2022年1月31日。降雪

　2022年1月31日。今日は午前中、雪が降り続きました。かなり積もりました。

　ミンスク市の中心部にある橋梁が崩落した事故を受けて、ミンスク市内の立体交差部部分の橋梁が検査が行われました。その結果、7箇所の橋梁部分に危険性があり、これらも順次建て替えられていくことになりました。
　それまでその付近を歩くのが怖いですね。

　
　3月から年金支給額を上げることが決定しました。インフレが進むベラルーシ。年金生活者や障碍者、生活困窮者は食料品を10パーセント引きで購入できる制度ができて約2週間。一長一短あるようですが、私の夫は満足しています。
　
　ベラルーシで働く医師は全員、いわゆるボーナスが出されることになりました。コロナウイルスとの闘いに対してのボーナスです。

　今週末から北京オリンピックが始まりますが、今月11日にベラルーシのノルディックスキーの女子選手２人が、野党を支持したという理由で競技への参加を禁止されたと主張して、ニュースになりました。
　スビアトラーナ・アンドリウクとダリヤ・ドリドビッチの2選手は、ベラルーシ・スキー連合が先月、国際スキー連盟（ＦＩＳ）主催大会に選手が参加するために必要な個人識別番号を無効にしたため、主要な国際大会の予選を含む公式競技に参加できなくなったと発言。
　また、ベラルーシ・スキー連盟会長も11月にスポーツ関係者に対して、この２選手の国際大会出場と国内のトレーニングキャンプへの参加を禁じる措置を取るよう命令したそうです。

　アンドリウクは「スポーツ関係者は私が野党支持者だと非難してきた。これまで自身の政治的見解を公にしたことはなく中立の立場だったのに、圧力により北京冬季五輪への出場権がかかった大会の欠場を強いられた。もうここ（ベラルーシ）には住めない。ポーランドへ移住する」と発表しました。

　先月17歳になったばかりのドリドビッチは、スキー競技で五輪に７回出場した父で、トレーナーでもあるセルゲイ・ドリドビッチがベラルーシ大統領に抗議していたことが背景にあると指摘しました。父の考えに共感しているものの、自分自身は競技への参加を禁止されるような不正は行っていないと主張しました。

　セルゲイ・ドリドビッチは現在の政権に対する抗議に参加し、暴力に反対して繰り返し発言し、公正な選挙のための手紙に署名し、政治犯を支援しました。そのため、トレーナーから解任され、親子揃ってトレーニングセンターから追い出されました。
　これでは、オリンピックどころではありません。
　ダリヤ選手はジュニアの試合に出て、何度も優勝したことがあるという将来有望な選手なのですが、これからどうなるのか。
　セルゲイ・ドリドビッチのほうは、娘のことはもちろん、現在のベラルーシのスポーツ界を巡る状況が非常に思わしくないと嘆いています。つまり、こんなことでは、メダルなどなかなかベラルーシ全体が手に入れることが難しいということです。
　北京五輪の結果はどうなるでしょうか。
　

ベラルーシのコロナウイルス感染者74万2953人。死者数6052人。医療現場が混乱？

　2022年1月31日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は742953人になりました。1日の新規感染者数は1965人で減りました。しかし新規検査数も172365件と約25万件減っています。どうしても月曜日は検査数も減りますね。前日の日曜日の検査数が発表されるため、どうしても日曜日は検査する側も休んでいます。
　
　死者数は6052人です。

　733526人が回復しました。

　1172万件を越える検査数となりました。

　
　今日、朝からミンスク市内の複数の診療所で、入口前に長蛇の列ができ、さらに内部でも診察待ちの人が廊下はもちろん階段にもつながっているという異常事態が起きました。
　診療所の周りでとぐろを巻いている人の列を撮影した画像や、診療所内の大混雑のようすをスマホで撮影した人が動画をネット上に上げたので、ニュースになったほど。
　コロナが大流行して、医療従事者が感染し、仕事ができなくなったからではないかという憶測が流れ、それを打ち消すためにベラルーシ保健省が、それは原因ではありません、とわざわざ報道しました。月曜日の朝、診療所のドアが開く前に人が開くのを待っていたから、ということが原因だそうです。
　それにしても、診療所の中も人が大勢いるのですが・・・。3階の診察室の前に並んでいる病人の列の最後が1階まで続いている状態です。

