ワールズ・エンド／酔っぱらいが世界を救う! The World's End

2013 年／英・米・日／エドガー・ライト監督／サイモン・ペッグ　ニック・フロスト　マーティン・フリーマン　エディ・マーサン　パディ・コンシダイン　ロザムンド・パイク
2020年1月28日 フジ　ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
１９９０年６月、ハイスクールを卒業した５人のバカ男子は、街にある１２軒のパブをハシゴするというバカ企画に挑戦した。結局その企画は失敗に終わり、５人はバラバラに人生を歩み始める。
２３年も経った２０１３年、バカの中心だったゲイリー・キング（ペッグ）は、もう一度郷里ニュートン・ヘイヴンへ戻り同じ企画＜ゴールデン・マイル＞を完遂させようと４人に集合をかけた。社会的地位も家庭もある４人は、この下らない企画に…乗った。目指せ！１２軒目のパブ＜ワールズ・エンド＞。企画は順調に進んでいたが、４軒目からおかしなことに…！？

遂に放送。「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ホット・ファズ」、そして今作を＜スリー・フレーバー・コルネット三部作＞というらしいが、地上波に乗ったのはこれが初めてじゃない？せっかくだからとっておく。
勝手に、酔ったオッサンらがラッキーマン的且つピタゴラスイッチ的になんとなく世界を救ってた、という内容を想像していたのだが、まさかあんなＳＦ展開とは。
意外と地球新略ってのは、あんな感じでどっかから進んでるのかもね。
やっぱ世界を救うのは、トップカーストじゃなくてオタクだな！
エドガー・ライトとサイモン＆ニックは、ダグラス・アダムスを崇拝してるんじゃないかというくらい、似た匂いを感じる。この４人のおかげで、私の中では＜イギリス＝パブ・クリケット・バカ＞というイメージが出来上がっています。

ラスト・アクション・ヒーロー Last Action Hero

1993年／米／ジョン・マクティアナン監督／アーノルド・シュワルツェネッガー　オースティン・オブライエン　チャールズ・ダンス　ロバート・プロスキー　トム・ヌーナン　フランク・マクレー　ブリジット・ウィルソン
2020年1月12日 ＴＯＫＹＯ ＭＸキネマ麹町〔私たちのＨＥＲＯ〕

２周目

前回観戦から１５年近く経つし、娯楽作品であることは間違いないので再見。意外と虚構世界の主人公がアイデンティティに悩んだり、哲学含みでもあった。俺の居る世界は、本当に現実なんだろうな！？なんちって。（振り切った哲学者や物理学者は、かなり本気でそんなこと考えてるらしい）
前回「１、２秒」と描いたチェビー御大の出演シーンだが、１秒なかったかも。早回しで見ていたせいか、はは。
そういえば、俺は御大出演作の手持ちが全部ビデオテープだ！？　久々御大を堪能したくなったというのに、酷くない！？　ネットで見れるけど、たまには地上波だって放送してくれてもいいんじゃない！？
そんな感想です。シュワさんどうでもいい。

シティーハンター City Hunter（城市獵人）

1993年／香／バリー・ウォン監督／ジャッキー・チェン　ジョイ・ウォン　後藤久美子　ゲイリー・ダニエルズ　チンミー・ヤウ　オンスイピン　レオン・ライ　パル・シン　リチャード・ノートン
2020年1月26日 ＴＯＫＹＯ ＭＸキネマ麹町〔私たちのＨＥＲＯ〕

【あらすじ】
俺の名前は冴羽獠（ジャッキー）、凄腕の私立探偵さ。相棒の槇村がしくじって、奴の妹香（ウォン）を預かっている。手は出さない約束なので、清く正しく助手としてお取り扱い中。
さて日本の新聞王今村氏から、娘清子（ゴクミ）が家出したので連れ戻してほしいと依頼があった。なんだかんだで豪華客船ふじ丸に乗ることになったが、なんとマクドナルド大佐（ノートン）率いる国際的テロリストのシージャックに遭遇。乗り合わせた香、清子、それから冴子（ヤウ）と銀子（オンスイピン）のコンビとアジアのギャンブル王高太（ライ）と共に、テロリストに立ち向かうぞ！

