ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第230回」

2018-09-03 |   ビタペクト配布活動
 9月3日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第230回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクトを4個を渡しました。  
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2630個、セルロースの合計は150個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2193部となりました。
 今回で通算246回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2630人の子どもにビタペクトを、約143人の子どもにセルロースを、2193家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。


(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html



(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。

 今回は1家族がミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から保養に来ていました。

 お父さんとお母さんが10人の子どもと姪を2人引率していました。

 この家族は2012年と2015年にも保養滞在していたことがあります。
 そのときのようすについてはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第137回」(家族B)
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第183回」(家族B)

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクトを1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時8歳)8ベクレル → 7ベクレル → 9ベクレル
長女(18歳)44ベクレル ○ → 21ベクレル △ → 20ベクレル ○
長男(16歳)23ベクレル ○ → 29ベクレル △ → 14ベクレル
次女(14歳)39ベクレル ○ → 24ベクレル △ → 16ベクレル
次男(13歳)31ベクレル ○ → 39ベクレル △ → 15ベクレル
三男(11歳)31ベクレル ○ → 33ベクレル △ → 21ベクレル ○ 
四男 (9歳)26べクレル → 23ベクレル △ → 16ベクレル
五男 (7歳)21ベクレル → 31ベクレル △ → 12ベクレル
六男 (5歳)41ベクレル △ (2015年初測定)→ 20ベクレル ○
三女 (2歳)(今回初測定)14ベクレル
四女(生後6ヶ月)(今回初測定)0ベクレル
姪 (14歳)21ベクレル ○
姪 (13歳)16ベクレル

 生後6ヶ月の末っ子ちゃんがちゃんとWBCでお座りしてたのかと思うとびっくりですね。
 お父さんは用事で不在だったため測定を受けることができなかったそうです。
 
 全体的に見て、前回と前々回の結果より、ずっとよい数値でした。(^^)

 子ども達は比較的健康とのことでした。
 ただ三男は皮膚病があって、塗り薬を塗っているが、効果がないということでした。
 お母さん自身は高血圧、お父さんはリューマチを発症し、10人の子育ては大変だと話していました。

 今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、日本語で子どもの名前を書いたカード、日本のかわいいシールなどをプレゼントしました。
 とても仲の良い兄弟姉妹で、プレゼントの品も分け合っていっしょに遊んでいました。(^^)
 
 画像は記念撮影した様子です。
 ただ、お父さんと年長の子ども達は通学などで、ここに写っていません。
 お父さんは保養滞在しながら、仕事に行っています。
 保養所に寝るために滞在しているようなものですね。
 でも、このような形の保養も認められるのであれば、成人男性でも保養に行きやすいな、と思いました。
 日本で保養を導入するときのご参考までに書いておきます。 

 最後になりましたが、ビタペクトの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。