にほん民族解放戦線^o^

米帝→官邸→マスコミの洗脳による植民地状態からの脱却を考えてみるブログ♪主権を取り戻し、日本の未来を考えよう。

イラク戦争で自衛隊はこっそり大量の米兵を戦場に運んでいたが、今後はどうなる…

2014年07月24日 | 雅無乱日記

集団的自衛権が容認となり、こんなことはおおっぴらに行われるようになるだけでなく、自衛隊自身が前線に派兵されることになるのだろうか…

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2007年7月23日 中日朝刊

 航空自衛隊の輸送機が昨年七月三十一日、イラクのバグダッド空港に乗り入れて間もなく一年。輸送した多国籍軍兵士はほとんどが米兵で、六月までに一万人を突破していたことが、分かった。国連関係者の約十倍に上り「人道復興支援が中心」とする政府の説明と食い違う。派遣隊員らは「現実は米軍支援。それが日本防衛につながると信じ、命を懸けている。なぜ隠すのか」と説明責任を果たさない政府に不信感を抱く。イラクも拉致も「年金」にかすんだ参院選。国民に知らされず、問われもしないまま、遠くイラクの地で「日米一体化」が独り歩きを始めている。


 「米兵を運んでいることは、国民に説明できないほど、やましいことなのか」

 派遣隊員の一人が悔しそうにつぶやいた。

 小牧基地(愛知県)から派遣されているC130輸送機は、クウェートを拠点にバグダッドなどイラクに週四、五回運航。国連用は北部アルビルまで飛ぶ週一便で、その便にも経由地のバグダッドで米兵が乗降する。貨物室が米兵で“満席”の六十人に上る時も。「米兵のタクシー」(隊員)になっているのが実態だ。

 イラク特措法に基づく基本計画は「人道復興支援が中心」と明記しており、米軍の後方支援が主任務となっている現状は基本計画を逸脱している可能性が高い。それでも政府は「関係国が望んでいない」「隊員に危険が及ぶ」と兵員輸送の実数公表を拒み続けている。

 四月下旬。安倍晋三首相は国会で「多国籍軍は、インフラ整備など復興支援の活動にも取り組んでいる」と答弁し「人道復興支援」を強調した。空自関係者は「(輸送する)米兵がイラクで何をしているかは正直、分からない。(任務は)聞かないのが現場の常識であり、暗黙のルールだ」と言い切る。

 七月に入り、開戦以来の米兵の死者数は三千六百人を突破。死が日常化している戦場で「戦闘地域か非戦闘地域か」「戦闘員か非戦闘員か」の問いかけ自体が、現実を無視した「ナンセンスな議論だ」という。政府見解で「非戦闘地域」となっているバグダッド空港も、実態は戦場に近い。

 隊員の耳にも日々、確認情報が届く。「離陸前の待機中、機体のすぐ上を複数の迫撃砲弾が飛んだ」「飛行してきたばかりのルートを着陸直後、ミサイルが通過した」。いずれも数分の差で被弾していた可能性が高い。

 中堅の隊員は「飛ぶ日には必ず自室に遺書を置いていく隊員もいる」と明かす。

 「日の丸を背負っている以上、心の支えは国民の理解と支持しかない。だからこそ、ありのままを知ってほしい」

 政府の説明回避が、隊員たちの「覚悟」に暗い影を落としている。

 取材班・秦融、吉枝道生、木村靖

 【イラク特措法】 イラクに自衛隊を派遣する根拠法。2003年7月、時限立法(4年間)として成立。「非戦闘地域」での人道復興支援活動と、治安維持にあたる米軍などへの後方支援を行う「安全確保支援活動」がある。2年間延長を決めたさきの国会で、安倍首相は空輸150回(昨年7月末-3月末)の内訳を多国籍軍125回、国連25回と初めて公表。輸送人数は国連分(706人)のみ明らかにした。

 

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「充足発で活力再生」のヒント“キッズスキル”とは?【実践編】

