ブエノスアイレス Happy Together（春光乍洩）

1997年／香／ウォン・カーウァイ監督／トニー・レオン　レスリー・チャン　チャン・チェン

2023年7月22日　ＢＳ松竹東急　土曜ゴールデンシアター

 

【あらすじ】

香港人のゲイカップル、ウィン（レスリー・チャン）とフェイ（トニーさん）は、「イグアスの滝が見たいね」ってんでアルゼンチンへ飛んだ。だが迷子になってケンカ別れした。そしてブエノスアイレスで再会した。フェイはホテルだの中華屋だのでバイトしていたが、ウィンはケガしてヒモになった。

束縛、ヤキモチ、異国南米で繰り広げる、男同士のラブストーリー！！

 

タイトル「ブエノスアイレス」う〜？撮らなくていいかな、と思ったらヤベ、ＢＬだ！てんで慌てて録画予約をポチる。レコーダーの残量が危ういので、ホイチョイ作品を飛び越して繰り上げ観戦。ぐおー！何だこれ、トニー・レオンとレスリー・チャンじゃない！しかも一番いい時の！とて、鼻血を押さえながら観た。途中でチャン・チェンが割り込んでくるが、それがまた火に油でな。はあいいモン観た。何がいいって、この作品にストーリー的なものがなく、ひたすら男と男の激しくめんどくさい情愛だけが描かれているという…トニーさんは嫌がったそうな。それもまた良し！

劇場版呪術廻戦０

2021年／邦アニメ／朴性厚監督／緒方恵美　中村悠一　小松未可子　内山昂輝　関智一　櫻井孝宏　花澤香菜

2023年7月5日　ＴＢＳ

 

【あらすじ】

舞台は本編から２年前となる、２０１６年の呪術高専でのおハナシ。イジメられっ子ながら特級呪術師の資格を持つ乙骨憂太（おっこつゆうた・緒方）と、クラスメイトたち（小松、内山、関）、そして先生（中村）たちのだいかつやく！！

 

観てたよ、アニメ第一期。「ムカデ人間」のくだりくらいしか覚えてないけどね。

ともあれ、漫画もアニメもフィーバーしたらしいじゃん。アニメ第二期も、絶賛放送中。みてくれよなっ！

という意図らしく、今回のこれはＭＣ立ててゲスト呼んでの特番が併設されていた。ジャンプは永遠に不滅デス…。うーむ、虎杖はどうでもいい感じ？で、主役は⚪︎⚪︎の子孫だという乙骨少年なのだが、制作者の意向もあって緒方恵美という…俺は＜緒方恵美＞を思い出そうと必死こいた３時間で、感涙するも何もなかった。

死亡の塔 Game Of Death Ⅱ（死亡塔）

1980年／香／ウー・シーユェン監督／タン・ロン　ブルース・リー　ウォン・チェンリー　ロイ・ホラン　ト・ワイ・ウォ

2023年7月3日　ＢＳ松竹東急　よる８銀座シネマ〔５週連続・没後５０年ブルース・リー特集！！〕

２周目

 

観てないと思って録画したのだ。せっかくだから再見。「死亡遊戯」ですらちょっとアレだったのに、更にその続編作るってどういう神経なのかな。

とにかくいろいろダサくて困った作品なのだが、まずもってシナリオが破綻している。何のための養女登場？銀座のクラブで歌ってるはずなのに鶯谷みたいなところにいるし、増上寺で葬式やるのも意味不明。ハニートラップの女はブサイクだし、ライオンはキグルミ。弘法大師の名前を出しておきながらダサいハイテク施設で、謎のヒョウ柄ワンショルダーは出る意味あったのかというそのソレ。ブルースが使えないならもはや作らなきゃいいでしょと思うのは、間違った考えなのか。タン・ロンプロデュース計画だったようではあるが、結局鳴かず飛ばずのまま可哀想な俳優人生を送ったもよう。今作さえなければ、もっと違った人生もあったろうになあ。

山猫は眠らない８／暗殺者の終幕 Sniper: Assassin's End

2020年／米／カーレ・アンドリュース監督／チャド・マイケル・コリンズ　トム・ベレンジャー　ライアン・ロビンズ　秋元才加　エミリー・テナント　ロックリン・マンロー　ヴィンセント・ゲイル　マイケル・ジョンソン

2023年6月29日　テレ東午後のロードショー〔「山猫は眠らない」シリーズ一挙放送、〕

 