伝説の作品。
ジャッキーはシティーハンターかもしれないが、俺は珍作ハンターなのでコレクション棚に入れておく。なんなら今度のホームパーティーで垂れ流す。
ジャンプは相性が悪いので、当然シティハンもスルー。よってジャッキー冴羽がイメージに叶っているか否かは判断しかねるし、正直どうでもいい。ただ、俺にはいつものジャッキーにしか見えないってことだけは確かだ。
女子たちが何名か登場するも、全部同じに見えてシナリオの弊害だった。なんなの？冴子と銀子って。
どうでもいいけど、前職で好きだった営業からの電話を今日たまたま取ってしまい、乗り越えてたつもりだったのにやっぱり動揺して思い出しながら半泣きでの観戦でした。ジャッキーくらいじゃ癒やされねーな！ちくしょう！

ネイビーシールズ／ナチスの金塊を奪還せよ！ Renegades

2017年／仏・独／スティーヴン・クォーレ監督／チャーリー・ビューリー　デイアミッド・マルタ　サリバン・ステイプルトン　ディミトリー・レオニダス　ジョシュア・ヘンリー　シルビア・フークス　Ｔ・Ｋ・シモンズ　クレーメンス・シック
2020年1月22日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
１９９５年のサラエボ。米軍ネイビーシールズの５人（ビューリー、マルタ、ステイプルトン、レオニダス、ヘンリー）は、地元酒屋のねーちゃんララ（フークス）から水没している金塊のサルベージを依頼された。なんでもナチスがフランスから奪った延べ棒が２００本、時価にして３億ドルにもなるという。その話乗った！
乗ったはいいが、敵国内だし金庫は厳重、しかも持ち出しにかかる物理的コストはどうすんの？　問題山積、ネイビーたちはお宝を引き揚げることができるのか…！？

ただの兵役モノなら詰まらないこと確定だが、なんとやってることは泥棒だった。エモノがナチスの埋蔵金なら、何やってもいいだろうというアメちゃんの傲慢には呆れる…と思ったらこれ仏独制作か！　リュック・ベッソンも、微妙な悪さはアメリカに擦り付けるという技を覚えたらしい。

ワンチャンス One Chance

2013年／英／デヴィッド・フランケル監督／ジェームズ・コーデン　アレクサンドラ・ローチ　マッケンジー・クルック　ジュリー・ウォーターズ　コルム・ミーニイ
2020年1月21日 フジミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
イギリスで異色の経歴を持つオペラ歌手、ポール・ポッツ（コーデン）の半生を描く。
いじめられっ子で、ネットで出会った女性（ローチ）と恋をして、ベネツィアへ留学したけどへし折られ、郷里に帰って結婚し、携帯販売店で燻って、盲腸になったり交通事故に遭ったりしながらも歌うことを諦めず、タレント発掘番組に出場して全世界をアッと言わせたとか。

なんかオーディション番組でいきなり本格派の美声を披露してスターになったひとがいるって話を聞いたことがあるけど、それがこの人のことかどうかは定かでない。興味なし。
だいたい、ぶっ倒れすぎでしょ。

スラムドッグ＄ミリオネア Slumdog Millionaire

2008年／英／ダニー・ボイル監督／デーヴ・パテール　アーユシュ・マヘーシュ・ケーデーカル　タナイ・チェーダー　フリーダ・ピントー　マドゥル・ミッタル　アニル・カプール　イルファーン・カーン
2020年1月20日 日テレ映画天国

【あらすじ】
インドの大都市ムンバイの中にあるスラム、ダーラーヴィー地区で生まれ育った少年ジャマール（パテール）は、テレビの人気クイズ番組『クイズ＄ミリオネア』に出演する。
そこでジャマールは数々の問題を正解していき、ついに最後の１問にまで到達した。しかし、無学であるはずの彼がクイズに勝ち進んでいったために、不正の疑いがかけられ、警察に連行されてしまう。そこで彼は生い立ちとその背景を語る。
＜ウィキペディア様より引用＞

噂に名高い作品を、ようやく観戦。インド映画だったのか〜と思ったらイギリス、しかもダニー・ボイル作品だった。
今はなき（泣）「クレイジージャーニー」に使用されていたテーマ曲、こないだ観た「ＬＩＯＮ」の主演俳優、日本でもみのもんたが司会で放送されていた番組がモチーフとあって、親しみの持てる概要。しかしてその実態は、インドの持つ社会問題を映像化したものであって、娯楽であり社会派であった。いや、日本版見たことないけどネ。
主演俳優であるデーヴ・パテールとフリーダ・ピントーがとにかく美しく、この二人がたまたま幼くして出会ったってとこがもうファンタジーというか。兄・弟萌えもあったりする。
デッド・オア・アライブの最終問題が一番簡単だったのはどうかと思うが、大正解のハッピーエンドは素直に感動した。
ちなみに１ルピーの換算レートは現時点で１．５円くらい。２００６年のレートは分からないが、物価も違うから賞金２０００万ルピーは１〜１０億くらいの価値があるんじゃないかな。超テキトー。