2014年07月18日 | たけちゃん日記

職場でチーム活性化の手法として注目を集めている「リチーミング」。その基礎となっている「キッズスキル」という教育手法についてご紹介しているシリーズの後半は、前回の【基礎編】を受けて、【実践編】になります。


基礎編で見てきたように、キッズスキルは従来の大人→子供という一方的な序列原理に基づく教育・指導方法とは一線を画し、周りの人たちとの期待と応望による充足をベースとする共認原理に基づく教育手法と言えます。


※キッズスキルを広めるキッズスキルジャパンより。


キッズスキルの特徴は、
○子供に対する捉え方を、否定視⇒肯定視へ
○課題の捉え方を、個人課題⇒みんな課題へ
○結果として、子供たちの不可能視⇒実現思考へ
にありますが、日常会話におけるその具体事例を、人材派遣会社フジスタッフさんのワーキングマザー支援サイトff-womanのコラム「ママのためのキッズスキル」(以下、「同サイト」)からご紹介させていただきます。

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以下、同サイトのChapter2「宿題をやる気にさせるためのキッズスキル」からの引用です。


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小学校1年生のお母さまから、宿題をやる気にさせるのにキッズスキルを使いたい!と相談を受けました。(中略)


キッズスキルは、大人が「こうしなさい」と指示するのではなく、子ども本人に「このスキルを学びたい」と思わせることが大切です。ポイントは、本人がそのスキルを学ぶことの利点をしっかりと理解すること、そして本人がやりたいと思えることです。

そこで、お母さまは「宿題をすることによってどんな良いことがあるか一緒に考えよう」とキッズスキル会話を取り入れて、お子さまのワクワク感を高めようと試みました。

母 「今日も宿題が出たね。毎日書く練習大変だけれど、ひらがな書けたら、どんな良いことあるかな?」
子 「お手紙書ける」

 母 「きれいに書くと?」
子 「お友達が喜ぶ。嬉しい」
母 「お手紙出すために住所も書くね。汚い字だと?」
子 「郵便屋さんが読めない」
母 「どうなる?」
子 「お友達の家に届かない。困る」
母 「宿題のきれいな字をパパが見たら?」
子 「褒めてくれる」
母 「おじいちゃん、おばあちゃんは?」
子 「みんな褒めてくれる。偉いねって言ってくれる」
母 「どうやったら上手になる?」
子 「これ(見本)を真似する」
母 「何回書いたらいいかな?」
子 「たくさん」


この会話から、キッズスキルが始まりました。

毎日おやつの前に行うひらがなの練習がお子さまにとって、楽しい時間に変わりました。サポーターになったお母さまは、毎回プリントに花丸を付けたり、たくさん褒め言葉を掛けたりして、お子さまをサポートし、毎晩遅いお父さまも、夜中帰宅後プリントに言葉を添えるようにしました。朝起きて、なかなか会えないお父さんからのコメントが書かれているのを見ると、またモチベーションが高まります。

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なるほど、母と子が一緒になって実現イメージを丁寧に共認しているのがわかります。


そして、この母と子の会話は、例えば会社の新人指導、あるいは接客での言葉遣いや遅刻など悪い癖の治らない社員への指導にも十分に応用が可能ではないでしょうか。


ちなみに、同サイトではキッズスキル(全15ステップで構成)で絶対に押さえておくべきポイントを3つ挙げています。以下、同サイトからの抜粋引用です。


●ポイント1)問題⇒スキルに置き換える

キッズスキルでは、問題のある子は存在しないと考えます。子供の行動は、「スキル」を身につけていないためだと考える解決志向のアプローチです。(中略)ここでのポイントは、スキルは必ず肯定形で作るということ。「いけないことをやめる」のではなく「正しいことをする」ためのスキルと考えましょう。


●ポイント2)必ずサポーターをつける

一人の子どもの問題解決にたくさんの人が関係していくというステップがあります。子どもに誰にサポーターになってほしいか、どんなサポートをしてほしいかを聞き出し、それを自分の言葉で頼みにいくステップが含まれています。(中略)大人になってからも問題解決に物怖じすることなく取り組める力を養っているのです。


●ポイント3)お祝い会を開催する

お祝い会をセッティングするのには、子どものモチベーションを高めるという意図もありますが、もっと大切な意図が含まれています。お祝い会は、何かを成し遂げたら、それを支えてくれる人たちに感謝の気持ちを伝えるということを教える大切な場なのです。


これらの3ポイントはまさに①課題共認⇒②役割共認⇒③評価共認という「仕事がうまくいく条件」と一緒ですね。

では、これらのポイントを押さえつつ、もしキッズスキルを使って遅刻常習の社員の活力をアップさせる取組みをするとどうなるか?