2022年1月30日。やや気温が下がる

　2022年1月30日、やや気温が下がりました。雪もけっこう積もっています。

　国境地帯の難民収容センターにはまだ1500人の難民が留まっているそうです。帰国便に乗ることも拒否。今でもEU圏内に入ることを希望している人の数がこれだけあるということです。

　ベラルーシのマスコミもウクライナをめぐる情勢について連日報道しています。
　隣接した国のことで、しかもロシアとの連合軍がウクライナ軍と戦闘しないといけない状況になるかもしれず、今まで兄弟国同士だった関係が崩れてきて、心配しているベラルーシ人も多いです。ウクライナ系のベラルーシ人もいるし、ウクライナに親戚がいるベラルーシ人も大勢います。また大統領選挙後はベラルーシからウクライナへ政治的・経済的理由から移住した人もたくさんいます。
　国交断絶などしてほしくないですね。
　
　ちなみにうちの子はウクライナに友達（高校生）がいて、ネット上で共通の趣味の日本のアニメのことなどおしゃべりしているのですが、この高校生がウクライナ東部のドネツクなどに住んでいないせいか、それとも楽しくない話題だから避けているのか、ロシアのウクライナ侵攻危機について全く話題になっていないそうです。
　ただ、楽しくアニメの話をしているだけ。
　しかし、ウクライナとベラルーシの間にまだネットが繋がっている状態だからこそ、今のうちに楽しく友達付き合いしておきたい、という考えが双方にあるようです。

「戦争？　起きないよ。ロシアはそんなに得しないから。」という意見のベラルーシ人も私の周囲にはいます。
　ともかく戦争はもちろん、侵攻なども起きてほしくないですね。

ベラルーシのコロナウイルス感染者74万988人。死者数6039人。新規感染者数過去最多記録更新

　2022年1月31日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は740988人になりました。とうとう74万人台です・・・。
　1日の新規感染者数は2387人で、再び最多記録を更新しました。1日の新規検査数は43184件でこの数字も増えました。

　死者数は6039人です。

　732012人が回復しました。

　1169万件を越える検査数となりました。

　ベラルーシでは今コロナウイルスだけではなく、いわゆる香港風邪（A型インフルエンザ）も同時に流行しているそうです。（と報道されているけれど、注目もされていない感じです。）

　

　



　

2022年1月29日。雪は溶けたり凍ったり

　2022年1月29日。気温は零度のあたりを行ったり来たりしており、雪が溶けたり凍ったりしています。足元が悪いです。

　ポーランドからベラルーシに亡命申請した元軍人、エミル・チェチコは、ポーランドの報道を信じてはいけないとし、ポーランド国境警備という任務を行っているポーランド兵士の死を悼み、また不法入国しようとした難民が殺害されたことについて、ハーグ国際裁判所に訴えたことを明かしました。

　ベラルーシ国営メディアは、ポーランド軍がベラルーシの国境警備隊員を身柄拘束し、亡命したチェチコ氏と身柄の交換をしようと図っていると報道しました。

　ロシア大統領報道官は、北京五輪でロシア大統領とウクライナ大統領が体面し、協議を行う可能性があると述べました。
　話し合いがうまくゆき、文字通りオリンピックが平和の祭典になればよいですね。
　

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万8601人。死者数6024人。感染者数最多記録更新

　2022年1月29日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は738601人になりました。1日の新規感染者数は2302人でまた最多記録を更新しました。ただし、1日の新規検査数も40074件と大幅に増えています。

　死者数は6024人です。

　729763人が回復しました。

　1164万件を越える検査数となりました。

2022年1月28日。ベラルーシは守られる

　2022年1月28日、ベラルーシ大統領は国民に向けてのメッセージの中で、もしベラルーシが（NATOなどに）攻撃を受けたら、国境地帯に数十万のロシア軍が駆けつけ、ベラルーシ軍と合同で国境を守ることになっている（ロシア政府と合意していますよ）と話しました。ベラルーシ人にとっては心強いですね。もっともNATO軍やウクライナ軍がベラルーシに攻撃してくるでしょうか。

　他にも、いつ自分が大統領が辞任するかについて、現在ウクライナとロシアの間で緊張が高まっていることを受けて、自分が国の最高司令官であるので、必要とされている間は辞任しない、平和であれば、辞任して自分は縁の下の力持ちになると述べました。
　
　
　ロシア外相はロシアは戦争を望んでいない。が、ロシアの国益が損なわれるのは看過できない、と発言しました。つまり、NATOがウクライナ問題に干渉してきたら、ロシアとしては本意ではないが、対抗措置を取る、ということです。