ジュマンジ／ウェルカム・トゥ・ジャングル Jumanji: Welcome to the Jungle

2017年／米／ジェイク・カスダン監督／アレックス・ウルフ　サーダリウス・ブレイン　マディソン・アイスマン　モーガン・ターナー　ドウェイン・ジョンソン　ケヴィン・ハート　カレン・ギラン　ジャック・ブラック　ニック・ジョナス　ボビー・カナヴェイル　リス・ダービー
2020年1月10日 日テレ金曜ロードＳＨＯＷ！

【あらすじ】
ブランドフォード高校通称ブラ高（嘘）で、お仕置きの居残りを命じられた４人の生徒、ゲーオタジューイッシュのスペンサー（ウルフ）、スペンサーのジャイアン的存在であるアフリカンフリッジ（ブレイン）、ビッチのワスプべサニー（アイスマン）、赤毛のぼっち女子マーサ（ターナー）。お仕置き部屋で未知なるソフト「ジュマンジ」が差さりっぱなしのスーファミ（かなあ）を見つけ、迷わずスタート。すると驚くべきことか、ゲームに吸い込まれてしまった。ワオ！これってＶＲだったの！？　とは思うはずもなく、スペンサーはマッチョな博士ブレイブストーン（ジョンソン）に、フリッジはスネ夫っぽい黒人フィンバー（ハート）に、マーサはヘソ出しセクシーアクションヒロインルビー・ラウンドハウス（ギラン）、べサニーは小太りマップリーダーオベロン教授（ブラック）になってしまった。場所はジャングル、クエストはデカいエメラルド（安そう）をジャガー岩の目に嵌め込むこと、ライフは３つ。なんだ、楽勝じゃん。と思いきや、自らが動かなきゃならないし攻略本もないし、どう進行させたらいいのか分からない。デルタフォースみたいな武装バイク軍団に追われ、キャラ特性の弱点も意外な足枷に。そして出会ったもう一人のプレイヤーシープレーン（ジョナス）は、なんと２０年前に行方不明になった伝説の少年アレックスだった。
５人のプレイヤーは各々の特性とスキルを活かし、協力してゲームクリアを目指す…！！

「ジュマンジ」のユニバース作品として「ザスーラ」があったわけだが、今作は正式な続編なんだそうな。なんとジュマンジは、時代に合わせて変異を繰り返しているらしい。そしてその犠牲になるのはいつも、少年少女（だっけ？ジュマンジ覚えてねーや）。ということはこれ、実体のある物というよりかは都市伝説とか＜押入れ冒険モノ＞に近いのかも。というかジュマンジの存在意義は＜必要とする者の前に現れる＞だっけ？人間関係の正しい構築を促すツールとして、心理療法士が妄想したアイテムってとこか。
ゲーム世界に入り込むと言えば、昨今ラノベや漫画、アニメで定番となっている一ジャンル、いわゆる＜異世界転生モノ＞でお馴染みのパターン。このジャンルはパターンが飽和状態となって、この頃じゃ狂ってるとしか言いようがないおかしな方向にまで設定が展開されてるからして…。
ジャパンのオタクにかかれば、こんなジュマンジたらいうソフトはクソゲーでしかない。
でもロック様が可愛かったから許す。
実は哲学的要素も大きく含んだ内容ではあるのだが、ＶＲ時代となってはシャレにならん。ていうか、ゲーム中のキャラがライフを全部使い果たしたらどうなるかも、見せてほしかった。

疾風ロンド

2016年／邦／吉田照幸監督／阿部寛　大倉忠義　大島優子　濱田龍臣　ムロツヨシ　堀内敬子　柄本明
2020年1月7日 フジ

【あらすじ】
泰鵬大学医科学研究所から新型病原菌「Ｋ－５５」が盗まれた。さらに「全国民を人質に身代金３億円を要求する」というメールが研究所所長（柄本）宛に届く。残された時間は４日間。しかし、秘密裏に作った生物兵器なので警察に通報することも出来ない。犯人の葛原（戸次重幸）はメールを出した直後に交通事故で死亡し、手掛かりは葛原の遺品である受信機とデジカメに残されたテディベアの写った７枚の写真のみ。 写真を頼りにブツの回収をムチャブリされた研究所主任の栗林和幸（阿部）は、僅かな手掛かりからテディベアの居所を推理した息子の秀人（濱田）と共に湯沢温泉スキー場に向かう。しかし、スキーの腕前があまりに下手過ぎて、通りすがりのチビッコからも呆れられる始末。そんな栗林を、密かに付け狙う者（ムロ）がいた…。
＜ウィキペディア様より引用＞

