暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

チャーリー・モルデカイ/華麗なる名画の秘密 Mortdecai

2018年01月31日 22時02分12秒 | 洋画>★★★
2015年/米/デヴィッド・コープ監督/ジョニー・デップ グウィネス・パルトロー ユアン・マクレガー ポール・ベタニー ジョニー・パスボルスキー ウルリク・トムセン ジェフ・ゴールドブラム マイケル・バーン
2018年1月3日 TOKYO MX

【あらすじ】
チャーリー・モルデカイ(ジョニデ)は英国貴族、美術品に造詣が深く、そしてインチキ商売をしている詐欺師である。800万ポンドもの税金を滞納しており、破産寸前なのだった。妻ジョアンナ(パルトロー)との間に子供はなく、忠実で頼りになる絶倫用心棒のジョック(ベタニー)を雇っている。
そんな折、MI5のアラステア・マートランド警部補(マクレガー)から、絵画修復士が殺され盗まれた絵画の捜査に協力を求められる。盗まれた絵はゴヤ幻の名画「ウェリントン公爵夫人」というもので、所在不明だったこともさることながらナチの隠し財産の口座番号がメモされているといういわくつきだった。
ロシアンマフィアに誘拐されたりロサンゼルスへ渡って国際テロリストとなんだかんだあった末、ホンモノがアッシャーボロードン公爵というおじいちゃんの家にあることを突き止めたチャーリー。これを手に入れオークションにかけることで一発逆転を狙う…!?


ちょっと分かりづらくはあったが、軽妙で下品、しかも腐女子サービスも旺盛な良作だった。まあ、公的には<駄作>とされているようだが。アカデミーよりラジーが好きな向きには楽しい作品です。
なにしろジョックの忠誠ぶりにクラクラで、はーもうこれチャーリー×ジョック! と思いきやアラステア×チャーリーもなんか捨て難いんだよー。しかもブサイクながらグレアム・アーチャーもチャーリーにキスする勢いだしさー(んなわけない)。どうするの、チャーリー!でもやっぱりジョックにお姫様ダッコしてもらうのね! イイ! 正解! 「忠実で頼りになる絶倫用心棒」ぎゃー!!!
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GAMBA/ガンバと仲間たち

2018年01月28日 21時06分23秒 | 邦画>★★
2015年/邦アニメ/河村友宏・小森啓裕監督/梶裕貴 高木渉 大塚明夫 池田秀一 藤原啓治 高戸靖広 矢島晶子 神田沙也加 野村萬斎
2018年1月3日 TOKYO MX

【あらすじ】
<街ネズミ>のガンバ(梶)とマンプク(高木)が、「海が見たいぜ」と港へ向かう。港町でのパーティーに潜り込むが、そこは<船乗りネズミ>のナワバリ。ボスのヨイショ(大塚)と喧嘩して認められ、参謀のガクシャ(池田)の信用も得た。そんなパーティーに、<島ネズミ>の忠太(矢島)が助けを求めて転がり込んだ。忠太の住む夢見ヶ島では、白イタチの<ノロイ(野村)>が他のイタチを統率し、ネズミを追い詰めているとのこと。かつてノロイと戦って片目を潰された経験のあるヨイショは尻込みするが、ガンバはひとり、応援に向かうことを決意する。そんなガンバに勇気付けられ、ヨイショ、ガクシャ、イカサマ(藤原)、ボーボ(高戸)、そしてマンプクも名乗りを上げた。こうして7匹は船に乗り、夢見ヶ島へと向かう。
いろいろあって、忠太ファミリーの群れと合流したガンバたち。圧倒的不利な局面の中、ネズミたちはイタチから逃れることができるのか…!?


ナチュラルボーンアニメっ子ですから、当然「ガンバの冒険」で楽しんだクチ。同世代には「初恋の相手はイカサマ」という女子もいるほど(←嘘)、思い出深い作品である。
だもんだから、20年ほど前に原作である「冒険者たち/ガンバと15ひきの仲間」が古本で売られているのを購入し、読んでガッカリもしたのだった。
今回の映画化作品はアニメ版と原作の中間地点みたいな印象で、<あの>アニメ版ほどにはとうてい楽しめなかった。ガクシャがあんなにイケメンだったのに…。マンプクなんていたっけ?と思ったらそれは思い違いではなく、ボーボがそのポジションでありアニメ版には<シジン>という酒飲みがいた(忘れてた)。
自分が年を重ねたことで<ネズミ=害獣>という認識が強くなったことと、イタチがネコに近い動物であることから、イタチ側に肩入れするようになっていました。実際原作のモデルとなった八丈島のイタチは、ネズミ駆除のために本土から持ち込まれたものだったんだとか。事実イタチの画像をぐぐると…めっちゃ可愛い~。今作のイタチたちは、前足が長くて気持ち悪いわ。<ネズミ=正義/イタチ=悪>なんて構造糞食らえ。
因みに腐脳としては当然いろいろ妄想するわけで、おそらく制作側も意識していると思われる。ノロイ×ガンバ、マンプク×ガンバ、ヨイショ×ガクシャ、イカサマ×ボーボ、ガクシャ×イカサマあたりが王道かしらん。ガクシャ×イカサマ…(鼻血)。
ところで、今作ではアニメ版ガンバだった野沢雅子御大も鳥(ツブリさん)役で出演。感慨深いわ~。
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南の島のフリムン

