にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

アベノミクス? ●ホじゃないのか? 単なるバブルです。

2013年04月18日 | 雅無乱日記

アベノミクスなる言葉が、巷を徘徊している。この言葉を冠した書籍が書店に平積みになっていたり…とか。

このようなものを称揚する光景に既視感があるのは私だけではないはず… 

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2005年のエントリー
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/0e1cd2fe86ef91b01cd2f529dd79a13e

当時は、小泉が首相で、蔵相だった竹中がTVに出まくってせっせと大衆の投資欲を煽っていた。

結果、多くの大衆はカモられ、「失われた10年」が「失われた20年」になっただけに終わったのは周知の事実である。


そもそも、アベノミクスで経済状況が今後上向いていく、などと本気で思っている人などいるのだろうか?

もしそう思っている人がいたら、歴史を学んだことがない人だろう。(バブルの勢いに乗って一時的にオイシイ思いをしてやろう、と思っている確信犯だけは、口だけ「日本の経済はコレからですよ~」なんてことは言うかもしれないが、そんな事本気で信じているはずがないと思われる。)


日本経済がどんな状況にあるかは、このサイトのこのグラフ(クリックで拡大)を見ると一発でわかる。

http://www.kanekashi.com/blog/2010/10/001401.html


高度経済成長がほぼ終わった'70年以降、飢えるほどの貧困は日本ではほぼ消滅した。

それまでの主要な活力源は、大雑把に言えば「貧困や飢えから逃れたい」というエネルギーだった。これを活力源として一億が必死で働いて経済成長を支えた時代は、ここで終焉したのである。

これについては、かなり以前のエントリーに書いた事があるので参照されたし。

 

「消費は美徳」の時代は終焉し「過剰消費はアホだ」という時代へ

要するに、買わなくても「間に合っている」という気分…、そして「そんなにまでして必死で働いて金儲けしなくてもええやんか…もうしんどいわ」という時代の気分が、多くの大衆に浸透したのだ。

それから先は、http://www.kanekashi.com/blog/2010/10/001401.html さっきのグラフにあるように、「市場が縮小してもらっては困る」という連中を中心に政府に圧力をかけ、大量の国債を発行させ、それで得た資金を市場にカンフル剤として投入することで、経済成長を偽装する時代が始まる。国債投入分を差し引けば、実質的に経済は縮小していっているのが事実である。

そこで新たな問題が登場する。

大衆は「もうエエわ」と思っているのに、政府から続々と資金が投入されてくる。この資金がダブついてくるのである。

「金」というのは、ふつうは、ただ持っているだけでは物価の上昇と共に目減りしていく。だから、金を持っている人間はそれを「いずれ必要になるときまで、うまく運用して増やしておこう」と考える。

'80年代後半になると、次のような理由で、それまで「投資」によって甘い汁を吸っていた人にとっては、困った状況が生じてくる。

「“金儲けしてやろう”という野心を持っている、金を借りてくれる貧乏人」の減少である。

投資する側の人間にとって、「豊富な金儲けのアイディアと、金儲けの野心・活力の二つを備えた人間」と、そして、そういう野心家に素直に付き従っている「メシを食うために必死で働く労働者」というもののセットは、「投資」して儲けるための絶好のネタである。

しんどい仕事は他人にさせて、「野心家」が「雇われ人」を遣って儲けが出た暁には、利子や配当を付けてがっぽり返してもらう。「金儲けしたい野心家」と「雇われ人(実質的には奴隷)」は、そのためのいいカモというわけだ。投資家は、「投資」という行為さえしていれば、自分は昼寝をしていてもらくらく金が儲かるわけである(投資先さえ誤らなければであるが…)。

時代が豊かになってきて、「必死で金儲けのためのアイディア出す起業家」と「必死で働く労働者」、つまり金儲けで眼をギラギラさせている人の数が減少すれば、金持ちは「金を貸しているだけで昼寝していても金儲けできる“ネタ”」というのを失って、困ったことになる。

それに加えて、消費者の視点から見て「モノはもう間に合っている」という気分の人が増え、モノが売れなくなってきて、「設備投資をしても必ずしも金が儲かるとは限らない」という状況も生じてくる。そして、設備投資ができる余裕のある企業でさえ、設備投資に金をまわすのを控え、「余剰資金をどう運用しようかなぁ・・・」などと考えるような状況になってくる。

さらに、一般大衆における富裕層の増大も、困った状況を後押しする。これら数が増えた一般の富裕層も、わざわざ自ら仕事をやって金を儲けるより、いやな仕事をやってくれる「活力のある貧乏人」に投資して自分は昼寝して金儲けできないもんだろうか、それが無理ならより儲かる可能性がある投資先はないのだろうか、と考え始めたのだ。

非常に単純に言うと、こういう金が、株や土地に集中することで「バブル」が起こったわけである。(そして、こういう資金が世界的に「金融商品」なるものに向かってハジけたのが、リーマンショックである。構造は全く同じである。)

投資の素人が持っているカネを掠め取るのに有効なエサは「期待感」である。

今回は、外国人投資家が、安倍政権への「期待感」(?)で日本の株を買い進めたことがきっかけで株価が上昇し、それを見て、日本人投資家が「乗り遅れては損」ということでその上昇を後押ししている。そして、大衆がいよいよ「これで安心して期待できるね」となった頃には、仕掛けた当人の投資家たちはさっさと売り抜けている…、といういつもの状況が演出されるだろう(もちろん、株価が下がるときにも儲ける手段を、彼らはしっかり持っているわけなので、暴落のプロセスでもしっかり儲けるけど…)。

ここにきて「TPP交渉への参加」も決まり、日本がまるごと搾取の対象になることが仮決定したわけで、いったいぜんたいどこに対して「期待感」とやらを持てというのだろうか。実体経済が浮上する可能性は構造的にほぼゼロである以上、政府が投入した資金は、投機商品に向かって一時的にバブルを引き起こし、それをエサに肥え太っている投資家の懐に雲散霧消していく、という末路をたどるしかない。

まあそれでも、「期待感」という名の幻想なくしては連中も商売ができんので、これからも御用経済学者やマスコミを使ってせっせと幻想を振りまくことになるとは思うが、そんなんに騙されるのはもうやめようよ。もう何十回となくおんなじウソで騙されてきたやんか…と言いたくなるのである。

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実は、この状況の、もう一つの最悪な抜け道がある。

人々を再び'70年代以前レベルの貧困状態に叩き込み、「食うために必死で働かざるを得ない奴隷」を復活させる、という手段である。

現政権は、どうも確信犯的にコレを狙ってるのではないか…とふと不安になったりするのである。(貧困を抱えた中国でさえコケているのだから、そもそもコレがうまくいくとは思えないが…)



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
街角景気☆JAPAN (あーあ)
2013-05-15 23:03:41
http://www.cnn.co.jp/business/35031270.html

こんなんまで出てきた…●ホや…
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