めぞん一刻／完結編

1988年／邦アニメ／望月智充監督／二又一成　島本須美　千葉繁　青木和代　三田ゆう子　渕崎有里子
1988年末？フジ 何故か保存してあったビデオ

【あらすじ】
色々あった、五代（二又）の管理人さん（島本）への片想いと一刻館の大騒ぎ。
いよいよ二人の挙式を２日後に控え、不可解な管理人さんの留守、謎の手紙、突然の八神の襲来、お祝いに駆けつける登場キャラの皆さん…。五代は最後の難関を、どう乗り切るのか！？

もはや高橋留美子の絵柄ではない。テレビアニメ放送は見ていたが、こんなんだったっけ？と思ったら、やっぱりキャラデザが違うようです。おい！森山ゆうじ！
登場キャラがぞろぞろと現れる、めぞんファンのためだけの作品。響子さんが出てくるまでは、すこぶる退屈。何はなくとも、八神のファッションに８０年代を感じる…。
本編はともかく、コマーシャルが超懐かしオモロかった。斉藤祐子！スタ！伊藤ハムだよ、どっちも。わはは！

おしゃれ泥棒２ Love Among Thieves

1986年／米／ロジャー・ヤング監督／オードリー・ヘプバーン　ロバート・ワグナー　パトリック・ボーショー
2008年4月23日 日テレ水曜シネマ

【あらすじ】
美貌のピアニストキャロライン（ヘプバーン）は、誘拐された婚約者アランを取り戻すため至宝＜ファバージュの卵＞を盗み出す。
犯人からの指定に従って、南米の某村へ向かうキャロライン。しかし飛行機に乗り合わせたヒゲ面の男（ワグナー）と、なんだかんだで現地に向かうことになってしまった。
色々あって、婚約者との再会を果たしたキャロライン。ところがなんと、アランは犯人グループとグルたったのです！
ヒゲ面チェンバースとサンフランシスコの自宅に帰ってみれば、至宝泥棒として新聞の一面に顔写真が載ってしまっていた。アランを捕まえろ、チェンバースは、謎のコートの男は何者！？

あ？これ、ヘプバーン（５７）か～。折角なら、もっとお若い頃の作品をまず見せてもらいたかった。
突然泥棒をするので「おしゃれ泥棒」が「キャッツ・アイ」みたいな話なのかと思ったが、続編でも何でもないらしい…。
しかしＴＶシネマとは言え、８８年作品とは思わなかった。

ヅラ刑事

2006年／邦／河崎実監督／モト冬樹　北川弘美　イジリー岡田　＆なべやかん、マキタスポーツ、ユリオカ超特Ｑ
2008年4月17日 テレ東シネ・ラ・バンバ

【あらすじ】
犯人を説得すると見せながら、かぶったヅラを投げて敵を倒す刑事「ヅラ」（冬樹）。彼が飛ばされた花曲署は様々な変人刑事たちがナレアイの日々を送る、退職までの隔離場所だった。そこへ送られてきたテロリストからの挑戦状。久々の仕事に色めき立つ奇人変人たちへ、公安は「捜査するな」と釘をさすのだが、やがて事件はヅラの人生をも巻き込み始めた…。核爆発までの猶予は４８時間！　ひるむなヅラ！　飛ばせ、モトヅラッガー！
（みんなのシネマレビュー様より引用）

うわあ、実相寺昭雄が監修してるう～。ひょっとして、こんな作品が最期のお仕事だったりして…。ま、河崎実の悪ふざけに付き合えるというのも、立派な大人の証だ。
マキタスポーツ師匠も、なんて可哀想な起用のされ方…。いや、本当に薄いなあ。でもカッコいい！ところで、河崎監督はどうやってこの手の暗黒芸人を拾ってくるのだろう。「いかレスラー」の時なんか、まだ小力が売れる前だというのに西プロを使ってるもんなあ。居るのか？客席に居るのか！？恐い恐い。
河崎実作品もこれで４作目（全部シネ・ラ・バンバ）となったが、だいぶチャンネル周波数が合ってきた。上に挙げた「いかレスラー」は１作目だったので、久々に自分が書いたコメントを読んだらボロクソだ。
オッケ！いくらでもイケるぜ。かかって来いってんだ、テレ東シネ・ラ・バンバ！

