暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

2007年映画総決算

2007年12月31日 23時35分04秒 | その他お知らせ等
今年は何と言っても、ロバート・ロドリゲスに尽きる。うっかりしたら、同人誌でも作りかねない勢いだった。良かった、作らなくて。危ない危ない。

総観戦数358本。なんと悔しいことに、1本/1日、365本を割っているのであった。がーん。もっとも、テレビ録画では度々ストックを切らし、所蔵録画及び買取ビデオを観ていたりするから、これはこれで地獄のサーキット4年目の成果ではある。
ところで、うち劇場鑑賞2本。ジャンゴとプラネット・テラーとは、何とも私らしいチョイス。9、10月に観たくなるようなタイトルが集中したのでこの2本となったのだが、観たかったなあ。デス・プルーフとロケットマン、それからゾンビ3D…。およそ女が選ぶ作品群じゃないね。さすが俺様!

評価別集計
★ 5… 0
★ 4… 7
★ 3.5…1
★ 3… 38
★ 2… 254
★ 1… 57
★ 0.5…1

やっぱなかなか★5は難しいですな。でも、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」と「デスペラード」のロドリゲス2作品は惜しかった。
それにしても、★2が254作品と圧倒的なのはいつものこととして、★1以下作品が★3以上作品を凌駕しているのは何ともやりきれない。
そして面白かったと言える★3以上作品対詰まらない★2以下作品の比率、今年は46:312で、悪いと思っていた昨年の1:4をまたまた更新。1:6.5になってしまった。どんどん厳しくなる。私の所為か~?
面白映画は少ないのにロドリゲス作品を集中的に見ている訳だから、こりゃロド×タラに走ってもしょうがないや。

特に印象に残った作品
1月7日 フロム・ダスク・ティル・ドーン(中古ビデオを買い取り完了) ★4
1月19日 忍/SHINOBI(邦画って度胸あるよね) ★2
1月24日 クン・パオ(親指は面白くなかったが、なかなか) ★3
2月11日 フォーエバー・フィーバー(フロムシンガポール!) ★2
2月16日 スキージャンプ・ペア~Road to TORINO2006 ★4
2月18日 ブラックボード/背負う人(フロムイラン!) ★1
3月13日 デスペラード(指名手配中。殿堂入り決定) ★4
3月25日 ZEBRAMAN ★3.5
3月26日 天使の牙B.T.A.(邦画って…以下略) ★1
4月 ロッキー(シリーズ1~5) ★2~3
4月28日 オー・ブラザー! ★3
5月9日 ブルー・ストリーク(マーティン・ローレンス!) ★3
6月15日 ファンシイダンス(勉強になりました) ★3
6月23日 ゴッド・ディーバ(フランスのオタク) ★2
7月12日 ダニー・ザ・ドッグ(ジェット~) ★3
7月31日 谷岡ヤスジのメッタメタガキ道講座 ★2
8月5日 アトミック・カフェ ★2
8月 新猿の惑星以下完結まで ★2
8月~9月 キル・ビル(1・2殿堂入り) ★4、3
9月19日 かもめ食堂 ★3
9月22日 スキヤキ・ウエスタン/ジャンゴ(タラ~!) ★4
10月8日 プラネット・テラーinグラインドハウス(ロドや~ん!) ★3
10月30日 ブラボー火星人2000(ディズニーの快挙) ★3
11月10日 タイタス(アランちゃ~ん!) ★2
11月30日 コアラ課長(良くも悪くも、河崎実) ★2
12月1日 マルコヴィッチの穴(伝説のタイトル) ★3
12月2日 デス・レース2000(ロジャー・コーマ~ン!) ★3
12月9日 大巨獣ガッパ(噂のタイトル殿堂入り) ★1

ロド×タラは言うまでもないことであるが、マーティン・ローレンス、スティーブ・ザーン、アラン・カミングも、新たなるカワイコちゃんとしてお気に入りに追加。アントニオ・バンデラスは、ロドリゲス組として確変昇格。
ロッキーシリーズと、猿の惑星シリーズの完全制覇が大きな成果。
「大巨獣ガッパ」を、詰まらないなりに殿堂に入れたことにより<B級作品の蒐集>を新たな命題と為す。今にすれば惜しい、「クイーン・コング」に「デス・レース2000」…。
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クリスマス・クリスマス