遅刻癖の治らない仲間がいる前提で、その仲間や周りのみんなと一緒になって15ステップを実現していくための叩き台を作ってみました。15ステップの項目は、フィンランド式 キッズスキル―親子で楽しく問題解決! (ベン・ファーマン著・佐俣友佳子訳)の目次から項目抜粋。


         
問題:仲間の遅刻癖がなかなか治らない


01. 問題をスキルへ変換する:
寝る前に明日の期待されている課題とその充足イメージを膨らませる。

02. 学習するスキルを決める:
帰宅前に明日の課題リストと課題解決の幹だけをノートに箇条書き。3分程度。

03. スキルを学ぶことの利点を探る:
寝る前スッキリ、寝起きもスッキリ。周りも喜ぶ。お客さんも喜ぶ。

04. スキルに名前をつける:
幹リスト?∵木をイメージ

05. 味方になってくれるヒーローを選ぶ:
サポーター全員(顔写真つき)?

06. サポーターを募る:サポーターになってくれる人達を募りましょう。
部署メンバー、隣の部署メンバー

07. 自信をつける:
サポーターからの励ましの言葉の寄せ書き(≒社内ネットへの期待投稿集)

08. お祝いを企画する:
まずは1週間継続したら、報告を兼ねて食事会

09. スキルを明確にする:
遅刻克服のゴールまでの図解をつくる

10. 学んでいるスキルを公表する:
図解を社内ネットに投稿

11. スキルを練習する:
帰宅時に「幹リスト書きました」と一番近い席のサポーターに報告してから帰る。

12. リマインダーを作る:
パソコン上部に図解を貼っておく。報告なしで帰ろうとしていたら指摘してもらう。

13. お祝い会を開き、成功を祝福する:
サポーターのコアメンバーに、事前に「達成できたら、お祝い会をよろしく」と頼んでおく。

14. スキルをほかの人に伝える:
社内ネットで成功報告

15. 新しいスキルを決める:
次に克服したい課題を仲間との話から抽出。


こんな感じでしょうか??


★仕事を進める上で不可欠な「課題共認⇒役割共認⇒評価共認」をより実践レベルで言葉化しているのが、このキッズスキルやリチーミング。それは、まさに昔の序列に基づく教育・指導体制が無効となり、誰もが「子育てがわからない」「部下指導がわからない」今の時代だからこそ注目を集めているのでしょう。


尚、同サイトの実践編はまだ続くようなので、これからも応援したいですね☆

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人間関係構築の基礎、「キッズスキル」の紹介【基礎編】

2014年07月18日 | 雅無乱日記

~職場に充足・肯定視空間を創り出すのは喫緊の課題~


というエントリーで以前書いた通り、まずは職場に充足・肯定視の空間を創り出すことが、これからの時代にその企業が生き残れるかどうかの重要な要素となるのは、まず間違いない。

では、その充足空間、肯定視の空間を職場に創り出すのはどうしたらいいのか?