2018年01月27日 21時14分17秒 | 邦画>★★
2009年/邦/ゴリ監督/ゴリ 照屋政雄 諸見里大介 AKINA ボビー・オロゴン レイラ 平良とみ
2018年1月2日 TOKYO MX沖縄映画祭

【あらすじ】
栄昇(エイショウ/ゴリ)は、沖縄で気ままに暮らす30歳。両親とは死に別れ、おとなりのマサルさん(照屋)家族と食事を共にする。マサルの娘リミ(AKINA)とは幼馴染で、タコス屋のせがれヒトシ(諸見里)は弟分。ヒトシの童貞を豚のはなこに捧げさせ、得意満面でストリップバーでのお祝い会。そこで栄昇は、ポールダンサーのオレンジちゃん(レイラ)に一目ぼれする。ところが米軍のマックス(オロゴン)も、オレンジに目を付けた。栄昇のためにと一肌脱いだヒトシがボコられ、ヒトシの敵討ちとオレンジちゃんを賭け、成り行きで決闘する羽目にあってしまった栄昇。マサルの師匠である空手の達人金城先生(平良)に特訓を仰ぎ、1か月後の決闘に臨む栄昇。果たして勝負の行方は…!?

この〔沖縄映画祭〕では、番組案内としてなんかラジオDJらしき男性と、ゴリがMCを務めていた。
であるからして、ゴリが自信満々の自画自賛で今作を紹介していたのだ。まあ、商用として作り上げてしまったからにはしょうがない。製作の責任として、お勧めと言わざるを得ない立場も分かる。
正直、黒歴史的作品だろうと思う。「ベスト・キッド」をZAZテイストで、俺主演で俺ヒーローで可愛い幼馴染と恋仲に落ち着くという少年漫画みたいなハナシを、37歳なのに30歳と言い切って撮るという。自分だったら恥ずかし過ぎて、関係者の皆さんには申し訳ないけど封印したい。プロは偉いなあ。
因みにゴリいわく、「裸の銃を持つ男」をリスペクトしているんだそうな。わかる。
ところでゴリって、一歩間違うとトニー・レオンなんだよなあ。
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レッドタートル/ある島の物語

2018年01月24日 21時53分44秒 | 洋画>★★★
2016年/日・仏・ベルギー/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督
2018年1月1日 日テレ映画天国

【あらすじ】
嵐で遭難した一人の男が、無人島に流れ着いた。筏を組んで島を出ようとするが、ことごとく失敗。破壊の原因が海亀と知った男は、上陸した亀をひっくり返して瀕死にさせてしまう。
罪悪感に駆られた男が亀を助けようとすると、なんと亀は女になった! 男はこの亀女と契り、子を成した。
島を津波が襲ったり、息子が亀と共に島を出たりとかいろいろあって、男と亀女は老人に。そして男は寿命を迎え、亀女は亀に戻って海に帰りましたとさ。オシマイ。


スタジオジブリによる、海外共同製作作品。台詞は感嘆詞しかなく、おとぎ話みたいな作品である。絵の確かさでかなり観られる映画です。
「風立ちぬ」公開後の2013年に長編監督の引退を宣言した宮崎駿が、「オランダ人監督に負けてたまるか」と引退を撤回させた作品でもあるそうな(鈴木敏夫談)。
作中、男が海つぼ(ていうのかなあ)に落ちるエピソードがあって、海中トンネルを素潜りして脱出するのだが。胎内回帰と再生の象徴ではあると思うのだが、見てるだけで怖くなる。こういう夢、たまに見ませんか。
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八月のかりゆし

2018年01月22日 22時24分54秒 | 邦画>★
2003年/邦/高橋巌監督/松田龍平 末永遥 Tama 斉藤和義 兼城道子 きゃんひとみ 嶋田久作 村山富市
2018年1月1日 TOKYO MX沖縄映画祭

