３人のゴースト Scrooged

1988年／米／リチャード・ドナー監督／ビル・マーレイ　カレン・アレン　ジョン・フォーサイス　デヴィッド・ヨハンセン　キャロル・ケイン　アルフレ・ウッダード　ロバート・ミッチャム　ジョン・グローヴァー　ボブキャット・ゴールドスウェイト　ジョン・マーレイ　ブライアン・ドイル=マーレイ
2021年12月20日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
ディケンズの「クリスマス・キャロル」を翻案。主人公をテレビ局の社長にして、ハッピーをお茶の間に届けます！

「クリスマス・キャロル」なんてみんな知ってるし（俺は最近まで知らなかったが）、ゴーツクが一晩で心を入れ替える安直さは原作通りなのであらすじはこんなとこで。
邦題も「ゴーストバスターズ」に乗っかった付けられ方をしてしまうし、主演作品は厳しいものが多くて実力発揮できない。
今作では兄貴のブライアンと弟のジョン（劇中でも弟）が出てる。ジョンはぜんぜん似てねー！（ブライアンは顔も良く見えねー）

ハスラー The Hustler

1961年／米／ロバート・ロッセン監督／ポール・ニューマン　パイパー・ローリー　ジョージ・Ｃ・スコット　ジャッキー・グリーソン　マイロン・マコーミック
2021年12月23日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
若きビリヤード賭博師エディ・フィルソン（ニューマン）は、相棒チャーリー（マコーミック）と共に旅をしながら腕と名を上げていた。
さてふらりと立ち寄った街で、エディは二人の人物に惚れ込む。一人は１５年間無敗という名人ミネソタ・ファッツ（グリーソン）、そしてもう一人は、どこか影ある酒呑み女サラ（ローリー）である。ファッツとは丸一日以上ぶっ続けで突き、サラとは恋仲になって寝食を共にした。
そんなエディに接近してきたのが、マネジメント師バート（スコット）である。稼がせてやるから、アガリの７５パーを寄越せという。とんでもねーぜと断るが、自力じゃ街で稼げる手立てがない。実はチャーリーがエディと仲違いして、肩棒担ぐ手立てがなくなってしまったのでした。しかもファッツとの勝負で実力が知れ渡り、対戦してくれる相手がいない。やっとこさチンケな勝負をしたところで、バートの手先にインネンつけられ親指骨折という体たらく。
サラのヒモとなって傷を癒したエディは、バートの歩合を了承して勝負の街ルイビルへと赴いた。これにはサラも同行した。しかしここでエディは、敗北と、喪失を味わうことになる。
人として、ハスラーとして挫折を味わい、一皮剥けたエディ。ファッツとの再戦の行方は…！？

ハスラーってアレでしょ？トムクルだっけ。ケビン・コスナーかなんか出てるやつ？と思ったらポール・ニューマン。何かと勘違いしている。カラーフィルムもある時代に敢えてのモノクロ作品というのも意味深だが、ビリヤードも知らなきゃポール・ニューマンも知らず置いてけぼりとなったので取り敢えず寝た。
ポーカーや麻雀などをモチーフにした作品には当たってきたが、ビリヤードには対応出来んかった。
博打の駆け引きを「カイジ」くらい描き込めば、またはビリヤードのルールと面白さを丁寧に描いてくれてれば、などの不満でいっぱい。でもまあ、テーマはそこじゃないのだろうからしょうがないか。

大脱出２ Escape Plan 2: Hades

2018年／中・米／スティーヴン・Ｃ・ミラー監督／ホアン・シャオミン　シルヴェスター・スタローン　デイヴ・バウティスタ　ジェシー・メトカーフ　カーティス・“５０セント”・ジャクソン　ウェス・チャサム　チェン・タン　タイロン・ウッドリー　ジェイミー・キング　リディア・ハル
2021年12月18日 テレ東サタ☆シネ〔年末アクション祭り〕

【あらすじ】
レイ・ブレスリン（スタ）の警備会社だが、プライドの高いキンブラル（チャサム）を解雇した。一年後。社員のシュー（ホアン）は、謎組織に襲われ護衛中の従兄弟ユシェン（チェン）と共にヘンテコ監獄に捕らえられてしまう。ユシェンは世界的なプログラマーで、グローバルなシステムをリリース直前だったことから誘拐されたのだった。
にしては、そこはおかしな施設だった。シューはスタの金言を思い出しつつ、脱出の策を練る。
一方スタは、新たな相棒デローサ（バウティスタ）に協力してもらい、シューがいるであろう監獄＜ハデス＞を探す。果たして超ハイテク監獄は破ることができるのか。そして監獄を操る組織とは…！？