この参考になる一つの手法が、『共同体:類グループの挑戦』というブログの2010年11月13日の記事、『世界が注目!フィンランド式チーム活性化プログラム「リチーミング」』で紹介されている「リチーミング」である。

「リチーミング」とは、フィンランドの精神科医ベン・ファーマン氏と社会心理学者のタパニ・アホラ氏の二人によって、1990年代前半に開発された問題解決・チーム再構築のためのプログラムのこと。

当初は問題を抱えた子どもたちを対象にした「キッズスキル」として開発・導入が進められた。しかし、次第に大人にも応用できることがわかってきて、企業組織の再活性化に利用できるようにしたものがリチーミングである。

 ということなので、このエントリーでは、「リチーミング」の理論的基礎となっている「キッズスキル」について考えてみたい。

「ガキ相手のノウハウやろ?」とばかにするなかれ。

ここには、人間関係構築の基礎となる気付きがいっぱい詰まっている。

「キッズスキル」の生みの親あるベン・ファーマン氏の書籍を日本語訳し日本に紹介した第一人者の佐俣友佳子氏のコラムのページ(下)を参考に、つまみ喰いしながら追っかけていってみたい。


“ママのためのキッズスキル”


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では、<チャプター1>


まずは、フィンランドの社会の特徴から。

フィンランドでは、共稼ぎの家庭が約9割。女性たちは仕事をもちながら育児も行うのが一般的です。7歳以下の子どもを持つ女性でも4分の3がフルタイムで労働に参加しているそうです。

フィンランドの離婚率の平均は50%らしい

いろいろ問題も多そうである。

しかし、なぜかOECDが行っている学習到達度調査では、常に高い位置につけており、学力低下が騒がれている日本では、フィンランドのやり方を学ぼうという動きが強まっている。

参照:http://www.asahi.com/edu/nie/kiji/kiji/TKY200502250173.html(asahi.com)


さて、そのフィンランド式の代表選手「キッズスキル」の本質とは何だろうか。

やってはいけないことを否定形で禁じるのではなく、子どもにどうしてほしいのかを肯定形で伝えるわけです。

たとえば、授業中おしゃべりをしてしまう子には、「おしゃべりをしない」と注意するのではなく「先生やお友達の話をじっくり聞きましょう」「話したいときは、手を挙げてから話しましょう」と肯定形で声がけをし、子どもと話し合いながら解決に向けて進んでいきます。

問題に焦点をあてず解決のために必要なものに焦点を当て、子どもが自ら主体的に動いて問題解決できるように、周りの人達が皆で協力して子どもの可能性を引き出していくというのが、このプログラムの特徴です。

子どもの好ましくない行動に目くじらを立てて注意ばかりしていると、する側もされる側も疲れてしまいます。ですから、否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換えるように意識してみましょう。それだけでも気分に変化が起きてきます。

具体的には、子どもに注意したくなったら、まず深呼吸してみましょう。そして、口に出そうとしているのと同じ内容を伝えられる肯定的な表現を考えてみるのです。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、この作業を意識的に繰り返しているうちに、自然に肯定的な注意ができるようになります。

なるほど~

こういうスタンスで臨めば、イライラも低減し、子供といい関係ができてきそう。

幼児虐待とか無くなりそう…


<チャプター2>より

悪循環を絶つためには、うまくできない自分のことはひとまず脇に置いて、自分はどうなりたいのかという理想像を思い描きましょう。そして、そのためにまず何をすればよいのかを前向きに考えます。子ども同様、自分に対しても否定的なメッセージの代わりに肯定的なメッセージを送る癖を付けるのです。

 ここで大事なのは、決して一足飛びに理想的な自分になろうとはしないこと。無理なく実行できる小さな改善を心掛けてください。

そして、それが自然にできるようになったら、ほんの少しだけハードルの高い目標にしてみる。この小さな改善の積み重ねこそが、笑顔で子育てをしている自分への最短ルートなのです。

自己否定もせず、あくまで自分自身も肯定的に捉えるわけか。

たしかに自己否定ばっかりしている人が他人を肯定的に見れるはずがない。

「自分はダメだ」という自己否定が自己攻撃にまで発展して精神を病み、まったく成果を出せない…というパターンは仕事場面ではよくあることである。

こういう否定思考のループから抜け出すには、上の捉え方は参考になる。

 

<チャプター3>より

スキルを見つけるときは、まず問題がおきやすい状況を観察し、話し合い、身に付けるスキルを決めるプロセスが大切です。

また、スキル学習を助けるサポーターの存在も重要です。問題にぶつかったとき、独りで解決しなくてはいけないと思うと気持ちが暗くなりますが、助けてくれる家族や友達がいると思うと前向きに取り組めます。