【あらすじ】
17歳の高校生、テル(松田)。民俗学者で遊び人だった父は幼い頃に行方不明となり、ユタと呼ばれる霊能師だった母も最近他界した。
テルは、親戚の謝花(じゃばな)家を頼って母の故郷にやってくるが、そこで14歳の従姉妹マレニ(末永)と出会う。彼女はユタになる為にチルおばぁ(兼城)の元で修行を積んでいるが、普通の人には見えない霊が見えてしまう事に抵抗を感じていたのだった。そういった超常現象は全く信じないテルだったが、マレニとはすぐに打ち解けた。
ある日、謝花家の庭にある大きながじゅまるの木の下に居る精霊・キジムナー(斉藤)に導かれて、マレニが急にふらふらと歩き出して行ってしまった。それを見たテルは、チルおばぁに促され彼女に付いて行く事に。途中でマレビトを研究しているアキ(Tama)とも出会い、3人は過去を探す旅に出るのだった。

<ウィキペディア様より引用>

大学の映研が作った、沖縄プロモみたいな作品。斉藤和義はテルの父かと思いきや、まさかのキジムナーだった!分かるか!
死にゆく爺さま役に、村山富市元首相。なにこの配役…。
どういう監督なのかと調べてみたら、どうも実相寺昭雄門下のオタク畑出身らしい。ウルトラQの流れかよ。言われてみれば、そんな感じか。
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サンシャイン♪/歌声が響く街 Sunshine on Leith

2018年01月20日 22時37分51秒 | 洋画>★★
2013年/英/デクスター・フレッチャー監督/ジョージ・マッケイ ケヴィン・ガスリー フレイア・メイヴァー アントニア・トーマス ピーター・ミュラン ジェーン・ホロックス
2018年1月1日 TOKYO MX

【あらすじ】
デイヴィー(マッケイ)とアリー(ガスリー)が、アフガン出征から帰還した。デイヴィーの両親ロブ(ミュラン)とジーン(ホロックス)は結婚25周年、銀婚式のパーティーを控えていた。アリーはデイヴィーの妹リズ(メイヴァー)と恋人同士で、デイヴィーはリズの同僚であるアフリカンのイヴォンヌと恋に落ちる。
そんなハッピーな状況下、ロブに24歳の隠し子がいることが判明。ジーンは激オコで離婚も辞さない覚悟。更にリズはアメリカ遠征を熱望しており、アリーからのプロポをすげなくお断りする。ロブは脳卒中だか心臓発作だかで倒れ、イヴォンヌは自分より家族を大事にするデイヴィーを捨てる決意。一転アンハッピーとなってしまった一家の行方は…!?


元は<プロクレイマーズ>たらいうロックバンド(?)の曲をツギハギしてシナリオ構築したミュージカルなんだそうで、今作も冒頭の戦場シーンから歌ってたりするミュージカル映画。とは言ってもプロクレイマーズというバンド名も初耳ながら、耳に馴染みのある曲ひとつなかった。ウィキジャパンにも、項目すらなかった。歌って踊ってたりするばかりなので、人間関係を把握するのも一苦労。
アンハッピーパートは全員がエゴイストであり、最終的にはエゴを引っ込め妥協することでハッピーを取り戻すという…幸せとは妥協することと見つけたり。
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劇場版カードキャプターさくら

2018年01月19日 21時19分03秒 | 邦画>★★
1999年/邦アニメ/朝香守生監督/丹下桜 久川綾 岩男潤子 くまいもとこ 関智一 緒方恵美 野上ゆかな 井上喜久子 林原めぐみ 林一夫
2018年1月3日 Eテレ

【あらすじ】
桜(丹下)は、水に引き込まれる夢を見た。
2学期の終業式。商店街のくじ引きで特賞<4泊5日香港旅行>を引き当てた桜は、知世ちゃん(岩男)、お兄ちゃん(関)、月城くん(緒方)と共に冬休みを利用してゴー・トゥー・HONGKONG。旅先で何故かシャオランくん(くまい)とメイリンちゃん(野上)とも合流、謎の井戸で謎の女魔道士(林原)とファーストコンタクト、シャオランくんの実家にご厄介になり、母上様イェラン(井上)から「強い力が困難を引き寄せる」「水に気を付けなさい」との助言を授かる。
骨董屋に呼び込まれた桜は、お仲間ともども魔法の本に取り込まれ魔道士に遭遇。仲間たちを人質に取られて一時退却ののち、再度魔道士と対峙する。魔道士が要求したものは、とっくのとうに死んだはずのクロウ・リード(林)だった…!?