あずみ２／Ｄｅａｔｈｏｒ

2005年／邦／金子修介監督／上戸彩　石垣佑磨　小栗旬　遠藤憲一　栗山千明　神山繁　高島礼子
2008年3月30日 ＴＢＳ深夜

【あらすじ】
「１」を生き残ったあずみ（上戸）とながら（石垣）は、最後の使命である「真田昌幸討伐」の旅を続けていた。
そんな中出会った、野盗の金角（遠藤）銀角（小栗）兄弟一味。なんと弟の銀角は、＜なち＞のそっくりさん！あずみ胸キュン！
そんな彼らと会話を交えることで、信念が揺らぎだすあずみたち。しかし真田の刺客たちに追われ、そんなのどうでも良くなっていく。
あいつもこいつも、敵も味方も、次々に殺されてゆく戦国のカオス。自分だけ死なない不思議に「なんじゃこりゃ！？」

こんな映画に付き合わされる大人も可哀想だ。と言って、観る方も観る方だが。
当然上戸ファンのためだけの内容なんだねえ。太もも、パンチラ、そして毒に中って身悶えする上戸！いいじゃありませんか。
ところで、そっくりさんという設定で再登場の小栗だが、兄遠憲も前作に出てたじゃない。そこはスルーのあずみ。忍びなら同じ顔を見逃すなよ～。

寝ずの番

2005年／邦／マキノ雅彦監督／中井貴一　長門裕之　岸辺一徳　笹野高史　富司純子　木村佳乃
2008年4月24日 テレ東シネ・ラ・バンバ

【あらすじ】
上方落語界の大御所、笑満亭橋鶴（長門）がご臨終。師匠とのあんな話やこんな話で盛り上がるお通夜。
…と、今度はその時一緒に盛り上がっていた一番弟子橋次（笹野）が天に召された。これまた故人の思い出話しくじり話で大いに盛り上がった。
そして今度は、師匠のおかみさん志津子（富司）が。師匠と志津子を取り合った男（マチャアキ）も駆け付けて、大艶歌合戦！

お、なかなかやるじゃん。津川マキノ雅彦。同じ中島らも原作でも、「お父さんのバックドロップ」よりか断然良かった。やっぱ落語界って面白いよね～。いや、プロレスも好きなんだけどさ。
地上波放送は不可能なんじゃないかという下ネタ満載作品だが、関西方面限定の隠語のみ使用であるためテレ東が堂々と放送。私は上方より東京落語ではあるが、こういうケースでは已むを得ずも有難い。
しかし、公開はつい最近のことだと思っていたが、２００５年だったか。月日の経つのは早いものだ。タイム・フライズですな。

天使のくれた時間 The Family Man

2000年／米／ブレット・ラトナー監督／ニコラス・ケイジ　ティア・レオーニ　ドン・チードル
2008年4月24日 テレ東午後のロードショー〔ニコラス・ケイジ特集〕

【あらすじ】
学生時代からの彼女ケイト（レオーニ）を置いて海外研修に発ったジャック（ニコ）は、１３年後、ケイトのことはすっかり忘れて出世しまくりＮ．Ｙ．の一流企業の社長として独身を謳歌していた。
そんなジャックのクリスマス。キャッシュ（チードル）と出会ってどうしたこうした、目覚めてビックリ！ケイトと結婚した場合のパラレルワールドで、二児の父としてマイホームパパを満喫している自分に成り代わっていた！
元の世界に戻ろうとジタバタするジャックだったが、次第に家族愛に目覚めてゆく…。

結婚至上主義の糞ファンタジーですね。

父と暮せば

2004年／邦／黒木和雄監督／宮沢りえ　原田芳雄　浅野忠信
2008年4月10日 テレ東シネ・ラ・バンバ

【あらすじ】
１９４８年夏、広島。図書館司書の美津江（宮沢）は、原爆資料を蒐集する木下（浅野）と出会った。
美津江の胸に灯ったときめき。原爆で死んだ父竹造（原田）は、亡霊となって現れ散々娘を焚き付ける。
しかし原爆を生き残った罪悪感から、美津江は「幸せになってはいけない」と感情を抑えようとする。
語り合う父と娘。甦る原爆の記憶。ノーモア・ヒロシマ！