チャイナ資本でスタあ〜？と始まる前からナナメに見始めたが、これがまあ何というか！
ホアン・シャオミンのアクションを見せたいという意図は汲むが、シュワルツェネッガーをオファーする予算がないのに何故続編にするのか。バウティスタ様を起用してくださるのはいいが見せ場が少ないし、７０超えのスタも頑張ってるとはいえ顔が限界。一体時代設定をいつにしてるのか、ロボだのバリア風ゲートだの、そんなテクノロジーがあるのに通気口はやっぱり使う。
続編への余韻を残して終わったものの、こんなアレな作品に次があるのか？と思ったらちゃんと翌年にはできてた。興収が５０万ドルにも届いていなかったようで、「やっぱりね」という感じ。

ボス・ベイビー The Boss Baby

2017年／米アニメ／トム・マクグラス監督／（声）ムロツヨシ　芳根京子
2021年12月17日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

【あらすじ】
赤ちゃんがやってきたことで、パパとママの愛情を横取りされたティム（芳根）。だが彼は知ってしまった。赤ちゃん＜ボス（ムロ）＞がしゃべること、そして赤ちゃん国から派遣されたエージェントであることを！ボスの任務は、子犬に向けられた人間の愛情を赤ちゃんに取り戻すこと。もし失敗すれば、ボスは赤ちゃん国に帰れなくなり一生ティムの弟として付きまとわれるハメに！？互いの利益を考えて、手を組んで仲良しのふりをするようになった二人。新発売の最強子犬が世界にばら撒かれるのを阻止するため、両親と社長を追ってラスベガスへ…！！

ひとつも笑えなかったが、お兄ちゃん・お姉ちゃんにとってはあるあるなのだろうか。またはお父さん・お母さんにとっては懐かしい追体験なのだろうか。どれでもないから分からん。
というか突拍子もないプロットすぎて、どう折り合いをつけるのが正解なのかも不明。「赤ちゃんカワイ❤︎」でよくね？と思えるような人間であれば、とっくにオヤくらいにはなってるってこった。難解！

天と地と

1990年／邦／角川春樹監督／榎木孝明　津川雅彦　　浅野温子　財前直見　渡瀬恒彦　沖田浩之
2021年12月16日 ＢＳ日テレ　木曜は！特選時代劇

【あらすじ】
上杉謙信（榎木）ｖｓ．武田信玄（津川）！

タイトルは知ってるよ。で、学生時代小室好きの友人が割とノってた。
更に同じカテゴリの友人が「炎の蜃気楼」に心酔してて、自分も読まされたクチ。だもんだから「コムロのミラージュだ！」という感想が第一…。正直いつ面白くなるのかずっと待ってたのだが、結局面白くならないまま終わってしまった。そのまま闇戦国にでも突入しとけ。
因みに今作の目玉である＜大エキストラ合戦＞も、「ナンパオ」と同列で記憶に刻まれている。全部大川興業のせいだ。

レ・ミゼラブル Les Misérables

2012年／英・米／トム・フーパー監督／ヒュー・ジャックマン　アン・ハサウェイ　ラッセル・クロウ　アマンダ・サイフリッド　エディ・レッドメイン　サシャ・バロン・コーエン　ヘレナ・ボナム=カーター　サマンサ・パークス
2021年12月13日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
ビクトル・ユーゴー原作の超メジャーフランス文学の代表作「あゝ無情」を、アメリカ資本でミュージカル化したものを劇場版にして完全映像化！

まあそんな作品であるから内容なんてみんな知ってるわけで、今作は「じゃあミュージカルで！」というそのソレ的な企画なんである。公開当時だいぶ宣伝されてたように記憶するし、アカデミー賞なんかも獲ってたりするが地上波ではいつまで経っても放送されず。言語の壁か？

シュレック２ Shrek 2

2004年／米アニメ／アンドリュー・アダムソン、ケリー・アズベリー、コンラッド・ヴァーノン監督／（声）浜田雅功　藤原紀香　山寺宏一　竹中直人　青野武　沢田敏子　さとうあい　石塚運昇
2021年12月13日 日テレ映画天国

２周目

さすがに前回観戦から１４年も経ってると、忘れてるもんだねー！忘れてるどころか、シリーズが３作まであったことすら忘れてるレベル。字幕放送でマイキーボイスが聞けるなら保存しとこうと思ったが、日テレがそんな気の利く配慮なぞするわけもなかった。マイキーとジョン・クリーズ御大、エディ兄さんの掛け合い…だと…！？買おう、セル盤買おう！！

ホット・ファズ／俺たちスーパーポリスメン！ Hot Fuzz

2007年／英／エドガー・ライト監督／サイモン・ペッグ　ニック・フロスト　ティモシー・ダルトン　ビル・ベイリー　ケビン・エルドン　カール・ジョンソン　オリビア・コールマン　レイフ・スポール　パディ・コンシダイン　エドワード・ウッドワード　ピーター・ワイト　アン・リード　ビリー・ホワイトロー　ケン・クラナム　ポール・フリーマン　スチュアート・ウィルソン　アダム・パクストン　デビッド・スレルフォール　ルーシー・パンチ　ロン・クック　マーティン・フリーマン　スティーブ・クーガン　ビル・ナイ　ケイト・ブランシェット
2021年12月13日　ＢＳテレ東シネマクラッシュ