一話だけアニメ放送を観たような気がするが、ビッグタイトルの割にはシビレなかったのでスルーした。実はこんなに古い作品だったのだ。そんなわけで、基本情報も知らずの観戦となった。ふむふむ、カードを集める魔女っ娘モノの元祖的作品て感じかな? ペル3にも通じるものがある。
今作でクロウ・リードに憧れた少女たちが、モデルとなったアレイスター・クロウリーのトンデモオヤジっぷりを知った時の反応が見たい。
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スパイ・レジェンド The November Man

2018年01月18日 21時59分39秒 | 洋画>★
2014年/米/ロジャー・ドナルドソン監督/ピアース・ブロスナン ルーク・ブレイシー オルガ・キュリレンコ メディハ・ムスリオヴィック ラザル・リストフスキー
2017年12月31日 TOKYO MX

【あらすじ】
かつてはCIA属するケースオフィサーで、「ノベンバー・マン」というコードネームを轟かせていたピーター・デヴェロー(ブロスナン)。彼は現在、スイスで静かな隠遁生活を送っていたが、過去に愛した元同僚のナタリア(ムスリオヴィック)の命が危険に晒されていることを知り、彼女を救出するためモスクワへと向かう。だが、ナタリアはデヴェローの目の前で無残にも殺害されてしまう。
ナタリアの殺害を命じたのはデヴェローがかつて所属していたCIAであり、しかも実行したエージェントは彼自らが教育したメイソン(ブレイシー)だった。後にデヴェローは、ナタリアが次のロシア大統領選挙の有力候補(リストフスキー)の汚職について調べていたことを知り、その汚職の相手が他ならないCIAだということも突き止める。10年前から行方不明になっているミラという女性が汚職に関する手掛かりを握っていると知ったデヴェローは、ミラと最後に交流があったソーシャルワーカーのアリス(キュリレンコ)がいるセルビアへと向かうのだった。

<ウィキペディア様より引用>

還暦過ぎたブロスナンが、経験値を活かしてアクションを展開。若いモンにゃまだまだ負けんわい。
女房の復讐と愛弟子との対立だけであればそこそこ楽しめたかもしれないが、CIAがロシア大統領候補と癒着でかつての仲間がどうのこうの、大統領候補への復讐を企む被害者女性が実はコレコレで…って、ハアしち面倒臭いプロット押し込められ途中で飽きた。
ちなみに放送日を「12月31日」としたが、これは「31日の深夜27時」なのである。つまりは「2018年1月1日午前3時」、そう、新年一発目の放送であったのだ。「ゆく年くる年」を観て、仮眠を取ってから今作を観て、初日の出を拝みに行くすがら初詣をして。そんな正月を迎える奴はいない。
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Wの悲劇

2018年01月17日 21時57分03秒 | 邦画>★
1984年/邦/澤井信一郎監督/薬師丸ひろ子 世良公則 三田佳子 高木美保 三田村邦彦
2017年12月30日 TOKYO MX

【あらすじ】
三田静香(薬師丸)は20歳、女優でビッグになる夢を持っている。そんな彼女に一目ぼれしたのが、元俳優の森口昭夫(世良)。半ばストーカー気味に静香を追い回し、親しくなることに成功する。
静香は夏樹静子原作の舞台「Wの悲劇」で、主演摩子のオーディションを受けるがライバルかおり(高木)に敗れ、女中役に甘んじる。ところが摩子の母役である羽鳥(三田)の愛人でありパトロンである堂原(中谷昇)が、情事中に腹上死してしまう。羽鳥は静香にスキャンダルの身代わりになってもらう見返りとして、摩子役を与えた。
果たして静香は、舞台を成功させ、女優として成り上がることができるのか。そしてその時、森口は…!?


「Wの悲劇」というハナシは別にあって、今作はそれを劇中劇として使用した女優モノ。なんだそうな。へー。
「顔はぶたないで。私、女優なんだから」(とかそんな感じ)という台詞は有名。しかし相手役が世良公則とは知らなかった。
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男子高校生の日常

2018年01月15日 21時28分11秒 | 邦画>★★★
2013年/邦/松居大悟監督/菅田将暉 野村周平 吉沢亮 岡本杏理 山本美月 栗原類 白鳥久美子 高月彩良 佐藤二朗
2017年12月29日 TOKYO MX

【あらすじ】
男子高・真田北高校で、女子高・真田東高校との合同文化祭が開催されることになった…!?

原作は漫画で、アニメにもなっていたらしい。残念ながら、私の目にはとまっていなかった。
主人公タダクニが菅田将暉、仲良しのヨシタケとヒデノリがそれぞれ野村周平と吉沢亮…って、これモテないわけないんだが。特にメガネ吉沢の美貌は異常。
栗原類の存在感が強烈で、主演3人を差し置いて<細野妄想>で楽しみました。
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