ウィキ様のあらすじがあまりにも完璧であるため、ほぼそのまま引用。誰ですか、これを作文した人は。
で、原作は毎度お馴染み東野圭吾。監督は、ＮＨＫのお笑い担当（サラリーマンＮＥＯとか、あまちゃんとか。）吉田照幸と。コントの基本に則った＜同一ズッコケの連続使用＞など、構成作家には見習うべき鉄板演出が多々採用されている。一般人の方は、阿部寛がズッコケる様をただお楽しみ下さい。
ピクルスの瓶が簡単に割れるわけねーだろとか、温っためて割れるなら高木くんのポッケでアウトだろとかいろいろ思うところはある。
が、こーいうシリアスなモチーフをここまでコミカルに演出してくれたのは意義深い。ヴァン・ダムやセガールにも見習ってほしいものだ。

アーマード／武装地帯 ARMORED

2009年／米／ニムロッド・アーントル監督／コロンバス・ショート　マット・ディロン　フレッド・ウォード　マイロ・ヴィンティミリア　アンドレ・ジャマル・キュー　ローレンス・フィッシュバーン　ジャン・レノ　スキート・ウールリッチ　アマウリー・ノラスコ
2010年1月5日 テレ東新春ロードショー

２周目

録画予約時のチェック漏れで、うっかり観てしまった。最初のＣＭ前に気付きはしたのだが、まあ豪華俳優陣だしだらだらと筋トレしながら見ることに。
ちょっとは腹筋が付いたかな。

カンフーハッスル Kung Fu Hustle（功夫）

2004年／香・中／チャウ・シンチー監督／チャウ・シンチー　ラム・ジーチョン　ホアン・シェンイー　ユン・チユ　ユン・ワー　チャン・クォックワン　ブルース・リャン
2020年1月5日 ＴＯＫＹＯ ＭＸキネマ麹町〔私たちのＨＥＲＯ〕

【あらすじ】
舞台は１９３０年代の上海。阿片で堕落する社会を、＜斧頭会＞というヤクザが仕切っていた。
斧頭会はスラム＜豚小屋砦＞には手を出していなかったが、チンピラのシン（シンちゃん）が介入したことで巻き込まれてしまう。スラムに潜伏していた達人たちも暗殺者に殺されるが、因業大家によって刺客は返り討ちにされた。大家夫婦（ユン＆ユン）こそは、伝説の達人楊過＆小龍女だったのである！（中華で人気のキャラだそうで、ｗｉｋｉに項目があるぞ）
斧頭会はこれに対抗すべく、化物施設に抑留されている＜火雲邪神（リャン）＞（このキャラも中華武侠にちょいちょい登場）を解放。夫婦を追い詰めたところで、シンに阻止された。とはいえただのチンピラになす術などなく、即死必至のダメージを受ける。だがシンは蘇った。彼は彼自身も知らない、如来神掌（くどいようですが、これもテストに出ます）の使い手たる１００年に一人の天才だったのである。
斧頭会の雑魚を吹き飛ばし、大家夫婦に代わって火雲邪神と相対するシン。果たしてその勝負の行方は。シンは豚小屋砦を守り抜くことができるのか…！？

２回目。いや、３回目かな？　公開時に劇場で観て、ガッカリした覚えだけ鮮明。なので後に地上波放送された際にも、スルーし続けた可能性はある。が、それにしても 「少林サッカー」 と比べて放送回数が少ない。たぶん皆さん、オイラと同じく＜ガッカリ＞しているのだろう。確かに、コミック的過剰演出は否めない。
が。１５年ぶり（と思われる）に観た今回は、ガッカリしなかった。
なにこれ、おもしれー！
という感覚になってしまったのは、アニメ見過ぎのため精神年齢が下がったのか、経験値の取得により許容範囲が広がったのか。はたまた最近オモロいアクション映画に当たっていなかった故か。
恐らく、あの頃よりシンちゃんが居ない時間を楽しめる余裕が出来たのではないだろうか。愛って時に残酷。