2007年12月29日 23時01分35秒 | 邦画>★★
2004年/邦/山口博樹監督/大倉孝二 伊藤歩
2007年12月17日 日テレ月曜映画

【あらすじ】
同棲4年目の健太(大倉)と美和(伊藤)は、倦怠期の真っ只中。
ある夜、いつものように美和とケンカして家を飛びだした健太は、銭湯で「ファンタジー保存協会」という秘密組織の3人組と出会う。世の人々を楽しませるためファンタジーを<演出>する世界規模の組織だというのだが、やっていることは雪男やUFOにカッパ、人面魚などオカルト伝説の捏造。見るからに怪しげな団体だが、行き場のない健太は、アジトに住まわせてもらうため入会する…。

(goo映画より引用)

これがワハハなのか!?笑えも泣けもしないわ。へー。意外とワハハ本舗って…。
元気ハツラツ元気安を久々に見て、微笑ましい気分に。あ。安がどうして心和む存在か、ちょっと解ったぞ。…それが何故かは、内緒です。
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ソフィーの選択 Sophie's Choise

2007年12月29日 14時41分58秒 | 洋画>★★
1982年/米・ユーゴ(スラビア)/アラン・J・パクラ監督/メリル・ストリープ ケヴィン・クライン ピーター・マクニコル
2007年12月28日 日テレ シネマナイトファンタジー

【あらすじ】
舞台は第二次大戦直後のN.Y.。作家を目指して、南部のど田舎から上京(?)したスティンゴ(マクニコル)22歳。彼が住むことにしたアパートには、ソフィー(ストリープ)とネイサン(クライン)の同棲カップルが先住していた。
綺麗で、優しくて、大人の魅力溢れるソフィーにおぼこ青年は胸キュン!しかし彼女のパートナーネイサンは、これまた既成概念に囚われない博識完璧人間!スティンゴは親友として二人の幸せを見守りつつ、執筆活動に打ち込んだ。
しかし、時々暴れん坊になるネイサン。そんな時ソフィーの支えとなったスティンゴは、彼女の過去、子供が居たこと、アウシュビッツの強制収容所でのことを明かされる。そしてネイサンの兄から告白された、衝撃の真実。
果たして3人の行く末は…。


見る前、圧倒的に「ソフィーの世界」にイメージを乗っ取られた!哲学モノじゃないのよね…。
ソフィーがアウシュビッツで迫られた、究極の選択<どちらかの子供を選べ>。こんな言葉が、天災でなく、どうにもならない崖っぷちでなく<人間の面白半分から>発せられるとは。戦争の狂気とは、どれほど罪深いというのだろう。
私がアウシュビッツに触れた最初の記憶は、里中満知子の「海のオーロラ」ドイツ編だが、あれからまだまだほんの少ししか知識を深められないでいる。そりゃー貪欲に知ろうと思えば、幾らでも触れられるんだろうけども。
こういう映画を見る機会があって、ちょっと得した感じはします。
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予言

2007年12月26日 23時12分26秒 | 邦画>★★
2004年/東宝/鶴田法男監督/三上博史 酒井法子 山本圭 吉行和子
2007年12月25日 TBS年末シネマシアター

【あらすじ】
お盆の帰省から戻る道すがら、里見(三上)は娘の事故死が記載されたキモい新聞を見る。直後に記事通り娘を失ってしまった里見夫婦。それをキッカケに二人は別れ、3年経過。
元妻綾香(のりぴー)は大学で<恐怖新聞>を研究し、里見は高校教師に成り下がっていた。しかしそんな里見の教え子の中に、新聞記事を予知する女子(堀北真希)が居た。
預言者御子柴(吉行)の念写に写り込んだ里見の顔、恐怖新聞研究者鬼形(山本)の行方、綾香の死亡予告を阻止した里見に待ち受ける運命とは!?


JR福知山線脱線事故を予言していた!…というか、あれだけ事件事故を山盛り登場させてたら、どれか似たような件がヒットするか。
チャイルドシートが外れなかったら、車を移動させんかい!
小野真弓の顔が大変なことになる場面があって、レビュワーの<怖いポイント>の支持を受けていた。
が、そのお姿は真・女神転生3ノクターンの祐子先生に降臨したアラディア様のようであった。…ちゅーか、ブルブルしてる分だけアラディア様の方が怖い。負けてるぞ、小野真弓。
ペルソナ2罰でお馴染みの「アカシック(レコード)」というキーワードの解説もあって、怖いより親近感を覚えてしまう。オカルト知識はゲームから!
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サンタクロース Santa Claus