そしてその人たちの協力で解決できたなら、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。誰かに助けてもらい、相手に感謝する喜びが実感できると、問題にぶつかることが怖くなくなります。

 

個人を対象にしていくら分析しても、実際その個人の力だけで現状を打開することは困難なことが多い。

周りと協力関係・充足関係を結びながら、見守られながら、問題行動があればそれを改善していく…というのは実に理にかなっている。

人間は、集団動物、共認動物なのだから。



<チャプター5>

相手が困っていること、問題を話してきたら、「その代わりにどうしたい?」「その問題がなくなったら、何をしたいの?」など、理想の状態を掘り下げましょう。理想の状態が明確になればなるほど、ご本人の理想を達成したいというモチベーションも高くなります。(中略)

第1回目でもご紹介した解決志向に基づいた肯定的な声がけ、そして第2回目でご紹介した問題が起きた時に理想の状態を描くという部分は、日々の生活の中で心掛けていくだけで、自分も周りも変化する、魔法のような影響力を持っています。

本人以外の人間が「こうさせたい!」というのを強要するのではなく、本人自身が「こうしたい!」ということをみんなの協力を得て実現する。

これが、最も現実に成果の高い方法ということ…。そりゃそうだ。

「勉強しなさい!」と10万回繰り返しても何の効果もない…なんて嘆いている母親がいかに多いことか。そもそもかかわり方の根本が間違っているのである。

<チャプター6>

フィンランドには「一人の子どもを育てるには、村人全員が参加する必要がある」という古くからの言葉があり、実際のスクールカウンセリングの現場でも、子どもに関わる大人や子ども全員で協力することを大切にしていて、そうした方法を「ヴィレッジアプローチ」と呼ぶそうです。

 このヴィレッジアプローチは、今の日本の子育てにも必要ではないでしょうか。(中略)

関係者全員で協力して子どもを育てていこうという姿勢。それが、日本の子育てを明るいものにするカギだと思っています。キッズスキルは一人で取り組まず、なるべく多くの人と一緒に取り組むものだということを念頭において、ぜひ活用してください。

何か問題が解決できたら(スキルが身についたら)、みんなでお祝いする場を設けるのがコツだそうだ。

なるほど、独りでは無理でもこれを励みにがんばれる気がする。

 

…こうして見てきたわけだが、考え方の基本は納得できるものばかりである。

相談相手がいなくて孤独…ゆえに不安で、それがつのってイライラに…。そして言う事をきかない子供に否定的な感情をぶつけて、それを「しつけだ」などと正当化している親も多い気がする。

それで、あなた自身は充足しますか?

それよりは、この『キッズスキル』を実践する方がよっぽどいい。



さて、これをどのように具体的な場面で実践していくのか…というのは


“ママのためのキッズスキル”【実践編】

を参照のこと。 どんなシチュエーションでどんな言葉をかけているのか、現実に使えるやりとりも載っている。

「人の心に火を点ける」(『虚数の情緒~中学生からの全方位独学法』吉田武 著)より

2014年07月08日 | 雅無乱日記

2000年に執筆された『虚数の情緒~中学生からの全方位独学法』 吉田武 著 という書籍。

友人に紹介されて購入したが、独学で分野を超えて体系的に勉強できる、すごい内容である。総ページ数はなんと1001ページ。

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巻頭言から抜粋して紹介したい。

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【巻頭言】

さあ諸君勉強を始めよう勉強を。数学に限らず凡そ勉強なんてものは、何だって辛く厳しい修行である。しかし、それを乗り越えたとき、自分でも驚く程の充実感と、学問そのものへの興味が沸いてくる。昔から、楽して得られるものなんて、詰まらないものに決まっている。怠けを誘うあまい言葉は、諸君に一人前になって貰いたくない、という嫉妬である。思い切り苦労して、一生懸命努力して、すばらしいものを身につけようではないか。(中略)

