ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2019年ヨーロッパ競技大会ミンスクで開催中

2019-06-21 | ベラルーシ生活
 日本の選手が出場しているわけではないので、日本では話題になっていませんが、今月21日からミンスクでヨーロッパ競技大会が開催されています。
 ヨーロッパ競技大会は今年で2年目の開催なのですが、今年は来年の東京オリンピックの予選を兼ねている競技もあり、ヨーロッパ人選手としては非常に重要な位置付けの試合となっています。
 参加国50カ国とあって、ベラルーシの国の威信もかけたスポーツイベント(国家事業)です。
 開会式の様子は、YouTubeでニュース映像を見ることができます。
 開会式なので、スポーツ競技はないですが、ベラルーシらしさが出ていて、ベラルーシのことを知らない外国人(西ヨーロッパの人たちも、ベラルーシのこと知らないです。ロシアとごっちゃになっている人が多い。)にとってはおもしろい内容だと思います。
 リンク先はこちら
  ベラルーシ文化に興味がある日本人の方は是非ご覧ください。

 (個人的にはマスコットキャラクターがキツネというのが気になる・・・。今ミンスクの街中はどこを向いてもこのキツネのレーシクだらけ。関連グッズもそこら中で売っています。それにしてもかわいいレーシクとずる賢そうなレーシクといろいろあるのはなぜ?)

 かわいくて健康的なレーシクの画像はないかなーと画像を検索していたら、変な画像を発見してしまいました。このゆるキャラは何? 右側のは、空手→東洋のスポーツ→東洋の強そうな生き物→竜(ドラゴン)かな? と思ったのですが、左のは?

 ベラルーシの空手チームの試合前の気合を入れた集合写真のようですが、謎のキャラが応援してくれていますね。
 記事を読んだら、結局ダリヤ・ドムラチェワが空手の練習をしてみた、というのがメインのニュースでした。ドムラチェワはバイアスロンの選手で、ソチ五輪で金メダルを3個取ったベラルーシでは国民的アスリート。もう引退しました。ドムラチェワ人気に乗っかった記事ですね。私はゆるキャラの方が気になったけど。

 30日まで競技は続きます。S夫は自分に関係があるアーチェリーと射撃の選手を応援していますが、せっかくなので、ベラルーシ選手全員の躍進を期待して、東京五輪につなげてほしいですね。

 
 

「日本とベラルーシをつなぐこども絵画展」お知らせ

2019-06-19 |   おりづるの旅
 すでに簡単にお知らせしていましたが、6月18日から23日まで豊橋市こども未来館ココニコで「日本とベラルーシをつなぐこども絵画展」が開催されます。
 ココニコのサイトはこちらです。

 この絵画展開催のために「日本とベラルーシを子どもの絵でつなぐ会」が立ち上げられました。
 代表は神野志保子さん。絵本「おりづるの旅」の作者でもあります。
 おかげさまで素晴らしいご縁がベラルーシと豊橋の間にできました。二つの民族の心をつなげてくれました。

 ほかにも豊橋在住の方々のご協力のおかげで、今着々と絵画展の準備が進んでいます。
 ベラルーシのことについてよく知らない日本人が多いので、ベラルーシについての説明パネルまで展示してくれるそうで、絵画だけではなく、国際的な理解を深める場にもなる予定です。
 ベラルーシについての日本語による情報提供、そしてベラルーシの子どもたちの作品を日本語教室の生徒3名が、豊橋まで持参して手渡したということで、日本文化情報センターが協賛となっております。後援してくださっている豊橋市にも感謝申し上げます。
 開催が今から待ち遠しいです。豊橋市民の皆様はベラルーシの子どもの絵を見てどんな感想を持つかな・・・マイナー国のベラルーシが豊橋で急に知名度の高い国になりそう・・・などと想像ばかりしています。
 作品を描いたベラルーシのハーモニー絵画教室の生徒さん、そしてエレーナ先生も絵画展が始まる前から大喜びで、豊橋の皆様に感謝の言葉でいっぱいで、あることをここでお伝えしておきます。このポスターの絵にはハーモニー絵画教室の生徒の皆さんが描いた絵が使われています。

 豊橋市、そしてお近くにお住いの皆様、ぜひ絵画展にお越しください!
 
 
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 訂正です。
 この記事に添付していたポスターの画像ですが、鑑賞可能な時間帯について、訂正事項がありましたので、正しい画像と差し替えました。
 鑑賞できる時間は、午後9時までです。
 夏至の季節、日が長くなっていますから、午後9時まで鑑賞できるなんて、喜ばしいことですね。ゆっくり子どもたちの絵が見られますね。

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 早速絵画展について、東日新聞で記事になりました。
 リンク先はこちらです。

  

ゴシケーヴィチ研究の書籍について

2019-06-03 |   イオシフ・ゴシケーヴィチ
 すでにお知らせしていましたが、ロシア語で書かれたゴシケーヴィチ研究の書籍がミンスクで出版されました。著者はミンスク州教育向上研究所のナタリヤ・オブホワ先生。
 タイトルは「イオシフ・アントノヴィチ・ゴシケーヴィチ 宣教師、外交官、言語学者、東洋学者」です。
 内容について微力ながらも、私もお手伝いをしました。ロシア語で書かれたゴシケーヴィチ研究の本としては、大変詳しく、また北京在住だった頃のゴシケーヴィチについて、このような詳しい文献は他にないと思います。
 この書籍はチロ基金が購入し、ベラルーシ各地の図書館に寄贈して、ゴシケーヴィチの功績を広めていきたいと考えています。
 ゴシケーヴィチもついにベラルーシの中学の歴史教科書に取り上げられたそうで、日本とベラルーシの交流の歴史の中でのキーパーソンとして、ベラルーシの若い世代に注目されてほしいと願っています。