　ポーランド国境警備隊は、対ベラルーシ国境地帯で、難民の格好をしたマネキンを発見したと発表しました。

　ロシアの政治家メドヴェージェフ氏（前ロシア大統領）が、ベラルーシとロシアの間に統一貨幣を導入することを提案しました。
　この話はずっと前から存在しており、最初は2005年に統合させてしまう（ベラルーシ・ルーブルを廃止し、ロシア・ルーブルだけに統一する）予定だったのが、消えてなくなり、その後も何度か思い出したように誰かが言い出していたのですが、現時点ではベラルーシ・ルーブルはそのまま流通しています。
　確かに貨幣を同じにしてしまうと、貿易にプラスにもなるし、それ以前に軍備の予算も立てやすくなります。つまりロシア・ベラルーシ合同軍を動かしやすくなります。
　しかし、今ロシアのウクライナ侵攻が始まると、ベラルーシ・ルーブルの価値は大幅に下がるでしょう。弱い通貨となったベラルーシ・ルーブルを廃止してロシア・ルーブルだけにするとき、ベラルーシ・ルーブルの価値が弱ければ弱いほど、ロシア・ルーブル（ロシア経済）への負担が重くなり、ロシアにとってはいい話ではなくなります。

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万6299人。死者数6009人。過去最多感染者数

　2022年1月28日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は736299人になりました。1日の新規感染者数は2221人で、最多記録を大幅に更新しました。今まで2000人以上になることはなかったのに・・・突然2000人台でしかも2221人です・・・。
　新規検査数は26512件なので、特に多いとか少ないといった数字ではありません。急に陽性率がほぼ10％になった感じです。しかもこの検査数は再検査数も含んでいます。感染して、もう治ったことを確認するための検査数もここに入っているのです。

　死者数も6009人で、とうとう6000人台になりました・・・。

　727857人が回復しました。

　1160万件を越える検査数となりました。
　　
　

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万4078人。死者数5992人

　2022年1月27日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は734078人になりました。１日の新規感染者数は1974人です。増えていますが、1日の新規検査数も35747件と大幅に増えました。

　死者数は5992人です。

　725953人が回復しました。

　1157万件を越える検査数となりました。

2022年1月27日。交渉継続

　2022年1月27日。前日パリで行われていたフランス、ドイツ、ロシア、ウクライナの4カ国の政府高官級協議の結果、ウクライナ東部での停戦合意を無条件で支持することや、協議を継続することを共同声明で発表しました。

　停戦合意を無条件で支持するのは平和への一歩ですよ。しかし停戦に合意するならまずロシアがウクライナの国境近くに配備しているロシア軍を撤退させるという行動をまず起こさないといけないでしょう。
　その一歩をロシアが行動に移すかどうか。明日にはフランスとロシアの大統領が電話会談するそうです。

　今日夜中の3時40分頃、ウクライナ東部ドニプロにある機械製造工場で21歳の国民防衛隊員が、警備のためカラシニコフ銃を同僚から受け取った後、すぐに発砲し、その同僚を殺害。その後他の同僚らに次々と発砲し、少なくとも5人が死亡、5人が負傷（1人は女性）したと発表しました。
　銃を持ったまま容疑者は逃走。しかしすぐに身柄拘束されました。
　現時点では動機は不明です。ウクライナ内務省は大量殺人を図ったとして刑事訴追する方針です。
　現場となった工場ですが、通称ユージュマシュというソ連時代から続く国営工場で、バスの車両も製造していますが、他にも宇宙ロケットや人工衛星も製造している企業です。ソビエト初の核ミサイルや弾道ミサイルも開発・製造しています。（だから警備員が軍人で自動小銃を持っているんですね・・・。）
　今世界中から注目されているウクライナ東部にある工場で、どうして一青年がこのタイミングで大量殺人を図ったのか、よく分かりません。