二十一世紀の我が国は、嘗て無かった未曾有の混乱状態になるだろう。それは、何事に関しても、頼りになる大人が全く居なくなる、という諸君にとっては誠に情けない状態である。それぞれ立派な格好で、立派な事をいうかもしれないが、当てにはできない。(中略)

政治家、官僚、経営者、聖職者、評論家、弁護士、そして学者と、一般に社会的な地位を持っている、といわれている人たちの、余りにも深みの無い貧相な顔立ちと、優柔不断な態度を見れば、それは自ずと明らかであろう。(中略)

この意味で、本書はあきらめに満ちている。そして、同時に突然変異への期待にも満ちているのである。すでに崩れ去ってしまった世代から、何を言う権利も無いのかも知れないが、諸君が周りの環境や流言飛語に惑わされず、独立独歩の精神で新たな道を切り拓いてくれることを心から祈っている。

その為には考えねばならない。自分の頭で、他人の干渉を許さない絶対の意思の下で、それには基礎的な数学の訓練を受けておく必要がある。(中略)

世の中が如何に変化しようと、青少年が一個の独立した人間として社会に出ていくためには「読み書き算盤」が最低の必要条件である。これは五千年の大昔から変わらない。正に時間と場所を越えた人類普遍の真理である。この意味で、数学と国語の教師は他の科目の教師と異なる非常に特殊な立場にあるといえよう。責任の重さが違うのである。(中略)

著者は、現在の日本型教育の最大の問題点は「教え過ぎ」の一言に集約されると考えている。

十分な理解を得る暇もなく、次から次へと大量の法則、公式、事例など、これでもかと流し込んでいく。その結果は、大きく二通りに分かれる。

流し込み、詰め込みに成功した者たちは、大学受験までは良い結果を残し、恰も人生の成功者のごとく振る舞えるが、反面、幅の広い考え方を学ぶ機会を逸する場合が多く、伸び悩むものが多い。

一方、失敗した場合には、大きな挫折感とともに「知的下痢状態」とでもいうべき虚脱感に襲われ、その後一切の知的活動を受け付けなくなるものも居る。どちらにしても日本の将来にとって望ましい状態ではない。

とくに、問題なのはその低年齢化である。学ぶ内容によって、それを学ぶに「適切な年齢」というものがある。これを全く無視し、興味の持てない事柄を、暗記力を頼りに形式的に学習させていくと、真に美しい事、不思議なことを感じ取れる適切な年齢になる前に、感受性がマヒしてしまう。これでは、学問は、無感動な若者を大量に世に送り出すだけの遺物になってしまう。

教育に携わる者にとって、最も重要な行為は、「人の心に火を点ける」ことである。一旦、魂に「点火」すれば、後は止めても止まらない。自発的にその面白さの虜になって、途を極めていくだろう。それでは、どうすれば点火するのか、点火装置は何処にあるのか、それは「驚き」の中にある。(中略)

実際、我々はそんなに多くの知識を蓄える必要があるのだろうか。そこで、著者は、一つのことをじっくりと学んでいると、“知らず知らずの中に”色々な知識が増えたり、それまでは全く興味の湧かなかった分野に親近感を持てたりするような、科目の枠を超えた著作はないものか、と考えた。

中学生から読めて、かといって、決してごまかしたり、やすきに逃げたりせず、人間の知の全体を一望し得る著作は無いものか。これから、学問を学び、スポーツを愛し、人生を楽しむ為に必要となるさまざまな事柄を、綺麗ごとで終らせずに真剣に語り、読者と一緒になって考え、読後には何かしらの目標と呼べるものが見つかったり、或いは「志」と呼ぶに相応しい熱い感情が全身に漲ってくる、そんな著作はないものか。このような大それたことを考えながら、本書の執筆は始められた。

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 書いてあることがいちいちもっともで、うなずきながら読んでしまった。

 本当に中学の時にこの本に出会っていればよかったなあ。

 まだ遅くはない人、ぜひ入手して読んでみては?

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※画像は、ココから借りました。

※ここも読んでみて^^;)

 → 松岡正剛の千夜千冊 1005夜