【あらすじ】

南米某国の大統領が狙撃された。容疑者は、ブランドン・ベケット（コリンズ）！？ＣＩＡはブランドンを確保しようとするが、彼はするする逃げてモンタナで潜伏している父トーマス（ベレンジャー）のアジトへ。一方安全保障省のローゼンバーグ通称ゼロ（ロビンズ）は、ブランドンを信じて独自の捜査を開始する。行き着いたのは、製薬会社ＣＥＯのドナルド・サウス（ゲイル）と、ブランドンに恨みのありそうな男ドレイク・フェニックス（ジョンソン）。そしてベレンジャー親子はくノ一スナイパー・レディ・デス（秋元）を捕らえていた。レディはフェニックスに雇われたプロのヒットマンだが、ゼロとベケット親子に力を貸しフェニックスの計画に参戦する。果たしてトーマスは、息子を盾に取ったフェニックスを、針の穴を通す照準でヒットすることができるのか…！？

 

「一挙放送」ではあるが、前作までは既に観ているのでスルー。別に好きなシリーズでもないので今作も観たくはなかったが、日本人女優が出ているそうなのでしぶしぶ観た。ＡＫＢだかなんだか知らんよ、俺は。

ハナシの筋もよく分からず、なんか山猫も迷走してる感が否めない。フェニックスなんて恨みを買うような仇敵が、かつていたんだっけ？どうでもいいや。くノ一レディは、次作にも続投なんだそうです。

もう観ないぞ！？

死亡遊戯 Game of Death（死亡遊戯）

1978年／英・米／ロバート・クローズ監督／ブルース・リー　コリーン・キャンプ　ギグ・ヤング　メル・ノヴァク　ボブ・ウォール　カリーム・アブドゥル=ジャバー　ディーン・ジャガー　＆サモ・ハン・キンポー

2023年6月26日　ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ〔５週連続・没後５０年ブルース・リー特集！！〕

 

【あらすじ】

ドクター・ランド（ジャガー）の国際的興業組織に誘われたアクションスター、ビリー・ロー（ブルース）。ドス黒いプロダクションにコキ使われるのはごめんだゼってんで、単身死亡偽装までして抵抗するぞ…！！

 

ん？没後５０年なのに、制作年が１９７８では計算が合わなくない？と思ったら、だいたい撮り終わった１９７２年に急死してたんだとか。葬式のシーンは、ホンモノかも。

で、ブルース・リーといえばこのコスチューム、という＜黄色のトラックスーツ＞は、今作がネタ元。カッコいいかどうかというと、正直微妙なのでした。ブルースがダサいとは言わないが、何せ演出センスがダサい。オープニングもエンディングもダサい。カジノ関係ない！対戦するボスが、金帯とか短パンとか、意味なくダサい。倉田保昭が伝授したという伝説のヌンチャクアクションも、何故かオモチャにしか見えない武器でダサい。なんかもうカメラワークがいろいろダサい！のではあるが、肝心のブルースがいなくなってしまい、苦肉の策で切り貼りしたシーンも多いそうなので已むを得なくもない。

でもダサい！敢えて書くが、ほんとにダサいぞ！？

裸の銃を持つ男ＰＡＲＴ３３ 1／３ The Naked Gun 33 1/3: The Final Insult

1994年／米／ピーター・シーガル監督／レスリー・ニールセン　プリシラ・プレスリー　ジョージ・ケネディ　Ｏ・Ｊ・シンプソン　フレッド・ウォード　キャスリーン・フリーマン　アンナ・ニコル・スミス

2023年6月17日　ＢＳ日テレ　土曜７時の洋画館

 

【あらすじ】

フランク（ニールセン）は定年退職、ジェーン（プレスリー）と子作りしようとするもテロ予告の応援で復職することに。テロリストは刑務所に居るってんで潜入服役、実行首謀者ロッコ（ウォード）と仲良くなって一緒に脱獄。爆弾はアカデミー賞授賞式に仕込まれている！フランクとジェーンは式に潜り込んで、爆弾封の開封を阻止する…！！

 

２０年前に観てたらイマイチだったかもしれないが、いろんな作品を観まくってきたお陰で屈辱的に面白かった。たぶんこれ観るの２回目で、前は「アンタッチャブル」未見だったんだよな。

アル・ヤンコビックをネタにするのは反則（オモロすぎる）。

雁の寺

1962年／邦／川島雄三監督／若尾文子　高見國一　三島雅夫　木村功

2023年6月24日　ＢＳ松竹東急　土曜ゴールデンシアター

 

