1991年/台湾/エドワード・ヤン監督/張震 楊靜怡 王啓讃 柯宇綸 譚至剛 周彗國 林鴻銘 張國柱 金燕玲
2023年12月29日 BS松竹東急 年末ミッドナイトシネマ
【あらすじ】
1960年の台湾、台北。主人公の小四(シャオスー/張震)は、大戦後に上海から渡ってきた両親(張國柱、金燕玲)、兄、二人の姉、妹とともに暮らしている。公務員の父は生真面目で世渡りはうまくない。しっかり者の母は教師をしている。家は戦前に建てられた小さな日本家屋で、小四が一人になれるのは押し入れの中だけだ。
名門である建国中学の昼間部に合格できず、夜間部に通うことになった小四は「小公園」と呼ばれる不良グループのメンバーと仲良くなる。ある夜、校舎内で「小公園」と敵対する「217」グループとのいざこざがあり、そこにいあわせた小四は誰もいないはずの教室で見知らぬ少女の後ろ姿を見かける。
映画のスタジオに忍び込んで撮影をのぞき見たり、エルヴィス・プレスリーに憧れたりと多感な時期を過ごしていた小四はある日、保健室で小明(シャオミン/楊靜怡)という少女に出会い、やがて少しずつ親しくなっていく。しかし小明は、人を殺して今は行方をくらませている「小公園」のリーダー、ハニー(林鴻銘)の恋人だった。小明は母との二人暮らしだが、喘息の発作がひどい母はまともに働けず、二人は住まいを転々としながら貧しい生活を送っている。夜の教室で小四が一瞬姿を見かけたあの少女は彼女だった。
リーダーがいない「小公園」の弱体化を見て取った「217」のリーダー山東(シャンドン)は、ハニーの代理として「小公園」を仕切る滑頭(ホアトウ)に接近する。滑頭の父は中山堂というホールを管理する地位にあり、山東はその滑頭に近づいて中山堂でコンサートを開き、金儲けをする腹づもりだった。コンサートの当日、中山堂の前にハニーが現れるが、山東は人気のないところにハニーを誘い出すと交通事故に見せかけて殺してしまう。恋人の死を知った小明は高熱を発して倒れる。 久しぶりに登校した小明に対して小四は自分の思いを告げるが、小明の態度は曖昧なままである。
「小公園」と「217」の対立は地元のヤクザも絡んで激化し、山東は豪雨の夜に惨殺される。小四も見張り役としてこの事件に関わっていた。その同じ夜、小四の父は大陸のスパイとの繋がりを疑われて当局の厳しい取り調べを受け、帰宅を許されたものの精神的に不安定になってしまう。
小明の心をはかりかねて苦しむ小四は、やがて友人との関係も悪化し、職員室で教師にバットを振り上げるという事件を起こして学校も退学させられてしまう。更に、久しぶりに会った滑頭から、小明が小四の親友である小馬(シャオマー/譚至剛)と関係を持っていたことを聞かされる。小四は小馬に事実を確かめに行くが、小馬は小明とのことはただの遊びだと言って取り合わない。小明の母は小馬の家の家政婦として雇われ、小明も母と共に小馬の家に住んでいた。
ますます行き詰まった小四はある夜、短刀を持って小馬を待ち伏せするが、たまたま通りかかった小明に声をかけられ、言い争いになったあげく彼女を刺殺してしまうのだった。
<ウィキペディア様より引用>
12月29日の深夜3時(30日未明)に放送されたこの作品、終わったのはなんと午前9時。6時間も放送していた!しかも途中CMなし。誰がリアルタイムで観れるんだよ。
なんか作品的には一部で評価が高いようだが、だから何だ。1960年の台湾文化に触れたいという気持ちだけで、無理やり見た。というか眺めた。
オイラもそろそろ残りの人生が少なくなってきたんだから、楽しくないことには時間を費やすのはやめようかなという考えを与えてくれた一本。作品が悪いんじゃない、相性が悪いだけです。