　このウクライナとロシアの緊張状態ですが、「ロシアは侵攻する」「いや、しない」「プーチンはウクライナ東部地域をロシアに併合したいのだろう。」といった意見がいろいろとあります。
　私が思い出すのは、去年４月に68歳だったプーチン大統領が大統領選挙法を改正して、自分が83歳になる2036年まで大統領を続投可能にしたことです。あと15年は大統領のままでいたいということです。
　これはどうしてなのでしょう？　ロシア人の平均寿命を考えると、死ぬまでずっと大統領でいたいんだね、権力のためでしょ、お金のためでしょ、と思う人が多いと思います。
　でも実は、お金や権力のためではなく、プーチン大統領には具体的に「あと15年あれば、達成できる夢や目標がいくつかあるから」なのではないかと私は思います。ロシアの大統領としてやり残していることがある、ということです。これを全て完遂するのに15年必要ということです。複数あると思われる目標の一つにウクライナのことが入っているのは間違いないのだろうと思えてきます。

2022年1月26日。どう生きるか

　2022年1月26日、今日は雨も雪も降らず、風もない天気でした。

　　ポーランドの国境警備隊が、ベラルーシ側からポーランド側に発砲が認められたと発表しました。

ベラルーシ大統領は突然、ベラルーシでベラルーシ語を擁護する発言をしました。（愛国心を持つ国民を増やすため？）

　ベラルーシでは輸入野菜などの価格がこれ以上上がらないよう、価格統制に乗り出します。

　国内のスーパーでは、10％引きの価格で購入できる購買者（年金生活者、障碍者、貧困家庭、多子家庭など）用に値札を2種類用意するようになりました。

　ロシアの軍用機がベラルーシ国内に配置されました。

　今日はパリでロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの高官がウクライナ情勢について協議する予定ですが、話し合いはまとまるのか・・・

　ジャーナリストでユーチューバーのユーリイ・ドゥーヂが、ベラルーシから出国して異国の移民になったベラルーシ人についての動画を発表しました。正確な数ははっきりしていませんが、20万人のベラルーシ人が大統領選挙後、外国へ出国したとも言われています。その人達へのインタビュー映像が多いドキュメンタリー映画です。
　タイトルは　Как жить, если лишают родины　です。日本語に直訳すると「故郷を奪われるなら、どう生きるか」ですね。YouTubeで視聴できます。
　1日で200万人以上がすでに視聴しています。
　ちなみに監督のユーリイ・ドゥーヂはロシア人で、ベラルーシ人ではありません。
　
　
　


　

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万2104人。死者数5976人

　2022年1月26日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は732104人になりました。1日の新規感染者数は1897人で増えました。一方で新規検査数も26596件と多いほうです。

　死者数は5976人です。

　724102人が回復しました。

　1153万件を越える検査数となりました。

2022年1月25日。小雪

　2022年1月25日。今日は小雪が舞う一日でした。

　カナダや韓国などもウクライナから大使館職員や自国民に対して退避を勧告しました。（退避勧告と退避命令はちがうものですが。）
　いつウクライナが戦場になっても早めに対応しておこうということです。

　一方、NATO事務局長は、アメリカのテレビチャンネルCNNとのインタビューで、　北大西洋同盟はまだウクライナに軍事基地を配備しないと述べました。
　ロシアのウクライナ侵攻を回避できる何かをつかんでいるのかもしれません。

　ロシアがウクライナに侵攻するのを手助けすると見られているベラルーシ軍ですが、ベラルーシ政府はもしウクライナがエネルギー不足に陥った場合、電力を供給する用意があると述べました。

　カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンで今日、大規模停電が発生しました。2000万戸で電気がない状態です。

ベラルーシのコロナウイルス感染者73万207人。死者数5959人

　2022年1月25日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は730207人になりました。1日の新規感染者数は1403人です。減りましたが新規検査数もたったの6339件です。

　死者数は5959人です。

　722295人が回復しました。

　1050万件を越える検査数となりました。
　

ベラルーシのコロナウイルス感染者728804人。死者数5949人

　2022年1月24日の書き込みです。
　ベラルーシのコロナウイルス感染者数は728804人になりました。1日の新規感染者数は1944人です。1日の新規検査数は15432件なので感染拡大は広がったと言えます。

　死者数は5949人です。

　721221人が回復しました。

　1150万件を越える検査数となりました。


　先日、オミクロン株に感染していたことを公表したベラルーシ大統領ですが、ホッケーの試合に出ていたときに感染したと発表しました。
　とは言うものの、ベラルーシでスポーツの試合が中止になるといった対応策はベラルーシでは行いません。