7月27日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第180回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト3を6個、セルロースを2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2365個、セルロースの合計は28個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2100部となりました。
今回で通算195目の配布となりました。
延べ人数ですが、2365人の子どもにビタペクトを、2100家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はビタペクト3の在庫がなくなり、不足分はセルロース(1個で2人分)で補うことになりました。被爆量が高かった子どもに優先してビタペクト3を渡しています。
チロ基金は以前にもビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はミンスク(チェルノブイリ原発から約50キロ)から2家族が来ていました。
(家族A)
ご両親と9人の子どもが保養滞在していました。この家族には5個のビタペクト3と1個のセルロース(キクイモ入り)を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1人1個ずつ、△印の子どもにセルロースを2人に1個渡しました。
母親(事故発生時10歳)17ベクレル
長女(15歳) 33ベクレル ○
長男(14歳) 27ベクレル △
次男(13歳) 35ベクレル ○
次女(11歳) 42ベクレル ○
三女(10歳) 23ベクレル △
四女 (9歳) 42ベクレル ○
三男 (8歳) 36ベクレル ○
四男 (6歳) 19ベクレル
お父さんと1歳の五女は測定をしていません。
子どもたちの健康状態についてご両親にお話をうかがいました。
子どもたちは比較的健康だそうですが、四女だけが半年ほど前から、胸や腹部、背中の痛みを訴え、よく頭痛も起こしているそうです。心臓の検査を受けましたが、異常はなく、どうしたらいいのか分からないままになっているそうです。
お父さんはソリゴルスク(チェルノブイリ原発から約230キロ)の出身で、結婚後1999年にミンスクに引っ越しました。子どもたちは全員ミンスクの生まれです。
お母さんはスルツク(チェルノブイリ原発から約250キロ)近くの村の生まれで、毎年子どもたちを実家の村に連れて行っています。そこでとれた野菜や牛乳を飲んだり食べたりしているのですが、その村は汚染地域に指定されたことはなく、もちろん食品を測定したことはないそうです。
ミンスク在住の子どもたちなのに、被爆量が高いのはこのお母さんの実家で食べている物のせいかもしれません。測定をしてみないと確定できませんが、可能性があると思います。
(家族B)
お母さんが5人の子どもを連れて保養滞在していました。この家族には1個のビタペクト3と1個のセルロース(キクイモ入り)を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個、△印の子どもにセルロースを2人に1個渡しました。
母親(事故発生時5歳)19ベクレル
長女(13歳) 28ベクレル △
長男(12歳) 29ベクレル ○
次男 (4歳) 19ベクレル △
三男 (2歳) 24ベクレル
生後5ヶ月の五男は測定していません。子どもたちは冬場風邪をひく以外は健康だそうです。 このお母さんの祖父母は生前ゴメリ州レチツァ(チェルノブイリ原発から約110キロ)郊外の村に住んでおり、お母さんが子どものときは毎年夏はこの田舎で過ごしていたそうです。また年上の子どもたちが幼かったときにもこの田舎行って、そこで採れた野菜などを食べていたそうです。
しかし今はミンスク市内の食料品店で売られている食品を食べています。
お母さんは子どものときに、自分のおばあさんから「チェルノブイリ事故が起きたときに、放射能を含んだ雲が、村の上を通過した。」という話を聞いたそうです。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。
画像は記念撮影した様子です。保養とは関係ない人も数名写っていますが・・・(^^;)
最後になりましたが、ビタペクト3とセルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト3を6個、セルロースを2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを2部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2365個、セルロースの合計は28個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは2100部となりました。
今回で通算195目の配布となりました。
延べ人数ですが、2365人の子どもにビタペクトを、2100家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215
(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13
(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b
(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/bb1fb7afb4cac464789e2684181e7d42
(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)
http://www.belrad-institute.org/
(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80
今回はビタペクト3の在庫がなくなり、不足分はセルロース(1個で2人分)で補うことになりました。被爆量が高かった子どもに優先してビタペクト3を渡しています。
チロ基金は以前にもビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a
今回はミンスク(チェルノブイリ原発から約50キロ)から2家族が来ていました。
(家族A)
ご両親と9人の子どもが保養滞在していました。この家族には5個のビタペクト3と1個のセルロース(キクイモ入り)を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1人1個ずつ、△印の子どもにセルロースを2人に1個渡しました。
母親(事故発生時10歳)17ベクレル
長女(15歳) 33ベクレル ○
長男(14歳) 27ベクレル △
次男(13歳) 35ベクレル ○
次女(11歳) 42ベクレル ○
三女(10歳) 23ベクレル △
四女 (9歳) 42ベクレル ○
三男 (8歳) 36ベクレル ○
四男 (6歳) 19ベクレル
お父さんと1歳の五女は測定をしていません。
子どもたちの健康状態についてご両親にお話をうかがいました。
子どもたちは比較的健康だそうですが、四女だけが半年ほど前から、胸や腹部、背中の痛みを訴え、よく頭痛も起こしているそうです。心臓の検査を受けましたが、異常はなく、どうしたらいいのか分からないままになっているそうです。
お父さんはソリゴルスク(チェルノブイリ原発から約230キロ)の出身で、結婚後1999年にミンスクに引っ越しました。子どもたちは全員ミンスクの生まれです。
お母さんはスルツク(チェルノブイリ原発から約250キロ)近くの村の生まれで、毎年子どもたちを実家の村に連れて行っています。そこでとれた野菜や牛乳を飲んだり食べたりしているのですが、その村は汚染地域に指定されたことはなく、もちろん食品を測定したことはないそうです。
ミンスク在住の子どもたちなのに、被爆量が高いのはこのお母さんの実家で食べている物のせいかもしれません。測定をしてみないと確定できませんが、可能性があると思います。
(家族B)
お母さんが5人の子どもを連れて保養滞在していました。この家族には1個のビタペクト3と1個のセルロース(キクイモ入り)を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果は以下のとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個、△印の子どもにセルロースを2人に1個渡しました。
母親(事故発生時5歳)19ベクレル
長女(13歳) 28ベクレル △
長男(12歳) 29ベクレル ○
次男 (4歳) 19ベクレル △
三男 (2歳) 24ベクレル
生後5ヶ月の五男は測定していません。子どもたちは冬場風邪をひく以外は健康だそうです。 このお母さんの祖父母は生前ゴメリ州レチツァ(チェルノブイリ原発から約110キロ)郊外の村に住んでおり、お母さんが子どものときは毎年夏はこの田舎で過ごしていたそうです。また年上の子どもたちが幼かったときにもこの田舎行って、そこで採れた野菜などを食べていたそうです。
しかし今はミンスク市内の食料品店で売られている食品を食べています。
お母さんは子どものときに、自分のおばあさんから「チェルノブイリ事故が起きたときに、放射能を含んだ雲が、村の上を通過した。」という話を聞いたそうです。
今回も子どもたちに折り紙、折り鶴、折り鶴の作り方(千羽鶴プロジェクト)、日本語で子どもの名前を書いた絵葉書、着物から作った巾着袋をプレゼントしました。
画像は記念撮影した様子です。保養とは関係ない人も数名写っていますが・・・(^^;)
最後になりましたが、ビタペクト3とセルロースの購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に深くお礼申し上げます。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。