2007年12月25日 23時02分27秒 | 洋画>★★
1985年/米・英/ジュノー・シュウォーク監督/サンタクロース(本人) ダドリー・ムーア ジョン・リスゴー
?年 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
北極圏の心優しき樵が、妖精たちに選ばれて<サンタクロース>に任命された。
おもちゃ作りの助手に選ばれた妖精パッチ(ムーア)は、効率を重視しすぎて粗製乱造。不良品が出回ってしまったため、助手を外されてしまった。
傷心のパッチはサンタを見返してやろうと、トナカイが空を飛ぶための魔法の粉を持ってニューヨークへ。強欲玩具メーカーの社長(リスゴー)に取り入って、空飛ぶキャンディで全世界をあっと言わせた!
しかしこの魔法の粉は取扱注意、爆発の危険が…。


狙った訳ではないが、クリスマスに相応しい作品となりました。

「オズの魔法使い」で有名なライマン・フランク・ボームが、「サンタクロースの冒険」という本をも書いていたのを、ちょっぴり思い出した。手作りオモチャだよなあ、やっぱ。
ダドリー・ムーアにジョン・リスゴーが分かる!成長してるなあ~。って、コメディサイドばかりが…わはは。
これまた先日の「竹取物語」の後に録画してあったのだが、兄ちゃんは何故こんな映画を…???謎だ。
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キャッツ&ドッグス Cats & Dogs

2007年12月24日 22時21分00秒 | 洋画>★★
2001年/米/ローレンス・ガターマン監督/ジェフ・ゴールドブラム エリザベス・パーキンス
2007年12月14日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
猫による世界征服を企む、ペルシャ猫ティングル。ライバルである犬を絶滅させんがため、犬アレルギーを抑える新薬研究の最先端ブロディ教授(ゴールドブラム)暗殺を企む。しかし犬は犬で、この研究を成功させるため教授と研究を警護するスパイを送り込んでいた。
ところがこのスパイ犬の世代交代に当たってエラー発生!何の事情も知らない、可愛いだけのビーグル犬ルーが選ばれてしまった!
ご近所のエージェントたちにフォローしてもらいながら、何とか教授たちを守るルー。そして遂に新薬は完成した。…のだが…。


「スクービー・ドゥー」が撮れる技術がある一方で、明らかにヌイグルミなこんな作品もあるんですねえ。猫可愛い!
シナリオも可愛い犬猫たちに頼りきった情けなさで、公開から5年以上経過してようやく<地上波初登場>も頷ける。
「ジュラパ」に「ザ・フライ」、おまけに「インデペンデンス・デイ」と、ちょっとキチな学者役が目立つジェフ・ゴールドブラムがまたもや。そんなに知性派にも見えないが…。顔が恐いので、ファミリー映画にはどうかなあ。
因みに、オリジナル吹き替えでジョン・ロヴィッツおじさんが活躍しているそうな。どの子を演ったかは不明。猫だったら嬉しい。
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ナショナル・トレジャー National Treasure

2007年12月23日 23時40分51秒 | 洋画>★★
2006年/米/ジョン・タートルトーブ監督/ニコラス・ケイジ ダイアン・クルーガー ジャスティン・バーサ ショーン・ビーン ジョン・ヴォイト
2007年12月23日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
ご先祖から、フリーメイソンの埋蔵金所在地のヒントを代々受け継いできたゲイツ家。
最末裔のベン(ニコ)は、とうとうヒントに書かれた船を極北で発見。次なる手掛かりを掴む。…が、スポンサーのイアン(ビーン)は財宝を独り占めしようと、ベンを裏切り独自の探索班を結成、対立する。
独立宣言書の裏面に描かれた地図、地図を見るための眼鏡を隠した場所の手掛かりとなる暗号…時には鬼ごっこや隠れんぼをしつつ、FBIを巻き込んでアメリカ東部を右往左往!


こんなに街中ばっか走り回る映画とは思ってもみなかったさ。
序盤の雪中シーンは寒くなさそうだし、墓の下の高所でもスリルゼロ。
思うに、あれだけの地下設備を建造したら、それに携わった人の口から噂は存分に流れて然るべきなのだが。
更に、N.Y.でしょ。地下鉄やらで散々地下は掘られ探られしてるはずで、あんな穴ぼこが未発見の筈がない。「そこがフリーメイソンの圧力で」ということなら、宝の在り処は謎でなく、ニコたちの宝探しも早々に潰される筈なのだ。
そもそもあそこいらの地質で、あんな穴ぼこが掘れるのかなあ?あんなに深く掘ったら当然浸水もするだろうし、宝の保存に適しているとも思えない。
シナリオ自体はアドベンチャーゲームみたいで面白かったが、設定は甘いな。「そんなことは考えなくてもいいんだ」という開き直りが、必要。
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大奥