【あらすじ】

京都の孤峯庵と呼ばれる塔頭の和尚、北見慈海（三島）は、愛人里子（若尾）を密かに囲っている。寺の小僧である１３歳の慈念（高見）は和尚から厳しくあたられる。そんな慈念に里子は次第に同情し歩み寄る。ある日、慈海が碁を打ちに出かけた間に檀家が亡くなり葬儀を行なわなくてはならなくなったが、慈海が帰ってこない。いっこうに行方が知れず、外面をとりつくろうために慈海は雲水に出たことにされる。だが慈念によって策謀がなされていた。そのことに気が付いた里子は驚愕し、畏れ茫然自失となる。

＜ウィキペディア様より引用＞

 

カメラワークは面白いし、ラストの展開も川島雄三らしくはある。が、今作はちょっと、ゴメンナサイかな。お寺が舞台ということもあるが、やっぱし川島喜劇が好きなんすよね。

コーダ／あいのうた CODA

2021年／米・仏・加／シアン・へダー監督／エミリア・ジョーンズ　エアへニオ・デルベス　トロイ・コッツァー　マーリー・マトリン　ダニエル・デュラント　フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

2023年6月16日　日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

 

【あらすじ】

ルビー・ロッシ１７歳（ジョーンズ）。漁師の家に生まれ、漁船に乗って手伝いをし、昼は学校で居眠りというごく普通の女子高生。ただひとつ違うのは、父（コッツァー）、母（マトリン）、兄（デュラント）と、ルビー以外の家族全員が聾者だということ。

さて歌うことが好きなルビーは、学校の合唱部に入部。顧問のＶ先生（デルベス）はルビーに才能を見出し、音楽学校への進学を勧めてくれた。しかし家業のほうも、漁協がなんたら言うてめんどくさいことに。果たしてルビーの進む道は…！？

 

障害者漁業と、コーラスと、家族と恋と夢の物語。別に大学へ行かなくても、地元バンドのヴォーカルくらいで良くない！？

引っ越し大名！

2019年／邦／犬童一心監督／星野源　高畑充希　高橋一生　濱田岳　山内圭哉　松重豊　小澤征悦　ピエール瀧　飯尾和樹　富田靖子　及川光博　向井理

2023年6月18日　テレ東

 

【あらすじ】

江戸時代。姫路藩主松平直矩（ミッチー）は、将軍側近柳沢吉保（向井）のご機嫌を損ねて国替及び減封を命ぜられる。前に国替を指揮した奉行板倉重蔵は没しており、この一大プロジェクトにおいて＜引っ越し大名＞を任じられたのは、書庫番の引きこもりオタク片桐春之介（星野）であった。断れば切腹、失敗してもまた切腹という理不尽な人事。春之助は幼馴染鷹村源右衛門（高橋）、板倉の娘於蘭（高畑）、勘定奉行中西監物（濱田）などの協力を得て新天地日田を目指す…！！

 

実話。

と書くのはちと乱暴だが、ちゃんと史実を踏まえてはいるそうな。

監督が犬童一心というのは驚きだが、「超高速！参勤交代」よりは面白かった。ただミッチーをモテ大名に据えるのは、時すでに遅しといった感かあるぞ。向井理に言い寄られる美貌、ＧＡＣＫＴくらいオファーできなかったもんかね（それはそれで）。

女殺油地獄（おんなころしあぶらのじごく）

1992年／邦／五社英雄監督／樋口可南子　堤真一　藤谷美和子　岸部一徳　井川比佐志　長門裕之　石橋蓮司　辰巳琢郎

2023年6月16日　ＢＳ松竹東急 よる８銀座シネマ

 

【あらすじ】

大坂の油問屋を舞台とした、男と女と女と男の、ぬるぬる愛憎劇。

 

タイトルがすこぶる素敵だったので録画したのだが、原作は近松門左衛門だそうな。知らんかったわ〜。しかも歌舞伎、映画で何度も取り上げられているという定番中のド定番。これを、五社英雄が監督！何やってるんだかサッパリ分からない作品になってました。なんか設定をいろいろいじってるらしく、ほんとはどんなおハナシなのかも分からずに終わる。キレイな頃の樋口可南子と岸部一徳、藤谷美和子ちゃんが楽しめます。堤真一は、あんまり変わらないかな？誰か〜！

五社英雄が苦手なのでラストのヌルヌルコントをスローで見せられた以外は面白くも何ともなかったのだが、何と日本アカデミー賞を何部門か受賞しています。一生やっとけ。