(ブラック)は、ある日偶然出会ったカリスマ心理カウンセラーによって<心の美しさで容姿が見える>魔法に掛けられる。
そうとは知らないハルは、実は超デブのグウィネス・パルトロウをナンパ。お付き合いが始まるが…。


私って凄い。そうとは知らずに見たのに、開始3分でファレリー作品を見破った。
尤も、下品な脚本はみんなファレリーじゃないかと勘繰るので、その中の1本にたまたま当たっただけではあるが。

しかしこの作品は、お上品過ぎる。いや、下品なんだけどなんと言うか<偽善的>。トータルでファレリーっぽくない。
シネマレビューを見てみたが、やっぱりその点で賛否両論だった。

私はこう思う。
「メリーに首ったけ」でヒットメーカーとなったファレリー兄弟。当然良いスポンサーが付く。金を掛けた作品を作らせてもらえるようになる。しかし、やりたいことはやらせてもらえなかったのではないかと。
善人が、醜くてもハッピーエンドを迎えられる作品を。そのスポンサー意見を飲み込んで、敢えて<偽善的>に見えるような仕掛けをした。ファレリーなりの、<偽善的>スポンサーに対する反抗だったのではないかと思うのだ。
デブやブスは性格が良いか?決してそんな事は無い。この作品に於ける<ローズマリー>グウィネス・パルトロウは、別に美人である以上に「いい娘だな」と心傾けたくなるようなものを感じさせない。デブ故の卑屈さで一杯だ。慈善ボランティアに参加すれば<心が美しい>ことになるのか。金持ちの戯言じゃねーのか。
そういう含みのある作品だと思っている。
本当にファレリーがやりたかったことは、冒頭の親父の遺言であり、心理カウンセラーとのやり取りであり、ラストの尻尾ネタなんじゃないのか。
と、こう思うわけであります。

故にこの作品の「ハルとローズマリーの後日談」を想像すると、結婚生活は長くはもたないのではないかと。
ハルにとってローズマリーは、超美形の癖によく食うわ謙虚だわパンツがデカイわというギャップあるからこそ面白味があったわけで、デブなら当たり前過ぎる事実。面白くない善人なだけのデブとの生活は、退屈地獄だろうな。

だが美形女優(?)をしこたま動員できて、ファレリー兄弟も役得(つーか、狙ってたのか?)だなあ。鼻の下が伸びきったボビー(弟)のカワイイ顔を想像しちゃうね。
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ハート・オブ・ウーマン What Women Want

2006年01月24日 23時16分39秒 | 洋画>★★★
2000年/米/ナンシー・マイヤーズ監督/メル・ギブソン ヘレン・ハント
2006年1月23日 テレ東午後のロードショー〔ブロンドの誘惑スペシャル〕

【あらすじ】
女たらしの広告代理店主任メル・ギブソン。ある日感電のショックから、女の心だけが読めるように!女の本音の恐ろしさにビビりながらも、メリットを生かして仕事に女にとたらしこみまくる。

あはは。こういう奇想天外SFプロットって好きさ。
メル・ギブソンが転ぶシーンがねー、イイねっ!2度目が来るとは。あんたにゃ負けたよ。

ところで、女の心だけが読めるようになった主人公。果たして私の心は読めただろうか。男回路脳だからなあ。読めたら読めたで、あまりにも女っ気が無くてビビりそうだ。
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