2007年12月23日 00時23分29秒 | 邦画>★★
2006年/邦/林徹監督/仲間由紀恵 西島秀俊 井川遥 及川光博
2007年12月22日 フジ 土曜プレミアムステージ

【あらすじ】
時は江戸時代将軍徳川家継の頃。大奥史一大スキャンダル<絵島生島事件>を、糞甘ったるく、ソフトにドラマ化。

私の知っている「絵島生島事件」とは大分様子が違うが…。しかし今年は、やたらと生島新五郎がピックアップされたなあ。いや、モーニング連載中の「かぶく者」で生島新五郎が登場したから、目に入り易くなってるだけかな?
私はテレビ、特にドラマやバラエティを観ないので、ドラマ版「大奥」なんぞは勿論未見。当然期待もなんもせず、義務として観た感じだ。
巷の評価では<女の嫌らしさ>を描いて絶賛されていたようだが、この映画版ではあんまりそんなこと感じなかったなあ。鈍感なだけ?いや、鈍感者にも「恐っわ~」と思わせてこそ。そこが監督の技量なのだろうが。
いつだったかつい先日放送された(確か日テレ)歴史バラエティの<絵島生島事件>の大奥の方が、数段恐かったな。頑張れ、林徹。
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フォルテ Town & Country

2007年12月22日 13時00分16秒 | 洋画>★★
2001年/米/ピーター・チェルソム監督/ウォーレン・ビーティ ダイアン・キートン ゴールディ・ホーン ギャリー・シャンドリング
2007年12月21日 フジ ミッドナイト・アート・シアター

【あらすじ】
銀婚式を迎えたポーター(ビーティ)とエリー(キートン)のストダード夫婦。円満家庭を演じる裏で、ポーターはチェロ奏者の女(ナスターシャ・キンスキー)と浮気していた。
幼馴染グリフィン(シャンドリング)の夫婦は、夫の浮気が原因で離婚となった。…ってのに、ポーターはグリフィンの女房(ホーン)とまた浮気。
ポーターとグリフィンは雪山へバカンスに出掛けるが、そこでまたアンディ・マクダウェルやら金物屋のオネエチャンやらと怪しい雰囲気。
N.Y.へ戻ればチェロ奏者は妊娠し、エリーの授賞式でマクダウェルの父チャールトン・ヘストンは発砲騒ぎ、いよいよ浮気がバレて離婚の危機、グリフィンはグリフィンでゲイのカミングアウト、それでも雨降って地固まる!?


やたら出演陣が豪華なのだが、何が言いたいのかはイマイチ不明。
というか、キャストクレジットを見ただけで<豪華>と理解できたことが凄い!3年前では考えられなかったことだ。俺は偉いなあ。成長を実感させてくれてどうもありがとう。それだけの映画でした!
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エイリアン ALIEN

2007年12月19日 23時26分21秒 | 洋画>★★
1979年/米/リドリー・スコット監督/トム・スケリット シガニー・ウィーバー ジョン・ハート ヤフェット・コットー ハリー・ディーン・スタントン イアン・ホルム ヴェロニカ・カートライト
2007年12月19日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
貨物運搬中の宇宙船が、SOS信号らしきものをキャッチ。発信源を確認に行くが、そこには巨大異星人の宇宙船とその遺体、そして謎の卵群が。
卵から飛び出したメガロパ幼生に顔面をガッチリキャッチされてしまったケイン(ハート)。副船長リプリー(ウィーバー)の反対を押し切って、ケインを船内に入れてしまったからさあ大変!
ケインのお腹を突き破ってチビエイリアン誕生、あっと言う間に2メートルまで成長し、クルーを次々と襲いまくる!


以前観た時は、すんごく恐く感じたものだが…。端折りのせいか?それとも歳のせいか???
CM時に通常この枠では劇場公開映画の宣伝をしないのだが、「エイリアンvsプレデター2」を散々やってくれた。ということは、「1」の木曜洋画放送も近いか?「AVP」放送するなら、やっぱ木曜洋画だよなあ(期待。
チビエイリアン探索中に突然現れた猫ジョーンズちゃん。あの子もやっぱりコールドスリープしてたのだろうか。そして最後、リプリーが宇宙空間にエイリアンを放り出す際どうなってしまったのか…気になる!…つーか、そんなことばっか気にしてねーでもっと恐がんなきゃダメだよね。
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