【あらすじ】
ロンドンのエリート警官ニコラス・エンジェル（ペッグ）は、優秀すぎるが故に同僚に疎まれ田舎町サンドフォードへ左遷された。
そこは田舎すぎる故か事件が皆無…というか犯罪が黙認されている閉鎖的なムラだった。未成年飲酒も、万引きも、殺人事件が起きても黙認！なんじゃそりゃ。独り気を吐くニコラスだが、とうとう自分が狙われた。その裏には、町を＜ベストヴィレッジ＞にすべく全てを揉み消す秘密結社＜監視同盟＞があった…！？

長らく指名手配となっていた今作を、ようやく観戦。地上波字幕放送でやれよ、という不満もあるが、取り敢えずコレクションに入れておく。やっぱサイモンとニックがいちゃいちゃしてるのを見るのはいいものです。
も少し「ワールズ・エンド」っぽいトンデモ展開があるものと期待していたが、彼らにしては地に足のついたポリスパロディに終わる。
しかしテレビ放送班はよほど今作がお好きとみえて、序盤から割とどうでもいい登場人物たちにずーっと役名配役字幕を付けてくれた。お陰でメモが大変でした。せっかくだから、全部入れときましたけど。ケイト・ブランシェットなんて、顔も出してなかったよ！？

ワイルド・アパッチ Ulzana's Raid

1972年／米／ロバート・アルドリッチ監督／バート・ランカスター　ブルース・デイヴィソン　ホルヘ・リューク　ホアキン・マルティネス　リチャード・ジャッケル　ロイド・ボックナー
2021年12月10日 ＮＨＫＢＳプレミアム プレミアムシネマ

【あらすじ】
アパッチ族の戦士ウルザナ（マルティネス）は、数名の仲間を引き連れてインディアン居留地から脱走する。ローウェル砦にウルザナ脱走の知らせが届き、指揮官のカートライト少佐は偵察のマッキントッシュ（ランカスター）に情報収集を任せ、デ・ビュイン少尉（デイヴィソン）に追撃隊の編成を命じる。居留地の長老たちからウルザナの話を聞き出したマッキントッシュは、アパッチ族の協力者ケ・ニ・テイ（リューク）を連れて戻り、アドバイザーとしてデ・ビュインの追撃隊に同行する。＜ウィキペディア様より引用＞
なんだかんだの末に、追撃隊がアパッチに誘い込まれるふりして裏をかこうという戦略に。アパッチの思想、白人たちの信仰、理解しようとしていた少尉は歩み寄ることができるのか。そしてアパッチと白人の間で、ケ・ニ・テイはどう動く…！？

すごく真面目に作られている。
前半はアパッチ族が極悪に描かれていて嫌な感じだったが、ケ・ニ・テイの存在がそれを払拭。そもそもネイティブアメリカンの自然崇拝思想は崇高過ぎて殺戮し合うという訳の分からないもので、更に「愛し合おう！」が本懐のはずなのに殺戮し合っている訳の分からないキリスト教が対峙するのだから、神仏習合のジャパニーズに着いていけるはずもない。
なもんだから早々にあらすじ作成は諦め、デイヴィソンの美しさとリュークの男前加減にうっとりすることに努めました。結局どいつもこいつも、いい奴なんだか悪い奴なんだか分からない。それが人間？家畜と女はとばっちり、といった感想しか残せない作品となりました。ほんとはもっと、意味深なんだろうけどさ！

クルードさんちのはじめての冒険 The Croods

2013年／米アニメ／カーク・デミッコ、クリス・サンダース監督／（声）朴璐美　小野大輔　てらそままさき　さとうあい　佐藤せつじ　野沢雅子　諸星すみれ
2021年12月6日　日テレ映画天国

【あらすじ】
舞台は原始時代（ざっくり）。＜臆病＞を武器として生き延びていたクルード家だったが、長女イープ（朴）が放浪者ガイ（小野）と出会ったことで冒険が始まった。
地殻変動による大地の崩壊！目的地＜山＞に向かうまでの＜外＞の経験！ちょっとだけ進んだ考え、父の威厳、仲間意識の拡張、果たしてクルードさん一家は、崩壊を免れることができるのか…！？

ドリームワークス×２０世紀フォックスの作品だそうです。
今作の良いところは、ハナから＜社会＞が存在していないということ。人類はもうほとんど死に絶えている、という身もふたもない状況であるから、ご近所付き合いとか生産性とか人間関係に悩むことがないのである。素敵！そしてそんな絶望的状況を、危機として憂うだけの知能もないという幸せ。もともと電気も通信もないから、無いことに悩む必要もない。最高だぜ！
パパさん途中退場か、と思ったがちゃんと生き延びて、ドリームワークスも丸くなったなという印象。
ガイくんがチャウ・シンチーに似てて可愛かったです。