りえちゃんきれい！芳雄さん素敵！浅野さん絵になる！登場人物は主にこの３人で、舞台劇さながらに進む。と思ったら、同名の舞台を映画化したんだそうな。勉強になるなあ。
しかし、黒木和雄かあ…。「ＴＯＭＯＲＲＯＷ／明日」ぐらいしか観ていないが、大した原爆の語り手だと思うよ。
監督が亡くなってしまったことで、日本はまた一歩、戦争の記憶から遠のいてしまったと感じずにはいられませんな。

デイズ・オブ・サンダー Days of Thunder

1990年／米／トニー・スコット監督／トム・クルーズ　ロバート・デュバル　ニコール・キッドマン　ランディ・クエイド
2008年4月21日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
メカのことは分からない！ただ速く突っ走ることだけが取得の走りバカ、コール（トムクル）。ベテランメカニックハリー（デュバル）に見込まれ、デイトナ目指しカーレースで大活躍。
しかし、好敵手ラウディ（マイケル・ルーカー）とクラッシュし、入院するハメに。そこに美人脳外科女医ニコール登場！学歴・身長差を乗り越え、作品のテーマとは無関係にベッドインのお二人さん。一方でクラッシュ相手のラウディは、脳に障害を負い手術することになってしまった。
チームドライバーの座を明け渡してしまったコールは、ラウディのマシンでぶっちぎる！

トムクル…ニコールより小っちゃいんですね。
それにしても魅力のない主人公だなあ。自己中のガキが、男として成長する物語なのかと思いきや。「男子は何時まで経っても、皆中味はガキ」をご丁寧に教えてくれるような内容。
見てもいない「トップ・ガン」の内容が、何となく想像できてしまう。

ステルス STEALTH

2005年／米／ロブ・コーエン監督／ジョシュ・ルーカス　ジェシカ・ビール　ジェイミー・フォックス
2008年4月20日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
米海軍対テロ特殊チームのステルスパイロット３人組ベン（ルーカス）、カーラ（ビール）、ヘンリー（フォックス）に、新しい仲間の参入。その仲間とは、学習型人工知能を持って無人で飛ぶ、最新ステルス＜エディ＞だった。
ミャンマーでの任務完全遂行後、エディはなんだかんだで仮想任務を本気にしてロシア領に発進！止めようとするチームだが、ヘンリーは振り切られ事故死、カーラも北朝鮮上空でロシア戦闘機の攻撃を受け脱出。ベンだけはアラスカまで到達し、エディと仲良しになって搭乗、「エネミー・ライン」状態になっているカーラを救出に向かう！

使い古されたモチーフである、「意思を持ってしまった人工知能の反乱」と、「エネミー・ライン」のパクリか。でも飛行映像には迫力があったから、劇場で観たらそれなりに爽快なんじゃないかとは思う。でもジェイミーは殺さないで。
しかしコードネーム＜ティン・マン＞ねえ。「オズの魔法使い」フリークでないと、ちょっと分かり辛いんじゃないの？

バス男 Napoleon Dynamite

2004年／米／ジャレッド・ヘス監督／ジョン・ヘダー　アーロン・ルーエル　ジョン・グリース　エフレン・ラミレッツ　ションドレラ・エイヴリー
2008年4月19日 テレ東バリ・シネ

【あらすじ】
金髪白人ではあるけれど、超巻き毛、メガネ、出っ歯のオタク高校生ナポレオン・ダイナマイト（ヘダー）。オタク故の奇行がウザい彼に、チャット恋愛中の兄キップ３２歳（ルーエル）、はしゃぎ過ぎで入院してしまったお婆ちゃんの代わりに面倒を見に来たリコ叔父さん（グリース）…。
メキシコからの転入生ペドロ（ラミレッツ）と友達になり、ダンスパーティーのパートナー探しに躍起になり、ペドロが生徒会長に立候補するのを応援し、キップはチャットの恋人ラフォーンダ（エイヴリー）が会いに来て小変身、何故かナポレオンの隠された才能も開花し小変身！？

いい雰囲気のＢ級なんだが、これも吹き替え～！？午後ローも意外と審査が厳しいな。エロには緩いくせに…。
と言うわけで、いろいろと惜しい作品。吹き替えにされてしまったのも惜しいが、「電車男」ブームに乗っただけの意味の無い邦題が輪を掛けて惜しい。
主演の兄ちゃんは、あーしてこーしてそーすると、トム・クルーズになるな。意外とイケメン俳優かもしれん。トムクルだって、口は半開きだ。